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2021年9月

2021年9月30日 (木)

夕日に染まるオタモイ海岸を眺めてきました

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先日、夕日に染まるオタモイ海岸を眺めてきました。

現在、オタモイ海岸には下りることはできないので、駐車場から眺めることになります。

(2021年9月21日17:20頃撮影)
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いや〜、とても静かで、とても綺麗でしたよ。

(これが17:22頃)
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(これが17:23頃)
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オタモイ海岸といえば、昭和初期に道内有数の観光施設として人気があったという「オタモイ遊園地」があったことでも知られていますが、代表的な施設で、断崖絶壁に建つ姿が印象的な料亭「龍宮閣」が昭和27年に焼失し、その後、遊園地は閉鎖し、この地にそのような遊園地があったというのは、まるで幻だったかのようにさえ思えるものとなっていました。

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ただ、かつて龍宮閣などがあった場所を通る遊歩道は整備されていて、その後も、美しいオタモイ海岸を断崖絶壁から眺めることがきたんですよね。

しかし、その断崖沿いの遊歩道も落石が相次いで、2006年から閉鎖されて、現在も立ち入り禁止になっています。

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そこに、今年2月に「オタモイ遊園地」跡の再開発について、小樽商工会議所がその可能性について検討しているというニュースがあり、先日9月21日には、初の現地視察が行われたというニュースもありました。
※関連記事:ニュースより/「オタモイ遊園地」跡の再開発の可能性を検討する小樽商工会議所が初の現地視察

この美しいオタモイ海岸をまた近くで、そして、断崖沿いの遊歩道から眺められるようになるといいですね。

そうそう、オタモイ海岸の駐車場には、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」が設置されています。

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このフォトフレームは、ここオタモイ海岸の駐車場など、市内の眺望地点5か所にそれぞれ違うデザインで設置されています。
SNS映えスポット「Otaru Photo Frame」が誕生しました。 | 小樽市

ということで、今回は夕方に行って、夕日の沈むオタモイ海岸の眺めでしたが、そのため海岸の様子ははっきりと見えなかったので、次は日中に訪れてみたいですね。

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八区八景 オタモイ・赤岩地区 | 小樽市
オタモイ海岸オタモイ地蔵尊までの遊歩道の立入禁止について | 小樽市

【関連記事】
※再開発関連の記事
ニュースより/「オタモイ遊園地」跡の再開発の可能性を検討する小樽商工会議所が初の現地視察
ニュースより/オタモイ遊園地跡の再開発を小樽商工会議所が検討中〜ニトリの寄付を受けて調査へ
※オタモイ海岸関連の記事
小樽図書館で「図書館の図鑑」第2巻「オタモイ遊園地」開催中!!(8月26日まで)【追記:8月14日で終了しました】
昭和初期のオタモイ遊園地の映像が小樽市総合博物館運河館で公開
観光船のオタモイ航路で祝津、赤岩、オタモイの絶景を見てきました
※その他のオタモイ地区の記事
オタモイ入口から町内へと入っていくバス通り沿いの様子〜市道「オタモイ通線」を歩く
オタモイ1丁目から幸4丁目へと上る勾配13%の坂道

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2021年9月29日 (水)

ニュースより/2018年春に閉校した旧天神小学校に小樽市が清掃事業所と職業訓練センターを移転の方針

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近年、学校再編が進んできた小樽市では、閉校になった学校がいくつかあり、その後、校舎がどうなるのかというのは、卒業生などの関係者はもちろん、市民も気になるところだと思います。

解体になったり、他の施設に流用になったり、未定のまま未使用状態が続いている校舎もあります。

そんな中、2021年9月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、2018年春に閉校した旧天神小学校の建物の利用についてのニュースが掲載されていました。

ニュースによると、小樽市は旧天神小学校の建物に、市の清掃事業所と事業内職業訓練センターを移転させる方針を示したということで、移転は2023年度を予定しているとのことです。

現在、市の清掃事業所は天神2丁目にあるのですが、その場所は、北海道新幹線の札幌延伸に伴って、2030年度に開業予定の新駅の整備計画区域にあたるために、移転が必要なんですね。

そして、事業内職業訓練センターの移転につていは、現在入っている旧堺小学校(東雲町)の校舎が老朽化しているためだそうです(となると、旧堺小学校の今後も気になるところです。建物は1962年建築とのことです)。

まだ、正式決定ではなく、11月の天神地区の住民に対する説明会を行い、12月に決定する見通しで、2022年度には旧天神小学校の校舎改修を行う予定とのことです。

※参考
小樽市立小中学校の規模・配置の適正化について | 小樽市
清掃事業所 | 小樽市
学校の跡利用について | 小樽市

【関連記事】
ニュースより/天神小学校の閉校式が2月17日(土)に開催されました

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2021年9月28日 (火)

天狗山山頂の第1展望台に設置されている撮影用「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」

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小樽の天狗山といえば、眼下に広がる小樽の街と港の眺めが人気のスポットですよね。

その天狗山山頂のロープウエイ乗り場横の第1展望台に、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」が設置されています。

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この「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」は、現在のところ市内5か所にそれぞれ違うデザインで設置されていて、天狗山山頂には今シーズンから登場しています。

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フレームには虹が描かれていますが、どう撮るのがいいのかな?

(ロープウエイを入れるのがいいかな)
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(虹の上に天狗さんも描かれてます)

訪れた日は天気が良かったので、多くの方が天狗山山頂を訪れていて、みなさん次から次へとこのフォトフレームで記念撮影をしていました。

(2021年9月20日撮影)
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フォトフレーム(Otaru Photo Frame)が設置されているのは、ここ天狗山山頂のほか、毛無山展望所、旭展望台、祝津パノラマ展望台、オタモイ海岸(駐車場)となっています。
SNS映えスポット「Otaru Photo Frame」が誕生しました。 | 小樽市

【公式】小樽天狗山ロープウェイ/スキー場|北海道三大夜景

※関連ニュース
「UNIdesign」開業5周年 「デザイン」の力で企業や地域に貢献 - 小樽経済新聞
月刊小樽自身 2021年6月号 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※参考
【公式】小樽天狗山ロープウェイ(平日限定 小樽市民ロープウエイ運賃割引実施中!)
ビューポイント | 小樽市

【関連記事】
9月連休の晴れた日の天狗山山頂から
天狗山山頂の散策路(山頂森林浴コース)に木について詳しく見ることができるQRコード付きの樹名板が設置されてます

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2021年9月27日 (月)

天狗山山頂の散策路(山頂森林浴コース)に木について詳しく見ることができるQRコード付きの樹名板が設置されてます

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天狗山山頂には、山頂の木々に中に入って行く散策路山頂森林浴コース)があるのですが、そこにQRコード付きの樹名板が設置されているそうです。

樹名板に設置されているQRコードをスマホで読み取ると、その木について詳しく見ることができるというもので、設置は5月中旬とのこと。現在のところ、1周約1.6kmのコースに生えている、計16種18本の木に取り付けられているそうです。
※参照ニュース:2021年9月16日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

先日、天狗山に行った際に、山頂森林浴コースは歩かなかったのですが、満天ステージのある第3展望台の近くに、そのQRコード付きの樹名板がありました。

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ちなみに、ここでは一見、全部同じ白樺に見える木が、実は違いがあって3種類あるということで、それぞれ3つのQRコードが設置されています。

で、その違いについて、QRコードを読み取って詳しく知ることができます。

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(あっ、この写真からも読み込めちゃいますね)

その3つとは、シラカバ、タケカンバ、ウダイカンバなのですが、詳しくは天狗山山頂に行った際に、ぜひ、QRコードを読み取って、確認してみてください。

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山頂森林浴コースは、ロープウエイ乗り場の建物前から、奥の第3展望台へと歩き、そこから木々の中に入って行ってぐるりと回って、天狗山スライダーの横を通って、もとの場所に戻ってくるという1周約30分(約1.6km)ほどのコースとなっています。

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で、そのコースの途中途中に、QRコード付きの樹名板が設置されている、というわけですね。
※参照:山頂森林浴コースマップ(天狗山のサイト内)
※上の白樺についてのQRコードは、木々の中を歩いて行かなくても、第3展望台近くで見ることができます。

(こちらが第3展望台とその手前の東屋)
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って、私も山頂森林浴コースはだいぶ前に歩いたきりなので、今度歩いてこようかな。

