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2021年5月23日 (日)

小説「ミュゲ書房」〜小樽出身の著者・伊藤調のデビュー作〜“そこは、人も物語も再生する本屋さん”

本日は珍しく小説の紹介です。

ミュゲ書房」著者:伊藤調
発行:KADOKAWA(2021年3月17日発行)
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普段、このブログでは書籍関係を紹介することはほとんどないんですが(あまり読書をしないもので…)、この小説「ミュゲ書房」の著者・伊藤調(しらべ)さんは小樽出身の方なんですよね。

伊藤調さんとは、オレンジ11(伊藤調)さん (@iBYifqTblxozFLg)としてTwitterでフォローしていただいていて、小説デビューされたということを知って、今回読ませていただきました。

小説「ミュゲ書房」は、もともとウェブ小説サイト「カクヨム」に掲載したものを加筆修正して書籍化したものとのことです。

装丁も素敵です。

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〜そこは、人も物語も再生する本屋さん〜

大きな挫折を経験した元編集者の若い主人公が、祖父の書店『ミュゲ書房』を継ぐことになり、そこに関わる人々との出会いの中、編集者として再起していく物語で、終盤での思わぬ展開になってからは、面白くて一気に読み進んでしまいました。

本というものを作って売るための工程、過程、それに関わる人々の情熱も描かれ、本に携わっている人、本を愛する方々にとっては、一層引き込まれる内容なのではないでしょうか。

一方、物語はもちろんフィクションでありながらも、小樽出身の著者が描く、舞台となる架空の町「A市」は、小樽がモデルとのことで、作中で小樽とは書かれてないものの、その風景や自然、食べ物があちこちで出てきて、読む人が読めば、これは!!って分かるんですよね。

例えば、大正末期に建てられた洋館を改装したという、タイトルにもなっているミュゲ書房の建物の雰囲気は小樽にありそうな建物ですし、人口減に悩んでいるというA市、市内のどの場所にいてもたいていは海が見えるというその地形、他にも栗の自生林の北限っていわれるT公園と炊事遠足、廃線跡の遊歩道などなど…

作者の本来の意図とはズレてしまうかもしれませんが、個人的には、所々で描写される小樽を思い起こさせる情景に、ニヤッとしてしまって、なんとも興味を惹かれます。

ということで、小樽出身の伊藤調さんの小説「ミュゲ書房」。今は、コロナ禍でちょっと外出もままならないので、家でゆっくり読書をするのもいいですね(私は久しぶりでしたが…)。


※内容について、KADOKAWAのサイトからの引用です。

挫折を味わった編集者は書店主となり、そしてまた編集者として再起する。本に携わる人々と、彼らの想いを描いたお仕事エンターテインメント。
ミュゲ書房 伊藤 調:文芸書 | KADOKAWA

ミュゲ書房 伊藤 調:文芸書 | KADOKAWA
ミュゲ書房(オレンジ11) - カクヨム
オレンジ11(伊藤調)さん (@iBYifqTblxozFLg)(Twitter)

※Amazonで「ミュゲ書房/伊藤 調」をチェックする。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

小梅さん、おはようございます。
本の紹介、確かに!めずらしいですね。
なので、本屋にひとっ走り!買ってきました!
まだ50ページほど読み始めたばかりですが、好物が出てきてワクワク^^
昔食べたお新香巻きの濃い味はなるほど⁉あの漬物を使っていたのだな~なんて(笑)
建物を空想したり、小樽にいる気分でこれからの展開を楽しみに読みます。

投稿: アオサギ | 2021年5月27日 (木) 07時47分

アオサギさん、こんばんは。
そうなんです。本の紹介は本当に珍しいのですが、著者が小樽出身で、舞台となっている市のモデルが小樽で、あちこちに小樽を思い起こさせる描写があるということで、気になって購入して読んだところ、とても面白かったので、紹介しました。
小樽出身の方や小樽ゆかりの方は、また違った視点でも楽しめそうですね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年5月28日 (金) 01時11分

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