ニュースより/小樽看護専門学校の運営を留萌市の医療法人社団「心優会」が引き継ぐことに
一旦、2023年3月末での閉校が閉校が決まった小樽看護専門学校について、小樽市が財政支援に乗り出すというニュースがあったのが、8月のことでした(→ニュースより/閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援へ)。
で、この件に関しての続報が、2020年11月5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。
ニュースによると、小樽看護専門学校の運営を留萌市の医療法人社団「心優会」が、早ければ2022年にも引き継ぐ方針を明らかにしたということです。心優会は、小樽の野口病院も運営しています。
これまでは、小樽市が本年度から4年間、同校の学生が定員割れした場合の収支不足を、市の補助金で穴埋めするということで、当面の存続の見通しがたったものの、それ以降については、先行き不透明だったんですよね。
で、今回のニュースですが、心優会の留萌市でも、かつて唯一の看護学校が閉校して以来、看護人材不足に悩まされてきた経緯があるそうで、今回のことで、小樽でも看護師がいなくなるという強い危機感から、運営を引き受けてくれることになったそうです。
現在、准看護師を育てる小樽市医師会看護高等専修学校(富岡1)の卒業生の約6割が、小樽看護専門学校に進学しているそうで、進学希望者はこのニュースにほっとしているようです。ちなみに、名前はこのまま残すそうです。
※小樽看護専門学校は、現在は夜間定時制の専修学校として3年過程で看護師を養成していて、准看護師養成の小樽市医師会看護高等専修学校を卒業した准看護師が、看護師を目指し進学する受け皿でもあるそうです。ちなみに、市内の看護学校は、他に全日制の市立高等看護学院(東雲町)があります。
ただし、ニュースによると、まだ譲渡時期や移転先、学校の形態などは未定で、課題は色々とあるようですが、学生の確保や教職員の引き止めのために、早めの発表となったようです。
やはり現在の校舎が入船町の高台にあり、JRの駅からも遠くて利便性が悪いというのがあって、移転先が課題のようです。あと、学校の形態も、小樽医師会看護高等専修学校との統合も視野に入れているそうです。
ということですが、ひとまず、運営の引き継ぎ先がみつかったので、関係者は安心しているでしょうね。
将来的に、安定して学校が続いていけるように、いい方向に向かってくれるといいですね。
※関連ニュース:小樽看護専門学校運営引き受け (医)心優会(小樽ジャーナル)
【関連記事】
これまでの経緯については、過去記事をどうぞ。
※小樽看護専門学が2022年度末で閉校する方向で検討している、というニュースが流れたのが2020年5月でした。運営は学校法人共育の森学園です。
・ニュースより/入船町の高台にある小樽看護専門学校が閉校を検討!?
↓
※閉校が正式決定後に、進学希望の学生らによる存続を求める署名活動がありました。
・ニュースより/小樽看護専門学校が2023年春での閉校が決定→存続を求める署名活動へ【追記あり】
↓
※小樽市が財政支援に乗り出しました
・ニュースより/閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援へ
↓
そして、今回の運営引き継ぎのニュースにつながります。
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