【公式】小樽天狗山ロープウェイ/スキー場|北海道三大夜景

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2021年9月26日 (日)

9月の晴れた日の祝津パノラマ展望台から

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先日の天気の良い日に、祝津パノラマ展望台に行ってきました。

手前は、おたる水族館の海獣公園、そして、高島岬の日和山灯台と小樽市鰊御殿と、この風景はお馴染みですよね。

やっぱり祝津の海は綺麗です。

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ここは、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に位置するんですよね。

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祝津パノラマ展望台の看板は、旭展望台と毛無山展望所の看板と共に、2020年11月に立て替えられてます(※参照:広報おたる令和3年7月号pdf)。

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左側に視線を移して、正面に見えるのは「トド岩」ですね。

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さらに左側には、高台に建つホテル「ノイシュロス小樽」が見え、そこから続く赤岩方面の断崖絶壁と日本海の眺めは、とても迫力があります。

(あっ、思いっきり逆光…)
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ここは、海に沈む夕日がカメラマンにも人気のスポットでもあるんですよね。

そうそう、こちら側には、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」が設置されています。

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このフォトフレームは、ここ祝津パノラマ展望台など、市内の眺望地点5か所にそれぞれ違うデザインで設置されています。
SNS映えスポット「Otaru Photo Frame」が誕生しました。 | 小樽市

祝津パノラマ展望台の場所は、おたる水族館の駐車場への道路を入り、そのまま駐車場を抜けて、ホテル「ノイシュロス小樽」へと向かう急な坂道の途中にあります。展望台前が駐車スペース(約10台)になっています。

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そうだ、日和山灯台と小樽市鰊御殿の景色から右側に移動すると、祝津の漁港方面の海も眺めることができます。

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ということで、祝津パノラマ展望台からの眺めでしたが、この風景が市街地から車で15分程の市内で見られるというのがいいですよね。

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ビューポイント | 小樽市

【関連記事】
冬の祝津パノラマ展望台からの眺め【冬のちょっとした風景】
祝津パノラマ展望台から眺める祝津の海はやっぱり青くて綺麗でした
※前にAmazonプライム・ビデオのCMの冒頭に、ちょっとだけ祝津の風景が写っていましたね。
Amazonプライム・ビデオのCMに小樽の祝津の風景が!!

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2021年9月25日 (土)

9月の晴れた日の毛無山展望所から

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小樽の眺めの良いスポットとしてお馴染みの毛無山展望所に、久しぶりに行ってきました。

毛無山展望所からの小樽市街と小樽の海の眺めは、とても人気がありますよね。

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赤井川村、倶知安町方面に通じる国道393号線(通称:メープル街道)を小樽側から上っていき、北海道ワイン本社醸造所前をすぎて、曲がりくねった坂道を上って行くと、右手に駐車場があり、そこに毛無山展望所があります。

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毛無山の途中の標高約470mのところに位置します。赤井川村へ抜ける峠は毛無峠と呼ばれます。

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ここからの眺めは、小樽の海を広く見渡すことができるんですよね。

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石狩湾の向こうには暑寒別連峰(増毛連山)も眺められます。

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そうそう、先ほどから写っている、毛無山展望所の看板は、旭展望台と祝津パノラマ展望台の看板と共に、2020年11月に立て替えられてます(※参照:広報おたる令和3年7月号pdf)。

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また、ここ毛無山展望所には、市内眺望地点5か所にそれぞれ違うデザインで設置された、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」のひとつがあります(昨年から今年にかけて各所に設置されています)。
SNS映えスポット「Otaru Photo Frame」が誕生しました。 | 小樽市

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このフォトフレームは、市街地を眺める位置ではなくて、反対の山側に設置されているのですが、こちらも山々が続く壮大ないい眺めです。

天狗山も普段と違った方角から見えるので、なんだか新鮮な眺めです。

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ということで、久しぶりに行ってきた、毛無山展望所からの眺めでした。

※ここは冬期は閉鎖されます。
ビューポイント | 小樽市

【関連記事】
毛無山展望所
閉鎖していた毛無山展望所が5月28日(火)から再開〜小樽市より
小樽市指定の重要眺望地点

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2021年9月23日 (木)

ニュースより/「オタモイ遊園地」跡の再開発の可能性を検討する小樽商工会議所が初の現地視察

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今年の2月に、昭和初期に道内有数の観光施設として人気があったという「オタモイ遊園地」跡の再開発について、小樽商工会議所が、その可能性について検討しているというニュースがありました。

これには、小樽で小樽芸術村などを展開する家具・インテリア製造小売り最大手のニトリが、専門的な地質調査などを行うための寄付(5千万円)をしたというニュースもあり、多くの方が事業の実現に期待を寄せていると思います。

その後、小樽商工会議所の設置した特別委員会による議論も始まっているようですが、先日、2021年9月22日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、小樽商工会議所による初の現地視察が行われたというニュースがありました。

ニュースによると、初の現地視察は9月21日に海上と陸上から行われたそうで、海上からのオタモイ 海岸の見学及び、現在は立ち入り禁止になっている断崖沿いの遊歩道の視察を行ったそうです。

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(いや〜、視察に連れてってもらいたいです!!)

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いや〜、この再開発計画が実現するといいですね。というか、是非、実現してもらいたいです。

なにより、落石が相次いで2006年から閉鎖されて立ち入り禁止になっている、断崖沿いの遊歩道。ここの遊歩道はかつて龍宮閣などがあった場所などの海沿いの崖を通っているので、眺めが絶景なんですよね。

なのでまずは、この遊歩道が整備されて、また通れるようになるといいですね。

※関連ニュース
・2021年7月8日付北海道新聞朝刊第3社会欄そら散歩(復活待たれる「夢の跡」)
・2021年3月30日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(商工会議所が初の特別委)
・2021年3月27日付北海道新聞朝刊総合欄(再開発について、ニトリ会長)
・2021年2月25日付北海道新聞朝刊総合欄、27日付小樽・後志欄

【関連記事】
ニュースより/オタモイ遊園地跡の再開発を小樽商工会議所が検討中〜ニトリの寄付を受けて調査へ
小樽図書館で「図書館の図鑑」第2巻「オタモイ遊園地」開催中!!(8月26日まで)【追記:8月14日で終了しました】
昭和初期のオタモイ遊園地の映像が小樽市総合博物館運河館で公開
観光船のオタモイ航路で祝津、赤岩、オタモイの絶景を見てきました

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2021年9月22日 (水)

9月の晴れた日の旭展望台から

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先日、晴れた日に、小樽市街地と小樽港を一望できる、その眺望がお馴染みの旭展望台に行ってきました。

旭展望台は随分と久しぶりだったかも(写真は2021年9月20日撮影です)。

車で旭展望台に行くには、小樽商大に向かう地獄坂を上って行き、途中にある旧小樽商業高校前から右折して展望台へと向かう道路(市道松山線)に入ります。

ほどなく、道路が開けて、旭展望台は右手にあるのですが、反対側に駐車場があります。

この先に展望台があります。
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展望台の建物はこじんまりとしてますね。

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(標高190mですね)
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ここ旭展望台からの眺めは、港と街並みがとても間近で見られるのが魅力ですよね。

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この日は天気も良かったので、本当にいい眺めでした。

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それにしても、市街地からすぐで、この眺望が楽しめるのは、嬉しいですね。

旭展望台関連の話題

【Otaru Photo Frame】
ちなみに、ここ旭展望台には、市内眺望地点5か所にそれぞれ違うデザインで設置された、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」のひとつがあります(昨年から今年にかけて各所に設置されています)。
SNS映えスポット「Otaru Photo Frame」が誕生しました。 | 小樽市

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新しい看板
また、ここ旭展望台と祝津パノラマ展望台、毛無山展望所に設置されている看板が、2020年11月に立て替えられてます。
※参照:広報おたる令和3年7月号
※2020年に建物(東屋)修繕工事を行っています。
旭展望台一時閉鎖のお知らせ(9/10~10/3予定) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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ただ、この看板や電灯が壊されるという悲しいニュースがありました。今は修復されていますが、なんとも残念なニュースでした(今年7月頃の出来事です)。


