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2020年9月

2020年9月30日 (水)

【石垣のある風景】住吉神社横の社ヶ丘の坂の上の道路脇に続く長い石垣

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坂の街・小樽では、あちこちで石垣を目にするのですが、そんな石垣が気になって、このブログでも小樽の石垣のある風景と称して、時々、街歩きで見かけた気になる石垣の様子を投稿しています。

今回は住吉神社の横の急坂「社ヶ丘の坂(やしろがおかのさか)」の上の方で目に止まった石垣です。
※写真の撮影時期がまちなちなのでご了承を。

(2019年12月撮影)
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道路脇の住吉神社側の丘に沿ってに続く石垣で、山側(坂の上側)のかなり高い石垣の始まりは、住宅の石垣のようなんですが、そこから坂の下の方に向かって、とにかく長く続いています。

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※神社本殿後ろの小高い丘は、古い絵地図には「船上山(ふなかみやま)」と記されているそうです(参照:小樽市 :おたる坂まち散歩 第37話 社ヶ丘の坂(やしろがおかのさか))。

こんなパナラマ写真も撮ってみました。
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住吉神社の裏の高台の土砂崩れ防止のような感じでしょうか。

坂の途中の、住吉神社の境内に入る道があるのですが、その近くまで続いているんですよね。

(2020年8月撮影)
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この石垣がいつからあるものなのかは分かりませんが、よく市内で見る建物の平地を確保するための石垣と違って、丘に沿って長く続いていたのが何だか目に止まった、社ヶ丘の坂の石垣の風景でした。

(2020年5月撮影)
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【関連記事】
住吉神社横の坂道は「社ヶ丘の坂(やしろがおかのさか)」〜坂の上からの眺めが変わりました
住吉神社横の急な坂「社ヶ丘の坂(やしろがおかのさか)」
冬のちょっとした風景〜住吉神社横の社ヶ丘の坂から
住吉神社境内にある「木魂神社」

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2020年9月29日 (火)

富岡町のコープさっぽろみどり店の石垣に以前建っていた建物の写真(小樽市総合博物館Facebookページより)

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坂の街・小樽では、石垣があちこちで見られます。

このブログでも小樽の石垣のある風景と称して、時々、気になる石垣の様子を投稿しています。

その中でもコープさっぽろみどり店の立派な石垣は、本当に目に止まり、このブログでも以前、取り上げたことがあります。
【石垣のある風景】コープさっぽろみどり店(富岡町)の立派な石垣の風景

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実は、9月の道新文化センターの講座のテーマが「小樽の石垣」で、改めて過去の石垣の記事や写真を確認したり、調べ物をしたりしていたんです。

すると、ここコープさっぽろみどり店の石垣の敷地に、以前建っていた建物の写真が、小樽市総合博物館のFacebookページに投稿されているのを見つけました。

まずは、その写真がこちら。

「小樽市総合博物館所蔵 兵庫コレクション」より
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※この写真は小樽市総合博物館の許可を得て掲載しています。コピー等による二次利用は禁止です。

写真は昭和50年代のものだそうで、この立派な屋敷がどういうものかまでは分からないのですが、博物館のFacebookページの投稿によると、この場所は大正末期の地図には「三菱社宅」と記入されていて、三菱銀行、三菱商事などの支店長宅などが並んでいたそうです。

ここコープさっぽろみどり店は、住所としては富岡町で、眺めの良いこの富岡町はかつての屋敷町で、明治後期から富裕層による大邸宅が多く建てられた地域でもあって、そのせいか結構あちこちに立派な石垣が残っていたりするんですよね。

そのFacebookページの投稿はこちらです。


ということで、富岡町のコープさっぽろみどり店の立派な石垣に、以前建っていた建物の写真を小樽市総合博物館のFacebookページで見つけて、掲載許可をいただいたので、当ブログにも記録として書き留めておきました。

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小樽市総合博物館 | Facebook

【関連記事で】
※石垣関連の記事はカテゴリー「小樽の石垣のある風景」にまとめています。

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2020年9月28日 (月)

小樽都通り商店街で恒例の「秋のみやこ市」が今年も開催。バルーンアートも飾られてます(9月30日まで)

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今年も小樽都通り商店街で、恒例イベント「秋のみやこ市」が開催しています。

期間は2020年9月26日(土)〜9月30日(水)までです。

そして、秋のみやこ市といえば、今年もバルーンアートでおなじみの「第14回アートストリート」が同時開催しています。時間は11:00スタート。

で、バルーンアートの今年のテーマは「心(ハート)」で、こんな感じのバルーンアートが、都通り内に飾られていました。

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「歴代バルーンアートヒストリー」と称して、過去の写真も掲示してましたよ。

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秋のみやこ市としては、今年も「秋のレシート・チャンス」を行っていて、都通り商店街加盟店で期間中、お買い上げレシート2000円(税込)以上を応募用紙に添付して、必要事項を記入して応募すると、豪華商品が当たるようです。

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応募は各店舗または商店街内応募箱で、期間は9月30日(水)までです。

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そういえば、都通り商店街では、コロナ禍の大変な状況下でも「春のみやこ市」を開催してくれたんですよね。

街中に出たら、この機会に都通りで買い物するのもいいかもしれませんね。

小樽都通り商店街公式HP

【関連記事】
小樽都通り商店街で「春のみやこ市〜春のレシート・チャンス!!」が開催中。4月10日(金)~19日(日) まで
小樽都通り商店街で恒例の「秋のみやこ市」と「第13回アートストリート」が同時開催中!!(9月19日〜23日)

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2020年9月27日 (日)

旧幌内鉄道 手宮〜札幌間開通140年記念シンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」を聞いてきました

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9月26日(土)に開催された、旧幌内鉄道 手宮〜札幌間、開通140年記念シンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」を聞いてきました。

主催は特定非営利活動法人北海道鉄道文化保存会。会場は小樽経済センター4階ホールで、14:00〜16:30の予定で開催されました。

参加には事前申し込みが必要で、当日、会場ではソーシャルディスタンスで座席の距離を保ちながらも、たくさんの方が参加していました。

手宮〜札幌間に、北海道で初めての鉄道が開通したのが1880年(明治13年)のことで、全線廃止になったのが1985年(昭和60年)です。

その後、旧手宮線跡地は散策路として整備され、観光スポットにもなっていて、日本遺産「炭鉄港」や北海道遺産に認定されています。

で、開業140年を記念してのイベントの一環として開催されたのが、この日のシンポジウム「小樽の鉄道遺産は市民の誇り」です。

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この日は、迫小樽市長の挨拶があり、その後、基調講演として北海道職業能力開発大学校特別顧問の駒木定正氏による「小樽栄華の道・幌内鉄道の遺産発見」、釧路市立博物館館長補佐・学芸員の石川孝織氏による、釧路を主とした「石炭と鉄道」のお話があり、その後パネルディスカッションがありました。

パネルディスカッションのテーマは「小樽の鉄道遺産の保存と活用」で、パネラーは次の皆さんでした。
パネラー
迫俊哉氏(小樽市長)
駒木定正氏(北海道職業能力開発大学校特別顧問)
石川孝織氏(釧路市立博物館館長補佐・学芸員)
吉岡宏高氏(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団理事長)
佐藤圭樹氏(エディター・ライター)
コーディネーター
高野宏康氏(小樽商科大学客員研究員)
ちなみに、総合司会は田口智子さん(FMおたる)でした。

基調講演からパネルディスカッションまで、とにかく濃い内容のお話で、アカデミックで勉強になる話は盛り沢山でした。

鉄道といえば、小樽は日本遺産「炭鉄港」の認定を他の自治体とともに受けていて、それは、主に空知の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾、そして各地の鉄道施設が構成要素になっているようですが、小樽は港湾ももちろんですが、鉄道にも重要な部分を占めているイメージがあります。

その鉄道遺産をどう保存していくか、次世代にその価値をどう伝えていくか。そして、今、その遺産をどう活用していくかというのは、なかなか難しくも大切な問題で、やはり、市民の盛り上がりというか、認知というか、まずは興味を持ってもらうようにするのが大事かなと、お話を聞いていて思いました。

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ブロガーの私ができることは、小樽の毎日を伝える中で、それが例えば鉄道遺産関連であれば、それを読者の皆さんに伝えることで、そこから“へ〜、そうなんだ”という気づき、発見、興味を持ってもらえるようにできるといいですよね。

実はパネルディスカッションは内容たっぷりで、30分オーバーだったんです。とても興味深くて、勉強になる話をどうもありがとうございました。

小樽市 :「炭鉄港」日本遺産認定について
小樽の鉄道遺産 | 各地の北海道遺産 | 次の世代に残したい北海道の宝物 北海道遺産
炭鉄港WEBサイト

【関連記事】
ニュースより/旧手宮鉄道施設などの「小樽の鉄道遺産」が北海道遺産に

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2020年9月26日 (土)

サンモール一番街の新海金物店で渡哲也さんを偲んで西部警察のDVDを放映してました

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サンモール一番街商店街の新海金物店の一角で、俳優の渡哲也さんを偲んで、西部警察のDVDを無料放映していました(石原プロモーションの承諾を得ての放映です)。

私が見たのは先週のことなので、放映時間は午前9時〜午後1時、午後1時〜午後5時と書かれていますが、いつまでやっているのかな。

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「西部警察」といえば、言わずと知れた渡哲也さんの代表作ですよね。

渡哲也さんが亡くなったのは、2020年8月10日のことでした。享年78歳でした。

かつては石原プロの社長でしたし、故石原裕次郎さんが小樽と縁があった関係で、かつては小樽に石原裕次郎記念館や石原プロ「おもしろ撮影館」といった施設があり(ウイングベイ小樽の前身・マイカル小樽には石原プロワールド・西部警察もありました)、その関連で、渡哲也さんも何度か小樽に訪れたと聞いています。

