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2020年6月28日 (日)

ニュースより/小樽看護専門学校が2023年春での閉校が決定→存続を求める署名活動へ【追記あり】

このブログでも、少し前に取り上げた、小樽看護専門学校が閉校を検討しているというニュースですが、その後、閉校が決定したというニュースがあり、さらに、そこから存続を求める署名活動があったので、その経緯を書き留めておきます。

まず、入船町の高台にある小樽看護専門学校が、来年度の生徒募集を停止して、現在の1年生が卒業する2022年度末で閉校する方向で検討しているというニュースがあったのが、先月(5月)中旬のことでした。

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※ブログ記事はこちら:ニュースより/入船町の高台にある小樽看護専門学校が閉校を検討!?

そして、運営する学校法人共育の森学園が、定例理事会で2023年3月末での閉校を正式に決定した、というニュースが2020年5月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

やはり、生徒数減少に伴う採算悪化に加えて、看護師を目指す入学者の確保が難しいとの判断があるとのことです。

小樽看護専門学校(1965年7月設立)は、現在は夜間定時制の専修学校として3年過程で看護師を養成していて、准看護師を養成する小樽市医師会看護高等専修学校(富岡1)を卒業した准看護師が、看護師を目指し進学する受け皿でもあるそうです。

ちなみに、市内の看護学校は、上記2校の他に全日制の市立高等看護学院(東雲町)があります。

小樽看護専門学校の生徒の多くは日中、准看護師として医療機関で働いているそうで(小樽などで働きながら勉強してるんですね)、後志管内の医療機関にとっての看護人材の重要な供給源となっているとのことなんですね。

その受け皿がなくなるとなると、地域の人材不足につながる大きな問題なんだと再認識していたら、その後、動きがありました。

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まず、進学希望の市医師会看護高等専修学校の学生らによる、存続を求める署名活動があり、1600人分の署名が要望書とともに6月5日に迫市長に提出されました。
※参照:2020年5月30日・6月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

さらには、迫市長が6月15日の定例小樽市議会で、閉校で看護人材の不足や若い世代の流出が懸念されるとし、重要な問題との認識を明らかにして、自ら存続に向けて取り組むと述べ、関係機関と協議する方針を示したとのことです。
※参照:2020年6月16日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

ということで、すいません、その後の動向は把握していないですが、今後の動きがとても気になるというか、心配で、なんとかいい方向に向かうといいですね。

※関連ニュース:看護専門学校存続要望書と署名 在校生切望(小樽ジャーナル)
※署名はオンラインでも行っていて、6月30日(火)まで署名活動を続けるとのことです(→キャンペーン · 小樽市長 迫俊哉: 【緊急・看護学校閉校】小樽看護専門学校 新入生募集の再開を求めます! · Change.org)。


《追記 2020.8.22》
その後、小樽市が財政支援に乗り出すというニュースがありました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ:ニュースより/閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援へ

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コメント

小梅さま。小樽看護専門学校の閉校、本当に深刻な影響を多方面にもたらしそうですね。将来の看護師さんの人材養成と言う側面は許より、昼間働いて夕方~夜間に勉学の機会と場が失われると言う側面においても閉校は由々しい事態だと思わざるを得ません。色々な事情で小樽看護専門学校に進学せざるを得なかった学生さんに、学びの場がなくなってしまうのは、小樽や周辺地域の医療にとっても大きな損失ですね。夜学でも看護師資格を得たいと言う希望と志しを持っている若者に、それを実現させる機会を保証することは、運営母体の社会的責務でもある筈です。小樽以外の近場で夜間に学べる看護専門学校があっても、往復の通学時間等を考えると、余り現実的とは言い難いですし。署名活動は期待出来るほどの効果があるか否かは微妙なところですが、兎に角、少しでも良い方向に事態が展開する事を祈らざるを得ません。

投稿: 多摩HT | 2020年6月28日 (日) 14時06分

このコロナ禍に、看護師さんの重要性はいつも以上に増していると思います。そこへ閉校は納得できないですよね。
でも、看護師さんの給与はそのハードな勤務内容に見合っているのかも疑問ですね。
あの、東雲町の旧堺小学校も看護学校でしたね。小樽の昼オケでのクラスターも気になります。

投稿: John 1940 | 2020年6月28日 (日) 19時04分

John 1940さま。そうですよね、これから益々、看護師さんは様々な医療現場では必要になります。先進国では日本の医師不足も深刻ですが、医師と同等の看護師さんも不可欠の存在の筈です。i-PS細胞による臓器再生医療が将来本格化した場合、看護師による医療行為は更にその重要性が高まります。旧堺小学校界隈のある相生町や東雲町は、地元民くらいしか通りませんので、小樽を御訪問は際には、是非、散策為さって下さい。私も大好きな界隈の一つです‼

投稿: 多摩HT | 2020年6月28日 (日) 19時57分

何度も申し訳ありません。今日のニュースで、小樽の昼カラにより十数名のクラスターが発生した事を報じていました。つい数日前に6名の昼カラクラスターが出たばかりで、舌の根も乾かぬ内に、と言う事態ですね。観光施設も徐々に再開し出した矢先のこの事態、観光客も再び小樽を敬遠し始める可能性が高まりましたね。折角、小梅さんのブログで、6海水浴場運営開始の決定が取り上げられましたのに、心配の種が蒔かれてしまったようで、先行きが懸念されます。

投稿: 多摩HT | 2020年6月28日 (日) 22時25分

多摩HTさん、John 1940、こんばんは。
小樽看護専門学校の閉校の件は、本当にかなり深刻で、重要な問題という認識で、ニュースでも取り上げられています。
看護師を目指す地元の方たちの学ぶ場が無くなるというのは、人材の地域外への流出による人材不足はもちろん、そもそも学ぶ機会を失い、看護師になるのを諦めてしまう方もいるでしょうし、大きな問題ですね。
東雲町の旧堺小学校には、全日制の市立高等看護学院が入っています。

小樽での昼カラのクラスター発生による感染者の広がりが止まりません。
観光施設が再開し、ようやく人出が戻りだした頃という、タイミング的にもかなり悪かったですね。
市の公共施設も休業を決めています。
そのあたりを含めて、このブログでは、あまり直接的な感染状況の記事は書いていないのですが、さすがに追って書き留めておこうと思っています。

投稿: 小梅太郎 | 2020年6月29日 (月) 01時12分

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