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2020年6月

2020年6月30日 (火)

小樽市では新型コロナウイルス感染症拡大に伴い主な市の公共施設がまた休館に(6月29日現在)

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先日からの小樽市内での昼カラ関連で発生した、新型コロナウイルスのクラスターによる感染症拡大に伴い、市内の主な公共施設が6月29日(月)から7月12日(日)まで休館となっています。

公共施設は、市内の感染拡大状況によって、休館と再開を繰り返しているのですが、例えば私も普段からよく利用している市立小樽図書館、市立小樽文学館・美術館、小樽市総合博物館本館・運河館といった施設なんかは、4度目の休館になるんですね。

(閉館前日に図書館にたまたま行きましたが、今回は予約の貸し出しも行わない完全休館とのことです。)Otaru_20200628-153527


市の公共施設の休館の経過をちょっと遡ってみると、2月末の北海道の緊急事態宣言を受けて、すぐに市の主な施設が休館し、3月19日の緊急事態宣言終了を受けて、条件付きながら3月20日から再開しました。

しかし、市内の新たな感染者発生を踏まえ、再び3月23日から休館。31日までの予定だったのが、再開直前の27日に市内5例目の感染確認もあり、感染拡大防止の観点から4月7日まで臨時休館を延長。

ようやく4月8日から再開していたのですが、国の緊急事態宣言を受けて、4月20日から三たびの休館となってしまい、当初は5月6日までだったのが、緊急事態宣言の延長に合わせて5月31日まで休館を延長しました。

で、多くが6月1日(もしくは2日)から、再開していて、このブログでも再開情報を掲載したりしていたのですが、この度、4度目の休館となってしまい、残念です。関係者も大変かと思います。

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他の小樽市総合体育館、小樽市民会館・小樽市民センター・小樽市公会堂などなど、小樽市の施設の休業情報は、小樽市HP内に掲載されていますので、各施設の詳しい状況を知りたい場合、そちらが参考になります(私も参考にしています)。
小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

といっても、ほとんどが6月29日(月)〜7月12日(日)まで、臨時休館といった状況です(小樽市鰊御殿は6月30日(火)〜7月12日(日)まで)。

その他、民間の日本銀行旧小樽支店金融資料館も、6月29日から当面の間、休館となっているので、公共施設以外の施設についても、利用の際に開館状況に注意した方かいいですね。
日本銀行旧小樽支店金融資料館webサイト

まずは、先日からのクラスターが落ち着きますように。

小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

※参照ニュース
・2020年6月30日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽市 市の施設臨時休業 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
ニュースより/小樽市での新型コロナウイルスのクラスター発生による感染拡大の状況を書き留めておきます(2020年6月29日時点)
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】

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ニュースより/小樽市での新型コロナウイルスのクラスター発生による感染拡大の状況を書き留めておきます【追記あり:クラスターの収束宣言】

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ご存知のように、小樽市では花園地区の飲食店(スナック)での昼間のカラオケ、いわゆる昼カラで、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生して、その感染拡大が止まりません。

新型コロナウイルス関連のニュースについては、状況の移り変わりが早く、また、曖昧な情報は書けないので、直接的な感染状況の記事はブログではほとんど書いていないのですが、さすがに大変な状況となっている今、この「小樽日記」としてもその状況を記しておこうと思います。

※2020年6月29日(月)7月19日時点での情報です。

※小樽市発表の発生状況については、こちらが最新情報になります。
小樽市 :新型コロナウイルス感染症の市内発生状況について

続きを読む "ニュースより/小樽市での新型コロナウイルスのクラスター発生による感染拡大の状況を書き留めておきます【追記あり:クラスターの収束宣言】"

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2020年6月28日 (日)

ニュースより/中央通り下の寿司と海鮮の店「花ごころ小樽店」が6月28日をもって閉店〜建物は歴史的建造物の旧安田銀行

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中央通り下りていったところに、歴史を感じさせる重厚な小樽市指定歴史的建造物「旧安田銀行小樽支店」が建っていますが、ここで営業する、寿司と海鮮の店「花ごころ小樽店」が6月28日(日)をもって閉店とのことです。

そのニュースは、2020年6月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていたのですが、いや〜、全然知りませんでした。

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ニュースによると、花ごころ小樽店は、2007年11月に飲食店経営のコモセン(札幌)が展開する和食レストランのチェーン店としてオープンしたお店ですが、今回の新型コロナウイルスの影響で、観光客の利用がゼロになり、2月以降売り上げが激減していたそうです。

家賃を下げてもらう対策も講じてもらったものの、観光客は当面戻らないとの判断で、6月28日(日)をもって閉店することになったとのこと。建物を所有する協和総合管理(若松2)によると、今後の利用は決まってないそうです。

従業員は、系列の小樽運河食堂に配置転換などするとのことですが(運河食堂は系列だったのですね)、運河食堂も現在休業中なんですよね。

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ここの建物「旧安田銀行小樽支店」について補足しておくと、昭和5年(1930年)建築の鉄筋コンクリート造2階建てで、小樽市指定歴史的建造物に指定されています。

小樽市HP内に建物概要の記載があるので、引用させていただきます。

この建物は、第2次世界大戦後、富士銀行が継承した後、昭和45年から新聞社の社屋として使われています。
ギリシャの建築様式をもった昭和初期の典型的な銀行建築であり、重量感あふれる円柱が特徴です。
中央通りの道路拡幅に伴い、平成13年に建物が斜め後方に曳き家され、同時に外観も修復されています。
小樽市 :旧安田銀行小樽支店

※曳家(ひきや)とは建築物をそのままの状態で移動する建築工法とのことですね。

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すいません、実は私は花ごころに入ったことがなかったんですよね。ということは、店内も見たことがない…。残念です…

とうことで、閉店はとても残念ですが、こうなると、今後の利用についても気になろところですので、しばらく気にしておこうと思います。

※閉店のお知らせは運営会社のサイトにも掲載されていました。
【お知らせ】花ごころ小樽店 閉店のお知らせ(pdf)

株式会社コモセン-北海道の魅力ある食材をお届けするレストラン

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【関連記事】
旧安田銀行小樽支店(現 花ごころ小樽店)

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ニュースより/小樽看護専門学校が2023年春での閉校が決定→存続を求める署名活動へ【追記あり】

このブログでも、少し前に取り上げた、小樽看護専門学校が閉校を検討しているというニュースですが、その後、閉校が決定したというニュースがあり、さらに、そこから存続を求める署名活動があったので、その経緯を書き留めておきます。

まず、入船町の高台にある小樽看護専門学校が、来年度の生徒募集を停止して、現在の1年生が卒業する2022年度末で閉校する方向で検討しているというニュースがあったのが、先月(5月)中旬のことでした。

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※ブログ記事はこちら:ニュースより/入船町の高台にある小樽看護専門学校が閉校を検討!?