そういえば、石原プロモーションは2021年1月に解散予定でしたね。

サンモール一番街を歩いた際に、ちょっと足を止めて、渡哲也さんの活躍する西部警察を見てみるのいいかもしれませんね。

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サンモール一番街の小樽掖済会(エキサイカイ)病院側の壁面では、石原裕次郎さんを偲んで出演映画のポスターも展示されています。

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渡哲也さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

渡哲也 - Wikipedia
石原プロワールド・西部警察 - Wikipedia

【関連記事】
サンモール一番街で石原裕次郎さん出演の映画ポスター展が開催されてます
間もなく閉館する石原裕次郎記念館に行ってきました。8月末で閉館です(展示室は撮影禁止)
石原プロによるエンターテインメント施設「おもしろ撮影館」が閉館してました
石原プロ「おもしろ撮影館」オープン

サンモール一番街の老舗・新海金物店の倉庫の印「○ス(丸ス)」は店名にもついてた
サンモール一番街の新海金物店の右側に、おやきとアイスのお店「おやき屋 甘(かん)」がオープンしてる
店頭の巨大金物が目を引く、サンモール一番街の「新海金物店」

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勝納川の栄橋よりさらに上流の水管橋(水道橋)で鮭の遡上を見ることができました

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今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になり、その様子がSNSなどに投稿されていて、このブログでもその話題を取り上げました。
今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になりました

上の記事では、南樽市場の駐車場横を流れる勝納川で見た鮭の様子だったのですが、先日、ここからだいぶ上流で鮭の遡上を見ることができました。

場所は、スーパーアークス奥沢店(旧スーパーチェーンシガ奥沢店)近くの栄橋よりさらに上流の、水色が特徴の勝納川水管橋(水道橋)が架かっている場所です。

(このあたり)
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たまたま短い動画が撮れてTwitterに投稿したので、そちらをどうぞ。

ここまで上ってくる途中には、かなり流れの早いところや、段差のあるところもあるのですが、すごいですね。

(途中にはこんなところもあります)
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勝納川のここから上流周辺は、木々に覆われる場所が多く、あまり人目には付かなくなっていくのですが、鮭はどこまで上っていくのか、鮭の産卵場所として適しているところがあるのかな?

(今回の場所の水管橋から見た上流の様子)
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というか、勝納川では鮭の産卵が行われているのか、としたらどのあたりなのか、調査したことはあるのかな?

勝納川の鮭の遡上は、例年の風物詩のように、その生命力に感動させてもらってはいますが、なんとも気になります。

※今回、鮭の遡上を確認したのはこのあたり。

【関連記事】
今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になりました
勝納川水管橋(水道橋)が渡れなくなっていた。というか通行用の板の橋がなくなっていた
小樽の勝納川散歩〜勝納川に架かる橋を巡る【まとめ記事】※改訂版

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2020年9月25日 (金)

勝納川水管橋(水道橋)が渡れなくなっていた。というか通行用の板の橋がなくなっていた

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勝納川の比較的上流、スーパーアークス奥沢店(旧スーパーチェーンシガ奥沢店)近くの栄橋よりさらに上流に、勝納川水管橋水道橋)が架かっています。

先日、この水管橋の前まで行ったら、あれ?以前あった板の橋がない?

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施設が綺麗になったようなのですが、チェーンが張ってあって渡れないですね。

以前は、水管橋(水道橋)ということで、この右側に人一人が渡れる程度の幅で、足元が板の橋が架かっていて渡れたんですよね。

ちなみに、こちらが以前の様子です(2016年7月撮影)。
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というか、先日の上の写真の水管橋とは違うものですね。

(こちらがその板の橋です)
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小樽市上水道勝納川水管橋という看板表示もあり、人が渡れる通路がありました。
※関連記事:勝納川に架かる小樽市上水道勝納川水管橋(水道橋)を渡る

実はですね、昨年ここにきた時に新しい水管橋が並行して左にできていたんです。

それがこちら(2019年8月撮影)。
(右が以前からあったもので、左が新しい水管橋)
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そして、今回の様子です(2020年9月22日撮影)。
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どうやら、板の橋のあった右の古い水管橋が撤去されて、新しい水管橋のみになり、一般には通行できなくなった、ということのようですね。

川を渡って反対側の様子も見たかったのですが、ここが渡れなかったので、一旦、下流の栄橋までいって川を渡り、またここまで戻ってきました、

で、反対側の様子です。

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ということで、新しく綺麗になったけど、どうやら渡れなくなった勝納川水管橋(水道橋)の様子でした。

(川の要所にある勝納川散策路案内図では、この橋は水道橋と書かれてます)Otaru_20200922-142854

(下流方向を見たところ。先にスーパーアークス奥沢店の看板が)
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【関連記事】
小樽の勝納川散歩〜勝納川に架かる橋を巡る【まとめ記事】※改訂版
勝納川に架かる小樽市上水道勝納川水管橋(水道橋)を渡る

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ニュースより/市民有志が南樽駅の跨線橋保存の署名を市長に提出〜保存は難しいが新しい跨線橋の外壁などの色が変更に

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現在、JR南小樽駅バリアフリー化の工事中です(写真は2020年9月18日撮影)。

そのバリアフリー化の一環で跨線橋が架け替えられ、エレベーターが設置される予定です。

そして、新しい跨線橋ができると、現在のあの味わい深い跨線橋は撤去されます。

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この件について、以前、このブログでも取り上げましたが、小樽在住で小樽を拠点に活動しているミュージシャンの花男さんを中心に、小樽市民の有志が南小樽駅の景色を残すことができないかと、昨年11月から署名活動をしていました。
※その時の記事がこちら:南小樽駅はバリアフリー化の工事中で跨線橋は撤去予定〜南小樽駅の景色を残すことができないかと市民有志が署名活動中

署名開始時に、花男さんがオフィシャルブログなどで思いを述べていましたが、駅のバリアフリー化には大賛成だけど、なんとか現在の南小樽駅の景色を残せないかという思いで署名を始めたんですよね。

で、先日、2020年9月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されていたのですが、集まった約1840人分の署名を花男さんが17日に市役所にて、迫市長に手渡してきたとのことです。

ニュースによると、その際、市長から、現状保存は難しいが、予定していたデザイン案を変更して、現在の跨線橋デザインと同じ雰囲気の色使いに変更する事になったとの報告を受けたそうです。

花男さんら有志の方々の思い、市民や署名の声が届いていたのですね。

さらに、架け替え後の可能な取り組みについても、今後検討していくとのことです(廃材の再利用など)。そうそう、現在の桜や鐘なんかも残すそうです。

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花男さんのFacebookページにその報告と思いが詳しく書かれています。

新たな陸橋は来春頃の完成で、現在の陸橋は来年度中に撤去される予定だそうです。

新しくなる南樽駅も、市民や観光客に愛される駅になるといいですね。

※花男さんのFacebookページ:花男 | Facebook

※参考:小樽市 :南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想

【関連記事】
南小樽駅はバリアフリー化の工事中で跨線橋は撤去予定〜南小樽駅の景色を残すことができないかと市民有志が署名活動中
南小樽駅のバリアフリー化の工事が本格的に始まったようです。で、あの味わい深い跨線橋が…

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2020年9月24日 (木)

久しぶりに水天宮から小樽港を眺める

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そうだ、水天宮に行こう!!

ということで、先日、少し賑わいを取り戻してきた堺町通りを歩いた後の天気のよい夕方、なんとなく水天宮に向かいました。

9月の連休最終日の22日のことです。

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そういえば、水天宮へ行くのは、6月の例大祭の時以来かな。例大祭といっても、今年はコロナ禍で露店や神輿、イベントなどはなくて、普段通りの静かな境内だったんですけどね。

この日の水天宮も、観光と思われる数人の方がいましたが、ひっそりととても静かな時間が流れていました。

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そして、境内からの小樽港の眺めは、相変わらず素敵でしたよ。

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(海側の外人坂の上から)
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この時期は、まだ周囲の木々の葉が茂っていて、視界を遮っていたりするのですが、それがまた良かったりするんですよね。

木々の合間から、小樽港を眺めている構図ですね。

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水天宮はその眺めの良さから、小樽市重要眺望地点にも指定されているんですよね。

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(左手のずっと先には手宮方面も見えます)
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ということで、水天宮からの小樽港の眺めでした。

【関連記事】
今年の水天宮のお祭り(例大祭)は神輿や露店は中止で神事のみ〜境内と周辺はとても静かでした
※その他の水天宮関連の記事はカテゴリー 水天宮にまとめてます。

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2020年9月23日 (水)

9月の連休最終日の堺町通りの様子(9月22日)

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先日の9月の連休の最終日、秋分の日の22日午後に、堺町通りに行ってみました。

ニュースなどでも、連休中は各地の観光地に人出がかなり戻っていると報道されていたようですが、ここ小樽の観光スポット・堺町通りも、数ヶ月前に比べるとかなりの人出が戻ってきている感じでした。

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もちろん、外国人観光客はいませんので、コロナ禍以前の賑わいとはいきませんが、お店の多くは営業していますし(中にはいまだ休業中のお店も見られますが…)、観光客の楽しそうな様子が伺えました。

お店は手指消毒や換気、ソーシャルディスタンスなどの対策に細心の注意を払い、観光客もマスクなどの対策をして観光を楽しむ、そういったスタイルが浸透している感じでしょうかね。

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堺町通り商店街では、Go To さかいまちキャンペーンとして、「マジでタイヘンジャー祭り」を9月12日からこの連休中にかけて開催していたりと、徐々に活気を取り戻しているようです。

マジでタイヘンジャー祭り - 小樽堺町通り商店街 | 小樽

※関連ニュース:小樽堺町通り商店街 マジでタイヘンジャー祭り(小樽ジャーナル)

【関連記事】
小樽堺町通り商店街で「浴衣で Go To さかいまち」開催中〜風鈴トンネルも設置
賑わいが少し戻ってきた7月の連休中の小樽運河と堺町通り(7月25日の様子)

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今年も小樽運河から於古発川下流に鮭がきてます〜見ていてちょっと切なくなる

