工事中だった市立小樽美術館の覆いがとれて綺麗な外壁が姿を現してます
市立小樽美術館(文学館)は、7月から正面外壁の修繕工事中だったのですが、先日、前を通ったら、壁面の覆いが撤去されていて、綺麗な外壁が姿を現してました(美術館と文学館は同じ建物内です)。
この外壁工事については、このブログでも7月に取り上げたのですが、その時のニュースによると、工事にあたっては、小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん(1927~2014年)の七回忌を前にした昨年(2019年)11月、遺族から市民団体「市立小樽美術館協力会」に1千万円の寄付があったとのことなんですよね。
それは、白江さんの生前の遺志による寄付だったそうです。
※関連記事:市立小樽美術館の正面外壁が修繕工事中〜小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん遺族から寄付
※参照:2020年7月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
今回は日銀通り沿いの正面外壁のみの工事だったのですが、とても綺麗になってますね。外壁工事は1987年以来33年ぶりだったそうです。
少し緑がかって見えるのですが、先月のニュースによると、灰緑色の当初の色に近づける予定とのことだったので、もともとはこういう色味の外壁だったのですね。
ちなみに、この建物は1952年建築の旧郵政省小樽地方貯金局の建物で、市立小樽美術館として1979年(昭和54年)に開館しています(文学館は1978年(昭和53年)に開館)。
寄付をしてくれた故白江正夫さんは礼文島生まれで、主に小樽の中学校で美術教師を務めながら風景画中心に描き、退職後の1993年には日本水彩展の最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞していて、小樽美術館は白江さんの作品を38点収蔵しているとのことです。
実は現在、市立小樽美術館では特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」が開催されているんですよね。
会期は2020年8月2日(日)~10月11日(日)までということで、綺麗になった建物の外壁を見つつ、特別展を観に行くといいかもしれませんね。
【関連記事】
・市立小樽美術館の正面外壁が修繕工事中〜小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん遺族から寄付
・市立小樽文学館・美術館の建物は旧郵政省小樽地方貯金局
・日銀通りの旧手宮線跡には今も踏切が残ってます〜古い踏切の写真がありました
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