そして、運営する学校法人共育の森学園が、定例理事会で2023年3月末での閉校を正式に決定した、というニュースが2020年5月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

やはり、生徒数減少に伴う採算悪化に加えて、看護師を目指す入学者の確保が難しいとの判断があるとのことです。

小樽看護専門学校(1965年7月設立)は、現在は夜間定時制の専修学校として3年過程で看護師を養成していて、准看護師を養成する小樽市医師会看護高等専修学校(富岡1)を卒業した准看護師が、看護師を目指し進学する受け皿でもあるそうです。

ちなみに、市内の看護学校は、上記2校の他に全日制の市立高等看護学院(東雲町)があります。

小樽看護専門学校の生徒の多くは日中、准看護師として医療機関で働いているそうで(小樽などで働きながら勉強してるんですね)、後志管内の医療機関にとっての看護人材の重要な供給源となっているとのことなんですね。

その受け皿がなくなるとなると、地域の人材不足につながる大きな問題なんだと再認識していたら、その後、動きがありました。

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まず、進学希望の市医師会看護高等専修学校の学生らによる、存続を求める署名活動があり、1600人分の署名が要望書とともに6月5日に迫市長に提出されました。
※参照:2020年5月30日・6月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

さらには、迫市長が6月15日の定例小樽市議会で、閉校で看護人材の不足や若い世代の流出が懸念されるとし、重要な問題との認識を明らかにして、自ら存続に向けて取り組むと述べ、関係機関と協議する方針を示したとのことです。
※参照:2020年6月16日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

ということで、すいません、その後の動向は把握していないですが、今後の動きがとても気になるというか、心配で、なんとかいい方向に向かうといいですね。

※関連ニュース:看護専門学校存続要望書と署名 在校生切望(小樽ジャーナル)
※署名はオンラインでも行っていて、6月30日(火)まで署名活動を続けるとのことです(→キャンペーン · 小樽市長 迫俊哉: 【緊急・看護学校閉校】小樽看護専門学校 新入生募集の再開を求めます! · Change.org)。


《追記 2020.8.22》
その後、小樽市が財政支援に乗り出すというニュースがありました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ:ニュースより/閉校が決まっていた小樽看護専門学校を小樽市が財政支援へ

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2020年6月27日 (土)

ニュースより/この夏は小樽の6つの海水浴場が開設(2020年夏)

気がつけばもう6月下旬に入り、もうすぐ北海道にも夏がやってきます。となると、北海道・小樽も海水浴シーズンとなり海開きとなるんですよね。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オープンを見送る海水浴場が多い中で、小樽はというと、市内の海水浴場は感染予防の対策をとった上で、例年通りにオープンします。

というか、6月26日(金)からは、銭函のおたるドリームビーチが他に先駆けてオープンになってます。

26日の小樽は時折雨も降る肌寒いくらいの天気で、本格的な夏はこれからですけどね。
※関連ニュース
小樽の海水浴場が最も早い海開き|NHK 北海道のニュース
おたるドリームビーチが海開き 新型コロナ感染対策呼びかけ 「北海道コロナ通知システム」も導入 北海道小樽市|NNNニュース

海水浴場を開設しないで人が泳ぎに来てしまうと、安全対策ができずに水難事故などの問題が発生する恐れがあるということも、開設の判断になっているようです。

お隣の石狩市が海水浴場を開設しないため、小樽の海水浴場には札幌圏からの利用客が増えると予想されているので、感染拡大防止の徹底を呼びかけているとのことです。

海に面して、海水浴場の多い小樽は、もともと北海道の短い夏を楽しみに訪れる人が多いですからね。

オープンしたおたるドリームビーチでも、利用客に距離を保つよう呼びかけ、海の家の座席の間隔を空けたり、客用の消毒液を置くなど感染症対策をとっているとのことです。

こうなると、利用客側のマナーも大事になってきますね。

小樽で開設する海水浴場

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小樽で開設する海水浴場については、市のホームページの小樽市 :海水浴場オープン情報で詳細を確認できます。
ちなみに、開設される海水浴場名とその開設期間は次の通りです。

おたるドリームビーチ※:6月26日(金)〜8月31日(月)
銭函海水浴場※:7月4日(土)〜8月31日(月)
朝里海水浴場:7月11日(土)〜8月23日(日)
東小樽海水浴場:7月11日(土)〜8月23日(日)
塩谷海水浴場:7月11日(土)〜8月16日(日)
蘭島海水浴場※:7月10日(金)〜8月23日(日)

※印のある海水浴場は、水上バイク等のプレジャーボート等の進入を規制する「北海道水域利用調整区域」に指定されています。

※その他、おたるドリームビーチ海水浴場ルール、海水浴場利用者の心得などの詳細も小樽市 :海水浴場オープン情報のページで確認してください。

豊井浜、張碓、オタモイなど、海に面する小樽は、海岸があちこちにありますが、先ほどの小樽市のホームページにも書かれているのですが、海水浴場として開設していない海岸では、監視・救護の設備が整っていない場所が多く、万が一の事故の場合も対応ができないとのことなんですね。海水浴は海水浴場で安全に楽しみましょう。

※関連ニュース
2020年6月13日・18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
暑い日が続いてますが、そういえば現在、小樽で海水浴場として開設しているのはどこの海岸?

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2020年6月26日 (金)

2020年度の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)の夏季公開は中止

小樽公園の北側、市民会館のすぐ近くに、歴史を感じさせる和風建築の小樽市指定歴史的建造物でもある小樽市公会堂が建っていますが、その左奥には、外からは見えなのですが、同じく小樽市指定歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)があるんですよね。

※能楽堂の写真は昨年(2019年)の公開時のものです。
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近年は、その小樽市能楽堂が夏季に一般公開されるのですが、今年(2020年)は新型コロナウイルス感染症拡大の状況から、夏季公開(6月~8月)を中止するとのことです。

また、いつも能楽堂の夏季公開にあわせて開催されていた、外沢照章能面展も中止になります。

小樽市指定歴史的建造物の旧岡崎家能舞台と呼ばれる小樽市能楽堂は、同じく小樽市指定歴史的建造物の小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)に隣接して建っていてます。

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大正15年(1926年)建築で、毎年のことなのですが、小樽市HP内に建物概要が記載されているので引用させてもらいます。