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今年も小樽運河から於古発川(おこばちがわ)の下流(このあたりは妙見川とも呼ばれます)に、が上がってきてます。

今年は結構その数が多いようで、SNSなどでも話題になっていて、堺町通り入り口の堺橋周辺では、たくさんの観光客が川を覗き込む姿が見られます。

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例年、この時期には、数の多い少ないはあれ、鮭の姿が見られる小樽運河から於古発川下流にかけてですが、街中で鮭の遡上の様子を見られるというのは驚きの光景で、とても興味深くはあるものの、正直、この話題は扱いが難しいです。

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というのも、鮭が小樽運河の浅草橋から於古発川に入るには、段があって柵もあるところを越えて入っていくようなのですが、於古発川は川底も整備されているとても浅く人工的な川なので、その先の堺橋もほぼ越えられず、そこで力尽きてしまうんです。見ていてちょっと切ないです。

(堺橋を越えた鮭が数匹いました)
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実は、2012年に小樽運河に数百匹という、異例の数の鮭の遡上があり、全国ニュースでも流れたことがあって、その時は、この辺り一帯に増え続ける鮭の死骸が問題にもなりました。
※その時の記事がこちら:今もまだ遡上が続く小樽運河のサケ

当時のニュースでは、これらは故郷の川を間違えた“迷いザケ”と思われ、鮭の出生地は不明という報道もありました(非公式に放流されたものである可能性につていも言及していました)。
※その時の記事がこちら:昨秋の小樽運河のサケは出生地は不明

けど、なぜ、こんなに迷い込んでくるのでしょうかね。

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なかなかこうなると、感動的だと喜んでばかりもいられず、ちょっと複雑な思いなのが、正直なところです。

※参考:小樽運河に鮭が戻ってきました。 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
今年も小樽運河から妙見川下流にサケ(鮭)が遡上してます(2016年の記事)
※今年の勝納川の鮭の記事。
今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になりました

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2020年9月22日 (火)

フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年9月号(Vol.58)〜今号は「桜本通りを歩く」

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はい、いつもの宣伝です。私・小梅太郎が連載を持たせてもらっている、フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」(編集発行:株式会社K2)の2020年9月号(Vol.58)が発行されてます。

“歩く”シリーズで連載をもたせてもらっている小樽チャンネルマガジン、今回は通りに注目して、桜町の国道5号線から山側に入っていく、バス通りにもなっている桜本通りを歩いてきました。

ということで、今号は「桜本通りを歩く」です。

通りの先には桜ロータリーというちょっと珍しいロータリー交差点があり、さらに通りは坂道の先の熊碓神社まで続いています。桜町も坂の街ですが、熊碓神社に向かう途中からの眺めがとても良かったりするんですよね。

興味のある方は、小樽チャンネルマガジン2020年9月号(Vol.58)を読んでみてください。

ちなみに、ここは市道で「桜町本通線」という名称とのことで、こちらの表記を目にすることも多いですが、地元の方はどっちで呼ぶことが多いのかな(それとも別の呼び方があるのかな?)。

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小樽チャンネルマガジンは、観光案内所のほか、美術館・文学館、図書館、博物館、市内の商店街・飲食店・ホテルなどで配布されています。私は今回、文学館で入手しました。
※小樽チャンネルマガジンの設置場所の詳細はこちら:マガジン設置場所 | 小樽チャンネル

フリーペーパーが入手できなかったり、市外の方などは、小樽チャンネルのサイトで電子版を読むことができるので、そちらを利用していただければと思います。全バックナンバーを読むことができます。
※電子版はこちらから:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル

ということで、小樽チャンネルマガジン2020年9月号(Vol.58)の宣伝でした。

そうそう、今号の真柄さんによる小樽写真は、先日解体になった運河の「艀」の解体日朝の写真で、これがなんともいえず、艀にお疲れさまと声をかけたくなるような素敵な写真なんですよね。さらに、小樽商大の高野先生による連載「小樽れっけん」も艀についてで、ここにしっかりと小樽運河最後の艀の記憶と記録が書き残されていますので、ぜひ。

【関連記事】
フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年8月号(Vol.57)〜歩くシリーズ復活!!今回は「船浜町を歩く」
桜町と熊碓村〜今回の桜町の記事のまとめ
小樽運河に残る最後の艀(はしけ)の様子〜8月17日から解体予定

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2020年9月21日 (月)

小樽の老舗「吉川食器店」が閉店!?在庫処分セールが行われています【追記:閉店しました】

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小樽の老舗のお店、吉川食器店が閉店するとのことです。

花園銀座商店街の店舗では、閉店半額在庫処分セールが行われています。

すいません、吉川食器店の正確な閉店日などの詳細は未確認なんですが、老舗の閉店ということで、まずはその情報を掲載させていただきます。

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(建物も趣ありますね)
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吉川食器店は、産業会館内の名店街にもお店があるのですが、こちらも閉店セール中で9月25日までとのことでした。花園銀座商店街の方はもうちょっと先まで営業するようですが、未確認ですいません。

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老舗の吉川食器店について、その歴史については私はよく知らなくて、紹介できず残念なのですが、昔から利用している方も多いと思うので、閉店前に行ってみてはいかがでしょうか。

《追記 2020.10.16》
先に閉店した産業会館内の名店街の店舗に張り紙がありました。

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明治42年の開業ということで、本当に老舗のお店だったんですよね。

(産業会館のこの看板もなくなるんでしょうね)
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《追記 2020.11.6》
花園銀座商店街のお店も閉店しました。
正確な閉店日は分からないのですが、10月に入ってから閉店したようです。

(写真は2020年10月22日のものです)
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2020年9月20日 (日)

今年も勝納川に鮭が上ってくる季節になりました

今年も勝納川が上ってくる季節になりました。

Twitterなどで、ちらほらと鮭が勝納川にやってきたという情報を目にしていたのですが、先日9月19日(土)に、南樽市場に買い物に行った際に、横を流れる勝納川をじ〜っと見てみたら…

いました!!鮭が上ってきてますね(すいません、撮れた写真がこれだけなんです)。Otaru_20200919-143428

ちょっと写真は見にくいですが、なんとか目にすることができました。

下流側では、もうちょっとまとまった数の鮭を見られた、という報告も目にしました。

この時期は川沿いの散策路にも下りることができるので、勝納川沿いを散策しながら鮭の遡上の様子を探してみるのもいいかもしれませんね。

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例年であれば、10月に入ってもしばらくは鮭の姿を見ることができるので、勝納川の近くに行く機会があったら、ちょっと川を覗いてみてはどうでしょうか。

そうそう、あと、小樽運河のほうにも、今年は鮭がきているという報告を目にしたので、今度見に行ってみようと思います。

【関連記事】
※昨年の様子です。
今年も勝納川に鮭が上ってきています(写真は撮れていませんが…)

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長崎屋1階のゆであげスパゲティの店「チロリン村小樽店」が2020年9月28日をもって閉店!?

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小樽駅前の「長崎屋小樽店」の1階に入っている、ゆであげスパゲティの店「チロリン村 小樽店」が、2020年9月28日(月)をもって閉店するそうです。

お店の前に張り紙が貼っていました。

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チロリン村小樽店は、2013年(平成25年)9月にオープンしたのですが、ちょうどこの年に長崎屋がリニューアルして、1階南側(札幌側)に飲食店等が続々とオープンして、現在の飲食店ゾーンになったんですよね。

詳しい事情は分かりませんが、やはり閉店のニュースは寂しいですね(すいません、私は食べに行ったことはないのですが…)。

ちなみに、チロリン村は札幌の1977年(昭和52年)創業のスパゲティ専門店ですね。
ゆであげスパゲティの店 チロリン村

【関連記事】
長崎屋小樽店1階の飲食店ゾーンが美味しそうです
長崎屋小樽店1階の飲食店ゾーンがさらに充実しています/そば屋にラーメン屋にジュースバーも

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2020年9月19日 (土)

住吉神社前の国道5号線に架かる「住吉歩道橋」が工事中で渡れません

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住吉神社前の国道5号線に架かる歩道橋「住吉歩道橋」が工事中ですね。

看板を見ると、2020年9月1日から10月30日まで、歩道橋補修工事のため歩道橋は使用できません、とあって、渡ることもできません。

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あれ?反対側の看板を見ると、工事は11月30日となってますね。どっちかな?

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このブログでは、市内の歩道橋をあちこち渡って、その様子を歩道橋シリーズなどといって投稿しているんです。

なので、工事をしていたりすると、ついつい気になってしまうんですが、確かに渡ってみると、どこの歩道橋も結構古くなっているんですよね。中には、サビなどで穴が開いて下の道路が見えたりして…

なので、安心して渡るためにも、こういう補修工事も大事ですよね。

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※これまで渡った小樽の歩道橋については、カテゴリー「歩道橋から」にまとめてますので、そちらもどうぞ。

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2020年9月18日 (金)

再び住吉神社の9月の花手水

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住吉神社で秋の花手水が、9月11日(金)〜9月22日(火)の日程で行われていて、参拝に訪れた方々の目を楽しませています。

初日の11日に見に行って、その様子は「追加実施となった住吉神社の9月の花手水が始まっています〜花はガーベラがメイン」の記事で紹介したのですが、18日に再び様子を見に行ってきました。

花の飾り付けは、松ヶ枝町の小樽フラワー(@OtaruFlower)が行っているのですが、18日に水の入れ替えをして、花を足したそうです(メインのガーベラは品薄で少量だったので、他の花で補ったとか)。

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見に行ったのは、その後なので、最初に見たときと花の様子というか、全体の雰囲気も変わりましたね。

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もともと、花手水は花も徐々に散って減ってくるのもあって、日に日に花の様子が変化していくんですよね。それもまた味わいなのかな。

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住吉神社の花手水は、7月4日から8月24日まで小樽フラワーが花の交換をしながら5種類の花を飾り、それがとても好評で継続の要望が多くあったとのことで、9月と10月の追加実施が決まったんですよね。

