今年の住吉神社の例大祭(小樽まつり)は神輿や露店が中止で静かです〜夜は副参道鳥居や花手水がライトアップ
7月14日(火)・15日(水)・16日(木)は、本来であれば、小樽まつりと呼ばれ、毎年多くの小樽市民が楽しみにしている住吉神社の例大祭なのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、神輿渡御や露店などは中心になっています。
参拝は通常通りできるので、住吉神社に14日に行ってみました。
住吉神社の静かな例大祭/日中の様子
国道沿いの大鳥居前の奉納提灯は掲げられてます。
住吉神社のお祭りは、小樽まつりと呼ばれるだけあって、例年は本当にすごい人出で、露店は参道の両脇、さらには参道横の市道から横に入っていく道路沿いにずらりと並ぶんですが、今年は当然ですが静かです。
そんな中、今とても話題になっているのが、今年初めての試みとなる「花手水」です。
手水に色とりどりの花々を浮かべて飾りつけるこの花手水では、新型コロナウイルス感染防止として柄杓を撤去して、渡した竹を伝って水が流れ出ているので、そこで手指を清められます。
花の飾り付けは松ヶ枝町のバス停前にある小樽フラワー( (@OtaruFlower) / Twitter)が行っています。
実は最初は 7月4日からガーベラ500輪が飾られていたのですが、10日ごとに花を入れ替えるということで、例大祭に合わせて14日には胡蝶蘭に変わっています(※ガーベラの様子はこちら:住吉神社の花手水〜手水に色とりどりの綺麗な花が浮んでいます)。
華やかですね〜!!
そして、社殿ですが、正面が開放されてました。
しっかり参拝してきました。
横の神輿殿も開放されていて、中の様子を見学できました。
神輿5基と馬車1台が展示されています。
住吉神社の例大祭ということで、多くはありませんが、参拝に訪れる人たちの姿が結構見られました。
住吉神社の静かな例大祭/夜のライトアップ
さて、神輿や露店が中止で、静かな開催となった住吉神社の例大祭ですが、実は例大祭期間中は夜間にライトアップなどが行われているということで、実は14日の夜にも行ってきたんです。
国道沿いの大鳥居前の奉納提灯に、明かりが灯ってますね。
参道は静かです。
階段を上ると、今年の4月にできた、社務所横から手水舎前までの階段を迂回する、副参道にできた33基の鳥居がライトアップされてます。
そして、その先の花手水もライトアップされています。
手水おけの底に水中ライトが設置されているそうです。
夜もまた、昼とは違った雰囲気で綺麗ですね。
そして、社殿です。
夜の神社って、なんだかちょっと神秘的ですね。
神輿殿は夜も開放されていました。
花手水目当ての方も多かったようですが、夜も結構、人がきてましたよ。
これらのライトアップなどは、例大祭の3日間、18時〜21時まで行われているとのことです。
おわりに
例年であれば、6月から7月にかけて、小樽はお祭りの季節で、毎週のように市内のどこかの神社で賑やかにお祭りが行われていて、中でも水天宮、龍宮神社、住吉神社の例大祭は、小樽三大祭りと呼ばれたりもしていて、その最後を飾るのが、ここ住吉神社の例大祭なんですよね。
今年は残念ながら、静かな例大祭となってしまいましたが、参拝もできましたし、来年を楽しみに、ですね。
ということで、以上、住吉神社の静かな例大祭の、昼と夜の様子でした。
※参考ニュース:2020年7月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
※参考:小樽市 :お祭り日程
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コメント
小梅様。住吉神社の例大祭、諸般の事情でこのような形式での開催、戦時中の一時期を除くと、戦後初めての事でしょうね。とは言え、例年の賑やかな例大祭も良いですが、今回のように本来の神事中心の、静かな中での例大祭もまた良いものだと思いました。御神輿や喚声などの喧騒から解放されて、神事そのものをじっくり味わい、凛とした境内の厳かさを噛み締めるーこんな例大祭は滅多にない事でしょう。それにしても住吉神社の境内の御写真、いずれも懐かしく、また朱塗りの鳥居とそのライトアップ、花手水、沢山の提灯櫓といった新しい住吉神社の顔もあり、大変興味深く拝見しました。年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず、の名句ではありませんが、小梅さんや私が生を受ける前から住吉神社は鎮座し、私がこの世での役目を終えて肉体という依り代を離れても、変わらぬ佇まいと威厳さ、そして慈しみを保ちつつ、苦しみ悩める人を、念願成就をされてお礼参りにみえる人を迎え入れる事でしょう。今日が昨日と同じように、明日が今日と同じようにあり続けるように。