荒物雑貨商として財をなした岡崎謙が、大正15年、入船町の自宅中庭に建てたもので、後に市に寄贈され、昭和36年、公会堂隣接の現在地に移されました。
檜の舞台をはじめ、要所には佐渡産神代杉(じんだいすぎ)が用いられ、格式にのっとった能舞台で東北以北唯一のものといわれています。
鏡板の老松、唐獅子、若竹は狩野派17代秉信(もちのぶ)が描いたものです。
大正15年1月舞台開きを皮切りに、芸道研さんのため中央から再三家元を招いて能楽を開催したといわれます。
小樽市 :旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台

※参考
小樽市公会堂 [能楽堂について]

公会堂は、もともとはすぐ横の現在の市民会館の場所に建っていて、昭和35年(1960年)に市民会館の建設に伴い、現在地に移築されたのですが、それに伴って、昭和36年に能舞台がここに移されたとのことです。

小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)
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以前伺った話では、この能舞台を移築する際に、後ろの控え室(楽屋)がない状態で移築されてしまい、その点で正式な能楽堂とは呼べないそうで、そういう意味で旧岡崎家“能舞台”ということになるそうです。

この能舞台は、現在も実際に能や狂言に利用されています。

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ということで、個人的には、毎年、小樽市能楽堂の歴史あるたたずまいをじっくり観るのが楽しみでしたが、今年は公開中止ということで、やむを得ないですね。

※参照
小樽市民会館・小樽市民センター・小樽市公会堂
令和2年度「能楽堂夏季公開」・「外沢照章能面展」…開催中止のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

 【関連記事】
※昨年の記事です。
小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が夏季公開中です。2019年度は9月1日まで

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2020年6月25日 (木)

中止になったおたる潮まつりのおなじみのピンクの提灯が、稲穂大通商店会(第一大通り)に飾られてます

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例年であれば、6月下旬にもなれば、そろそろ毎年7月下旬に開催される「おたる潮まつり」の話題が出始めるのですが、今年はご存知の通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決まっています。1967年(昭和42年)からの開催以来、中止は初めてのことです。

そんな中、何もないと寂しいので、せめて彩りをということで、稲穂大通商店会が、例年同様におなじみのピンクの提灯を通り沿いに飾ってくれています。

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稲穂大通商店会(第一大通り)といえば、潮ねりこみのコースで、毎年熱く踊りが繰り広げられる通りですものね。

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20206年20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、このことが掲載されていたのですが、ニュースによると、稲穂大通商店会は、今年から発光ダイオード(LED)電球に新調した400個を飾り付けているそうです。

ということは、夜には綺麗に点灯するんですね。であれば、夜にも見に行かないと、ですね。

このピンクの提灯が飾られると、例年であれば、あ〜、いよいよもいうすぐ潮まつりだな〜って感じさせる、風物詩のようなものでもあるんですよね。

今年は開催されないというのは、やっぱりなんとも残念で寂しいです。

それでも、こうやって飾ってもらった提灯を見ると、やっぱりこれは、小樽の夏の色合いですね。

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ドンドコザブ〜ンだドンザブ〜ン♪

【関連記事】
ニュースより/小樽の夏の最大イベント「おたる潮まつり」が中止の方針に【追記:中止が正式決定】

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2020年6月24日 (水)

ニュースより/小樽市が日本遺産に単独の地域型で申請していた「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」は認定ならず

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先日、ちょっと残念なニュースがありました。

文化庁が6月19日(金)に、新たな日本遺産の認定結果を発表したのですが、小樽市が単独で地域型として申請していた「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」は、残念ながら認定になりませんでしたね。

※参照ニュース
・2020年6月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄/第2社会欄
小樽地域型日本遺産 認定逃す(小樽ジャーナル)

今回、小樽が申請した「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽〜「民の力」で創られ蘇った北の商都〜」は、小樽運河や色内銀行街、松前神楽など37件を構成文化財に、港や鉄道で物資と人が集まり、北日本随一の商都に発展し、さらには現在の文化と観光の街に生まれ変わった歴史までを示したものだそうです。

※参照:小樽市 :日本遺産の申請結果について

北海道の心臓というのは、小林多喜二が随筆の中でそう表現したそうで、そこからつけたそうですね。

※写真は構成文化財となっているものから。

日本銀行旧小樽支店
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旧手宮鉄道施設(国指定重要文化財)
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今回、文化庁が新たに発表した日本遺産の認定には、全国から69件の申請があり、認定されたのは21件。今回のを含めて全国の認定件数は104件となり、目標としていた100件を超えたため、今後の新規認定は行わない方針ということで、今回が最後のチャンスと言われていたんですよね。

日本遺産については、小樽市のHP内に記載があるので、引用させていただきます。

「日本遺産(JapanHeritage)」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(JapanHeritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
小樽市 :日本遺産

ということで、そのストーリー作りがポイントとなるんですね。

で、日本遺産には、複数の市町村にまたがってストーリーが展開するシリアル型と、単一の市町村でストーリーが完結する地域型の2つがあって、小樽市は、すでに「北前船」と「炭鉄港」という2つでシリアル型の認定を受けているんです。

小樽がシリアル型で認定を受けている日本遺産は、2018年に「荒波を越えた男たちの夢を紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落」に追加認定され、2019年に「本邦国策を北海道に観よ!〜北の産業革命「炭鉄港」〜」です。

そして今回、小樽として単独の地域型を初めて申請していたのですが、残念な結果となってしまいました。

旧日本郵船(株)小樽支店 
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松前神楽(国指定重要無形民俗文化財)
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ちなみに今回、北海道からは、小樽を含む3件の申請があり、そのうち、標津町・室蘭市・別海町・羅臼町が申請した「鮭の聖地」の物語~根室海峡一万年の道程~」が認定されました。いや〜、根室に行ってみたいですね。

ということで、残念ながら地域型の申請は認定にはなりませんでしたが、こういった“遺産”があるのは間違いないわけなので、是非、この内容を小樽の観光振興・地域活性化につなげていきたいですね(どこかで申請内容を詳しくみられるのかな!?)。

小樽市 :日本遺産
令和2年度「日本遺産(Japan Heritage)」の認定結果の発表について | 文化庁

【関連記事】
〜小樽市「地域型」日本遺産応援〜緊急シンポジウムに参加してきました(12月17日開催)

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2020年6月23日 (火)

堺町通りに少しづつですが観光客の姿が戻ってきています〜6月21日(日)の様子

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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、道の移動制限が6月19日(金)に解除されました(国の移動自粛も解除されましたね)。