来月の日程は、10月9日(金)〜10月19日(月)の予定です。

現在の花手水は、9月22日(火)までの予定ですので、連休中に見に行ってみるのもいいかもしれませんね。

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(木々も少しずつ秋の気配)
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小樽フラワー | Facebook

住吉神社ホーム of 小樽総鎮守「住吉神社」公式サイト

【関連記事】
追加実施となった住吉神社の9月の花手水が始まっています〜花はガーベラがメイン
住吉神社の花手水が継続の要望が多く9月と10月に各1回追加実施〜8月24日で終了した花手水の様子もまとめて

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2020年9月17日 (木)

運河公園〜北運河エリアの噴水のある公園〜かつて日本郵船の荷物を積み降ろすための船入澗や倉庫群のあった跡地に造られた公園

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小樽運河の北側、通称・北運河の端まで行くと、その前に噴水のある公園があります。

ここが運河公園です。

正面には、国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店が威厳ある重厚な姿を見せています(保存修理工事のため長期休館中です)。

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運河公園は、夏には噴水が勢いよく上り、広場で遊ぶ子供たちや、周囲のベンチなどでのんびり過ごす人の姿もよく見られ、皆さんの憩いの場となっていますよね。

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(あっ、ベンチの足がイカリ!?)
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例年であれば、色んなイベントも開催会場となるここ運河公園ですが、今年はコロナ禍でイベントなどは開催されずに、静かな夏となってしまいましたね。

運河公園について

運河公園が完成したのは、1998年(平成10年)のことで、それほど古くはありません。

翌1999年(平成11年)には、第12回小樽市都市景観賞を受賞しています。

ここはもともと旧日本郵船(株)小樽支店の荷物を積み降ろすための船入澗(ふないりま)と倉庫群があった場所で、そこに公園を造ったのだそうです。

中央部の噴水池は、かつての船入澗の形を縮小して再現したものだそうですよ。

(クリックすると拡大します)
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(水が抜かれた状態の噴水池)
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運河公園は、そういった小樽の歴史を意識して造られた公園なんですね。

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※参考
小樽市 :第12回 小樽市都市景観賞作品
小樽市 :小樽市のあゆみ

公園内の石造倉庫

運河公園正面の色内大通り沿いには、国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店が建っていますが、公園内には石造倉庫が2棟建っています。

色内大通り側から公園に入ってすぐ左に建っているのが休憩棟で、左手奥に建っているのが遊具施設棟になります。

このうち、休憩棟となっているのが、実は大正9年(1920年)建築の小樽市指定歴史的建造物「旧日本石油(株)倉庫」なんですよね。

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この建物自体は運河公園のオープンに先立って、新しい石を用いて再現したものだそうです。
※参考:小樽市 :旧日本石油(株)倉庫

そうだ、あと運河側にある公衆トイレも石造ですね。
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公園周囲にも石造りの倉庫があちこちで見られ、北運河エリア自体がとても歴史を感じられるスポットにもなっていますね。 

運河公園内に建つ銅像

公園内には、小樽港の近代化に深く関わりのある2人の技術者、廣井勇(いさみ)と伊藤長右衛門の銅像が建っています。

まず、小樽運河側から運河公園に入って右手に建っているのが廣井勇(いさみ)の銅像です。

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小樽港の手宮側から伸びている北防波堤。第一期工事としてこの北防波堤を建設したのが、初代小樽築港事務所長で「港湾工学の父」とも呼ばれる廣井勇です。北防波堤が完成したのは明治41年(1908年)のことです。

そしてもう1人、先ほどの旧日本石油(株)倉庫の横に建つのが、伊藤長右衛門の銅像です。

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廣井勇による小樽港の第一期工事に続いて、第二期工事で南防波堤の建設を指揮したのが、廣井勇の弟子でもある伊藤長右衛門です。南防波堤が完成したのが、大正10年(1921年)のことです。

※参考:小樽市 :小樽港要覧 小樽港の沿革と自然状況

そして、もう一つ、色内大通り側から公園に入って右手の少し奥まったところに銅像が建っています。「赤い靴 親子の像」です。

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これは、野口雨情作詞で知られる童謡「赤い靴」の歌詞に出てくる女の子のモデルになった「きみ」ちゃんという子と、その両親の像とのことなんですね。

きみちゃんのご両親は、晩年を小樽で暮らしていたということで、縁のある小樽にこの銅像が建てられたのですね。

※関連記事
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小樽港湾事務所内の「おたるみなと資料館」に行ってきました〜南北防波堤など、小樽港建設の歴史に関する資料が展示
運河公園の「赤い靴 親子の像」

おわりに

ということで、運河公園について紹介してみました。

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石造倉庫などの歴史的建造物も多く、昔の面影を残す北運河エリアは、静かな時間が流れいてて、散策するのにもとてもいいスポットなので、散策の途中でここ運河公園でのんびり休憩するのもいいですね。

※小樽市の公園の管理は、他の一般の公園は建設部公園緑地課になりますが、ここ運河公園は産業港湾部港湾室になります(小樽市 :港湾室で管理している公園について)。

(3月の雪解け時の様子)
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2020年9月16日 (水)

運河公園の「赤い靴 親子の像」

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北運河の端のすぐ向かいにある運河公園に、このような親子の像が建っています。

赤い靴 親子の像

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国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店側から見て、右手の少し奥まったところにあるこの像は、野口雨情作詞で知られる童謡「赤い靴」の歌詞に出てくる、その赤い靴を履いていた女の子と、その両親の像とのことなんですね。

(運河公園。写ってませんが、写真右側に銅像があります)
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2007年に作られた比較的新しい像のようで、建設時のパネルがこちらです。

(クリックすると拡大します)
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これを読むと、なかなか悲しい背景があるようですが、童謡「赤い靴」の歌のモデルとなった「きみ」ちゃんのご両親は、晩年を小樽で暮らしていたのですね。

住まいはカトリック小樽教会富岡聖堂のすぐ近くで、熱心なキリスト信者だったとのこと。

そこで、縁のある小樽にこの銅像が建てられたのですね。

こちらは、小樽グリーンライオンズクラブが、この像の維持管理を引き継いだ際の説明パネルです。

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赤い靴の像は全国各地にあるそうですが、親子3人の像は珍しいそうです。

設置時の、とても詳しい小樽ジャーナルの記事がありました。
童謡「赤い靴」の親子像 小樽に建設!
赤い靴の親子像、運河公園に設置!

童謡「赤い靴」と小樽には、このような繋がりがあったのですね。

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おっと、銅像からは曲が流れるそうなのですが、聴いてくるのを忘れました。今度行った時に聴こうと思います。

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2020年9月15日 (火)

手宮の小樽市総合博物館本館の駐車場奥で消防署手宮支署新築工事中

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手宮の小樽市総合博物館本館の駐車場奥(DCMホーマック手宮店の向かい)で、何やら大きな建設工事が、ちょっと前から行われています。

近づいて看板表示を見てみると、(仮称)消防署手宮支署新築工事と書かれてます。

消防署の建物が建設中なんですね。

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(小樽市総合博物館本館の駐車場奥)
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(DCMホーマック手宮店の向かい)
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もうすでに工事も進んでいるようですが、実は、6月にここの工事のことは確認していて、その時は囲いがあったものの、建物自体の建設はまだだったんですよね。

(こちらが2020年6月撮影の様子)
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ちょっと小樽市消防署の詳しい組織のことは知らないのですが、小樽市 :小樽消防の組織一覧と連絡先を見ると、手宮支署はないですが、消防署手宮出張所と消防署手宮出張所高島支所というのがあるんですね。

どのような建物ができるでしょうかね。

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マルちゃんやき弁シリーズに「やきそば弁当小樽あんかけ風」が新発売!!〜9月7日から北海道限定で発売されています

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マルちゃんでお馴染みの東洋水産が「やきそば弁当小樽あんかけ風」を2020年9月7日(月)から北海道地区で新発売しています。

小樽の人気のご当地グルメとして、すっかり定着した「小樽あんかけ焼そば」が、北海道民にとっての定番カップ焼きそば、やき弁ことマルちゃん「やきそば弁当」シリーズに登場です。

もともと東洋水産は小樽市銭函に工場を持っていて、この「やきそば弁当小樽あんかけ風」もその銭函の工場で製造しているそうですが、東洋水産と小樽市は2018年3月に、食育推進、観光復興、シティーセールスの推進など6項目において連携協力するパートナーシップ協定を締結しているんですよね。

今回の「やきそば弁当小樽あんかけ風」は、その協定に基づき、小樽のご当地グルメ「小樽あんかけ焼そば」を再現した商品の第2弾となります。

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ちなみに、第1弾は8月に発売された、生麺タイプの「マルちゃん 小樽あんかけ焼そば」です(※詳しくはこちらの記事を:東洋水産が「マルちゃん 小樽あんかけ焼そば」を8月12日より発売してます!!小樽あんかけ焼そば親衛隊監修です)。

やきそば弁当小樽あんかけ風は、現在、市内のスーパーなどで大々的に売り出していますね。

(こちらは、撮影OKのコープさっぽろ小樽南店の様子)
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希望小売価格は193円(税別)ですが、スーパーなどで特売されていますよ。

私も購入して食べてみました!!

