幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」
幸町の中央バス「おたもい線」のバス通りを幸小学校側から下っていくと、その先で、通りを横切るように、花や木々が綺麗に整備された通りがあります。
ここは「りんご通り」と呼ばれている通りですね。
※写真は2020年7月20日撮影
りんご通りの様子
幸小学校からのバス通りも下ってくるのですが、りんご通りも左から右に向かって下り坂になっています。
幸町のこの辺りは、位置的には左方向は赤岩山で、その南側山麓に位置する町、ということになるんですよね。
りんご通りの山側に少し上って振り返ると、りんご通りを綺麗に眺めることができました。
まっすぐ続く下っていく通りは、途中から上りになっていて、その先で左に曲がっていますね。
ちなみに、バス通りは市道「幸大通線」になるのですが、りんご通りも市道で、バス通りから下っていく道路が幸大通東線で、上ってくる道路が幸本通西線という市道名になります。
りんご通りを下っていきます。
先ほどの上りに転じる谷の部分には、どうやら小さな川が流れているようですね(後で調べたら、幸町内を流れている三ツ目川という川とのことです)。
今度は上りになった通りを進みます。
上ったあたりから通りは左に曲がり、平坦になり。りんご通りの正式な範囲は分からないのですが、花や木々が植えられた中央分離帯がもう少し続いて、その先で終わっています(地図を最後に掲載しています)。
りんご通りについて
さて、このりんご通りという名称ですが、実際に歩いてきて、りんごと思われる木があるんですよね。
この通りで植樹が始まったのが昭和63年のことで、以後、5年間に計300本ほどが植えられたそうですが、その中で、かつてこの一帯で果樹栽培が盛んであったことにちなんで、リンゴの木も植えられたそうです。
それで、ここが「りんご通り」と名付けられたそうです。
平成2年からは通りの木に成ったリンゴを味わう、収穫祭となる“りんご祭り”も始まったそうですが、場所的なこともあって食用のリンゴが獲れたのは最初の5年ほどだったそうです。
その後、りんご祭りは名前はそのままに趣旨を変え、、場所も幸中央公園に移して、現在も地域のお祭りとしては異例ともいえる、大掛かりなお祭りとして開催されています(ん?そういえば、やはり今年は開催されなかったのかな?私はまだ行ったことがないので、行ってみたいんです)。
※参考
・北海道新聞朝刊折り込み紙〈新ねっとわーく小樽〉No.39(2017年10月)「幸」
・オタモイ・幸地区の昔を中心とした郷土誌(小樽市立幸小学校1982/小樽市立幸小学校PTA文化部編)
おわりに
ということで、幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」の様子と、そのいわれについてでした。
幸町が住宅地として開発されたのは、昭和40年代後半からという、住宅街としては比較的新しい地区ですが、やっぱりその歴史は興味深いですね。
※市道及び川の名称については、小樽市建設部用地管理課にて確認させていただきました。いつもどうもありがとうございます。この場を借りてお礼させていただきます(参考:小樽市 :市道に関することについて)。
※今回歩いたりんご通りは、地図の幸中央公園の左手にある、中央分離帯のある道路です。
【関連記事】
・幸小学校前を通って幸会館までのバス通り沿いの様子
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