6月21日(日)に堺町通りを通ったのですが、先日までは、ぱったりと人影がなくなっていた通りに、どうでしょうか、少しづつですが、堺町通りに観光客の姿が戻ってきていますね。

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もちろん、以前のことを思うとまだまだですが、つい先日までは、大手の店舗をはじめ、通り沿いの多くの店のシャッターが閉まっていたのが、今はどこもほぼ営業を再開しているようで、賑わいさえも感じられるくらいですね。

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例えば、北一硝子は6月1日から営業時間を短縮して営業(一部店舗は継続営業自粛してます)、ルタオは本店(それとエキモ ルタオ)は5月18日から営業してましたが、その他の休業していた各店も6月1日から短縮短縮して営業してます。小樽オルゴール堂や大正硝子館の各店も再開してますね。

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先週末は、移動制限解除後初の週末ということで、その様子は2020年6月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されていました。

もちろん、外国人観光客はおりませんが、ニュースによると、道内からの来訪が増えているようですね。

とはいえ、感染予防対策は引き続き求められているので、店舗などは感染防止に気を配りつつの再開となっていますね。

堺町通りのここ数ヶ月の人出の様子の移り変わり

堺町通りには、ここ数ヶ月に何度か足を運ぶ機会があったので、人出の様子がどう変わってきたか、写真をちょっとだけ掲載しますね。

4月30日(木)の様子。ほぼ誰もいません。
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5月30日(土)の様子。やっぱり人がほとんどいません。
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が5月25日に解除され、道の休業要請も6月1日から全面解除となり、これを受けて小樽市内の各施設も再開しました。

その直後の6月2日(火)の様子ですが、この日は平日だったので、まだ人出はほとんど見られませんでした。Otaru_20200602-161714

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そして、多くのお店が営業を再開し始めた6月14日(日)にも堺町通りに行ってきたのですが、この頃から、少しずつですが人出が戻り出したように思います。
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そして、移動制限解除後初の週末の6月21日(日)の様子ですね。
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まだまだ、新型コロナウイルス感染への警戒をしつつですが、堺町通りに徐々に人出も戻ってきているようです。

少しづつですが、小樽の街も動き出していますね。

※そうそう、堺町通り商店街は、SNSなどでユニークなポスターや元気を届ける投稿を積極的に発信しているんですよね。
小樽堺町通り商店街 - ホーム(Facebookページ)

※関連記事:小樽堺町通り商店街がちょっと自虐的なポスターで元気を発信中!!

※参考
【更新】小樽市内観光施設 営業時間等の変更情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽市内 商業施設・物販店舗等の休業情報 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽観光 営業再開施設の情報|キタル、オタル。|小樽を楽しむ時間を育てるための超発信型小樽ファンサイト

営業再開のお知らせ|北一硝子
営業再開のご案内 | 大正硝子館
スイーツ・お菓子の通販 お取り寄せならLeTAO | 小樽洋菓子舗ルタオ オンラインショップ

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2020年6月22日 (月)

龍宮神社で霊剣「流星刀」を観てきました〜6月21日の一般公開に長蛇の列(撮影禁止のため写真はありません)

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※あっ、最初に言っておきますが、流星刀は撮影禁止だったため写真はありません。

6月20日(土)・21日(日)・22日(月)の3日間は、龍宮神社の例大祭です。

しかし、今年(2020年)は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、神輿渡御、露店、奉納行事、境内でのカラオケ大会などの催し物が中止になり、社殿での神事のみが行われています。

ということで、残念ながら例年のような賑やかなお祭りというわけにはいかないものの、このブログでもお知らせしたのですが、なんと、今年の龍宮神社の例大祭では、霊剣「流星刀」が一般公開されたんです(※こちらがお知らせ記事→龍宮神社の例大祭で霊剣「流星刀」を一般公開)。

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日時は6月21日(日) の午前11時〜午後3時までで、場所は社殿内で拝観料は無料でした。

この流星刀は、幕末・明治に活躍し、龍宮神社を建立した榎本武揚が、隕石を材料にして作った刀剣です。

榎本家に代々伝わっていたもので、2017年に龍宮神社に例大祭に合わせて奉納されました。奉納時のニュースによると、計5本制作したうちの一振りだそうですよ。

今回が奉納後初の一般公開とのことなので、なかなか貴重だったんですよね。

ということで、私もその貴重な流星刀を観に行ってきました。

行ったのはちょっと遅くて午後2時頃だったのですが、龍宮神社に到着すると…

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なんと、びっくりの長蛇の列(ぐるりと行列は境内の外まで…)。

いや〜、小樽でこれだけの行列を見るのは珍しいかも。

普段の私でしたら、この行列を見て、見学を断念するところですが、それでもやっぱり流星刀が見たかったので、並びました。

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で、並ぶことなんと1時間。見てきました、流星刀。

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流星刀は社殿内にケースに安置されていて、その周囲に数人ずつグループで順番に見学していくという形で、その都度、宮司さんが流星刀について説明してくれていました(公開中ずっと説明されたと思うと、とても大変だったのではと、感謝です)。

残念ながら流星刀の撮影は禁止だったので、写真の掲載はないのですが、見る角度によって刃文が浮かび上がるように現れ、とても綺麗な短刀で、本当にいいものを見せてもらいました。

以下は、龍宮神社のサイトからです。

新型コロナウイルス感染による健康被害や、経済活動への大きなダメージに対する疫病厄除け、またピンチをチャンスに変えたいという希望を叶えるため、強い霊力を持った「流星刀」を公開致します。神社に参拝に来られた方にお参り頂けるように社殿内に安置する予定です。
龍宮神社公式ウェブサイト

新型コロナウイルス感染で大変なこうい時だからこそと、一般公開していただいたのですね。

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そうそう、実は今回、龍宮神社の社殿内に初めて入ったのですが、一本の大木から彫り込まれたという「龍神の木彫り像」が御鎮座されていました。

こちらは撮影は大丈夫とのことで掲載しますが、これもまた、貴重なものを見させていただきました。

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ということで、今年はお祭りとしては寂しい龍宮神社の例大祭ですが、なんとも貴重な流星刀を見ることができました。ありがとうございました(それにしても、こんなにたくさんの方が流星刀を観に訪れるとは…)。

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龍宮神社公式ウェブサイト

小樽の主なお祭り(例大祭)の日程は、市HPに記載されてますので参考にどうぞ:小樽市 :お祭り日程

【関連記事】
ニュースより/龍宮神社に榎本武揚が作った隕石でできた「流星刀」が奉納!(一般公開はされてません。追記:写真追加しました)
※昨年の龍宮神社のお祭りの様子です。
小樽はお祭りの季節!!〜龍宮神社のお祭り(例大祭)に行ってきました(2019年度)〜神輿の宮入は今年もすごい熱気
先日行われた龍宮神社例大祭の神輿宮入の様子をちょっとだけ(2019年)【動画】

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2020年6月21日 (日)

フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年6月号(Vol.55)〜引き続きエッセイ風の今号は「ちょっと変わった小樽の街歩き」について

私・小梅太郎が連載を持たせてもらっている、フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」(編集発行:株式会社K2)の2020年6月号(Vol.55)が発行されてます。ということで、いつもの宣伝ですね。

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(あっ、表紙の小樽の「小」の字にセミが止まってる!!)

