ニュースより/オタモイ遊園地跡の再開発を小樽商工会議所が検討中〜ニトリの寄付を受けて調査へ
とっても気になるニュースがありました。
それは、昭和初期に道内有数の観光施設として人気があったという「オタモイ遊園地」跡の再開発を、小樽商工会議所が検討しているというニュースです。
2021年2月25日付北海道新聞朝刊総合欄に掲載されていました。
ニュースによると、小樽商工会議所は、遊園地跡の再開発に向けた勉強会を開催し、宿泊施設や歴史資料館を建設し、海岸に桟橋を設けてマリンレジャーにも生かすといった素案を作成したそうです。
そこに、小樽市内で小樽芸術村などを展開する家具・インテリア製造小売り最大手のニトリが案に同意し、専門的な地質調査などを行うための寄付(5千万円)をしたとのことで、3月にも地質や採算性の調査が始まるようです。
ちなみに、かつてあったオタモイ遊園地について、正式な開園時期は不明のようですが、昭和9年(1934年)にできた断崖絶壁に建つ姿がよく知られている料亭「龍宮閣」をはじめとした施設が集まる、人気の遊園地だったんですよね。
ただ、昭和27年(1952年)に龍宮閣が焼失してしまい、その後、遊園地は閉鎖されます。
オタモイ 海岸の龍宮閣などがあった場所は、かつては遊歩道が整備されていたものの落石が相次ぎ、2006年から遊歩道は閉鎖され、以来、現在まで立ち入り禁止区域となっています。
もともと景観の素晴らしいところなので、ずっと立ち入り禁止のままなのはもったいないなと、なんとかならないものかと思っていたので、これはとても楽しみなニュースで、実現するといいですね。
※こちらは道新関連のアカウントによる、このニュースのツイートです。
オタモイ遊園地の跡地の再開発が検討されています
— 北海道新聞デジタルチーム (@doshin_digital) February 24, 2021
断崖に建つ高級料亭の龍宮閣や演芸場などが集積する小樽有数の人気行楽地でしたが、1952年に龍宮閣が焼失していましたhttps://t.co/bmeVtRGVNJ
※小樽市総合博物館のオタモイ遊園地開園当初の貴重な映像がありました。OtarujournalTV(小樽ジャーナル)のYouTubeチャンネルからです。
【関連記事】
・昭和初期のオタモイ遊園地の映像が小樽市総合博物館運河館で公開
・観光船のオタモイ航路で祝津、赤岩、オタモイの絶景を見てきました
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コメント
おおっ!
幻の「龍宮閣」が、復活か?なんて、
嬉しいニュースですね。
まあ、ニトリさんにとっては5千万円なんて大した額ではないのでしょうが、新しい観光地になれば楽しいですね。
しかし、私が生まれた頃まで営業してたんだ!
でも、焼けなければ廃墟になってたかもしれませんよね。
投稿: John 1940 | 2021年2月27日 (土) 01時15分
やっぱり、生まれる前に焼失していたんだ。。
何かすっきりしました。
ニトリさん感謝ですね。
追加費用あったらよろしくお願いいたします。
これからも利用します!
投稿: オヤジ | 2021年2月27日 (土) 06時36分
John 1940さん、こんばんは。
そうなんです。こういう動きがあったとは、全然知らなかったので、かなり驚いていますが、同時に嬉しいニュースです。
ニトリには、随分とお世話になってますね。
開園期間が短く、建物も残ってないので、なんだか幻のようなんですが、確かに遊園地があったんですよね。
もし、龍宮閣が残っていたのなら…廃墟になっていて、やっぱり立入禁止だったかも…
オヤジさん、こんばんは。
オタモイ遊園地や龍宮閣については、情報がそれほど多くなくて、知られていないことも多々ありますよね。
今回は本当にニトリに感謝ですね。
実現するよう、いい方向に行くことを願っています。
投稿: 小梅太郎 | 2021年2月28日 (日) 03時10分