寿司屋通り(於古発通り)に架かっていた旧手宮線の陸橋について〜古い写真がありました
現在、散策路が整備されて、線路の上を歩きながら散歩できる旧手宮線ですが、南側の端は寿司屋通り(於古発通り)からとなっています。
もちろん、旧手宮線はそこからかつては南樽方面にも続いていたわけで、つまりここ寿司屋通りには陸橋が架かっていたんですよね。
実際に近づいてみると、陸橋の橋脚部分になるレンガが残っていて、これがまた古いですね。
いつ頃に作られたものなのか、なんとも気になります。
(旧手宮線の散策路の端から寿司屋通りを挟んだ反対側を見たところ)
それに、そんなに高さがないので、結構、通りのすぐ上を走っていたんでしょうね。
手宮線は昭和60年(1985年)11月に全線廃止となっているので、ほどなく陸橋は撤去されたと思うのですが、資料もあまり見当たらず、ここにあった陸橋についての情報を見つけることができませんでした。
ここの陸橋については、私は記憶がないんですが、そんな大昔のことではないので、覚えている方は多いかもしれませんね。
そこで、写真がないかと探したところ、小樽市総務部広報広聴課所蔵のこちらの写真をお借りすることができました。
(写真は小樽市総務部広報広聴課提供)
※この写真は小樽市総務部広報広聴課の許可を得て掲載しています。コピー等による二次利用は禁止です。
これは、かつてあったニューギンでお馴染みのニューギンザ百貨店屋上から、於古発通りを撮影した写真とのことで、昭和38年(1963年)11月19日撮影とのことです。
なるほど、こういう陸橋だったのですね。
実は今回、写真を探す上で、小樽市総合博物館にご協力いただいたのですが、その際に伺った話ですと、この橋桁が南小樽駅の札幌寄りの線路脇に、現在も置かれているとか。
いや〜、それは全然知りませんでした。
その後、ちょっと南樽駅の札幌寄りのホームから確認してきたのですが、ひょっとしてこれですかね!?
間違っていたらごめんなさい。
ということで、今回は寿司屋通り(於古発通り)に架かっていた旧手宮線の陸橋について、古い写真があったので、ブログにも記録として掲載しておきました。
ここを汽車が通っていたと改めて現地を見ると、なんとも感慨深いものがありますね。
※今回、写真の検索に協力していただいた小樽市総合博物館様と、写真を提供したいただいた小樽市総務部広報広聴課様には、この場を借りてお礼させていただきます。どうもありがとうございました。
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コメント
小梅さん、こんにちは。
しぶ~い陸橋ですね~。私の小さい頃は手宮線にまだ
汽車が走っていたと思うのですが、全く記憶がありません。
残念です。
この陸橋を汽車が走る所を見てみたかったです。
投稿: たむたむ | 2021年7月27日 (火) 12時12分
たむたむさん、こんばんは。
本当に渋〜い陸橋ですね。
私も手宮線の記憶はほとんどないんですよね。ちょっと残念です。
ここを汽車が通っているのを見てみたかったですね。
投稿: 小梅太郎 | 2021年7月28日 (水) 03時16分
小梅太郎様
懐かしいお写真ですねぇ。
手宮線は良く利用しましたし、旧い政寿司さんも入りました。
昭和31年頃ですが、政寿司さんでは、確か個人個人に、
手水用の蛇口があったと思います。あの並びに喫茶店、小さいけれど
美味しい洋食店も「東蕎麦」もあったと思います。
手宮線のご記憶がない!お若いのですねぇ。
何時も小樽情報ありがとうございます。
* 新ふるさと紀行・7/29 楽しみです。
投稿: hiro | 2021年7月28日 (水) 05時50分
hiroさん、こんにちは。
さすが、手宮線もよく利用されて、旧い政寿司にも行かれてましたか!!
なるほど、個人個人に手水用の蛇口があったんですね。
いや〜、ここに陸橋が架かっていた頃の記憶がないんですよね…残念…
色々お店もあったのですね。
明日7/29の新ふるさと紀行、現在準備中です!
どうぞよろしくお願いします!!
投稿: 小梅太郎 | 2021年7月28日 (水) 16時40分