« 泊まれるビアバー「OTARU TAP ROOM」(初参加)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) | トップページ | 豊川町の木工房cafe「Tomo’s carving」(トモズカービング)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) »

2021年10月22日 (金)

現存する道内最古の銭湯とも言われる「小町湯」が10月24日(日)をもって閉店

Otaru_20211019-142727

とても衝撃的で、残念なニュースがありました。

信香町にある銭湯の小町湯が、2021年10月24日(日)をもって閉店するとのことです。

施設の老朽化が進み、営業継続が困難となったとのことです。

(閉店を知らせる張り紙)
Otaru_20211021-191138

定休日の関係で、このブログ記事を書いている時点で、残りの営業は残すところ、土日のみとなっています。営業時間は11:00〜21:00です。

Otaru_20211019-142742

Otaru_20211019-142821

レンガ造りの煙突や建物自体も印象的な小町湯ですが、その歴史ついては記述がいくつかあって、明治15年(1882年)には、すでに銭湯として開業していたようで(現在の経営者の家族が譲り受けたのが明治33年、という記述もありました)、現存する銭湯では小樽はもちろん、道内最古とも言われています。

Otaru_20211019-142720
(正式には小町湯温泉というのかな)

その小町湯の閉店ということで、この話題を真っ先に大きく取り上げたのが、小樽市総合博物館のSNSアカウントだったのですが、“衝撃的な情報”という表現で小町湯の閉店についてを伝えていて、このことでも、ことの重大性がうかがわれます。

かつては銭湯がたくさんあった小樽は、近年、閉店が続いていて、また一つ、銭湯の火が消えるという、とても寂しい話題でありますが、小町湯に関しては、それに加えて、小樽の街に残る歴史・文化の喪失といっても決して大袈裟でない側面があるのも事実ですね。

Otaru_20211019-142835

小町湯の閉店により、小樽の銭湯は残り5軒となってしまいました。
朝日湯(緑2丁目)
柳川湯(穂3丁目)
中央湯(奥沢3丁目)
神仏湯温泉(住ノ江1丁目)
大正湯温泉(花園4丁目)
※参照:北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 ≫ 銭湯検索 ≫ 地域で探す ≫ 小樽市

銭湯を応援するには、やっぱり銭湯を利用するのが一番ですよね。なかなか行く機会がないのですが、そうとは言わずに、今後は銭湯を利用するようにしようかな。

Otaru_20211019-142748

Otaru_20211021-194448

Otaru_20211021-194446

※以下は小樽市総合博物館のFacebookページより。

※参考:朝日新聞デジタル:■湯めぐり編 小町湯温泉 - 北海道 - 地域

【関連記事】
気になる建物/レンガ造りの煙突が目に止まる銭湯「小町湯」の建物と三〼(さんます)河本そば屋の話

※閉店した銭湯の関連記事。
錦町の銭湯「玉の湯」が閉店してます
えっ!?入船町の銭湯「南湯温泉」って廃業したの!?
9月末で閉店した銭湯「京の湯」の建物はすでに解体されてました
入船町の銭湯「京の湯」が9月末をめどに閉店・廃業【情報提供】
錦町の銭湯「富士の湯温泉」が閉まっているというので見に行ってきました
廃業している入船町の銭湯・三富湯の建物
小樽の銭湯「潮ノ湯」が平成27年3月16日をもって廃業
閉店していた銭湯「瀧の湯温泉」の建物が解体されていました
銭湯「瀧の湯温泉」が閉店
花園銀座商店街の廃業した銭湯「だるま湯」の建物内を見学されてもらいました
石山町にあった銭湯・旧「日の出湯」の建物が解体されてます
「日の出湯」の建物が変わらず趣があって目に止まります
再び相生町の踏切にて、銭湯の旧山田湯を確認

スポンサーリンク

|

« 泊まれるビアバー「OTARU TAP ROOM」(初参加)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) | トップページ | 豊川町の木工房cafe「Tomo’s carving」(トモズカービング)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) »

閉店した店・閉館した施設」カテゴリの記事

コメント

まったくもって残念です。小樽の銭湯の中でも一番好きな場所だったので。とはいっても入ったのは5回ほどでしょうか。開拓の村にあるそば店「三ます」のそばにでも移築できたらいいのだけれど開拓の村も資金難だしむりだろうなぁ。天井の意匠や下足箱、番台など保存の価値は大きいと思うのですが…。時代の流れとは言え銭湯文化が消えゆくのは寂しい限りです。

投稿: ままお | 2021年10月23日 (土) 08時11分

ままおさん、こんばんは。
ついに、小町湯も閉店となってしまいます。
銭湯好きのままおさんにとっても、これは本当に残念ですよね。
せめて、この建物だけでもなんとか…、と、やはり思ってしまいます。
ここまで急激に、小樽から銭湯文化の火が消えてゆくのは、寂しく、そして心配になります。

投稿: 小梅太郎 | 2021年10月24日 (日) 01時56分

小梅太郎さま

小樽といえば銭湯が多い街でしたが、現存する銭湯がこんなに減少していたとは知りませんでした。銭湯独特の建物は貴重です。小町湯さんはその中でも存在感が大きいので、残す方向で進んでくれることを願っております。

自宅のお風呂とは違う昔ながらの銭湯は大好きで、通っていた銭湯が2件営業中なのは嬉しいです、

投稿: know the moon | 2021年10月24日 (日) 09時10分

know the moonさん、こんばんは。
そうなんですよね。小樽は銭湯の街でもあったのですが、すっかり減ってしまい、今や小樽の銭湯は残り5軒となってしまいました。
中でも小町湯は、その歴史といい、その建物といい、本当に存在感が際立っていましたね。
know the moonさんは銭湯をよく行かれていたのですね!!
残る銭湯には、長く営業してもらいたいですね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年10月25日 (月) 01時40分

こんにちは 一度行った事がありお湯の温度が高めでヨレヨレになって帰って来た記憶があります。小樽の銭湯の中では一番温度が高かった気がします。何か残念ですね

投稿: あゆ | 2021年10月28日 (木) 13時49分

あゆさん、こんばんは。
確かに、ここはお湯がかなり熱いと、よく耳にします。
小樽の銭湯の中で一番でしたか!!それもまた、人気だったのでしょうね。
やっぱり、小町湯の閉店は残念ですね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年10月29日 (金) 03時23分

25年以上前ですが、小町湯さんの近くに祖母が住んでおり行った際には小町湯さんに何度もいきました。お湯がとても熱かったのをおぼえています。湯舟も少し深い。毎回覚悟を決めて湯舟に浸かってました。でも気持ち良かったです。思い出が色々ある小町湯さんの閉店残念です。ありがとうございました。

投稿: たるこ | 2021年12月12日 (日) 00時25分

たるこさん、こんばんは。
小町湯には、何度も行かれていたのですね!
私は最初で最後でしたが、閉店間際に行くことができ、とてもいい湯でした。
確かに、お湯が熱くて、湯舟が深かったです。
思い出のある小町湯の閉店は残念ですが、その情報をお伝えできてよかったです。

投稿: 小梅太郎 | 2021年12月13日 (月) 00時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 泊まれるビアバー「OTARU TAP ROOM」(初参加)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) | トップページ | 豊川町の木工房cafe「Tomo’s carving」(トモズカービング)の「おたるBook Art Week 2021」(10月24日まで) »