小林多喜二の文学碑
旭展望台に駐車場のすぐ上には、プロレタリア文学の代表的な作家である、小樽ゆかりの小林多喜二の文学碑もあります。

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【冬期は通行止め】
冬期は、地獄坂から入って旭展望台に至る道路(市道松山線)は通行止めになるので注意です。


とうことで、旭展望台からの様子でした。

※参考
ビューポイント | 小樽市
旭展望台周辺遊歩道 | 小樽市

【関連記事】
旭展望台から小樽の街並と小樽港を眺める
旭展望台から小樽の街を眺める
小樽ゆかりの作家、小林多喜二の文学碑

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2021年9月21日 (火)

9月連休の晴れた日の天狗山山頂から

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9月の3連休の最終日となる9月20日(月・祝)の小樽は天気もよく、青空が広がりました。

せっかくの晴天ということで、天狗山山頂に久しぶりに行ってきました。

天狗山山頂に行くのは、天狗桜を見に行って以来かな。

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今回は車で行ったのですが、なんと山頂の駐車場はほぼ満杯の状態で、ここまでいっぱいなのは初めて見たかも。

屋外なのでそれほど密になるということはないですが、この山頂の賑わいはちょっと驚くくらいでした。

子供連れのご家族も多く、天狗山スライダーは大人気。

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シマリス公園も人気です。

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この人出に、やはり皆さん、出かけるところが限定されるということもあるのかな、と思うと同時に、市内からすぐのところに、こういうスポットがあるというのは、嬉しいですよね。そして、これもまた、小樽のいいところですね。

では、ここからは山頂からの風景写真をどんどん掲載していきますね。

まず、ロープウエイ乗り場の建物手前の第1展望台から。

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ここには、市内5か所にそれぞれ違うデザインで設置された、写真撮影用の「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」があります。今シーズンから登場したものです。

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次は、ロープウエイ乗り場の建物の屋上展望台から。

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続いて、ロープウエイ乗り場の建物奥の、今シーズンの夏期営業から新スポットとして登場した、天狗桜展望台TENGUUテラス

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第2展望台から。

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さらに奥の第3展望台へ。

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ここにも今シーズンからできた、第3展望台の満天ステージがあります。

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こちらからは、毛無山などの周囲の山々や、眼下には天神町を横切る後志自動車道(北海道横断自動車道)の高架、奥沢水源地などが見られます。

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ということで、やっぱり天狗山山頂からの眺めはいいですね。この日は晴天でなおさらでした。

そうそう、天狗山ではロープウエイ利用の方を対象に、謎解きゲーム「小樽天狗山の秘密」という、屋内外の見どころ8箇所を巡りながら、そこに掲示してある謎(問題)を解いていくゲームを実施中なので、ロープウエイ利用の方は挑戦してみてはどうでしょうか。
※詳しくはこちら:【公式】小樽天狗山ロープウェイ(謎解きゲーム『小樽天狗山の秘密』を開始!!)

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【公式】小樽天狗山ロープウェイ/スキー場|北海道三大夜景
小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 | Facebook
小樽天狗山ロープウェイ|スキー場(@otaru_tenguyama) • Instagram

※観光協会の関連ニュース
天狗山ロープウエイ「TENGUUテラス・マーケット」開催…(9/19.23.26) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
小樽天狗山オリジナル謎解きゲーム『小樽天狗山の秘密』開催(9/18~)天狗山ロープウエイ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
天狗山ロープウェイ「たかたのりこ作品展」開催中…(9/9~10/31) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
天狗山山頂からの夕暮れから夜にかけての風景
天狗山山頂に咲く一本桜「天狗桜」のライトアップ(5月14日の様子)
【小樽桜巡り2021】もうすぐ満開の天狗山山頂に咲く一本桜「天狗桜」を見に行ってきました(5月9日の様子)

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2021年9月20日 (月)

勝納川に今年も鮭が上がってきています(2021年)

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すでに各所で少し前から話題になってますが、今年も勝納川が上ってきています。

先日、南樽市場に行った際に、横を流れる勝納川を覗いてみると、いました、いました!!

(2021年9月18日撮影)
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なんだか、今年は鮭がたくさん上ってきているのか、すぐに見つけることができて、川沿いの散策路に下りて、少し川際を歩くと、あちこちで泳いでるのを見ることができましたよ。

勝納川の鮭の遡上は秋の風物詩ともいえ、この日も川を覗き込む市民の姿がたくさんありましたが、市街地の身近な川で鮭の遡上が見られるというのもいいですよね。

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勝納川の近くに行く機会があったら、ちょっと川を覗いてみるといいかもしれませんね。例年であれば、10月に入ってもしばらくは鮭の姿を見ることができるかな。

※少しだけ動画も撮りました。

※関連ニュース
小樽勝納川に秋到来! 鮭の遡上始まる(小樽ジャーナル)
・2021年9月16日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

※上記新聞報道によると、報道時では例年見られる小樽運河から於古発川(おこばちがわ)の下流(妙見川とも呼ばれます)への鮭の遡上は、まだ見られてないとのことでしたが、その後どうなったかな(小樽運河で鮭の確認はされているようですが)。

【関連記事】
※昨年の様子です。
今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になりました
今年も小樽運河から於古発川下流に鮭がきてます〜見ていてちょっと切なくなる

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2021年9月19日 (日)

夜の旧手宮線で光と音のイベント「トゥナイト歩かナイト~映える夜、光と音の旧手宮線~」が開催(9月23日まで)

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夜の旧手宮線で、「トゥナイト歩かナイト~映える夜、光と音の旧手宮線~」という光と音のイベントが開催しています。

開催期間は2021年9月18日(土)〜9月23日(木)で、開催時間は18時~21時まで。

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イベントが開催されているのは、旧手宮線の日銀通り(文学館・美術館前)〜中央通りの区間です。主催は小樽青年会議所(小樽JC)。

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日本遺産「炭鉄港」の構成文化財にもなっている旧手宮線を「光と音」で彩るイベントということで、文学館側の線路では、線路の枕木を鍵盤に見立てたインスタレーションを実施。

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枕木を踏むと光って音が鳴るんですね。

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大人はもちろん、子供たちに大人気でした。

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旧手宮線の日銀通り(文学館前)側から中央通り方面に線路を歩いていくと、センサーで部分的に線路の明かりがつく区間がありました。

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そして、途中から中央通り側にはライトが灯されていて、こちらでは皆さん、記念撮影を楽しんでましたよ。

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このイベントでは、小樽JCの公式ラインアカウントに登録して写真を投稿すると景品が当たるという、「映える夜の写真コンテスト」と題した企画も開催しているようです。

そうそう、現地でアンケートを書いたら、こんな可愛い景品をいただきました。

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(日銀通り側の文学館前でアンケートを書きました)
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少しだけ、動画も撮影してきたので、雰囲気だけでも。

ということで、旧手宮線で開催中の光と音のイベント、「トゥナイト歩かナイト~映える夜、光と音の旧手宮線~」の様子でした。

当初の予定から、一部縮小しての開催となったようなんですが、歴史ある旧手宮線跡を活用した、とても素敵なイベントですね。

一般社団法人 小樽青年会議所

(この日は月明かりも綺麗でした)
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※関連ニュース
・2021年9月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
旧手宮線を「光と音」で彩り、小樽の魅力再発見へ 小樽JCがアフターコロナ見据え企画 - 小樽経済新聞
小樽旧手宮線に光と音の演出 トゥナイト歩かナイト(小樽ジャーナル)
トゥナイト歩かナイト~映える夜、光と音の旧手宮線~(9/18~9/23) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・(追記)小樽旧手宮線歩かナイト閉幕 約3,000人来場(小樽ジャーナル)

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コープさっぽろオタモイ店が2021年9月30日(木)午後6時をもって閉店するとのことです【情報提供】

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コープさっぽろオタモイ店が、2021年9月30日(木)午後6時をもって閉店するとのことです。

コープさっぽろオタモイ店は、長橋から続く旧国道沿いのオタモイ入口の交差点のすぐ先にあります。

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閉店を前に、店頭には丁寧な閉店のお知らせのが掲示されていました。

(クリックすると拡大します)
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実は、コープさっぽろオタモイ店が9月30日に閉店するという情報は、7月上旬に読者さんからいただいていたんですが、ちょっと掲載のタイミングを逃してしまいました(せっかく情報をいただいたのに、掲載遅れてごめんなさい)。