“歩く”シリーズで連載をもたせてもらっている小樽チャンネルマガジンですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、前号、今号と趣向を変えて、エッセイ風な内容で書いてます。

前号の「小樽を歩く〜小梅太郎の小樽の坂の楽しみ方〜」に続いての今号のタイトルは、「小樽を歩く〜ちょっと変わった小樽の街歩き〜」です。

小樽の街歩きといえば、歴史的建造物が建ち並ぶ街並みを楽しんだり、前号に書いたような小樽の街や海を眺めながらの坂歩きなんかが小樽ならではですが、小樽には他にも色々と面白い眺めやスポットがありますよね。

そこで、今号ではちょっと視点を変えた街歩きということで、階段、歩道橋、地下歩道、そして、線路に注目した街歩きを紹介しています。

これらは、このブログで時々出てくる(好きな人にはおなじみの)スポットですが、そんな、ちょっと変わったスポットに注目した小樽の街歩きにいて書いた小樽チャンネルマガジン2020年6月号(Vol.55)、気になる方は、ぜひ読んでみてください(ちょっとマニアックだったかな…)。

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現在、新型コロナウイルス感染予防のため、飲食店などの個別の配本は行ってないそうで、フリーペーパーが少し入手しにくくなっていますね(私は図書館で入手しました)。

小樽チャンネルマガジンは、小樽チャンネルのサイトで電子版を読むことができるので、フリーペーパーの入手が難しい場合は、そちらを利用していただければと思います。パソコン、スマホから、全バックナンバーを読むことができます。
※電子版はこちらから:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル

ということで、「小樽チャンネルマガジン」2020年6月号(Vol.55)の宣伝でした。

【関連記事】
フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年5月号(Vol.54)〜今号はエッセイ風に小樽の坂の楽しみ方について

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2020年6月20日 (土)

小樽青年会議所制作のサカナクション山口一郎さんも出演する小樽PR動画「忘れられないの小樽」がYouTubeで公開

小樽青年会議所(小樽JC)が小樽観光を盛り上げようと制作した、小樽の魅力を発信する動画「忘れられないの小樽」が、YouTubeで公開されています。

動画には人気バンドのサカナクションのボーカルで、小樽出身の山口一郎さんが協力していて、サカナクションの楽曲「忘れられないの」が流れ、山口さん本人も動画の最後に出演して、小樽について語ってくれています。

どうやら、小樽JCの1人が山口さんと小学校時代の同級生で、直接の依頼に無償で出演と楽曲の使用を了承してくださったそうですよ。

こちらが、その動画です。長さは約5分です。

う〜ん、いい動画ですね。

動画はサカナクションの「忘れられないの」で始まり、おたる政寿司、蕎麦屋・籔半、人力車のえびす屋、堺町通り・ポセイ丼、小樽高島・成田漁業部、幸愛硝子(ユキエガラス)、南樽市場・岡本商店、おたる水族館の皆さんからのメッセージが続き、最後に山口一郎さんが登場してますね。山口一郎さんも応援してくれていて、なんだか嬉しいな〜

6月19日から、移動の自粛も解除され、それに合わせて公開されたとのことで、この動画で多くの方に小樽の魅力が伝わり、小樽に足を運んでもらえると嬉しいですね。

※以下は、小樽青年会議所のFacebookページからです。

サカナクション山口一郎さんも出演企画~小樽PR動画~忘れられないの小樽 | 一般社団法人 小樽青年会議所(サイトから)

※関連ニュース
・2020年6月19日付北海道新聞朝刊第4社会欄
小樽JC×サカナクション・山口一郎さん 動画で小樽の魅力発信 - 小樽経済新聞

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2020年6月19日 (金)

龍宮神社の例大祭で霊剣「流星刀」を一般公開〜お祭りは神輿や露店、催し物は中止で神事のみ

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※写真は昨年の例大祭の時のものです。

6月の小樽といえば、例年であればお祭りの季節で、毎週のように市内のどこかの神社でお祭りが賑やかに行われているのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ほとんどの例大祭で神輿渡御や露店、催し物が中止になっています。

そして、6月20日(土)・21日(日)・22日(月)の3日間には、龍宮神社の例大祭が行われるのですが、やはり、神輿渡御、露店、奉納行事、境内でのカラオケ大会などの催し物は中止で、社殿での神事のみが行われるとのことです。

ところで、その龍宮神社の今年の例大祭なのですが、なんと霊剣「流星刀」が、例大祭で一般公開されるそうです。

日時は6月21日(日) の午前11時〜午後3時まで。
場所は社殿内で、拝観料は無料とのことです。
龍宮神社公式ウェブサイト

※参考:例大祭「龍宮神社」…6/20~6/22 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

龍宮神社は幕末・明治に活躍し、小樽の発展に深い関わりのある榎本武揚が建立したことでも知られていますが、その榎本家から奉納された、隕石より作られた流星刀は、普段は一般公開していないはずなので、これは貴重な機会かもしれませんね。

私も参拝に行って、見て行きたいと思っています。

2017年に流星刀が龍宮神社に奉納された際の記事がこちらです。
ニュースより/龍宮神社に榎本武揚が作った隕石でできた「流星刀」が奉納!(一般公開はされてません。追記:写真追加しました)

記事にも掲載している、こちらの流星刀の写真は小樽チャンネルさんから提供していただきました。366jhwmw_2
※写真提供:小樽チャンネル

龍宮神社のお祭りは、水天宮、住吉神社の例大祭とともに小樽三大祭りと呼ばれたりもして、稲穂町という中心街にあることからも、昔から多くの市民が楽しみにしている、おなじみのお祭りなんですよね。