作る際の特徴としては、お湯を2回注ぎます。1回は普通に入れて3分後にすてて、その後に器の下にある指定の線までお湯を入れます。この2回目のお湯と、その後に入れるあんかけの素とを混ぜ合わせることによって、あのあんかけのとろみができるんですね。

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ちょっと手間ですが、これがやや太めの麺によく絡んで、オイスターソースをベースに、ポークやホタテの旨味を利かせたというソースはなかなか本格的な味わいで美味しかったです。

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具材に入っているキクラゲが嬉しいですね。

ちょっと残念だったのが、やきそば弁当といえば、の中華スープが付いてないことかな。

ということで、新発売のマルちゃん「やきそば弁当小樽あんかけ風」についてでしたが、やきそば弁当シリーズは、普段から結構食べるので、これからは、この小樽あんかけ風も時々食べようと思います。

※参照
やきそば弁当 小樽あんかけ風 | 商品情報 - 東洋水産株式会社
「やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量」「 同 小樽あんかけ風」新発売のお知らせ | ニュースリリース | 企業情報 | 東洋水産株式会社

※関連ニュース:2020年9月6日付北海道新聞朝刊第3社会欄

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2020年9月14日 (月)

小樽北前船遺産展「海を渡る男たちが祈りを捧げた船絵馬」が unga plus gallery で開催中!! 9月22日まで

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旧小樽倉庫の小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)2階の「unga plus gallery」で、なんとも気になる企画展が開催されています。

それは、小樽北前船遺産展「海を渡る男たちが祈りを捧げた船絵馬」です。

開催期間は2020年9月10日(木) ~ 9月22日(火・祝)までで、午前11時~午後5時(まで入場)です。
※9月15日(火)は定休日。入場無料です。

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現在、小樽市内で確認されている船絵馬43面を写真パネルと関連資料で展示紹介する今回の企画展は、北前船研究活用ネットワークと小樽百貨UNGA↑による共催です。

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北前船の船乗りたちが、航海安全を祈願して奉納したという船絵馬。小樽市内にはその船絵馬が多数残っているのですが、それらは船や帆を緻密に描写していて、歴史資料としてとても重要で、美術品としても魅力のある北前船遺産ということなんですね(資料参照)。

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私が知る限り、こうやって小樽に残る船絵馬を一堂に詳しく紹介する企画展は、初めてではないでしょうかね。

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現在、船絵馬の奉納が確認されているのは龍徳寺(金比羅殿)、恵美須神社(祝津)、徳源寺(龍神堂)、塩谷神社(絵馬堂)で、それらの寺・神社についてもパネルで解説しています。

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写真パネルでの展示ではあるものの、本物がこういう感じのものだというのが十分に伝わるもので、とにかくとても興味深かったです。

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北前船関連の動画も流されていました。

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現在のところ、龍徳寺(8面)と恵美須神社(2面)の船絵馬は、小樽市が他の地域と一緒に認定を受けている日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財として認定されているんですよね。
※参照:小樽市 :北前船

徳源寺と塩谷神社の船絵馬については、最近発見されたというニュースがあったんですよね。

徳源寺で2面発見されたといニュースが2020年5月25日付道新朝刊小樽・後志欄で、塩谷神社で大量(報道時は30面)の船絵馬が発見されたというニュースがあったのが、2020年7月8日付道新朝刊小樽・後志欄のことでした。

そういう最近の発見もあったので、この企画展は楽しみだったんですよね(というか、そういう機運で企画展が開催されたのかな?)。

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会場となっている建物・旧小樽倉庫は、北前船主であった西出孫左衛門と西谷庄八が建てた、明治23年(1890年)〜27年(1894年)建築の2つの中庭を持つ大きな建物で、小樽市指定歴史的建造物に指定されています。

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建物の南側(中央通り側)が運河プラザで、反対の北側が小樽市総合博物館運河館となっていて、その間にレンガ造りのUNGA↑が入っています。

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UNGA↑は、令和元年創業の小樽の歴史や文化を反映したオリジナルの食品や、北前船寄港地の名産品、小樽や近郊作家のクラフト商品などが並ぶ小樽発のお店なんですよね。

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ということで、小樽北前船遺産展「海を渡る男たちが祈りを捧げた船絵馬」の様子でしたが、あまり知られていない船絵馬ですが、とても貴重な小樽の歴史に触れられる機会ですので、興味のある方はぜひ。

※関連ニュース
『海を渡る男たちが祈りを捧げた船絵馬』展…unga plus gallery(9/10~22) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
運河近くの旧小樽倉庫(運河プラザの隣)に「小樽百貨 UNGA↑」が2019年12月にオープンしてます

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2020年9月13日 (日)

野外ライブイベント「2020 おたる☆浅草橋オールディーズナイトVol.17・北運河サウンドエンジーVol.9」が9/12・13の2日間で開催

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新型コロナウイルスの影響で、春から夏の多くのイベントが中止になっていますが、9月12日(土)・13日(日)の2日間の日程で、なんだか久しぶりに野外ライブイベントが開催されています。

2020 おたる☆浅草橋オールディーズナイトVol.17・北運河サウンドエンジーVol.9」と題して、2つのライブの合同ライブイベントという形で、小樽運河の先のおたるマリン広場で開催されています。

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この「おたる☆浅草橋オールディーズナイト」と「北運河サウンドエンジー」というのは、毎年7・8月の夏恒例の浅草橋オールディーズナイト実行委員会による野外ライブですが、今年は中止になっていたんですよね。

今回、出演者のマイクを持参してもらうなどの対策をとり、会場管理の小樽市担当者と協議の上、詳細を決めて、2つのイベント名をつけての開催となっています。

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私も12日のお昼に少しだけ聴きにいってきたのですが、観客はまだ少なかったものの、久しぶりの野外イベントに、訪れた観客のみなさんは、気持ち良さそうにのんびりと演奏を楽しんでいました。

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飲み物・食べ物の屋台も出てます。

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出演バンドは2日間で36組予定で、開演は10:00〜(19:20頃まで)。入場は無料です。

野外ライヴということで、結構、気温が寒くなっているので、服装注意ですね。

というか、天気が心配ですね。最終日の13日(日)に雨が降らないといいのですが。

こうやって、少しずつですが、色々と対策をとりながら、イベントが開催されるようになってくるのは、なんだか嬉しいでね。

おたる☆浅草橋オールディーズナイトHP

※関連ニュース
・2020年9月11日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
合同ライブ「2020おたる浅草橋オールディーズナイトVol.17北運河サウンドエンジーVol.9」…(9/12.13)おたるマリン広場 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
恒例の野外ライブ・イベント「2018 おたる☆浅草橋オールディーズナイトvol.15」が今年も7月14日〜16日の3日間の日程で開催
野外ライブイベント「北運河サウンドエナジー Vol.7」をちょっとだけ聴きに行ってきました〜8月25・26日に運河公園で開催

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2020年9月11日 (金)

追加実施となった住吉神社の9月の花手水が始まっています〜花はガーベラがメイン

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住吉神社秋の花手水が始まってます。

7月4日から8月24日まで、花の交換をしながら5種類の花が飾られた住吉神社の花手水。今年が初開催だったのですが、とても好評で継続の要望が多くあったとのことで、9月(第6回)と10月(第7回)に各1回の追加実施が決まっていたんですよね。

各月の開催日程は次のようになっています。
9月11日(金)〜9月22日(火)
10月9日(金)〜10月19日(月)

ということで、冒頭の写真ですが、9月11日からの花手水をさっそく見にいってきました。

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花の飾り付けは、今回も松ヶ枝町のバス停前の小樽フラワー(@OtaruFlower)が行っています。

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花はガーベラをメインに姫リンゴや菊、テマリソウなどが飾られているとのこと。

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いや〜、今回も綺麗ですね。華やかですね。

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けど、なんだか秋の気配も感じる色、飾り付けですね。

ガーベラといえば、7月4日に住吉神社の花手水として、初めて披露されたのがガーベラでした。

どうやらガーベラは、一番人気があったそうです。
以下は、小樽フラワーのTwitterからです。

ということで、追加実施となった住吉神社の9月の花手水の様子でした。

9月22日(火)まで、しばらく楽しめますね。

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小樽フラワー - ホーム(Facebookページ)

住吉神社ホーム of 小樽総鎮守「住吉神社」公式サイト

【関連記事】
住吉神社の花手水が継続の要望が多く9月と10月に各1回追加実施〜8月24日で終了した花手水の様子もまとめて

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2020年9月10日 (木)

東洋水産が「マルちゃん 小樽あんかけ焼そば」を8月12日より発売してます!!小樽あんかけ焼そば親衛隊監修です

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マルちゃんでお馴染みの東洋水産が、小樽のご当地グルメ「小樽あんかけ焼そば」を再現した新商品「マルちゃん 小樽あんかけ焼そば親衛隊監修 小樽あんかけ焼そば 2人前」を2020年8月12日より、北海道地区で新発売してます。

「小樽あんかけ焼そば」をPRしながら、小樽という街のさらなる活性化を目指している市民団体「小樽あんかけ焼そば親衛隊」監修ですね。

B-1グランプリにも加盟する小樽あんかけ焼そば親衛隊のおかげで、これまで普通に市民が食べていたあんかけ焼そばが、今では人気のご当地グルメとして、すっかり定着しました。

小樽市銭函に工場を持つ東洋水産と小樽市は、2018年3月に、食育推進、観光復興、シティーセールスの推進など6項目において連携協力するパートナーシップ協定を締結していて、その一環で、この商品が誕生したとのことです。

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市内のスーパーなどでも積極的に販売されていて、もう食べた方も多いのではないでしょうかね。

(撮影OKのコープさっぽろ小樽南店にて)
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私も買って食べました!!

麺は生麺です。醤油にオイスターソースとホタテの旨味を利かせた甘めの餡が、海鮮系の具材と相性抜群ということで、エビ、イカ、ベビーホタテを入れてみました。

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ただ、正直、ちょっと作るのに手間がかかりました。具材の調理の他に、麺も蒸し焼きにした後に焼き色がつくまで焼くなどの準備が必要です。

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ただ、味は確かに本格的で、色々と入れた具材も餡とよく合い、しっかりとした麺に餡がよく絡んで、実に美味しかったです!!