その後、Twitterなどでも、閉店に関してのツイートを目にしましたが、地域の食卓を支えるスーパーだったので、閉店の影響は大きそうですね。

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※情報提供、ありがとうございました。

《追記 2021.9.25》 
コープさっぽろオタモイ店は、1987年にオープンして以来34年となるそうです。
※参照:小樽オタモイ地区の人口減響く、「コープさっぽろオタモイ店」34年で閉店 | 北海道リアルエコノミー | 地域経済ニュースサイト

【関連記事】
【踏切のある風景】稲荷踏切〜長橋から続く旧国道沿いのコープさっぽろオタモイ店の裏にある踏切
旧国道のオタモイ入口の交差点から

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2021年9月18日 (土)

ワインカーニバルは今年もドライブスルーで〜「ドライブスルー de ワインカーニバル in おたる」が9月19日開催

この時期恒例のイベント「北の収穫祭 ワインカーニバル in おたる」ですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、昨年に続いて今年もドライブスルー形式での開催となります。

2021北の収穫祭 ドライブスルー de ワインカーニバル in おたる

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開催日は2021年9月19日(日)で、時間は9:00~15:00までです。

会場は北海道ワイン株式会社工場敷地内で、ドライブスルー形式での開催なので、車限定でのイベントとなります。

お得なセットワインエリア、ワインガラポンエリアがあって、お得なクーポンのプレゼントが車1台につき1セットあるようですよ(会場内での飲食物(ソフトクリーム、フード等)の販売はありません)。

イベント会場でのお支払いは、現金のみとのことです。

※詳しくはこちら:北海道ワイン株式会社

※新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言期間中につき、直営ワインギャラリーの9月の土日祝日の営業は臨時休業となっています。イベント当日9月19日も直営ワインギャラリーは臨時休業となっています(トイレは利用できるようです)。

「北の収穫祭 ワインカーニバル in おたる」は、毎年この時期に、毛無山展望所へ向かう国道393号線途中にある北海道ワイン株式会社前の通称「ワインの丘」で開催される美味しい、楽しいイベントですが、昨年、今年とドライブスルー形式の開催となりました。

早く、以前のように大空の下で、飲んで食べてと、美味しい楽しいイベントを開催できるといいですね。

※参照ニュース
北海道ワイン(株)「ドライブスルー de ワインカーニバル in おたる」…(9/19・一日限定) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
おたるワインカーニバル 今年もドライブスルーで(小樽ジャーナル)
・2021年9月16日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
※2019年の様子です。
今年もワインと秋の味覚の美味しいイベント「第33回 北の収穫祭 ワインカーニバル in おたる」が開催されました(9月8日)

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2021年9月17日 (金)

ヴィクトリアステーション小樽住吉店が2021年8月29日(日)をもって閉店してます

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メルヘン交差点の少し先にあった「ヴィクトリアステーション小樽住吉店」が、2021年8月29日(日)をもって閉店してます。

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気づかなかったのですが、もうすっかり看板も外されていて、何やら敷地に重機も入ってますね(2021年9月15日撮影)。

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ハンバーグやステーキでお馴染みの、北海道で展開しているレストラン「ヴィクトリアステーション」ですが、小樽では他に小樽稲穂店があります。
ヴィクトリアステーションメニュー | ビッグボーイジャパン

この場所は、今後どうなるのな?

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2021年9月16日 (木)

緑町の焼き鳥屋「大吉」の赤い看板がなくなってる!?〜「やきとり串丸」として開店予定【情報提供】

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読者さんから、緑町のバス通りの緑第一大通り沿いにあった「やきとり大吉 小樽緑店」の赤い看板がなくなっている、という情報をいただきました。

あっ、ほんとだ、大吉の赤い看板などがなくなってます。

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が、何やら新たに塗装作業をしてます。

張り紙があったので、読んでみると。

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フランチャイズの「やきとり大吉」から独立して、「やきとり串丸」として開店するとのことです!!

そうでしたか、大吉として開店25年ということで、今回の閉店日は未確認なんですが、独立するんですね。

ちなみに、こちらが以前の赤い看板です(2019年10月撮影)。
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新しいお店、やきとり串丸の開店日については、コロナ禍でまだ未定のようですが、これまでも地元にお馴染みの焼き鳥屋さんだったのでしょうから、開店が楽しみですね。

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【追記】
こちらが、その後オープンしたやきとり串丸です(2022年2月3日撮影)。お店の外観の雰囲気は一緒ですね。
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やきとり大吉|YAKITORI DAIKICHI

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緑第一大通り沿いの野澤青果店が閉店しています【情報提供】

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読者さんから情報をいただいたのですが、緑町のバス通りの緑第一大通り沿いにある、野澤青果店丸天野澤商店)が閉店しています。

お店の場所は緑第一大通り沿いの緑歩道橋のすぐ近くです。

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お店に張り紙があって、2021年8月31日をもって廃業となったようです。

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お店の詳細は分からないのですが、古くからの街の身近な青果店だったのでしょうね。

こういうお店が閉まっていくのは、やはり寂しいですね。

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かつて、この緑第一大通り沿いには商店などがびっしりと軒を連ねていたそうですが、今はだいぶ寂しくなってしまっています。

※こちらは営業してた頃の野澤青果店の様子です。
(この写真は2018年8月撮影)
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(こちらは2019年10月撮影)
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※情報提供、ありがとうございました。

※参考:新ねっとわーく小樽2015年12月号(No.17)(有限会社ウィルダネス/どうしん小樽販売所会)

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2021年9月14日 (火)

【雑記】前から「丘」がつく地名が気になってるんです〜カテゴリー「小樽の丘のつく地名」作りました

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今回はいつもとちょっと趣を変えて、個人的に前から気になっている、ある話題(街歩きのテーマ)についての話をちょっと。

それは名称に「」がつく地名についてなんです。

「丘」がつく地名が気になる

例えば「○が丘」という地名は、一般的にもよくある名称ですが、高低差があちこちにあって、それこそ丘がたくさんある小樽でも、そのような地名が結構あるだろうなと、気になっていたんです。

たぶん、多くの方がぱっと思い浮かぶのは、桜ヶ丘球場の桜ヶ丘かな?

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実際に、その他にも色々とあって(地名のほか町会名にも多くあります)、それらの名称の由来などの詳しい背景につていは、分からないことが多いのですが、その土地との関係や、かつての地名の名残だったりなど、なかなか興味深いことも見えてきたりします。

実はこの「丘」についての話は、少し前の7月に、小樽市の生涯学習講座のはつらつ講座「新ふるさと紀行」にて、「ブロガーが紹介する “こんな小樽の街歩き”」という講座の際に、まだブログにも書いてない初出しの話題として話させていただいたんです。

で、今回、改めて「丘」についての地名や話題を今後ブログでも扱っていこうと、カテゴリー「小樽の丘のつく地名」を設定したので、今回はその案内というか、導入として記事を書いています。

「丘」に注目したきっかけ

ここで、そもそも最初に「丘」に注目した際の話を少ししたいと思うのですが、元々は地名としての「丘」が気になったわけではなく、聞いたことのない、知らない地名として目にした、こちらの地名がきっかけなんです。

それは、奥沢の「星ヶ丘」という地名です。

これは以前にブログで記事を書いたのですが、天神十字街から入って、奥沢町から松ヶ枝町方面へと抜ける、小高い尾根を越える、地元の方は単に切り割りとも呼ぶ道路(道道697号天神南小樽停車場線)があるのですが、その道路の奥沢側の途中から、海方向に下っていく坂道があるんです。

で、その坂道への入口に「星ヶ丘」と書かれた看板が掲げられているんですよね。

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看板を見ると(消えかかっていますが)、星ヶ丘という地名は、奥沢4丁目11・12・13・14番にあたるようで、場所としては先ほどの下り坂の右手(下手)になるようですが、一般的な地図等を見ても星ヶ丘という表記は見つけられませんでした。

ただ、この星ヶ丘という地名については、この辺りをそう呼ぶとブログにコメントも寄せられていて、地図になくても地元に伝わる地名として、とても興味深く思ったんです。

そして、この話には続きがあって、下り坂の右手の星ヶ丘に対して、左手の高台側は「日成ヶ丘」と呼んでいるというコメントももらったんです。

(ここがその坂道。右手が星ヶ丘で、左手が日成ヶ丘!?)
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(ここは、坂道としてもお気に入りです)

くしくもまた「丘」のつく地名で、その時は丘の話題よりも、地元民のみが知る地名がまた出てきたことに興味津々。ただ、やはりこの日成ヶ丘についても地図には載ってなかったんです。

しかし、これも読者さんに教えてもらったのですが、なんと一帯の電柱には日成ヶ丘の表記が。

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電柱のプレートに昔の地名が残されているというのはブラタモリでもお馴染みですが(笑)、これは気づかなかったです。

地元の方に通じるこの地名は、(今は分かりませんが)タクシーの行き先でも通じたとか(事実関係は未確認ですが、かつて奥沢に日成ゴムという会社があり、その社宅がその日成ヶ丘あたりにあったとか…)。

ということで、星ヶ丘、日成ヶ丘と、この時は丘の地名を探していたわけではないのですが、丘のつく地名が強烈に印象に残ったわけで、理由としては後付けなのですが、その後、丘のつく名称を街歩きで気にするきっかけになりました。

※詳しくはこちらの記事をどうぞ:奥沢町の切り割りから続く坂道周辺は、星ヶ丘と日成ヶ丘という地名だったの!?