例年であれば、梁川通りにずらりと露店が並ぶのですが、今年はこういう状況ですからやむを得ないですね。

小樽チャンネル-小樽の観光・グルメ・生活情報を毎日更新!-

【関連記事】
ニュースより/龍宮神社に榎本武揚が作った隕石でできた「流星刀」が奉納!(一般公開はされてません。追記:写真追加しました)
※昨年の龍宮神社のお祭りの様子です。
小樽はお祭りの季節!!〜龍宮神社のお祭り(例大祭)に行ってきました(2019年度)〜神輿の宮入は今年もすごい熱気
先日行われた龍宮神社例大祭の神輿宮入の様子をちょっとだけ(2019年)【動画】

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2020年6月18日 (木)

ニュースより/来年(2021年)の第23回小樽雪あかりの路の日程発表〜ただし、開催は感染収束が条件

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小樽の冬の風物詩「小樽雪あかりの路」の実行委員会が、第23回となる来年(2021年)の日程を2月6日〜13日の8日間と発表した、というニュースがありました。

発表は6月17日で、ニュースは2020年6月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

ただし、開催は新型コロナウイルスの感染収束が前提条件ということで、秋ごろの感染状況を踏まえて最終判断をするとのことです。

現状、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せない中、お隣札幌の冬の一大イベント「さっぽろ雪まつり」も、来年は大雪像の制作を中止して、規模を縮小して開催すると発表がありましたね。

なかなか先が見えない状況ですから、小樽雪あかりの路もどうなるかちょっと心配ですね。

小樽雪あかりの路
小樽市 :小樽雪あかりの路

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2020年6月17日 (水)

久しぶりに天狗山山頂へ。天気は曇りながらやはりいい眺め!!〜6月5日からロープウエイ再開。営業は当面金・土・日曜のみ

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小樽天狗山は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ロープウエイと山頂の全施設が休業となっていたんですが、6月5日(金)から営業を再開しています。

冬期営業が終わってから、整備期間を経てそのまま休業になったので、ようやく夏期営業が始まったことになるんですよね。

ただし、営業再開にあたっては、まだ条件付きになっています。
・営業日:当面の間、金曜~日曜日のみの営業。
・ロープウエイ運行時間:当面の間、11時~20時(上り終便19時48分)
※状況を見て段階的に通常営業(毎日営業、ロープウエイ運行9時~21時)に移行するとのことです。

山頂施設は、山頂TENGUU CAFÉ(てんぐー カフェ)を除く(但し、テイクアウトメニュ―は販売)全施設が営業。
※TENGUU CAFÉは6月中旬に営業開始予定。

※参照
【公式】小樽天狗山ロープウェイ(【重要】当面の間、金・土・日曜日の営業となります)
【公式】小樽天狗山ロープウェイ(【重要】新型コロナウイルス感染防止の対応について)

※シマリス公園内への入場は、感染防止を考慮し当面の間中止してます。Otaru_20200613-145436


ということで、久しぶりに天狗山山頂へ行ってきました(行ったのは6月13日です)。

すいません、この日は車で山頂へ行ったので、ロープウエイに乗ってません。実は、山頂へ向かう観光道路(市道天狗山観光線)も5月1日から車両通行止規制が行われていたのですが、こちらも6月1日に解除されたんですよね。

で、天狗山山頂ですね。

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この日は残念ながら曇りの天気だったのですが、久しぶりの天狗山山頂は気持ちいい風が吹いていて、やっぱりいい眺めでした。

天狗山山頂には、いくつかの展望台があるのですが、各展望台ごとに山頂からの眺めを掲載していきますね。

第1展望台から

ロープウエイ乗り場横にある第1展望台から。
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スキー場でいうと、新コースの上ですね。
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天狗桜展望台から

ロープウエイ乗り場奥の天狗桜展望台という名前がついた展望所から。
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ここには、樹齢100年を超えるエゾヤマザクラの天狗桜があるんですよね。Otaru_20200613-145545

第2展望台から

天狗桜展望台から、さらに奥に行くと、第2展望台、第3展望台があります。
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まず、東屋が設置されているところが第2展望台です。
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ここには小樽市重要眺望地点の案内板が設置されているのですが、文字がかすれて見えなくなってました。

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スキー場でいうと、ダイナミックコースの上ですね。
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第3展望台から

さらに奥に行くと、突き当たりに第3展望台があります。目の前はすぐ崖で、立ち入り禁止です。Otaru_20200613-150113

ここからは、小樽の市街地の東側から南へと続く、毛無山などの周囲の山々の風景を見渡すことができます。

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眼下の天神町を横切る高架は、2018年(平成30年)12月に開通した後志自動車道(北海道横断自動車道)です。

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屋上展望台から

もうひとつ、ロープウエイ乗り場に戻って、建物の屋上に上ると屋上展望台があります。Otaru_20200613-151245

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ちょうど、ロープウエイが下っていきました。
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おわりに

ということで、まだ、金・土・日曜限定ですが、ようやくロープウエイも再開して、天狗山山頂へもいけるようになりました。

やっぱり小樽の街並みと港を一望する山頂からの眺めはいいですよね〜

※天狗山ロープウェイ料金などに関してはこちら:ロープウェイ営業時間・料金【公式】天狗山ロープウェイ/スキー場

【公式】小樽天狗山ロープウェイ/スキー場|北海道三大夜景
小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 - ホーム (Facebookページ)

※関連ニュース:2020年6月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
【再開情報】小樽天狗山ロープウエイは6月5日(金)から夏期営業開始(当面の間は金・土・日曜のみ)

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2020年6月16日 (火)

今年の水天宮のお祭り(例大祭)は神輿や露店は中止で神事のみ〜境内と周辺はとても静かでした

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6月の小樽といえば、例年はお祭りの季節で、毎週のように市内のどこかの神社でお祭り賑やかに行われているのですが、今年は様子が違います。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ほとんどの例大祭で、神輿渡御や露店、催し物が中止になっています。

実は、6月14日(日)・15日(月)・16日(火)は、水天宮のお祭り(例大祭)なんですよね。

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水天宮のお祭りは、龍宮神社、住吉神社のお祭りとともに、小樽三大祭りと呼ばれたりもする、市民にもとても馴染みのあるお祭りですが、その水天宮のお祭りも、今年は神輿や露店、境内で行われるイベントなどは中止で、社殿での神事のみが行われています。

例年であれば、花園公園通りの花園銀座商店街との交差点から、水天宮への鳥居の先まで露店が並ぶのですが、もちろん、今年はありません。

(写真は6月15日撮影)
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(いつもの花園公園通り側からの階段)
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(ここの階段を上り切ったら、振り返らずにはいられません)
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境内でも例年であれば、ここがビアガーデンのようになって、社殿の横にはステージが組まれるんですが、こちらも今年はありません。

