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2020年12月14日 (月)

手宮川を探せ!!〜梅ヶ枝町のバス通りでは暗渠になっている手宮川の流れを見られるところ

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かつて小樽の市街地を流れていて、その川の名前を今も耳にするけど、現在は多くの場所で暗渠になっているなどして、その流れをほとんど見ることがない、といった川があります。

ということで、今回は前回の入舟川を探せ!!に続く、“〇〇川を探せ!!”シリーズ第2弾!!(っていつの間にかシリーズ化してますが)

手宮川を探せ!!」です。

その手宮川ですが、梅ヶ枝町のバス通りがありますよね(梅ヶ枝通りや祝津山手線と呼ばれてます。市道名は「手宮川通線」)、で、手宮公園側の高台に広がるの末広町と梅ケ枝町側の高台に挟まれるこのバス通りの下に、現在は暗渠の手宮川が流れているんですよね。

※写真撮影は2019年10月・11月、2020年10月・12月とまちまちなのでご勘弁を。
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梅ヶ枝町バス通りの上で通りから離れて流れていた

赤岩山方面から流れてくる手宮川ですが、暗渠になっている梅ヶ枝町のバス通りの上の方では通りから離れて流れてるんですよね。

(梅ヶ枝町のバス通り)
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で、そこで手宮川の流れを見ることができるんです。

場所は、まず緩やかな坂のバス通りを上っていくと、少し坂が急になったところに交差点があって、赤岩方面の正面左に巨大なコンクリートの擁壁があるのですが、その壁が終わったあたりに細い通りを含めると五叉路になっている交差点があります。
(ここです)

(交差点からのコンクリートの擁壁)
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(その先の五叉路)
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ここの右側で、川の流れを見ることができるのですが、これが手宮川なんですね。

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手宮川は、ここからしばらく、住宅街の間を流れていて、途中で本田沢通り横切って、バス通り(市道・手宮川通線)の下の暗渠へつながるというわけです。あっ、バス通りと並行に通っている、梅ヶ枝町と末広町の境となっている通りが本田沢通り(市道・赤岩線)になります。

(住宅街を流れる手宮川)
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(そしてバス通りの暗渠へ。これはバス通りから見たところ)
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(右の白い柵が川が流れ込むところ。上の写真はそこから撮影)
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古い地図を見たら、手宮川のそのあたりの流れを確認することができました。

こちらは市立小樽図書館所蔵の古地図「小樽市街図 小樽市役所(発行) 1936(昭和11)年6月20日印刷(No.95)」です。
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※当地図は市立小樽図書館の許可を得て掲載しています。コピー・転載等不可です。

手宮川の部分を拡大してみると、今回、流れを見ることのできた、上流側の現在のバス通りから離れたところを流れる手宮川を確認することができます。

(拡大図。見にくいですが地図上でわずかに川の水色が見て取れます)
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このあたりでは普通に住宅地の間を川が流れているので、近隣の方々にとっては、今も手宮川は身近な川といえそうですね。

※ここからさらに上流部については未確認です。

もうすぐ港!鱗友朝市の前の交差点の先で

で、手宮川の流れを確認できる場所が、もう一箇所、今度は下流側にありました。

港に近い、鱗友朝市の前の交差点を渡ったところで、川の流れを見ることができます。

(鱗友朝市(写真右手)のある交差点。この先で手宮川を確認できる)
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ここが手宮川の下流部なんですね。
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(この先で小樽港に)
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(振り返って見たところ)
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これも、先ほどの古地図で確認できます。
051___1195-t
(こちらもコピー・転載等不可です)

手宮川は現在のバス通りと同じく梅ヶ枝町の通りから曲がって「常盤通り」を通り、現在の手宮のバスターミナルのところを曲がって、その先からまっすぐ港へと向かっています。

(常盤通り)
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最後の港へまっすぐと続いているのは、現在のマックスバリュ手宮店と鱗友朝市の通りですね。

(ここですね)
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ここで見ることのできた手宮川は、この先もまっすぐと流れが続いているようですが、敷地に入ることはできず、確認は先ほどの場所のみでした。

(この先の北浜岸壁からもギリギリ、川は確認できませんでした)
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おわりに

名前はよく聞く手宮川。市街地ではほとんど暗渠ですが、梅ヶ枝町のバス通りの上の方で通りを離れた住宅街で、その流れを見ることができ、下流側では鱗友朝市の前の交差点を渡ったところで、再び見ることができました。

手宮川は今もしっかりと流れているのですね。

ということで、以上“手宮川を探せ!!”でした。

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さて、シリーズ第3弾はあるでしょうか!?

※参考
小樽市 :おたる坂まち散歩 第44話 野藤坂(のとざか)
・北海道新聞折込紙「新ねっとわーく小樽2019年8月号(No.61)」(編集・制作/有限会社ウィルダネス・発行/どうしん小樽販売所会)

※市道と川については、小樽市建設部用地管理課にて確認させていただきました。この場を借りてお礼させていただきます。

【関連記事】
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梅ヶ枝町のバス通り沿いの梅広会館と宮尾直治翁像
野藤坂(のとざか)〜梅ヶ枝町のバス通り(祝津山手線)から上る急で短い坂道
梅ヶ枝町のバス通りと並行する高台の眺めの良い道を歩く
梅ヶ枝町のギャラリー・あとりゑ・クレールは「おたるBook Art Week 2020」に参加しています(10月25日まで)

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コメント

小梅太郎様

こんばんは。
個人的にとても嬉しい回でした。
昔の地図も根拠でつけてくださり
素晴らしいです^^ ありがとうございました。

小さいころ、お友達と一緒にその川の周りで遊んだことがあるような気がします!
やんちゃな男の子は、ぬるぬるの壁を伝って川の中へ入っていたような・・・
私は川じゃなくてドブとか下水?だと思っていました(;^_^
どこから始まっているのでしょう。
赤岩山ですか?

投稿: T | 2020年12月14日 (月) 23時05分

小梅太郎様♪何時も情報発信ありがとうございます🙇
家人78歳の昔の話『手宮公園下の手宮小学校に行く時、川を飛べると思ってとんだ❗川に落ちた‼️その後どうしたのか❓記憶無く…😅』との事😂

投稿: 小樽梅子 | 2020年12月15日 (火) 09時14分

Tさん、こんばんは。
懐かしんでもらえたようで、よかったです!!
川が流れていたころの様子を確認したくて、古地図を許可をもらって掲載させていただきました。
川の周りで遊んでいた記憶があるのですね!!
あまり大きな川ではなかったのですね。
手宮川は、赤岩山から流れているそうです。


小樽梅子さん、こんばんは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
手宮川が街中を流れていた頃、川は身近な存在だったのでしょうね。
川に落ちたその後、どうなっちゃったんでしょうかね(^^;

投稿: 小梅太郎 | 2020年12月16日 (水) 01時13分

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