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2020年9月27日 (日)

旧幌内鉄道 手宮〜札幌間開通140年記念シンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」を聞いてきました

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9月26日(土)に開催された、旧幌内鉄道 手宮〜札幌間、開通140年記念シンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」を聞いてきました。

主催は特定非営利活動法人北海道鉄道文化保存会。会場は小樽経済センター4階ホールで、14:00〜16:30の予定で開催されました。

参加には事前申し込みが必要で、当日、会場ではソーシャルディスタンスで座席の距離を保ちながらも、たくさんの方が参加していました。

手宮〜札幌間に、北海道で初めての鉄道が開通したのが1880年(明治13年)のことで、全線廃止になったのが1985年(昭和60年)です。

その後、旧手宮線跡地は散策路として整備され、観光スポットにもなっていて、日本遺産「炭鉄港」や北海道遺産に認定されています。

で、開業140年を記念してのイベントの一環として開催されたのが、この日のシンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」です。

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この日は、迫小樽市長の挨拶があり、その後、基調講演として北海道職業能力開発大学校特別顧問の駒木定正氏による「小樽栄華の道・幌内鉄道の遺産発見」、釧路市立博物館館長補佐・学芸員の石川孝織氏による、釧路を主とした「石炭と鉄道」のお話があり、その後パネルディスカッションがありました。

パネルディスカッションのテーマは「小樽の鉄道遺産の保存と活用」で、パネラーは次の皆さんでした。
パネラー
迫俊哉氏(小樽市長)
駒木定正氏(北海道職業能力開発大学校特別顧問)
石川孝織氏(釧路市立博物館館長補佐・学芸員)
吉岡宏高氏(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団理事長)
佐藤圭樹氏(エディター・ライター)
コーディネーター
高野宏康氏(小樽商科大学客員研究員)
ちなみに、総合司会は田口智子さん(FMおたる)でした。

基調講演からパネルディスカッションまで、とにかく濃い内容のお話で、アカデミックで勉強になる話は盛り沢山でした。

鉄道といえば、小樽は日本遺産「炭鉄港」の認定を他の自治体とともに受けていて、それは、主に空知の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾、そして各地の鉄道施設が構成要素になっているようですが、小樽は港湾ももちろんですが、鉄道にも重要な部分を占めているイメージがあります。

その鉄道遺産をどう保存していくか、次世代にその価値をどう伝えていくか。そして、今、その遺産をどう活用していくかというのは、なかなか難しくも大切な問題で、やはり、市民の盛り上がりというか、認知というか、まずは興味を持ってもらうようにするのが大事かなと、お話を聞いていて思いました。

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ブロガーの私ができることは、小樽の毎日を伝える中で、それが例えば鉄道遺産関連であれば、それを読者の皆さんに伝えることで、そこから“へ〜、そうなんだ”という気づき、発見、興味を持ってもらえるようにできるといいですよね。

実はパネルディスカッションは内容たっぷりで、30分オーバーだったんです。とても興味深くて、勉強になる話をどうもありがとうございました。

小樽市 :「炭鉄港」日本遺産認定について
小樽の鉄道遺産 | 各地の北海道遺産 | 次の世代に残したい北海道の宝物 北海道遺産
炭鉄港WEBサイト

【関連記事】
ニュースより/旧手宮鉄道施設などの「小樽の鉄道遺産」が北海道遺産に

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コメント

当ブログを読み、小樽と幌内鉄道の関係、
そして北海道開拓へと調べるに至りました。
これは本当に興味深いですね。
長時間の講演も、あっと言う間に終了した
のではないでしょうか。
観光、グルメだけではなく小樽の歴史に
ついても教えていただき、ありがとうござい
ます。

それともう一つ気になったのが、司会者が地元
FMおたるからの方だったのですね。
FMファンの私には、こちらにも興味をそそられ
ました(笑)。

投稿: 猫見鳥 | 2020年9月27日 (日) 13時02分

猫見鳥さん、こんにちは。
小樽の鉄道遺産は、北海道の開拓・発展と直接つながりがあって、私もまだまだ勉強中ですが、とても興味深いですよね。
小樽の歴史については、私も色々と学びながら、そのことをブログに書き留めています。それがお役になっているなら、嬉しいです。
今回の司会者のFMおたるパーソナリティの田口智子さんは、書籍「小樽さんぽ」シリーズの著者でもあって私もファンです。

投稿: 小梅太郎 | 2020年9月28日 (月) 12時54分

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