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2021年3月 2日 (火)

雪の外人坂を上る【動画あり】(2021年1月20日の様子)〜小樽チャンネルマガジン2月号の裏話

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先日、このブログでも紹介した小樽チャンネルマガジン2月号(Vol.63)では、冬企画「小樽の冬の坂道を歩く」ということで、雪の見晴らし坂と外人坂を歩いてきて、その様子を紹介しています。

いつも、小樽チャンネルマガジンの記事を書く際は、行ったことのあるところでも、何か様子が変わっているかもしれないので、改めて実際に行ってから書いていて、この時も、テーマが冬の坂道ということで、せっかくだからと1月の雪が結構降った後を狙って行ったんです。

で、実は外人坂がかなり大変だったんです。

そこで、小樽チャンネルマガジン2月号の裏話(補足記事)ということで、その時の外人坂の様子を紹介しますね。

ちなみに、外人坂という名前は、その昔、この坂の下に大正から昭和にかけて、ドイツ人貿易商のコッフさん一家が住んでいたことに由来します(参考:小樽市 :おたる坂まち散歩 第7話 外人坂(前編) (がいじんざか))。

雪の外人坂を上る(登る)

外人坂は緩やかな坂に続いて、123段あるという急な階段が水天宮の境内へと直接上っていて、もともと雪のない季節でもその階段を上るのが大変で、雪の積もる冬の間となると、たまに上り下りした足跡が積もった雪に残っているくらいで、通る人はほとんどいないようです。

行った日(1月20日)は、前日までに大雪が降った後で、きっと“雪の外人坂”にふさわしい風景が見られるだろうと思って向かいました。

で、坂の入り口についてみると…

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緩やかな坂の先に見えるはずの水天宮へと続く急な階段は、雪に埋れて全く見えず、そこにはただの雪の壁がそびえている、といった光景でした。

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よくみると、薄らと誰かが歩いた足跡があるようなんですが、それも前日までの雪で埋まったようで、とにかく目の前には雪の壁…

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引き返そうかとちょっと足が止まったものの、意を決して上りました(“登る”の字の方がそれっぽいですね)。

いや〜、とはいっても、坂を上り出すと、雪に下にあるはずの階段はどこへやらで、これは境内にたどり着くのだろうか…、とさえ思ってしまうほど大変さ。

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坂を上ろうにも膝まで雪で埋まってしまい、進まない、進まない。まるで雪山登山といった感じです(って、雪山登山はしたことがないですが…)。

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途中、休みながら上ったのですが、123段の階段がなんて長いことか。

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けど、途中で振り返ってみた風景が、いい眺めで疲れをちょっとだけ癒してくれます。

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(ただ、上ってきた足跡が、なんとも…)
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そして、息を切らしながら、やっと水天宮の境内に到着です。

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実は、水天宮の境内が近づいてきた時に、この大変さを紹介したいと思い、慌てて動画も撮ったんです。ただ、ただでさえヘトヘトなのでブレブレで、手が映り込んだりもしてますが、なんだかそれもリアリティがあったりして(笑)

それが、こちらの動画です。

もう息も絶え絶えですね(汗)

けど、最後に境内にようやく着いて振り返って見た風景は、曇ってはいたのですが、苦労して上ってきた分、なんだかいつもより綺麗に見えましたよ。

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そして、ここまで上ってきた自分の足跡が、なんとも冬の坂道の印象的な光景に見えました。

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おわりに

正直、ここまで大変だとは思ってなかったんです。

もちろん、大雪の後に行ったので、こういう状況だったのですが、いや〜、雪の外人坂を上るのはおすすめしません(って、誰も上らないか 笑)

やっぱり外人坂は、坂の上から風景を眺めるのがいいですね。

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というこで、雪の外人坂を上ってきた時の様子でした。

※小樽チャンネルマガジン(編集発行:株式会社K2)2021年2月号(Vol.63)では、冬企画「小樽の冬の坂道を歩く/見晴らし坂〜外人坂編」ということで、見晴らし坂の様子も書いてますので、よければ読んでみてください(※電子版はこちらから:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル)。

【関連記事】
フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2021年2月号(Vol.63)〜今号は冬企画「小樽の冬の坂道を歩く/見晴らし坂〜外人坂編」
水天宮から外人坂を下る
外人坂を上って水天宮から小樽港を眺める

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小樽の坂」カテゴリの記事

コメント

1月20日ですか!
これは、大変な登山ならぬ〈階段登り〉ですね。
私なら〈遭難?〉しそうです!
街のど真ん中で遭難って、笑えるかな?
しかし、くっきり残った足跡がいいなあ~

投稿: John 1940 | 2021年3月 2日 (火) 04時53分

貴重な動画、ありがとうございます。
お疲れ様でした。
いやあ~、私も登った気分になりました。
冬の小樽の海、この色が好きなんです。
そして、小梅さんの肉声も聴かせて
いただきまシタ!(笑)

投稿: 猫見鳥 | 2021年3月 2日 (火) 08時19分

小梅太郎さん、おはようございます。
好奇心旺盛な坂登り、お疲れ様でした。
私も、もう少し若かったら同じ事をしたかったです。そしてこの坂を見る度に一人ニヤニヤしたかった〜
小梅太郎さんの足跡を見た人は、誰が登ったんだ‼️と想像に駆られるでしょうね。

投稿: EKO | 2021年3月 2日 (火) 08時51分

John 1940さん、こんばんは。
小樽チャンネルマガジン用に1月20日に歩いてきたんです!
いや〜、本当にこのまま動けなくなったら遭難だな…って思いました。
街中なのに…
足跡は、なんだかいいですよね。


猫見鳥さん、、こんばんは。
雰囲気、伝わりましたか!?動画も撮っておいてよかったです。
本当に、これは疲れました(汗)
確かに、晴れてはいなかったですが、この冬の小樽の海の色もいいですよね。
いや〜、声も出ちゃうほど大変でした(笑)


EKOさん、こんばんは。
好奇心旺盛が過ぎました。これは本当に疲れました(笑)
けど、そうですよね!!冬に雪に覆われた外人坂を登ってみたいとは、以前から思ってはいたんです。
ただ、思ったより大変でした…
確かに、後から足跡を見た人は、物好きもいたもんだと思ったでしょうね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年3月 3日 (水) 01時54分

外人坂の水天宮の直ぐ下に最近まで住んでいた叔母は今年88歳。
自分の家の前までの階段の数を覚えていて、上は見れないから、階段だけを見て数を数えながら登ったそうです。
冬はたんなる雪の坂だったそうです😀

投稿: 西村伸一 | 2021年11月19日 (金) 08時41分

西村伸一さん、こんばんは。
なるほど、自分の家までは、階段の数を数えていれば分かるというわけですね。
確かに、急な階段って、冬はただの坂道になってしまうんですよね。
そうなると、これまた上り下りが大変ですね。

投稿: 小梅太郎 | 2021年11月20日 (土) 01時29分

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