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って、実は今回、麺を蒸し焼きにする時に、フライパンにくっついてしまう失敗をしてしまったので(水が少なかったか…)、近々、また作ってみようと思ってます。

希望小売価格は300円(税別)ですが、スーパーなどで結構特売されています。

※参照
「小樽あんかけ焼そば親衛隊監修 小樽あんかけ焼そば 2人前」 新発売のお知らせ | ニュースリリース | 企業情報 | 東洋水産株式会社
小樽あんかけ焼そば親衛隊監修 小樽あんかけ焼そば 2人前 | 商品情報 - 東洋水産株式会社

※関連ニュース
・2020年8月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
マルちゃん小樽あんかけ焼そば 8/12発売開始 (小樽ジャーナル)
小樽あんかけ焼そば親衛隊監修「小樽あんかけ焼きそば」、北海道限定で発売  - 小樽経済新聞

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2020年9月 9日 (水)

【雑記】ブログ『小梅太郎の「小樽日記」』は10周年を迎えました

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本日は、いつもの小樽情報ではなくて申し訳ないのですが、実はこのブログ『小梅太郎の「小樽日記」』は、2020年9月9日で10周年なんです。

小樽情報を地道に発信し続けて、10年経ちました。

これまで10年の間に書いた記事数は、この記事を含めて3704記事。単純計算で1日1記事以上を書いているということで、我ながらよく続いているなと。もう今やライフワークという感じになってますね。

10年前の最初の投稿は、2010年9月9日になるわけですが、当時は今のようになるとは全然考えてなくて、本当に日記をつける感じで、最初の投稿のタイトルも「本日は晴天」ですからね(汗)

最初の頃の投稿は、正直、内容も中途半端で削除してしまいたいくらいなんですが、けど消しません。恥ずかしくても、それもまた、このブログの歴史ですからね。

当初は本当に、たわいもない小樽での話題を投稿していたのですが、徐々に読者が増えてくると、その内容もより詳しく、読者のためになるようにと、充実させていきました。

読者が増えるにつれて、記載する情報に対する責任も大きくなってきます。すると、その情報(建物の歴史だったり、お店の情報だったり、イベントの内容であったり)をより詳しく調べるようになります。すると、ブログに対する信頼が生まれてきます。そうやって、ブログが育ってきました。

その中で、やはり読者とのコミュニケーションは大きいですね。発信した小樽情報を喜んでもらったり、何気ない小樽の今の様子が小樽市出身の方や小樽を旅行した方に懐かしんでもらったり、そんな読者の直の反応がモチベーションにつながるのはいうまでもありません。

話題を小樽だけに絞ったのがよかったのか、今では地域ブロガーという、以前はなかった言葉も生まれて、その範疇に加えさせていただいています。

長くやっていると、ライターの依頼や、講座をもったりと、思いもしないことも起こってます。これも小樽情報に特化したブログを長く書いてきたおかげで、あたらめて、続けることって大事ですよね。

まあ、なんでこんなに続いているかって、それは小樽愛ですね(笑)
本当に、この小樽という街が好きなんですよね。

10年というと、小樽の街も少しづつですがあちこちで変わっています。店舗や施設の開店・閉店はもちろん、建物がなくなったり、新しい建物が建ったり、街の風景としての変化もありますね。

そういう点で見ると、10年続いているこのブログも、小樽の街の記録としての役割をわずかですが、担うことができているんではないかと思っています。

10年は通過点ということで、これからも、現在の小樽の様子を伝えるべく、今の小樽の記憶と記録をモットーに、小樽情報を日々投稿していこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【関連記事】
【雑記】“続けることって大事ですね”、という話を書いてみた。あっ、このブログ「小樽日記」のことです
【雑記】ブログで日本全国に今の小樽を伝える“便り”を届けたい

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2020年9月 8日 (火)

幸町関連【まとめ記事】〜7月にバス停「おたもい入口」から「幸入口」までバス通り周辺を歩いてきた時の記事のまとめ

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7月に中央バス「おたもい線」のバス停「おたもい入口」から「幸入口」まで、バス通りを歩いてきて、その周辺の様子を数記事投稿しました。

それぞれの投稿の間隔が開いてしまったのですが、それらの記事をまとめておこうと思います。

一部オタモイ町の様子でしたが、多くは幸町内の様子の記事だったので、タイトルは幸町関連【まとめ記事】としました。

幸町は、小樽の市街地の西側に位置して長橋と接していて、幸1〜4丁目まであります。赤岩山の南側山麓に当たる地域に広がる町で、やはり坂が多いですね。

かつては農地が広がっていた地域で、昭和40年代後半から住宅地として開発されたとのことで、市内では比較的新しい住宅街です。

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今回の幸町関連の記事のまとめ

今回、中央バス「おたもい線」のバス通り中心にあちこち歩いてきて投稿した記事は、以下のようになります。

オタモイ入口から町内へと入っていくバス通り沿いの様子〜市道「オタモイ通線」を歩く

オタモイ1丁目から幸4丁目へと上る勾配13%の坂道

幸小学校前を通って幸会館までのバス通り沿いの様子

幸会館の交差点から旧国道に出るバス停「幸入口」までのバス通り沿いの様子

幸地区に「さいわいまるしぇ」が7月15日にオープン!!場所は旧まるせんストア跡

幸2丁目と長橋4丁目の境になる市道「塩谷線」(塩谷街道)の勾配15%の気になる坂道

幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」

幸町にある大きな公園「幸中央公園」

※過去の関連記事
旧国道のオタモイ入口の交差点から

ということで、7月に閑静な住宅街の幸町を歩いてきた時に投稿した記事をまとめておきました。

※参考:北海道新聞朝刊折り込み紙〈新ねっとわーく小樽〉No.39(2017年10月)「幸」

【関連記事】
海沿いの町・船浜町【まとめ記事】〜7月に歩いてきた船浜町の記事のまとめ
桜町と熊碓村〜今回の桜町の記事のまとめ

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2020年9月 7日 (月)

幸町にある大きな公園「幸中央公園」

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幸町の住宅街の中に、大きな公園があります。

幸中央公園」です。

時々思い立ったように投稿している小樽の公園シリーズになりますね。

広い公園は二段になっていて、こちらが上の段。

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実は、幸中央公園にはこの日、初めてきたのですが、上の広場は何に使われるのかな。

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下を見ると、グラウンドと遊具が設置されている広場があって、この日も子供たちがたくさん遊んでいました。

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広いですね。

そうそう、小樽の公園には、よく公園の種類(区分)と番号が書かれた看板があるのですが、見つけられませんでした。

いつも参照している小樽市HP内の小樽市 :都市計画施設(公園一覧表)を確認してみると、幸中央公園は公園の種類(区分)でいうと近隣公園で、番号は11になるようです。

小樽市の近隣公園は、ここ幸中央公園やさくら公園天神公園栗山公園もがみ公園など、12箇所あるようです。

幸町は住宅地として開発されたのが昭和40年代後半からという、市内では比較的新しい地区で、幸小学校の開校が昭和47年で、この幸中央公園ができたのは昭和48年のことのようですね。

(グラウンド側の公園入り口)
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ここ幸中央公園は、地域のお祭りとしてはかなり大掛かりな「幸りんごまつり」や、小樽雪あかりの路のあかりの路会場としても利用されているんですよね。

個人的にはなかなか行く機会がないので、機会があったら、行ってみたいですね(今年はやはりお祭りは開催されなかったのかな?)。

※参考
・北海道新聞朝刊折り込み紙〈新ねっとわーく小樽〉No.39(2017年10月)「幸」
小樽市立幸小学校
都市公園 都市公園の種類 公園とみどり

【関連記事】
幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」
幸小学校前を通って幸会館までのバス通り沿いの様子

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錦町の銭湯「玉の湯」が閉店してます

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手宮地区の錦町の銭湯「玉の湯」が閉店しています。

実は、ここ数日の間に、Twitterで閉店の情報がいくつか流れていたんです。で、実際に玉の湯まで行ってみると、入り口に閉店のお知らせの張り紙がありました。

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経営者の死去に伴い閉店となったとのことです。

昭和2年からの営業という老舗の銭湯で、お世話になった方、今も利用していた方は多かったのではないでしょうかね。

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閉店は最近だと思うのですが、何日に閉店したのかは、分かりませんでした。北海道公衆浴場業生活衛生同業組合のサイトからも、すでに玉の湯のページは削除されていました。

そういえば、以前は小樽市HP内の「小樽市内の銭湯一覧」のページには、市内の銭湯一覧が記載されていたのですが、現在は「北海道公衆浴場業生活衛生同業組合HP(外部サイト)をご覧ください。」という表記のみになっていて、一覧がなくなってしまってました(次々と減っていくから、一覧表示をやめたのかな…)。

今年の1月には入船町の銭湯「南湯温泉」が廃業してますし、小樽の銭湯はどんどん減っていますね。

北海道公衆浴場業生活衛生同業組合HPでの小樽市の銭湯一覧をみると、市内の銭湯は次の6軒です。
朝日湯(緑2丁目)
柳川湯(穂3丁目)
小町湯温泉(信香町)
中央湯(奥沢3丁目)
神仏湯温泉(住ノ江1丁目)
大正湯温泉(花園4丁目)
北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 ≫ 銭湯検索 ≫ 地域で探す ≫ 小樽市

(営業時の様子。2017年撮影)
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【関連記事】※閉店した銭湯の記事。
えっ!?入船町の銭湯「南湯温泉」って廃業したの!?
入船町の銭湯「京の湯」が9月末をめどに閉店・廃業【情報提供】
9月末で閉店した銭湯「京の湯」の建物はすでに解体されてました
錦町の銭湯「富士の湯温泉」が閉まっているというので見に行ってきました
廃業している入船町の銭湯・三富湯の建物
小樽の銭湯「潮ノ湯」が平成27年3月16日をもって廃業
銭湯「瀧の湯温泉」が閉店
閉店していた銭湯「瀧の湯温泉」の建物が解体されていました
花園銀座商店街の廃業した銭湯「だるま湯」の建物内を見学されてもらいました
「日の出湯」の建物が変わらず趣があって目に止まります
石山町にあった銭湯・旧「日の出湯」の建物が解体されてます
再び相生町の踏切にて、銭湯の旧山田湯を確認

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2020年9月 6日 (日)

幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」

 

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幸町の中央バス「おたもい線」のバス通りを幸小学校側から下っていくと、その先で、通りを横切るように、花や木々が綺麗に整備された通りがあります。