※参考:ゴムと小樽 - 関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

おわりに

これまでも、先ほどの星ヶ丘と日成ヶ丘、それに桜ヶ丘や住吉神社横の坂の名称にもなっている社ヶ丘といった名称がブログに出てきてますが、今後は、一つのテーマとして、「○が丘」といった地名についてを扱い、ブログにも書き留めていこうと思います。

すでにいくつか気になる「丘」の地名があるので、追ってブログに書いていこうと思っています。

【関連記事】
なんと、小樽市の生涯学習講座「はつらつ講座」新ふるさと紀行(全10回)の第2回目の講師をつとめることになりました
小樽市「はつらつ講座」新ふるさと紀行の5月20日の私の講座は延期に…

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2021年9月13日 (月)

JR南小樽駅の旧跨線橋は解体されてます

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JR南小樽駅のバリアフリー化工事に伴う、跨線橋の架け替え工事が行われ、7月11日より新しい跨線橋の使用が始まってます。

それに伴い、旧跨線橋は撤去されるということなんですが…

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あれっ!?もう解体されてる!!

新しい跨線橋の後ろにあった古い跨線橋はもうありませんでした(土台だけ残っているのかな。上の写真は2021年9月11日撮影)。

ちなみに、こちらが旧跨線橋の写真です(2018年9月撮影)。

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う〜ん、実際になくなると、やはり寂しいですね。

とはいえ、これまでの南樽駅は、エレベーターはなく、利用するにあたっては、実際には何かと不便があるというのも事実だったんですよね。やはりバリアフリー化はとても大切ですね。

となると、新しい跨線橋に続く、エレベーターの設置が待たれますが、工事はこれからのようで、今のところ新設エレベーターの使用開始予定は、来年(令和4年)9月とのことです。

そうそう、旧跨線橋については、市民有志による保存の署名活動などもあって、古い跨線橋を大切に思う市民の声が届いた形で、解体後の部材を保存展示するためのスペースが設けられるという計画もあるとのことです。

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【おまけ】
この日、南樽駅の小樽駅側の裏口(といっていいのかな?)側からの、旧跨線橋のない風景も見てきました。

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(ホームも工事中!?)

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で、こちらがほぼ同じ場所からの旧跨線橋の風景です(2015年10月撮影)。

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そして、こちらは南樽駅の小樽駅側のすぐにある曙町通り踏切から見た、旧跨線橋のない風景。

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そして、こちらがあった時の風景です(2015年10月撮影)。

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【関連記事】
JR南小樽駅の新しい跨線橋が7月11日から使用開始になっています

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2021年9月12日 (日)

住吉神社前の国道5号線に架かる「住吉歩道橋」が工事中で渡れません(令和3年8月23日〜10月30日)

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住吉神社前の国道5号線に架かる「住吉歩道橋」が、現在、工事中ですね。なので、歩道橋は渡れません

看板を見ると、歩道橋が渡れないのは、令和3年8月23日〜10月30日までの期間となっています。

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歩道橋の住吉神社側の階段部分が、ブルーシートにそっくり覆われてます。

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実は、昨年も同じ時期に、ここ住吉歩道橋の歩道橋補修工事が行われいて、通行止めになっていたんですよね(その時ブルーシートに覆われていたのは、反対側がだったかな)。

このブログでは、市内の歩道橋をあちこち渡って、その様子はカテゴリー「歩道橋から」にまとめたりしています。

なので、今回のように、ふと工事中の歩道橋を目にしたりすると、どういう状況なのか気になって、確認してブログに書き留めたりしています。

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ちなみに、先日目にしたのが富岡歩道橋で、こちらは撤去工事のために9月1日から通行できなくなってます(記事はこちら:富岡歩道橋が撤去工事のために9月1日から通行できなくなります)。

ということで、住吉歩道橋が工事で渡れない、という話題でしたが、市内の歩道橋は、老朽化が目立つところが多いので、今後もこういった工事は増えそうですね。

【関連記事】
住吉神社前の国道5号線に架かる「住吉歩道橋」が工事中で渡れません
住吉歩道橋から

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住吉神社の秋の花手水が始まってます(9月11日〜9月23日まで)

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住吉神社秋の花手水が始まってます。

開催期間は、9月11日(土)〜9月23日(木・祝)までの予定です。

今年の住吉神社の花手水は5月から開催され、夏の7月から8月にかけては連続して開催されました。そして、今回の秋の花手水が第8回目となります。

で、毎回みなさん楽しみにしている花の種類ですが、今回はヒマワリ、ワレモコウ、バラやユリなどとのことです。

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毎回素敵な花の飾り付けをしてくれているのは、松ヶ枝町のバス停前の小樽フラワー(@OtaruFlower)です。

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全体的に、優しく、落ち着いた、色合いですね。

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ヒマワリといっても、秋っぽい色合いなんですね。

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硝子ボウルに入っているのは唐辛子!?

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秋の花手水も素敵ですね。

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ということで、住吉神社、9月の秋の花手水の様子でした。

小樽総鎮守住吉神社公式サイトのトップページ

@OtaruFlower/Twitter
小樽フラワー | Facebook

※お知らせ記事:住吉神社の秋の花手水の開催が決まったようです!!日程は9月11日(土)〜9月23日(木)予定

【写真追記】
9月20日に再び見に行くと、ほおずきが加わっていて、雰囲気も少し変わってました(※住吉神社の9月の花手水は、23日(木・祝)で終了しています)。
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【関連記事】
※今年のこれまでの花手水の様子。
住吉神社の花手水、第7回目が始まってます〜花はバラ、アジサイ、姫ひまわり、トルコ桔梗(8月14日〜8月23日まで)
住吉神社の花手水、第6回目が始まってます〜花はアスター、ユリ、アンスリウム、ルリダマアザミなど(8月3日〜8月13日)
住吉神社の花手水、第5回目が始まってます〜花は紫陽花とガーベラがメイン(7月24日〜8月3日)
住吉神社の例大祭(小樽まつり)は2021年も神輿や露店が中止で神事のみ〜夜は副参道鳥居や花手水がライトアップ
住吉神社の花手水、第4回目(7月としては2回目)が始まってます〜花は胡蝶蘭(7月14日〜7月23日)
住吉神社の7月の花手水が始まってます〜花は元気なヒマワリ!!(7月3日〜7月13日)
住吉神社の6月の花手水が始まってます〜メインの花は青いデルフィニウム(6月19日〜6月28日)
住吉神社の花手水が今年も実施されています〜第1回目はガーベラ(5月14日〜5月24日)

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2021年9月11日 (土)

ニュースより/北海道に出されていた緊急事態宣言が9月30日(木)まで延長〜小樽は引き続き特定措置区域

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ニュースの通り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、北海道にも出されてた緊急事態宣言が、9月30日(木)まで延長になりましたね。小樽は引き続き特定措置区域です。

ちょっと、ここまでの経緯を書き留めておきますね。

もともとは、8月2日(月)〜8月31日(火)の期間で、まん延防止等重点措置が、札幌市を措置区域として北海道に適用され、その後に小樽市にも8月14日から追加適用されました。

