北運河市民セミナー「小樽の宝 五百羅漢を紐解く」に参加してきました(10月3日開催)
北運河市民セミナー「小樽の宝 五百羅漢を紐解く」に参加してきました。主催は小樽北運河の会です。
場所は小樽港湾センター3階会議室で、10月3日(日)13:30〜15:00に開催されました。
参加は無料でしたが、事前申し込みが必要でした。定員50名の室内は、ほぼ満席でしたよ。
潮見台の高台の宗圓寺に安置されている、江戸時代の松前文化を伝える木像群「木造五百羅漢像」は、道指定有形文化財にもなっている貴重なものです。
全部で515体とのことですが、江戸中期から末期のものが中心で、古いものは室町時代終わり頃の作品もあるとのことなんですよね。
私も何度か見に行ったのですが、一体一体の表情や仕草がとても豊かで、見入ってしまいます(撮影禁止だったため、写真はありません)。
今回のセミナー「小樽の宝 五百羅漢を紐解く」では、
・宗圓寺住職 荻野徹嚴氏による「五百羅漢の成り立ち」
・小樽市総合博物館元館長 土屋周三氏による「羅漢さんが来た頃の小樽・手宮」
・小樽商科大学グローカル戦略推進センター学術研究員博士 高野宏康氏による「宗圓寺・五百羅漢の保存と活用」
という内容で講演があり、背景となる歴史や、修復・保存の苦労、そして、その活用についてなど、より深く知ることができ、さらに興味が深まりました。
五百羅漢像は、もともとかなり傷みが激しかったそうですが、その修復に取り組んだ苦労話なども、住職から直接聞くことができました。
ただ、コロナ禍で拝観が停止になってたり、管理の都合にもより、現在は拝観がなかなか自由にできない状況とのことで(基本は4月〜10月の毎1日、15日(午前9時〜午後5時)とのこと)、この貴重な文化財を多くの方が拝観できるようになるといいですね。
※木造五百羅漢像(pdf)(小樽市P内より)
※小樽市の文化財 | 小樽市
※参考:北運河セミナー「小樽の宝 五百羅漢を紐解く」(小樽ジャーナル)
【関連記事】
・宗圓寺の木造五百羅漢像は北海道指定有形文化財(撮影禁止のため写真はありません)
・潮見台の宗円寺には北海道指定有形文化財の「木造五百羅漢像」が安置〜撮影禁止のため写真はありません
・宗円寺〜五百羅漢像は見られませんでした
※宗圓寺に向かう潮見台の急な坂道は、「五百羅漢の坂」と呼ばれていますね。
・潮見台の急な坂道「五百羅漢の坂」を上る
・五百羅漢の坂
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