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2020年8月21日 (金)

ニュースより/閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援へ

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入船町の高台にある小樽看護専門学校が、2023年3月末で閉校することが決定した、というニュースが5月下旬にありましたが、この件について、小樽市が財政支援に乗り出すというニュースがありました。

2020年8月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄及び第4社会欄に掲載されていました。

閉校は、生徒数減少に伴う採算悪化に加えて、看護師を目指す入学者の確保が難しいとの判断から、運営する学校法人「共育の森学園」が決定したものでした。

ニュースによると、小樽市は本年度から4年間、同校の学生が定員割れした場合の収支不足を、市の補助金で穴埋めする方向で調整しているとのことで、共育の森学園は25日に予定する理事会で、市の支援受け入れを決める見込みとのことです。

実は、この小樽看護専門学校の閉校が決まってから、進学希望の学生による存続を求める署名活動があって、それを受けて小樽市が、このことは地域の看護人材不足や若者の人口流出にも繋がるとして、関係機関との調整にあたる専任職員を置くなど、存続に向けての取り組みを進めていたんですよね。

小樽看護専門学校(1965年7月設立)は、現在は夜間定時制の専修学校として3年過程で看護師を養成していて、准看護師を養成する小樽市医師会看護高等専修学校(富岡1)を卒業した准看護師が、看護師を目指し進学する受け皿でもあるそうです。ちなみに、市内の看護学校は、上記2校の他に全日制の市立高等看護学院(東雲町)があります。

これまでの経緯は、このブログでも少し取り上げたのですが、存続を求める署名活動をしたのは、小樽看護専門学校への進学を希望する市医師会看護高等専修学校の学生さんたちで、2万人以上の署名を集めたそうで、こういう動きが市を動かした一因なのでしょうね。

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ということで、閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援に乗り出すというニュースでしたが、これで、当面は存続する見通しになり、ひとまずはよかったですね。

※その他の参照記事:2020年7月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(市が調整役職員を配置)

【関連記事】
ニュースより/小樽看護専門学校が2023年春での閉校が決定→存続を求める署名活動へ

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