さらなる新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、8月27日(金)〜9月12日(日)の期間で、北海道にも緊急事態宣言が出されました。北海道としては、適用中だったまん延防止等重点措置から、緊急事態宣言に切り替わったということで、小樽は特定措置区域に指定されました。

そして、今回ですね。9月12日(日)までだった緊急事態宣言が、9月30日(木)まで延長になったということです。特定措置区域だった札幌市、旭川市、石狩地方、そして小樽市がそのまま継続となります。

北海道における緊急事態措置について(令和3年8月27日~9月30日) | 小樽市

延長ですから、これまで通り、酒やカラオケを提供する店には休業を、提供のない飲食店は午後8時までの時短営業など要請されます。

市有施設も合わせて、9月30日(木)まで休館などが延長になります。
※参照:市有施設の休館等について | 小樽市

ということで、緊急事態宣言が9月30日(木)まで延長になりました。小樽は引き続き特定措置区域です。

う〜ん、、厳しい状況が続きますね。

北海道における緊急事態措置について(令和3年8月27日~9月30日) | 小樽市
新型コロナウイルス感染症の市内発生状況(令和3年9月) | 小樽市

新型コロナウイルス感染症について - 総合政策部政策局参事(北海道)

※関連ニュース:2021年9月10日付北海道新聞朝刊1面

【関連記事】
ニュースより/北海道に3度目の緊急事態宣言(8月27日〜9月12日)〜小樽は特定措置区域に
ニュースより/小樽市にまん延防止等重点措置が追加適用。期間は8月14日から8月31日まで
ニュースより/緊急事態宣言解除も飲食店には制限要請〜公共施設・観光施設は再開
ニュースより/新型コロナウイルス感染拡大による北海道への緊急事態宣言は延長に(6月20日まで)
ニュースより/新型コロナウイルス感染拡大で北海道に緊急事態宣言〜小樽市は特定措置区域に

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2021年9月 9日 (木)

ニュースより/歴史的建造物の旧小樽商工会議所と隣の新築建物からなるホテルが星野リゾート「OMO5小樽」として年内オープン予定

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ついに正式に発表になりましたね。

改修工事が行われた色内大通り沿いに建つ小樽市指定歴史的建造物の旧小樽商工会議所と、隣に新築された建物との2棟からなるホテルのオープン予定のニュースです。

ニュースによると、星野リゾートがホテル「OMO5小樽(おもふぁいぶおたる)」として、今年の冬(年内ということですね)に開業するとのことです。「OMO(おも)」は、星野リゾートが展開する都市観光ホテルブランドだそうです。

旧小樽商工会議所が南館、新築の建物が北館となります(写真は2021年8月4日撮影)Otaru_20210804-163822

実は、ここはもともと2020年5月に「ホテルWBFイルオナイ小樽」としてオープン予定だったのが、コロナ禍で開業延期となり、加えて運営元のWBFホテル&リゾーツ(大阪)が民事再生法適用を申請するというニュースがあり、ホテルはどうなるのか、建物はどうなるのかと、一般市民としても気になったいたんですが、その後、星野リゾートが運営を引き継いだのですね。

少し前に周囲の白い塀が取り除かれ、館内に灯りが見え、いよいよオープンか!?と、このブログでも取り上げていたんですよね。
あれ!?色内大通りの開業延期になっていた「ホテルWBFイルオナイ小樽」の建物前のフェンスがなくなってる!?

旧小樽商工会議所は昭和8年(1933年)建築の小樽市指定歴史的建造物です。この貴重な建物が「OMO5小樽」の南館として生まれ変わるんですね。

現在はコロナ禍ですが、新型コロナウイルス感染収束後に期待する声も多いということで、地元民は、なかなか宿泊したり利用する機会はないとは思うのですが、やっぱり楽しみです。

【OMO5小樽】「ソーラン、目覚めの港町」がコンセプトの都市観光ホテル 「星野リゾート OMO5(おもふぁいぶ)小樽」2021年冬開業予定 | ニュースリリース | お知らせ | 星野リゾート【公式】

※参考:【星野リゾート】WBFホテル&リゾーツ株式会社 及び 株式会社ホワイト・ベアーファミリーとの株式譲渡契約締結のお知らせ | ニュースリリース | お知らせ | 星野リゾート【公式】

※関連ニュース
・2021年9月9日付北海道新聞朝刊経済欄、小樽・後志欄
星野リゾート この冬 札幌と小樽でホテル開業へ|NHK 北海道のニュース

【関連記事】
あれ!?色内大通りの開業延期になっていた「ホテルWBFイルオナイ小樽」の建物前のフェンスがなくなってる!?
歴史的建造物の旧小樽商工会議所と隣の新築建物との2棟構成の新ホテルはどうなったの!?〜新しい建物の覆いは取れてるんだけど!?
ニュースより/WBFホテル&リゾーツ民事再生法申請〜あれ?歴史的建造物の旧小樽商工会議所を活用した建設中のホテルは!?
色内大通りに新しくできる「ホテルWBFイルオナイ小樽」が開業延期に〜改修された歴史的建造物「旧小樽商工会議所」と隣接地の新築建物との2棟構成のホテル【追記あり】
ニュースより/歴史的建造物の「旧小樽商工会議所」がホテルに〜隣接する敷地に新築するホテルと連絡通路でつないで一体で整備

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2021年9月 8日 (水)

【中止になりました】手宮中央小学校6年生が観光ガイドに挑戦!!〜「おたる案内人ジュニア」観光ガイド【追記】

※新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言延長によって、9月14日(火)開催予定の手宮中央小学校6年生による「おたる案内人ジュニアガイド」は、残念ながら中止となりました。う〜ん、子供たちは残念ですね。
(2021年9月11日追記)

(以下は中止決定前の記事です)


おたる案内人ジュニア」観光ガイドが開催されます。

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小樽市立手宮中央小学校6年生が観光ガイドに挑戦します。

2021年9月14日(火)午後1時30分~2時30分までで、小樽運河の中央橋から龍宮橋まで、運河や倉庫などの歴史を紹介しながら観光ガイドをします。

※新型コロナウイルス感染症の状況によって、中止や延期になる場合があるとのことです。

児童たちの観光ガイドに参加する方は、申し込みの必要はなく、午後1時30分までに、小樽運河の中央橋街園まで直接行けばいいとのことです。

おたる案内人を運営する小樽観光大学校は、おたる案内人の有資格者を講師として、おたる案内人ジュニア育成プログラムというのを、2年間にわたって取り組んでいるんですよね。

手宮中央小学校の児童たちは5年生の時に学校で小樽の歴史の授業を、6年生からはガイド実戦に向けてのトレーニングを重ねてきたそうです。

コロナ禍で、観光客も少なくなっている中でのガイド実践ですが、児童たちには頑張ってもらいたいですね。

小樽市立手宮中央小学校6年生が観光ガイドに挑戦します!|新着情報一覧|小樽観光大学校「おたる案内人」

※参考:「おたる案内人ジュニア」観光ガイドのおしらせ(9/14) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

《追記 2021.9.11》
※参照(中止について)
おたる案内人ジュニアガイド(9/14)中止のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
おたる案内人ジュニアガイド(9/14)中止のお知らせ|新着情報一覧|小樽観光大学校「おたる案内人」
※関連記事
ニュースより/北海道に出されていた緊急事態宣言が9月30日(木)まで延長〜小樽は引き続き特定措置区域

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2021年9月 6日 (月)

手宮線の終点・手宮駅ってどこにあって、どんな駅だったの!?

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旧手宮線散策路の手宮側終点に近づくと、線路が分岐して跡地の幅がぐっと広くなり、その先で道路を挟んで線路は小樽市総合博物館本館の敷地内へと入っていきます。

ここから、かつては高架桟橋などがあって、石炭の集積地・積出港として重要な役割を担っていたわけですね。

あれ?それじゃあ、終点の手宮駅ってどこにあって、どんな駅だったの!?

