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2021年12月28日 (火)

2021年に創立100周年を迎えた小樽都通り商店街の歴史について

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今年(2021年)、小樽市民には買い物でお馴染みのアーケードの都通り商店街創立100周年だったんですよね。もちろん、創立100周年記念として色々とイベントも開催されました。

せっかくなので、この機会にこのブログでも、都通りの歴史について書き留めておこうと思います。

都通りといえば、全長約300mのアーケードのある、小樽の中心部の商店街で、小樽市民が口にする“街に出る”といえば、主にこの辺りのことを指しているのではないでしょうか。

小樽都通り商店街の歴史

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明治28年(1895年)に、今の都通り商店街にあたる通りに電灯が初めて点ったそうです。
※通りに映画館の「電気館」(大正3年開業)ができ、通りは「電気館通り」と呼ばれるようになります。

大正10年(1921年)稲穂電気館通り町内会(稲電会)創立。ここから100年ということですね。

昭和6年(1931年)懸賞金付き公募にて通りの名前が「都通り」となります。

昭和39年(1964年)都通り商店街振興組合が発足。

昭和41年(1966年)札幌の狸小路に次いで、道内2番目の古さとなるアーケードが完成します。

平成5年(1993年)アーケード・リニューアル

平成14年(2002年)新アーケード・オープン


昭和の賑わいを経て、最盛期には80以上の店舗が軒を連ねたそうですが、現在は空き店舗も目立ち、やや寂しい印象は拭えません。とはいえ、今もなお、小樽の中心街であることは間違いないですよね。

※参照
・小冊子「歴史の街 小樽 都通り百年物語」
・小冊子「小樽中心商店街の歴史逸話
・2021年1月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・梁川商店街振興組合公式ガイドブック

小樽都通り商店街と榎本武揚

都通りを歩いていて目にするのが、垂れ幕にもなっている「榎本武揚」の名前です。

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榎本武揚は、まだ未開の地だった今の稲穂と富岡地区一帯を購入し、北辰社という会社を設立して市街地開発を進めていったそうです(都通りの先の梁川通りは、榎本武揚の雅号の梁川(りょうせん)に由来してます)。

そのこともあって、都通りではゆかりの地として、2002年の新アーケード完成以来、榎本武揚をシンボルとして商店街の活性化を進めているとのことです。

※参考
・2021年1月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
【月刊小樽自身2021年12月号】 クローズアップ地域 都通り商店街 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※関連記事:小樽ゆかりの榎本武揚〜龍宮神社と梁川通りとあやかり武揚さん

小樽都通り商店街創立100周年記念ロゴマーク

チラシや垂れ幕などで目にする、こちらは小樽都通り商店街創立100周年の記念のロゴマークです。

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ツイッターと店舗での投票を経て、夏に決まって、あちこちで使用されていますね。

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※その時の 商店街のツイートがこちら。


おわりに

冬のこの時期、都通りはアーケードなのに、あちこちから雪が吹き込んで、道路が真っ白になるんですよね。けど、これもまた愛すべき地元の商店街です。

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ということで、今年(2021年)創立100周年を迎えた小樽都通り商店街の、その歴史について書き止めてみました。

今回は、個別のお店については書いてませんが、老舗のお店からアニメやサンドイッチの専門店などなど、楽しそうで面白そうで美味しそうなお店がたくさんあります。

改めて、アーケード内をゆっくりと歩いてみるのもいいかもしれませんね。

小樽都通り商店街HP 【公式】
※Twitter:小樽都通り商店街(@miyakodori2138)
※Instagram:小樽都通り商店街(@miyakodori2138)
小樽都通りチャンネル - YouTube

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小樽の通り」カテゴリの記事

コメント

寒いですね。
30年近く前にはアーケードの屋根の雪下ろしが定期的にありました。
各店舗から1人出て屋根に上がり下ろすんです。
当時は若い販売員さん達が沢山居たので雪下ろしでさえ賑わっていました。
主人は若いってだけで借り出しれていましたよ(笑)
夏には各店舗がアーケードにワゴン出して活気ありましたね。
懐かしい思い出の一つです。

投稿: 桃 | 2021年12月28日 (火) 21時34分

桃さん、こんばんは。
いや〜、本当に寒いですね。
アーケードの屋根の雪下ろし、30年近く前は定期的にあったんですね。
各店舗から1人出て屋根に上っておろすんですね。
ご主人も借り出されてましたか!!
確かに、なんだか雪下ろしも賑やかそうですね。
当時は通りは本当に賑わっていて、混雑してましたものね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年12月29日 (水) 18時22分

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