小樽市に新型コロナウイルス感染拡大で外出・往来自粛要請。酒類を提供する飲食店には休業要請
小樽の新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。
このブログでは、新型コロナウイルス感染状況の詳細は書いてきてないのですが、この話題は掲載しないわけにはいきませんね。
小樽市に外出・往来自粛要請。飲食店に休業要請
全国ニュースになっているので、多くの方がご存知のことと思いますが、2021年1月28日(木)、道は新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が多発して、感染拡大が止まらない小樽市を対象に、不要不急の外出自粛と、市内外への往来自粛を要請しました。
期間は1月28日(木)から2月15日(月)までと、道の集中対策期間に合わせています。
道は既に札幌市に同様の要請をしていますが、札幌と同様、自粛要請には「感染リスクを避けられない場合」との規定があります(う〜ん、これがなんとも分かりにくいですね)。
さらに、小樽市は独自に2月15日(月)までの期間、市内の酒類を提供する飲食店に対して休業要請も出しました。要請に応じた事業者に対しては、15万円の協力金を支払うとのことで、時短ではなくて、休業要請という強い措置をとっています。
小樽市の迫市長は、1月28日(木)17:30から、今回の措置に関して緊急記者会見を開いてます。市長からは、緊急事態宣言下と変わらない状況にあるものと認識している、という話もありました。
こちらが、記者会見の様子です(小樽市広報広聴課のYouTubeチャンネルより)。
※記者会見のテキストデータがこちらに掲載されてます:小樽市 :市長記者会見記録令和3年1月28日(YouTube)
さらに、北海道後志総合振興局長と市長から、令和3年(2021年)1月28日付けで緊急メッセージが出されています。小樽市HPに掲載されています。
現在、小樽市内では複数の集団感染が発生しており、感染者数の増加により市内の医療体制がひっ迫しています。
新型コロナウイルス感染症への対応だけでなく、急病やけがなど緊急時の医療提供ができなくなるおそれがあります。
感染拡大を防ぎ、医療体制を守るため、1月28日から2月15日までの間、感染リスクを回避できない場合、小樽市民の皆さまにおかれては、不要不急の外出を控えてください。小樽市外の皆さまにおかれては、小樽市内との不要不急の往来を控えてください。
また、マスクの着用や手洗い、できる限り同居していない方との飲食は控えるなど、改めて感染対策の確認と実践を徹底するようよろしくお願い申し上げます。
これ以上の感染拡大を防ぐため、感染防止対策へのご協力をよろしくお願いします。
小樽市 :北海道後志総合振興局長と小樽市長からの緊急メッセージ
小樽の感染状況
実際の小樽市の感染状況はというと、小樽では昨年末から感染拡大がみられ、以来現在まで、石橋病院を始め市役所や協会病院、民間企業、飲食店、高校などからもクラスターが発生しているほか、家族間の感染も増えていて、市中感染の広がりも否定できない状況とのことです。
クラスターについては、まだ収束していないものも多いのですが、決定的だったのが、1月26日(火)(27日発表分)に1日の感染者として過去最多の35人を記録したことでしょうか。
それ以降の感染者の推移は、次のような感じです(日にちは感染確認日)。
1月26日(火)35人(日別で過去最多)
1月27日(水)33人
1月28日(木)11人
1月29日(金)3人
1月30日(土)9人(ブログ投稿時の最新の1月31日発表分)
と、少し数は減ったものの、もちろん油断はできません。
1月31日発表分までで、感染者は市の発表でのべ708人になっているのですが、今月発表分だけで、なんと395人にのぼり、医療体制も逼迫してきています。
※参照:小樽市 :新型コロナウイルス感染症の市内発生状況について(令和3年)
※参照ニュース
・2021年1月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄、第1社会欄
・2021年1月29日付北海道新聞朝刊1面、小樽・後志欄、第1社会欄
おわりに
ということで、感染拡大の止まらない小樽は、道から札幌市と同様の自粛措置として、1月28日(木)から2月15日(月)まで、小樽市内においては不要不急の外出を控えること、市外との不要不急の往来を控えること、という要請がでました。
市からは酒類を提供する飲食店に対して休業要請が出て、次々と休業のお知らせが、SNSなどに上がってきています。
飲食する場の提供を休止すれば、テイクアウトやデリバリーは認められているということですが、実施しているお店は限られていると思うので、市内の飲食店の状況は、これまでも厳しかったのが、より厳しいものになりますね。
※休業要請の協力金いついてはこちら:小樽市 :飲食店休業協力金。
※休業要請については、小樽市独自の対応で、休業協力金についても道からの財政支援はありません(参照:2021年1月30日付北海道新聞朝刊総合欄、小樽・後志欄)。
もちろん、飲食店以外の観光に携わる業種なども、もろに影響を受けてます。
観光地は閑散としていて(昨年からですが)、イベント関連は次々と中止を発表。大幅短縮での開催を発表をしていた第23回小樽雪あかりの路も、結局、全てのイベントを中止にしました。
市民としては、不要不急の外出を控えて、マスクの着用や手洗いなどを徹底して、感染拡大が収まるのを願うばかりですね。
※以下に、小樽市HPに掲載の緊急のお願いを引用します。
【市民の皆さん、(酒類を提供されている)飲食店の皆さんに緊急のお願いです。】
市内の新型コロナウイルス感染拡大の現状は、首都圏等の緊急事態宣言下にある都府県と変わらない水準であり、小樽市民の皆さんの安全安心を確保するため、また、市内経済の回復を図るためには、感染拡大の抑止が今、最重要の課題であります。
そのような中、1日も早い市内感染収束に向けて皆さんに緊急のお願いがあります。
2月15日(月)まで、
〇不要不急の外出をお控えください。
〇市外との不要不急の往来もお控えください。
〇飲食の際はいつもの家族・仲間で少人数で。
〇マスクの着用と手洗い、改めて徹底を。
〇酒類を提供する飲食店事業者の方々には、休業に御協力をお願いします。
※休業要請に応じた事業者には協力金をお支払いします。
小樽市 :市長記者会見記録令和3年1月28日(YouTube)
※小樽市の新型コロナウイルスについての関連ページは、こちらにまとまってます。
・小樽市 :新型コロナウイルスについて
※小樽市 :小樽市公式ホームページ|自然と人が紡ぐ笑顔あふれるまち
※北海道のホームページ | 北海道庁
※関連ニュース:不要不急の外出自粛と飲食店休業要請 小樽市(小樽ジャーナル)
スポンサーリンク
| 固定リンク
コメント