投稿: 多摩HT | 2020年7月15日 (水) 17時17分
こんばんわ。太郎さん、夜の取材お疲れ様です。夜の神社はなかなか見られないので、貴重な風景を見ることができました。
昨日と変わらない今日、今日と変わらない明日。そこに変わらないものがあるからこそ得られるやすらぎが心に安心感を与えてくれるのですよね。
多摩HT様、深いです。
投稿: ムサママ昨日 | 2020年7月15日 (水) 20時58分
ムサママ様。過分な御言葉、とても嬉しいです。そんなに深く考えた上で記した訳ではなく、コメントを書き込んでいる中で、ふと記したに過ぎないんですよ‼20年少し前に、幸せって何だろう?って考えた時に、大きな病気から回復して日の浅い事もあり、昨日と同じように今日を送り、今日と同じように明日が送れる事かもしれないなぁ、と感じたのです。その事を、今日の住吉神社の様々な写真を見ていたら、上に記した思いと、住吉神社の変わらずに鎮座し続けている姿が重なり、最初のコメントに記したんです。そのように受け止めて頂けて有り難うございます‼
投稿: 多摩HT | 2020年7月15日 (水) 21時39分
多摩HT さんの言葉、文章沁みましたね。
大きな病を経験されてたんですね。
おそらく、死を意識されるような大病だったのでしょう。
このコロナ禍で、神社の祭事のみが行われてお祭りは中止になりましたが、その静謐な姿が本当の神社かもしれません。
それは、富士山登山が禁止され、遠くから眺め拝む本来の霊山になったのと似てますね。あんなに人が登るとゴミとかトイレとか気になってましたよ。
投稿: John 1940 | 2020年7月15日 (水) 21時56分
John 1940様。この所、大学の仕事が忙しく、また疲労もたまっていたので、御無沙汰していました。御言葉有り難うございます。22年前の大病は命に関わるものでは無かったのですけど、強い痛みの伴う骨の病気で、その年一年間は寝たり起きたりでした。その時、もう1ヶ月前のように、好きな風景を見ながら歩けなくなるのでは、打ち込んで来た研究も出来なくなるのでは、という思いを、自著の出版を目前にして、強く抱いたのです。その時に、学生時代に歩き回った小樽の風景も重なりました。生まれながら骨の一部に障害があり、時たま油断をしていると、強い痛みとなって現れ難儀しています。御指摘のように、寺社仏閣は、本来、今の住吉神社のように、そこに結縁した人だけが訪れるべきものなのかもしれませんね。私も法隆寺、薬師寺で飛鳥・白鳳の御仏と静かに言葉を交わしに訪なうときは、観光客が殆ど居ない真冬を選んでいます。人気の無い、日の傾いて随分薄暗くなった法隆寺の境内を歩いていると、蘇我氏に追い詰められ、一族で自害の道を選ばざるを得なくなった山代大兄王は、この薄暗い法隆寺に身を置いた時に、何を思いながら、今、自分が目にしている金堂の釈迦三尊像を見つめられていたのだろう、そんな気持ちが湧いて来ました。
投稿: 多摩HT | 2020年7月15日 (水) 22時20分
多摩HTさん、こばばんは。
本当に、こういう形の例大祭の開催は、異例中の異例でしょうね。
確かに、例年の賑やかに露店が並び、勇壮な神輿が練り渡り、大勢の人出で賑わう小樽まつりは、とてもワクワクして楽しいですが、今年のこのような静寂の中の例大祭も、本意ではないでしょうが、とても厳かで良いのかもしれませんね。
本当に、多摩HTさん、また深いお言葉を。
そうでしたか、大きな病気をされていたのですね。
住吉神社は、変わらずに鎮座し続けていますね。
“今日が昨日と同じように、明日が今日と同じようにあり続けるように。”
本当ですね。
ムサママさん、こんばんは。
夜の神社、それもライトアップや提灯なども灯されて、確かに、とても珍しい風景だったかもしれませんね。
楽しんでもらえたのなら、嬉しいです。
多摩HTさんの言葉、本当に深くて染みてきますね。
John 1940さん、こんばんは。
多摩HTさんの言葉、なんだか沁みてきますね。
このような中でも、静かに例大祭が行われる。
確かに、本当の神社の姿を見たようです。
投稿: 小梅太郎 | 2020年7月16日 (木) 01時21分