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ただ、社殿はいつもの例大祭の時のように、幕が飾られてますね。

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水天宮の趣ある社殿は、大正8年(1919年)建築で、本殿、拝殿が小樽市指定歴史的建造物となっています。

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そうそう、水天宮の境内にきたら、小樽港の眺めがとてもいいんですよね。

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おなじみの急な階段に続く、外人坂です。

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ということで、今年は神輿渡御や露店が中止となり、例大祭ながら、とても静かな水天宮の様子でした。

※参考
​​令和2年例大祭 『水天宮』…6/14~6/16 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・2020年5月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

※小樽の主なお祭り(例大祭)の日程は、小樽市のHPに記載されてますので、参考にどうぞ。
小樽市 :お祭り日程

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【関連記事】
ニュースより/例年の小樽は6月から本格的なお祭りの季節ですが、今年の例大祭はほとんどが神事のみで神輿や露店は中止
※昨年の水天宮のお祭りの様子です。
小樽はお祭りの季節!!〜水天宮のお祭り(例大祭)に行ってきました〜鳳輦の様子も(2019年度)

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日本銀行旧小樽支店金融資料館も6月1日より再開しています〜ガイドツアーと業務展示ゾーンの見学は休止中

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6月に入って、新型コロナウイルス感染拡大に伴って休館していた市内の各施設も再開しています。

臨時休館を続けていた日本銀行旧小樽支店金融資料館も、6月1日(月)より再開しています。

日本銀行旧小樽支店は、現在は、日本銀行の歴史や業務、小樽の発展について紹介する金融資料館として公開されていて、入館料はなんと無料です。

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再開したとはいえ、他の施設同様に館内でのマスク着用や入口に設置したアルコール消毒液での手指消毒などなど、新型コロナウイルス感染症対策への協力は、引き続きお願いしています。

また、当面ガイドツアーは休止していて、業務展示ゾーン(1億円の重さ体験等)の見学も休止中となっています。

ということで、先日行ってきました。

(玄関から入ってすぐに消毒液が設置されてました)
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(感染予防、感染拡大防止のためのお願い注意書き)
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(1億円の重さ体験等がある奥の業務展示ゾーンは観覧禁止)
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(売店も休業中でした)
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ちょっと補足しておきますと、日本銀行旧小樽支店は、明治42年(1909年)7月に着工し、明治45年(1912年)7月の完成した歴史的建造物(小樽市指定有形文化財)で、設計に携わった建築家・辰野金吾は、日本銀行本店や赤レンガで有名な東京駅の設計にも携わっている方です。

小樽支店としての営業は、平成14年(2002年)9月に日本銀行札幌支店に統合が決定したことにより廃止となり、その後、翌年の平成15年(2003年)5月より、現在の日本銀行の広報施設、金融資料館として開設してます(現在も日本銀行の管理する建物です)。

※参照:旧小樽支店の歴史|建物紹介|日本銀行旧小樽支店金融資料館webサイト

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ということで、まだ色々と注意や制限はあるものの、日本銀行旧小樽支店金融資料館も再開しています。

※開館時間について(2020年6月現在の情報)
夏季4月~11月:9:30~17:00 (最終入館16:30)
冬季12月~3月:10:00~17:00 (最終入館16:30)
※休館日:水曜日(水曜が祝休日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月5日)
※ただし、展示入れ替え等のため臨時休館することがあります。

日本銀行旧小樽支店金融資料館webサイト

※参考:日本銀行旧小樽支店金融資料館・開館のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】
日本銀行旧小樽支店 金融資料館「特別応接室」が一般公開されていたので見に行ってきました

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2020年6月15日 (月)

妙見市場にあった帆布バッグのお店「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」は中央市場の第1棟に「BASE-C96」として移転してます

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妙見市場は2020年(令和2年)3月31日をもって惜しまれつつ閉店しましたが、最後まで営業していた5店のうちの1つ、帆布バッグのお店「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」は、その後、中央市場の第1棟に5月11日に移転オープンしてます。

お店の場所の中央市場の第1棟とは、中央市場の一番海側にある建物で(第1棟は他の2棟と外壁の色が違いますね)、さらにその一番海側の端にお店を構えています。

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入り口は、建物に向かって右側にあります。

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そうそう、中央市場の第1棟の各店舗は、他の市場棟のように、建物内に通路があってお店が対面で並ぶ形ではなくて、店舗には建物の外から入ることになります。

少し前なんですが、ちょっとだけお店にお邪魔してきたのですが、店内はとても素敵な空間で、そこに帆布のバッグに革の雑貨なども販売されていました。

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店内では作業も行っているそうで、窓際にミシンが置いてあるので、外からも店主がミシンに向かって作業をしているのを見られるかも。

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ちなみに、「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」という店名ですが、実は移転に伴って店名は「BASE-C96」と変わったそうなんです。

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ただ、FacebookページなどのSNSでは、以前の店名で継続してるようですね。

で、「BASE-C96」という新しい店名についてなんですが、この「C96」というのは、妙見市場の出店位置の番号なんだそうで(C棟の96番)、妙見市場に出店していたということを大切にされているんですね。

これが妙見市場での実際の番号プレートだそうです。

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こんなところに妙見市場の思い出が残っていて、関係者でもないのに、なんだか嬉しくなってしまいます。

ということで、妙見市場の閉店に伴い、中央市場に移転した「BASE-C96」(まだ「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)と呼んだほうがいいのかな?)の様子でした。

※お休みなどの店舗情報は、SNSなどで予定が投稿されているようです。
Jammed with Possibility - ホーム(Facebookページ)
Jammed with Possibility(@jammed_with_possibility)(Instagram)

小樽中央市場 公式HP

※参照ニュース:2020年5月13日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

※なお、妙見市場閉店時の5店舗のあとの4店舗は、干物の高松商店と伊藤総菜店は妙見市場の閉店をもって廃業、横田鮮魚店は一足先の3月31日から移転先となる寿司屋通り上の元太洋市場下隣で営業開始、産直のお店「CSAショップ」は市役所前の通りのローソン横に5月7日にオープンしてます。

【関連記事】
妙見市場の歴史と閉店間際の様子〜2020年3月31日をもって閉店した“妙見市場の想い出”
閉店した妙見市場から産直のお店「CSAショップ」が移転オープンしてます!!