手宮線の終点・手宮駅

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手宮線は1880年(明治13年)11月に官営幌内鉄道の一部として、手宮〜札幌間に北海道で初めて開通した鉄道で、1985年(昭和60年)に全線廃止になってます。

手宮線の南小樽駅と終点手宮間には、中間駅として色内駅がありましたが、もちろん、手宮駅も駅舎があったわけですよね。

けど、あまり手宮駅について紹介されているのを見たことがないような…

ちなみに、あまり知られてませんが、大正元年~昭和18年の期間、終点の手宮駅とは別に、旅客専用の手宮駅が手宮線の途中に設置されていたこともありました。
※こちらの記事で紹介してます:かつて手宮線にあった旅客専用の手宮駅って!?〜古い写真がありました

で、終点・手宮駅の駅舎はどこにあったかというと、現在の散策路の終点からすぐ近くにある小樽市総合博物館本館の手宮口の建物横にある、交番あたりにあったそうです。

場所はだいたいこのあたりですね。
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そして、その駅舎については、小樽市総合博物館所蔵の写真がありました。こちらです。

※写真は小樽市総合博物館所蔵(昭和35年頃撮影)
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※この写真は小樽市総合博物館の許可を得て掲載してますので、コピー等による二次利用は禁止です。

今回入手した写真はこれ1枚で、駅舎についての詳細までは分からなかったのですが、なるほどこういう駅舎があそこにあったのですね(場所については、もし古い地図を持っているなら、見てみると掲載されていると思います)。

北海道鐵道發祥驛

実は、博物館の手宮口の建物と交番の間に「北海道鐵道發祥驛」という、結構大きな石碑が立っているんですよね。

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碑文は“北海道の鐵道發祥地は手宮驛である”から始まってます。

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碑文によると、昭和18年で廃止されていた手宮駅の旅客取扱いの復活のため、有志が会を結成して請願を続け、紆余曲折を経て昭和23年に南小樽まで、翌24年には岩見沢駅までの直通列車が運転するようになったということで、これを機会に手宮駅の由来と併せて、旅客取扱い復活に長年に亘って尽力してきた西富士松会長の功績を記念して、この碑を建立したとのことです。

昭和24年(1949年)11月18日建立で、おそらく手宮駅の横とかに建てられていたのでしょうかね。

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※碑文がなかなか読みにくかったので、下記サイトも参考にさせていただきました。ありがとうございました。
北海道鐵道發祥驛 - 小樽図鑑(樽タルビュー)

ちなみに、手宮線は昭和37年(1962年)5月に旅客営業を廃止しています(その後は貨物専用線となります)。

おわりに

ということで、手宮駅の終点の手宮駅についてでしたが、手宮線の廃止が昭和60年(1985年)ということなので、手宮駅については記憶に残っている方も多いかもしれませんね。

ちなみに、手宮線の手宮駅周辺については、時代とともに石炭の積み出しの役割が終わると、昭和37年(1962年)に機関庫と周辺施設を利用した北海道鉄道記念館が開館し、平成8年(1996年)に小樽交通記念館に、そして、平成19年(2007年)7月に小樽市総合博物館になっています。

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※今回、古い写真を探すにあたり、小樽市総合博物館様に協力していただきました。この場を借りてお礼させていただきます。どうもありがとうございました。

※手宮駅の位置はこのあたり。

※参照
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
北海道鉄道発祥の地・手宮の歴史 | 小樽市
小樽市総合博物館( Otaru Museum ) | 小樽市
小樽市総合博物館 - Wikipedia
手宮駅 - Wikipedia

【関連記事】
かつて手宮線にあった旅客専用の手宮駅って!?〜古い写真がありました
かつて手宮線にあった色内駅〜現在は復元されて休憩施設に

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閉店した錦町の銭湯「玉の湯」の建物が解体されていました

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昨年(2020年)に閉店した、手宮地区の錦町の銭湯「玉の湯」の建物が解体されていました。

見に行った時には、もうすっかり解体済みで、建物は跡形もありませんでした(2021年9月5日撮影)。建物がなくなってしまうと、なんとも寂しいですね。

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(看板だけが残ってました)
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正確な閉店日は分からないのですが、2020年の夏頃で、閉店は経営者の死去に伴うものでした。

閉店時の張り紙には、昭和2年からの営業と書かれていたのですが、創業につていは、1925年(大正14年)年という記載も見られました。

いずれにしても、地域に愛された老舗の銭湯だったんですよね。

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ちなみに、こちらがここにあった玉の湯です(2020年9月撮影)。
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銭湯の閉店が続く小樽ですが、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合HPでの小樽市の銭湯一覧をみると、残る市内の銭湯は、2021年8月現在、次の6軒となってます。
朝日湯(緑2丁目)
柳川湯(穂3丁目)
小町湯温泉(信香町)
中央湯(奥沢3丁目)
神仏湯温泉(住ノ江1丁目)
大正湯温泉(花園4丁目)
北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 ≫ 銭湯検索 ≫ 地域で探す ≫ 小樽市

今回の玉の湯もそうですが。閉店後の建物はすぐに壊されることが多いので、その痕跡もなくなってしまい、そこに銭湯があったことも忘れられていくのもまた、なんだか寂しいですね。

※まち文化研究所のFacebookページより(当ブログ記事にリンクしていただきました)

※かつてのサイト「北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 ≫ 銭湯検索 ≫ 地域で探す ≫ 小樽市」掲載のPR文章から。

玉の湯からのPR
小樽駅より祝津方向に向かい小樽しんきん手宮支店の向かいにある銭湯です。創業は大正14年で85年以上の歴史があり、創業者の名前「玉谷」より浴場名が付けられました。現在の建物は昭和54年に建てられ超音波風呂もあり広くリラックスできる空間になっています。家族風呂が2階に10室併設されているので銭湯休業日には大変便利です。また駐車場は店舗のすぐ前にあり利用しやすいのも特徴です。

【関連記事】
錦町の銭湯「玉の湯」が閉店してます

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2021年9月 5日 (日)

おたるプレミアム付商品券の申し込みが9月1日から始まってます(9月17日まで)【小樽市民限定情報】

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小樽市民限定の話題ですが、「おたるプレミアム付商品券」の申し込みが、令和3年9月1日(水)から始まってます。

コロナ禍で落ち込む消費を喚起するためにと、1冊1万3,000円分の商品券を10,000円で販売します(3,000円お得!!)。

1冊に1,000円分の商品券が13枚綴りで、市内共通券が6枚と地域応援券が7枚の計13枚になっています。※地域応援券は市内に本社・本店登記がない店舗では使用できません。

過去に同様のプレミアム商品券が販売されたことがありますが、前回よりも地域応援券が1枚多くなってるんですね。

その商品券の購入のために、まず申し込みが必要なんですが、申し込みは1人3冊までで、販売総数は60,000冊となっています。申し込み期限は9月17日(金)必着です。

購入希望者は、9月17日(必着)までに、専用はがきか郵便はがき、専用の申込フォームから、受取り希望郵便局を指定して申込みます。受け取りのために郵便局がいくつか決まっているので、その中から指定します。はがき1枚につき、同一住所4人分までの申し込みが可能だそうです。

※詳細及び専用ホームページの入力フォームはこちらから。
おたるプレミアム付商品券の販売について | 小樽市
おたるプレミアム付商品券

そして、購入引換券をもらえるのですが、応募多数の場合は抽選となるとのことです(希望冊数どおりとならない場合もあります)。

その後、購入引換券をもって、10月8日(金)〜10月29日(金)の期間で、申し込み時に指定した郵便局で商品券を購入します。商品券の使用期間は10月8日(金)〜12月31日(金)までとなていて、使用期間を過ぎた商品券は使用できないので注意です。

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先日、新聞折り込みに専用はがき付きの案内チラシが入ってましたが、単純に10,000円購入で3,000円がお得についている商品券ということで、家計に嬉しく、市内の消費喚起にもつながりますね。

うちもまだなのですが、申し込もうと思ってます。

※詳しくは、下記サイトを確認してください。
おたるプレミアム付商品券の販売について | 小樽市
おたるプレミアム付商品券

※関連ニュース
おたるプレミアム付商品券 9/1から申込み開始(小樽ジャーナル)

【関連記事】
※以前のプレミアム商品券の記事です。
1冊10,000円で12,000円分のお買い物「小樽市プレミアム商品券」受付中です。申込期間は6月7日まで延長
お得な「小樽市プレミアム商品券」の2次販売が8月8日~13日の期間で実施

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2021年9月 3日 (金)

