私は運河を守れなかった〜峯山冨美没後10年企画展 小樽運河保存運動の母が遺したモノ、伝えたかったコト(運河プラザ三番庫にて8月22日まで)
小樽運河の埋め立てを巡る「運河論争」、その中で小樽運河保存運動の母とも呼ばれ、象徴でもあった、市民団体「小樽運河を守る会」の元会長・峯山冨美さん(1914~2010年)の没後10年企画展が開催されています。
私は運河を守れなかった
峯山冨美没後10年企画展
小樽運河保存運動の母が遺したモノ、伝えたかったコト
場所は運河プラザ三番庫で(運河プラザに入って左奥です)、期間は2021年8月3日(火)~8月22日(日)まで。時間は11:00~17:00で、入場無料です。
この企画展のポイントは、運河の保存運動のおかげで、現在の観光の街・小樽の発展につながった、といったアプローチではなく、運動としては全面保存できなかった、という歴史をそのまま正確に伝える展示になっている点です。
以下はパンフレットからです。
「地域で生きる」ことの大切さを一緒に考えませんか。
十年にも及び小樽を二分した大論争「小樽運河保存運動」の意味。
保存派リーダーの峯山冨美が遺した言葉から、今を生きる私たちが次世代へ贈るメッセージ
けど、やはりこの運動があったからこそ、今の小樽運河を中心とした観光の街・小樽が存在するんですよね。
展示は小樽運河保存運動ついてを中心として、とにかく、膨大な資料ととても詳しいパネルで展示がされていて、とても見応え、読み応えがあり、のめり込むように見入ってっしまいましたが、いや〜、期間中にもう一回、行きたいと思っています。
これからの小樽の“まちづくり”をどうやっていくのか、そういったことを考えさせられる展示ともいえるかもしれませんね。
※関連ニュース
・2021年8月4日付北海道新聞朝刊第4社会欄
・2021年7月19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・峯山冨美没後10年企画展開幕 小樽運河プラザ(小樽ジャーナル)
・峯山冨美没後10年企画展…(8/3~8/22)運河プラザ三番庫 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【関連記事】
・運河保存運動の象徴・峯山冨美さん〜訃報
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コメント
小梅さんおばんでした。
主催者の思い入れが強い、強すぎる企画ですね。
携わった方なら理解できますが、一般客が見たら
消化不良を起こすような展示だと感じました。
投稿: dialin6700 | 2021年8月17日 (火) 20時37分
dialin6700さん、こんにちは。
膨大な資料とともに展示されているその内容は、本当に濃いですね。
確かに、なかなか当時の熱量や空気感は、携わった方々でないと分からない部分が多いですよね(私は世代的にややずれてますし…)。
峯山冨美さんの没後10年というタイミングでの“歴史の記録”という面もあるのかな、と思いました。
投稿: 小梅太郎 | 2021年8月18日 (水) 12時12分