ニュースより/銭函駅前の一原有徳さん作のモニュメントの再設置を断念
JR銭函駅前に設置されていた、日本を代表する版画家で小樽を拠点に活動を続けた、故・一原有徳さん作のモニュメント「炎」が、老朽化して倒壊の恐れがあるということで取り外されたというニュースがあったのが、2020年3月末のことでした。
その後どうなっていたのかは知らなかったのですが、先日、2021年2月26日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、再設置断念のニュースが掲載されていました。
ニュースによると、老朽化が著しく、補修しても安全性が確保できないと判断したため、ということです。
モニュメントは1984年(昭和59年)制作で、小樽のタクシー会社こだま交通の当時の社長が、一原有徳さんにデザインを依頼して市に寄贈したものだそうですが、銭函駅が海沿いといった立地というのもあり、潮風で腐食が進んでいたんですね。
小樽市は2018年度に撤去の方針を固めるも、住民らの意向を受けて補修して残す方向に転換し、2020年3月に一時撤去して、補修できるかを専門業者に調べてもらっていたそうですが、想定より腐食が進んでいたために、今回の再設置断念の方針となりました。
代わりに記念碑の設置を決めたとのことで、すいません、現状の写真がないのですが、モニュメント跡のそばにある歩道脇に設置するそうです。
貴重な作品が姿を消すというの残念ですが、安全性を考えるとしょうがないですかね。素敵な記念碑ができるといいですね。
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