かつて手宮線にあった旅客専用の手宮駅って!?〜古い写真がありました

旧手宮線の散策路を手宮方面に歩いていき、道道小樽港稲穂線(臨港線)も越えて行ったところに、こんな案内板が立っています。

旧手宮駅(旅客専用)
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場所は焼肉の「GAJA 小樽店」の裏あたりです。

手宮線の南小樽駅と終点手宮間で、唯一の中間駅だったのは色内駅なのですが、終点手宮駅と同じ名前で、途中に旅客専用の手宮駅が設置された時代があるんですね。

現在は、その痕跡はまったくないので知る由もなく、私もこの看板でしか知らなかったのですが、ちょっと、この旅客専用の手宮駅について調べてみました。

(このあたりです)
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(現地の案内地図より)
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旅客専用の手宮駅

まず、手宮線は1880年(明治13年)11月に官営幌内鉄道の一部として、手宮〜札幌間に北海道で初めて開通した鉄道で、1985年(昭和60年)に全線廃止になってます。

案内板にも書かれているのですが、旅客専用の手宮駅がここの置かれたのは、大正元年~昭和18年の間です。

本来の手宮駅が石炭輸送を優先するため貨物専用となり、旅客扱いを停止したための措置だったそうです。

旅客専用の手宮駅が写る写真

で、現在は旅客専用手宮駅の痕跡も何もないので、何かないかと探したところ、小樽市総合博物館所蔵の古い写真がありました。

※写真は小樽市総合博物館所蔵(大正10年頃撮影)
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※この写真は小樽市総合博物館の許可を得て掲載してますので、コピー等による二次利用は禁止です。

写真左下に見えるのが、旅客専用の手宮駅とのことです。なるほどこんな感じの駅だったのですね。

手前に線路が見えますね。

おまけ:古い写真が色々と面白い

手宮駅とは関係ないのですが、この写真で興味深い点がいくつかあります。

まず、左側に港の方向に向かう道路が見えますが、これは北浜橋ですね。その下に運河があるんですが、写真右側を見ると、運河の流れを確認できます。

写真は大正10年頃の撮影ということですが、小樽運河の最終的な完成が大正12年なので、運河もまだ工事中なのでしょうかね。

北浜橋を渡った、運河の向こう側の建設中と思われる建物は、北海製罐の建物群ですね。運河に並ぶ北海製罐の建物群は早いもので大正10年代の建築なので、まさにこの時に建築中でしょうか。

北浜橋の手前右にある建物が3つ連なった倉庫は、現在は小樽市指定歴史的建造物にもなっている渋澤倉庫ですね。特徴があるので分かりますね。

それにしても、港に船がたくさん泊まってますね。

石山の尾根の話(かつてあった痕跡の岩山)

そして、もうひとつこの写真で気になるのが、写真中央下にちょっとだけ顔を出している岩山のようなものです。

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※写真は小樽市総合博物館所蔵(大正10年頃撮影)
※この写真は小樽市総合博物館の許可を得て掲載してますので、コピー等による二次利用は禁止です。

写真がどういう場所から撮影されたものかは分かりませんが、それなりに高いところから写されてますよね。これ、おそらくですが、石山(荒巻山)からではないでしょうかね(違っていたらごめんなさい)。

明治初年頃までは、石山(荒巻山)の尾根が現在のGAJA前の付近まで伸びていたそうです(ちょうど、旅客専用の手宮駅があった今回の写真の位置とあいます)。

その名残として、GAJA前を通る色内大通りは、不自然に曲がっているんですよね。これはせり出す岩山を避けるように道が作られたためだそうですよ。

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(現地の案内地図より)
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かつて手宮線は、この道路の上を通っていたそうで、明治36年の大火後、現在の位置に線路が移り、石山の先端部も大きく削られたそうです。

この石山の尾根は、小樽の市街地と手宮地区の交通を分断していて、石山を削ってようやく道路(現在のバス通り)が開通したのは大正8年のことだそうです。

実は、その石山の尾根の痕跡と思われる岩山が、少し前まで残っていたんですよね。

現在、旧手宮線散策路の山側に、立入禁止の看板が立つ場所があって、そこの崖の上にその岩山があったんですが、以前から落石があったようで、いよいよ崩壊の危険が出てきたために、確か2019年秋頃に崖下に立入禁止のロープが張られ、2020年夏に撤去されました。

ここです。
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こちらが、かつて崖の上にあった岩山(2017年9月撮影)
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こちらはバス通りから見た、かつてあった岩山(2016年9月撮影)
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そして岩山撤去後(2020年8月撮影)。
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写真の岩山については、実際のところは、それなのかどうかは分かりませんけどね。

※関連記事:旧手宮線散策路の崖の上にあった岩が撤去されていました

おわりに

ということで、かつて手宮線にあった旅客専用の手宮駅につていてでしたが、後半の古い写真関連の話題のほうが長くなってしまいましたね。

けど、なんだか一枚の写真から、色々と読み取れて、とても興味深かったです。

※今回、古い写真を探すにあたり、小樽市総合博物館様に協力していただきました。この場を借りてお礼させていただきます。どうもありがとうございました。

※旅客専用の手宮駅の場所はだいたいこの辺り。

※小樽市総合博物館Facebookページの投稿より。

※参考
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
小樽運河 | 小樽市
小樽市指定歴史的建造物 第76号 旧北海製罐倉庫(株) | 小樽市
小樽市指定歴史的建造物第20号【旧渋澤倉庫】 | 小樽市

【関連記事】
かつて手宮線にあった色内駅〜現在は復元されて休憩施設に
小樽に残る渋沢栄一ゆかりの建物〜NHKの大河ドラマや新一万円札で注目の実業家

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2021年9月 1日 (水)

20回を迎える野外写真展「2021 小樽・鉄路・写真展」が今年も旧手宮線跡地で開催してます(9月12日まで)

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今回で20回目を迎える、この時期恒例の野外写真展「2021 小樽・鉄路・写真展」が、今年も旧手宮線跡地で開催されています。

とはいえ、昨年はコロナ禍で、オンライン上での開催だったんですよね。なので、現地での開催は2年ぶりとなります。

開催期間は2021年8月30日(月)~9月12日(日) までで、会場はいつもの旧手宮線の中央通りから手宮側です。小樽市民センター(マリンホール)の裏手にあたりますね。

会期内は常時展示されているので、いつでも観にいくことができます(最終日の9月12日は15:00まで)。入場は無料です。

いつもは入り口に、写真がたくさん貼られた案内看板が立っていましたが、今年は小さな看板でした。

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野外の線路跡での写真展ということで、その展示方法もユニークですよね。

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野外ですから、風通しがよく、それほど密になることもなく、のんびりと鑑賞できます。

とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下での開催ということで、開催にあたっての感染防止対策とガイドラインを策定して、来場時に協力をお願いしています。

サイト内のこちらに掲載されているので、一読しておくといいと思います。
ご来場時のお願い – 2021 小樽・鉄路・写真展

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ちなみに、旧手宮線は、幌内鉄道の一部として1880年(明治13年)に道内で初めて建設された鉄道で、手宮線と呼ばれるのは南小樽駅から旧手宮駅の区間で、1985年(昭和60年)に全線廃止になってます。

そして、これも毎年ブログに書いているのですが、2000年から始まっているこの写真展で、会場となっている旧手宮線のこの区間の遊歩道が整備されたのは2013年なので、それ以前は、写真展開催前に関係者が草刈りをして会場作りをしていたんですよね(2013年は、その遊歩道の整備工事のために写真展は中断してます)。

ということで、今年は開催された「2021 小樽・鉄路・写真展」。近くに寄った際に、ふらりと鑑賞するのもいいかもしれませんね。

※公式サイト:2021 小樽・鉄路・写真展 – 8/30(月)~9/12(日) 北海道小樽市・旧手宮線跡地
※Facebookページ:小樽•鉄路•写真展 | Facebook
※Twitter:小樽・鉄路・写真展(@tetsuroten)
※Instagram:小樽・鉄路・写真展(@tetsuroten)

※参考:第20回 小樽・鉄路・写真展…(8/30~9/12)旧手宮線跡地 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
※オンライン開催を告知する昨年の記事と開催された一昨年の記事です。
『2020 小樽・鉄路・写真展 -「つなぐ」特別展-』〜今年はオンライン上での特別展
野外写真展「2019 小樽・鉄路・写真展」が今年も旧手宮線跡地で開催してます。9月16日まで

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