ここは「りんご通り」と呼ばれている通りですね。

※写真は2020年7月20日撮影

りんご通りの様子

幸小学校からのバス通りも下ってくるのですが、りんご通りも左から右に向かって下り坂になっています。

(バス通りを振り返って見たところ)
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(りんご通り)
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幸町のこの辺りは、位置的には左方向は赤岩山で、その南側山麓に位置する町、ということになるんですよね。

りんご通りの山側に少し上って振り返ると、りんご通りを綺麗に眺めることができました。

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まっすぐ続く下っていく通りは、途中から上りになっていて、その先で左に曲がっていますね。

ちなみに、バス通りは市道「幸大通線」になるのですが、りんご通りも市道で、バス通りから下っていく道路が幸大通東線で、上ってくる道路が幸本通西線という市道名になります。

りんご通りを下っていきます。

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(下りの途中から振り返って見たところ)
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先ほどの上りに転じる谷の部分には、どうやら小さな川が流れているようですね(後で調べたら、幸町内を流れている三ツ目川という川とのことです)。

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(振り返って見たところ)
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今度は上りになった通りを進みます。

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(上りきったところから振り返って見たところ)
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上ったあたりから通りは左に曲がり、平坦になり。りんご通りの正式な範囲は分からないのですが、花や木々が植えられた中央分離帯がもう少し続いて、その先で終わっています(地図を最後に掲載しています)。

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りんご通りについて

さて、このりんご通りという名称ですが、実際に歩いてきて、りんごと思われる木があるんですよね。

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この通りで植樹が始まったのが昭和63年のことで、以後、5年間に計300本ほどが植えられたそうですが、その中で、かつてこの一帯で果樹栽培が盛んであったことにちなんで、リンゴの木も植えられたそうです。

それで、ここが「りんご通り」と名付けられたそうです。

平成2年からは通りの木に成ったリンゴを味わう、収穫祭となる“りんご祭り”も始まったそうですが、場所的なこともあって食用のリンゴが獲れたのは最初の5年ほどだったそうです。

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その後、りんご祭りは名前はそのままに趣旨を変え、、場所も幸中央公園に移して、現在も地域のお祭りとしては異例ともいえる、大掛かりなお祭りとして開催されています(ん?そういえば、やはり今年は開催されなかったのかな?私はまだ行ったことがないので、行ってみたいんです)。

※参考
・北海道新聞朝刊折り込み紙〈新ねっとわーく小樽〉No.39(2017年10月)「幸」
・オタモイ・幸地区の昔を中心とした郷土誌(小樽市立幸小学校1982/小樽市立幸小学校PTA文化部編)

おわりに

ということで、幸町の花や木々が綺麗に整備された「りんご通り」の様子と、そのいわれについてでした。

幸町が住宅地として開発されたのは、昭和40年代後半からという、住宅街としては比較的新しい地区ですが、やっぱりその歴史は興味深いですね。

※市道及び川の名称については、小樽市建設部用地管理課にて確認させていただきました。いつもどうもありがとうございます。この場を借りてお礼させていただきます(参考:小樽市 :市道に関することについて)。

※今回歩いたりんご通りは、地図の幸中央公園の左手にある、中央分離帯のある道路です。


【関連記事】
幸小学校前を通って幸会館までのバス通り沿いの様子

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2020年9月 5日 (土)

海沿いの町・船浜町【まとめ記事】〜7月に歩いてきた船浜町の記事のまとめ

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国道5号線の平磯トンネルを抜けると、左手には東小樽海水浴場で知られる海岸が広がります。

その海岸沿いには線路が走り、その線路を挟んで海岸と反対側の国道5号線との間に住宅地が広がっています。

ここが船浜町の住宅街にります。ちなみに、東小樽海水浴場も住所は船浜町になります。

国道5号線を挟んで海側が船浜町で山側が桜町になるのですが、海側の船浜町は国道に対してかなり低い位置にあるんですよね。

となると、船浜町と高低差のある国道から山側の桜町との往来はどうしているのか、また、東小樽海水浴場の海岸へ出るには、平磯岬をぐるっと回る道路「小樽港縦貫線」から下りていくのですが、その様子はどうなっているのか。

そんなところに注目しながら、7月に船浜町を海岸を含めてあちこち歩いてきて、数記事を投稿しました。

で、それらをここでまとめておこうと思います。ということで、前置きが長くなりましたが、この投稿は、船浜町のまとめ記事です。

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今回の船浜町の記事のまとめ

今回、船浜町をあちこち歩いてきて投稿した記事は、以下のようになります。

国道5号線から眺める船浜町の街と海と線路が一緒のちょっといい感じの風景

船浜町内から壁の上の国道5号線に上る階段があったので上ってみた

船浜町の線路に並行して続く道路を行き止まりまで歩いてみた

船浜町と桜町を繋ぐ国道5号線高架下の熊碓川沿いの通路

船浜町内と小樽港縦貫線を繋ぐ道路(勾配11%の短い坂道)

東小樽海水浴場とそのすぐ後ろに線路のある風景(2020年シーズンの東小樽海水浴場の開設は終了してます)

平磯岬をぐるっと回る道路からの海の見える風景

※過去の関連記事
「桜地下歩道」を通って国道5号線を桜町から船浜町に渡る
平磯岬の高台を迂回する道路を歩く〜この辺りが平磯岬の先端かな?

※実はこの時に海沿いの町・船浜町を歩いて、その様子を連載中の小樽チャンネルマガジン2020年8月号Vol.57に「船浜町を歩く」というタイトルで掲載させていただきました。一連の記事は、そのタイアップ記事となりますね。

ということで、国道5号線との高低差によって、とても独特な立地となっているため、なんとも興味深かった船浜町の街歩き。その様子について投稿した記事をまとめておきました。

【関連記事】
桜町と熊碓村〜今回の桜町の記事のまとめ

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2020年9月 4日 (金)

小樽運河最後の艀は場所を移動してすっかり解体されています

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小樽運河に残る最後の(はしけ)が解体されるというニュースがあったのが、7月26日のことでした(2020年7月26日付北海道新聞朝刊第3社会欄)。

その後、8月17日から解体作業が始まるということで、私もその前にと、小樽運河の北側、通称・北運河の端のすぐ手前に残る、艀の最後の姿を見に行きましたが、現在はこんな状況です(2020年9月1日撮影)。

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対岸に移動していて、もう底の部分以外は何もありませんね。

解体作業は本当に17日からすぐに始まったようで、そのことはニュースにもなっていて、17日の撤去作業で、艀をロープで引っ張り対岸に移動して、その日のうちに作業員が甲板の木材などを取り除いたそうです(※参照:2020年8月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄)。

この艀は、1969年建造の鋼製で、市内の郵船海陸運輸(現ノーススタートランスポート)が1989年に市に寄贈したものだそうで、市が北運河に停泊させていたのですが、近年は継ぎ目や穴から浸水し、一部が水没するなど老朽化が進み、改修も困難との判断で、解体・撤去となってます。

艀が停泊していた元の場所は、主人がいなくなり、案内板だけがまだ残っていました。

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ちなみに、こちらが元の姿です。
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解体されるとあっという間ですね。

※関連ニュース
「小樽最後のハシケ」、市民らに見守られ解体進む - 小樽経済新聞

【関連記事】
小樽運河に残る最後の艀(はしけ)の様子〜8月17日から解体予定
ニュースより/小樽運河に残る最後の艀(はしけ)が撤去へ

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色内大通り沿いの旧丸本水産の建物が解体されてます

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色内大通り沿いの運河公園近くに建っていた、旧丸本(まるほん)水産株式会社の建物が解体されていました。

ここに建っていた旧丸本水産の建物は、なかなか歴史のある建物で、このブログでも以前取り上げたことがあるんですよね。

位置的には、隣の建物が小樽市指定歴史的建造物の旧日本郵船(株)小樽支店残荷倉庫で、その隣が重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店になります。

(写真は2020年9月1日撮影)
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旧丸本水産の建物について

この建物についてですが、もとは昭和3年(1928年)に日本通運小樽支店として建てられたものだそうです。

こちらが、2017年9月撮影のもとの姿です。
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その前は「一寸屋」という料亭があったそうで、裏にあった石蔵は料亭の一部として建てられたものだったそうですが、すでにその石蔵は解体されたようですね。

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その後、昭和34年(1959年)に日本通運小樽支店が港町に移転後、建物を購入した丸本水産が、翌昭和35年(1960年)から平成24年(2012年)までの約半世紀の間、社屋兼住宅として使用していたそうです(丸本水産は平成23年に事業停止)。

※なので、この建物は旧日本通運小樽支店ということもできますね。

正面にあった大きな建物(写真で白い覆いがされている部分)が社屋となり、じつはその右横に渡り廊下でつながった住宅部分の建物もあったのですが、見に行った時点でもうすっかり解体されていました。

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(ここに住宅部分がありました)
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その住宅部分は、丸本水産の後は、cafe RAMAT(カフェ ラマット)、シェアハウス、あんかけ焼そば親衛隊の事務所などにも使用されたそうです。

(旧手宮線の散策路側からの工事の様子)
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※旧丸本水産の建物については、月刊フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン Vol.22(2017年9月号)」(編集発行:株式会社K2)内の小樽商科大学による「小樽れっけん」コーナーで、丁寧な取材に基づいて、とても詳しく紹介されていので、私も、その内容をそのまま参照させていただいています。

2017年に風で建物の壁が剥がれる

この建物(社屋の方)の近年の状況について、ちょっと書いておきたいのが、もともとクリーム色っぽいタイル貼りの外壁が目に留まる外観で、そのため、以前から気になっていたんです。

(2017年9月撮影)
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で、2017年10月30日のことなんですが、小樽ではとても強い風が吹いて、なんとその時に、この建物の壁の一部が剥がれ落ちるという被害があって、このことはテレビのニュースにもなったんですよね。

※関連記事:先日、壁が剥がれ落ちた色内の建物は旧丸本水産株式会社(旧日本通運小樽支店)

