小樽運河の浅草橋街園にある「ふれあいの泉」〜水道栓は和田式耐寒共用栓「ライオンの水道」
小樽運河の撮影スポットにもなっている浅草橋街園ですが、ここにある浅草橋街園観光案内所の横に水が流れている「ふれあいの泉」というスポットがあります。
この「ふれあいの泉」は、水飲み場でもあるようですが、さて、ここの水道栓ですが、ちょっと変わっています。
これは小樽の水道が創設された大正3年(1914年)当時から使われていた、「和田式耐寒共用栓」という水道栓なんですね。
この共用栓については、ふれあいの泉の横に説明パネルがあるので、書き起こしで引用します。
小樽の水道が設置されたのは、大正3年9月30日です。ここに設置されている和田式耐寒共用栓は、創設当時から昭和30年代まで街の道路わきなどに見受けられ、市民の大切な「共同の水道」として利用され、また、この蛇口の形状から「ライオンの水道」として親しまれました。
小樽は水が美味しいともよくいわれますが、こんなところでも、小樽の水にまつわる歴史に触れることができました。
この和田式耐寒共用栓、通称「ライオンの水道」については、ここの他に、水道局の庁舎前、花園銀座商店街の新倉屋本店前、小樽市総合博物館運河館で見ることができます。
ちなみに、このふれあいの泉は、平成5年6月に小樽市制70周年を記念して、小樽・ 小樽南・銭函の3ロータリークラブが合同で設置したものだそうです。
とういうことで、以上、小樽運河の浅草橋街園にある「ふれあいの泉」の様子でした。
そうそう、普段は観光客であふれんばかりに賑わう小樽運河ですが、現在は、残念ながら新型コロナウィルス感染拡大の影響で、運河に訪れる人もめっきり少なくなってしまってます。が、こういうときだからこそと思って、今回、ふれあいの泉をじっくり見てきました。
※参考
・浅草橋街園「ふれあいの泉」/広報おたる(令和元年5月1日)見つけた!小樽!裏表紙(PDF)
・和田式耐寒共用栓/広報おたる(平成23年4月1日)見つけた!小樽!裏表紙(PDF)
・小樽RCの沿革 « 小樽ロータリークラブ
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コメント
メジャーな場所でも、マイナーな所を見付けるのが、小梅さんの真骨頂ですね。
そこが好きなのですよ。
妙見小僧とかね…。真冬にわざわざ見に行きましたよ!寒かったなぁ~!
投稿: John 1940 | 2020年7月10日 (金) 09時45分
この水は豊倉浄水場から配水されています。
ペットボトルに入って売っている小樽の水は
豊倉浄水場の水です。ということはものすご~く
いい水がタダで飲めるということです。
小樽の水はおいし~ぞ!!
投稿: dialin6700 | 2020年7月10日 (金) 17時28分
John 1940さん、こんばんは。
普段からキョロキョロ歩いてまして(^^;
そして、気になったスポットは、できるだけブログに書き留めるようにしてます。
楽しんでもらえているなら、嬉しいです。
妙見小僧!!(笑)
dialin6700さん、こんばんは。
そうなんですか。なんとここの水は豊倉浄水場から!!
そうですよね、ペットボトルの小樽の水と一緒ですよね。
小樽の美味しい水が飲み放題なんですね!!
投稿: 小梅太郎 | 2020年7月11日 (土) 00時45分