その後、建物はシートに覆われていたのですが、その後、私が見に行った時は、もう外壁のタイルは全て剥がされて、内側の板が剥き出しの状態になっていました。

(2018年10月撮影)
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(住宅部分は変わらずでした)
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(こちらはさらに後の2019年11月撮影)
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その後、修復されるのか、どうなるのか、前を通るたびに気になっていたのですが、やはり解体となってしまいましたか。

おわりに

ということで、数年前に風で壁が一部剥がれ落ちるという被害もあった、旧丸本水産株式会社の建物ですが、どうやら解体されてしまったようです(見にいった時は、まだ解体途中でしたが)。

当ブログとしては、ここにこういう建物があったという記録として、書き留めておきました。

※おまけの写真です。
(いずれも2017年9月撮影)
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(社屋と住宅部分とをつなぐ渡り廊下)
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(旧手宮線の散策路側からの、建物があった頃の様子)
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2020年9月 3日 (木)

市立小樽美術館で特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」が開催中。10月11日(日)まで

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市立小樽美術館では現在、特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」が開催されています。

期間は2020年8月2日(日)~10月11日(日)までで、美術館2階の企画展示室で開催されています。

小樽を拠点に活動した水彩画家・白江正夫さんは、 2014年(平成26年)に87歳で亡くなり、今年で没後6年が経ちます。この特別展は、白江正夫さんの業績をあらためて偲び、展覧するものとのことです。

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故白江正夫さんは礼文島生まれで、主に小樽の中学校で美術教師を務めながら風景画中心に描き、退職後の1993年には日本水彩展の最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞しているんですね。

私もこの特別展を、先日見に行ったのですが、小樽を中心にかつての街の何気ない風景を切り取って描かれた、なんだか懐かしくも力強い作品に見入ってしまいました。

実は、美術館では7月から正面外壁の修繕工事が行われていて、先日、覆いが取られて、綺麗な外壁が姿を現しています(→工事中だった市立小樽美術館の覆いがとれて綺麗な外壁が姿を現してます)。

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この外壁工事については、白江正夫さんの遺族から、白江さんの生前の遺志による寄付もあって(加えて市立小樽美術館協力会やアーティストの支援も合わさって)、行われたものなんですよね(→市立小樽美術館の正面外壁が修繕工事中〜小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん遺族から寄付

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外壁が綺麗になった市立小樽美術館で、小樽を拠点に活動した水彩画家・白江正夫さんの特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」を観に行ってみてはいかがでしょうか。

以下は、展覧会の案内から(小樽市HP内から引用)。

水彩画家・白江正夫は、多くの教え子、作品愛好者に惜しまれながら2014年87歳で世を去りました。
白江が亡くなり早6年が経ち、あらためて道画壇において、その存在の大きさを思い知らされています。
このたび白江正夫先生のご遺志を発端として、当館の外壁改装工事が実現しました。自らの代表作の多くを収蔵する当館の老朽化を憂いて、美観を整えるための資金を遺されていたのです。
白江正夫は、小樽を拠点に活躍し、この街の行く末を見守りながら描き続けました。
本展は、道内水彩画界をリードし、小樽画壇を牽引した白江正夫の業績をあらためて偲び、展覧するものです。彼のメッセージを作品から感じとっていただければ幸いです。
小樽市 :展覧会のご案内

【日時・休館日・入館料について】
会期:8月2日(日)~10月11日(日)
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30まで)
休館日:基本月曜日(9/21は開館。9/23・24・25は休館)
入館料:一般600円、高校生・市内高齢者(70歳以上)300円、中学生以下無料。
※参照:「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」 | 市立小樽美術館協力会小樽市 :市立小樽美術館

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※関連ニュース
特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」(小樽ジャーナル)
水彩画家「白江正夫」からのメッセージ(8/2~10/11)市立小樽美術館 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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工事中だった市立小樽美術館の覆いがとれて綺麗な外壁が姿を現してます

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市立小樽美術館(文学館)は、7月から正面外壁の修繕工事中だったのですが、先日、前を通ったら、壁面の覆いが撤去されていて、綺麗な外壁が姿を現してました(美術館と文学館は同じ建物内です)。

(写真は2020年9月1日撮影)
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この外壁工事については、このブログでも7月に取り上げたのですが、その時のニュースによると、工事にあたっては、小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん(1927~2014年)の七回忌を前にした昨年(2019年)11月、遺族から市民団体「市立小樽美術館協力会」に1千万円の寄付があったとのことなんですよね。

それは、白江さんの生前の遺志による寄付だったそうです。
※関連記事:市立小樽美術館の正面外壁が修繕工事中〜小樽を拠点に活動した水彩画家・故白江正夫さん遺族から寄付
※参照:2020年7月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

今回は日銀通り沿いの正面外壁のみの工事だったのですが、とても綺麗になってますね。外壁工事は1987年以来33年ぶりだったそうです。

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少し緑がかって見えるのですが、先月のニュースによると、灰緑色の当初の色に近づける予定とのことだったので、もともとはこういう色味の外壁だったのですね。

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ちなみに、この建物は1952年建築の旧郵政省小樽地方貯金局の建物で、市立小樽美術館として1979年(昭和54年)に開館しています(文学館は1978年(昭和53年)に開館)。

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寄付をしてくれた故白江正夫さんは礼文島生まれで、主に小樽の中学校で美術教師を務めながら風景画中心に描き、退職後の1993年には日本水彩展の最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞していて、小樽美術館は白江さんの作品を38点収蔵しているとのことです。

実は現在、市立小樽美術館では特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」が開催されているんですよね。

会期は2020年8月2日(日)~10月11日(日)までということで、綺麗になった建物の外壁を見つつ、特別展を観に行くといいかもしれませんね。

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(こちらが2020年3月撮影の小樽美術館の正面外壁)
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小樽市 :市立小樽美術館

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2020年9月 2日 (水)

カトリック小樽教会富岡聖堂が外部補修工事中とのことで建物が覆われてました

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小樽商大へ向かう地獄坂(商大通り)の途中にある、小樽市指定歴史的建造物でもあるカトリック小樽教会富岡聖堂が、現在、工事中とのことで建物が覆われています。

カトリック小樽教会のホームページによると、8月19日(水)~9月19日(土)の期間で、富岡聖堂の鐘楼などの外部補修工事が行われているとのことです(教会内部の見学は、これまで通りできるそうです)。
7月から、信者のみ少人数グループに分けて新型コロナウイルス感染への対策をしながらミサをする試みを始めます。一般の方、観光客の皆様のミサ参加はご遠慮下さい。 - カトリック小樽教会ホームページ

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カトリック小樽教会富岡聖堂は、昭和4年(1929年)建築のゴシック様式を取り入れた歴史的建造物で、異国情緒あふれるとても素敵な教会です。補修工事後にまたあの外観を見るのが楽しみですね。

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※以前はカトリック富岡教会と呼んでいたここカトリック小樽教会富岡聖堂ですが、カトリック住ノ江教会とカトリック富岡教会が統合してカトリック小樽教会となり、それぞれ、カトリック小樽教会住ノ江聖堂と富岡聖堂に名前が変わってます。
カトリック小樽教会ホームページ - カトリック小樽教会ホームページ

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歴史的建造物の「カトリック小樽教会富岡聖堂」(旧 カトリック富岡教会)を背後から眺める
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【小樽雪あかりの路22】カトリック小樽教会富岡聖堂(2月10日の様子)〜ロウソクの灯りに浮かび上がる異国情緒溢れる教会は美しく幻想的
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2020年9月 1日 (火)

『2020 小樽・鉄路・写真展 -「つなぐ」特別展-』〜今年はオンライン上での特別展

例年この時期に、旧手宮線跡地で開催されている野外写真展「小樽・鉄路・写真展」は、今年は昨年迄の展示を振り返って、来年へとつなぐ特別展ということで、オンライン上での開催となっています。

題して『2020 小樽・鉄路・写真展 -「つなぐ」特別展-』
開催期間:2020年8月29日(土)~9月13日(日)

※公式ツイッターより。


内容としては、期間中、出展者がそれぞれの作品や「鉄路展」への思いをSNS(Facebook・Instagram・Twitter)に随時公開していくということで、公式ウェブサイトでは、それらをまとめて見られるようにしているそうです。
小樽・鉄路・写真展 公式ウェブサイト – 北海道小樽市・旧手宮線跡地

この小樽・鉄路・写真展は、本来であれば今年で20回目を迎えるはずでしたが、やはりコロナ禍でこういう判断になったそうです。

例年の写真展は、旧手宮線の小樽駅前から続く中央通りから手宮側部分を会場に開催されていて、入り口に写真がたくさん貼られたおなじみの案内看板が立ち、野外展示ながら夜間も照明が設置される24時間展示という、ユニークな写真展なんですよね。

※昨年(2019年)の様子から。
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今年はオンライン上での開催ということで、これまでどんな感じで野外展示が行われてきたか、サイトやSNS上で見て、過去の展示の歴史を振り返ってみたりもできるのではないでしょうかね。

そういえば、公式からの投稿にもあるのですが、この写真展は2000年から始まっていて、会場となっている旧手宮線のこの区間の遊歩道が整備されたのは2013年なので、それ以前は、関係者が草刈りをして会場作りをしていたんですよね(2013年は、その遊歩道の整備工事のために写真展は中断)。そういったことも振り返っています。

※公式サイト:小樽・鉄路・写真展 公式ウェブサイト – 北海道小樽市・旧手宮線跡地
※Facebookページ:小樽•鉄路•写真展 | Facebook
※Twitter:小樽・鉄路・写真展 2020「つなぐ」特別展オンライン(@tetsuroten)
※Instagram:小樽・鉄路・写真展(@tetsuroten)
※ハッシュタグは #tetsuroten

来年は、20回目の「小樽・鉄路・写真展」を実際の会場で見に行けるといいですね。

※関連ニュース:2020 小樽・鉄路・写真展 -「つなぐ」特別展-(8/29~9/13) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
※昨年の様子です。
野外写真展「2019 小樽・鉄路・写真展」が今年も旧手宮線跡地で開催してます。9月16日まで

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