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2020年6月14日 (日)

再開後の小樽市総合博物館本館で蒸気機関車アイアンホース号が元気に走ってました〜当面は乗客を乗せずに運行の様子を見学

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小樽市総合博物館は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休館を経て、6月1日(月)から再開しています。

ただし、開館時間は当面の間、午前10時〜午後4時に短縮していて、館内でのマスクの着用や客同士の距離の確保などなど、感染予防対策を引き続きお願いしています。

さて、本館で人気といえば、蒸気機関車のアイアンホース号ですが、現在は乗客を乗せずに走行の様子、連結作業、転車台での方向転換などの様子を見学してもらうという形で運行しています。

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実は、6月7日にボイラーの安全装置に不具合が発生したとのことで、修理完了まで当面運休となってしまったんですが、その修理も比較的すぐに終わったようで、6月12日(金)から運行を再開しているようです。

※以下は、小樽市総合博物館Facebookページからです。

私は6月5日に再開した小樽市総合博物館の本館へ行って、走行中のアイアンホース号を見てきました。

客車ではなくカブース(車掌車)のみを連結して運行しているということで、この様子もまた、普段とちょっと違う姿らしいです。

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やっぱり蒸気機関車の走る姿は、なんだかワクワクしますね。

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アイアンホース号の製造は1909年ということで、走行している姿を見られるだけもで貴重ですね。

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転車台から機関車庫に入るところも見られました。

(車掌車を切り離して)
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(転車台へ)
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(回転して機関車庫へ。あ〜、逆光…)
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ということで、小樽市総合博物館本館再開後の蒸気機関車アイアンホース号の様子でした。

※運行予定と運休日について(2020年6月14日現在の情報です)。
運行予定は、午前11時30分・午後1時30分・3時30分(各日3回運行)。
6月の運休日は、6月8日(月)・15日(月)・22日(月)・24日(水)・29日(月)の全便と、3日(水)・10日(水)・17日(水)の11時30分発の便は整備点検のため運休予定。
※本館休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)

※参照:小樽市 :蒸気機関車アイアンホース号

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【入館料について】
※見学には入館料が必要です。
本館の入館料は、一般400円(冬期300円)、高校生・市内在住の70歳以上の方200円(冬期150円)、中学生以下無料。
その他、運河館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「小樽市 :小樽市総合博物館」で確認してください。

小樽市総合博物館 - ホーム(Facebookページ)
小樽市 :小樽市総合博物館(小樽市のサイト内)

※参考
総合博物館本館「アイアイホース号」当面の間運休のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
総合博物館本館「アイアンホース号・無乗客で運行開始」 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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2020年6月13日 (土)

小樽市総合博物館本館で開催中の企画展「歴史と自然が根づく場所 わたしたちが見たなえぼ公園」を見てきました【期間延長】

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小樽市総合博物館は本館・運河館ともに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休館を経て、6月1日(月)から再開しています。

先日(6月5日)、その再開した小樽市総合博物館の本館へ行ってきたのですが、現在、本館では企画展「歴史と自然が根づく場所 わたしたちが見たなえぼ公園」が開催中です。

開催期間は、2020年4月11日(土)〜8月16日(日)までです。

もともと7月5日までだったのですが、ほとんどが休館期間とかぶってしまったので、会期を延長して開催してくれています。

ただし、開館時間は当面の間、午前10時〜午後4時に短縮しています。

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また、館内でのマスクの着用や客同士の距離の確保などなど、感染予防対策は引き続き求められていて、小樽市総合博物館では、これらのお願いを記載した「注文の多い博物館」と題したユニークなポスターを作っているので、そのポスターを読んでみるといいかもしれませんね。

で、企画展の話ですが、場所は本館2階奥の企画展示室ですね。

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この企画展では、長橋なえぼ公園の歴史と貴重な自然環境を過去の調査研究事例などをもとに紹介しているのですが、長橋なえぼ公園が開設されたのは、平成9年(1997年)と比較的最近なんですね。

で、それ以前はというと、植林するための苗木を育てる施設「苗圃(びょうぼ)」として、営林署が管理を行っていて、その開設はというと、明治26年(1893年)と一気に長い歴史あるものになるんですね。

今回、そんな歴史的背景や植物・生き物などの自然環境についての展示を、とても興味深く見させてもらいました。

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以下は、小樽市総合博物館Facebookページの企画展開始時の投稿からです。

ということで、小樽市総合博物館本館で開催中の企画展「歴史と自然が根づく場所 わたしたちが見たなえぼ公園」についてでしたが、この展示を見て、改めてなえぼ公園をゆっくり散策してみたくなりました。

【入館料・休館日について】
※見学には入館料が必要です。
本館の入館料は、一般400円(冬期300円)、高校生・市内在住の70歳以上の方200円(冬期150円)、中学生以下無料。
その他、運河館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「小樽市 :小樽市総合博物館」で確認してください。
※本館休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)

小樽市総合博物館 - ホーム(Facebookページ)
小樽市 :小樽市総合博物館(小樽市のサイト内)

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※参考
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
小樽市総合博物館本館…企画展「歴史と自然が根づく場所 わたしたちが見たなえぼ公園」8/16まで会期延長 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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2020年6月12日 (金)

ニュースより/長期休館中の旧日本郵船(株)小樽支店の保存修理工事が落札。7月にも着工予定

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国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店は現在、耐震補強を含めた大規模な保存修理工事を実施するために、2018年11月4日から長期休館中です。

実はその工事についてですが、昨年度は入札を断念していて、工事の業者がまだ決まってなかったんですよね。そんなちょっと驚いたニュースがあったのが、昨年(2019年)11月のことでした。
ニュースより/旧日本郵船(株)小樽支店の大規模改修工事の本年度の再入札を断念

で、先日、2020年6月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、市が保存修理工事の指名競走入札を行って、市内の建設会社でつくる共同企業体(JV)が落札したというニュースがありました。これまでより、予定価格を高くして成立したそうです。

落札したのは、阿部・福島・西條共同企業体ということで、7月着工予定で、2023年6月下旬の完成見通しとのことで、一般公開はその後に再開となります。

もともとは、2022年3月頃に再開予定だったので、一年以上先になってしまったのは、なんとも残念ですが、ようやく決まったのですね。

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色内大通り沿いの北運河地区に建つ、国指定重要文化財の旧日本郵船小樽支店は、1904年(明治37年)着工、1906年(明治39年)10月に落成した、佐立七次郎の設計による石造2階建ての小樽を代表する歴史的建造物で、日露戦争の講和条約による樺太の国境画定会議が、この建物の2階会議室で行われたことでも知られています。

1984年(昭和59年)10月〜1987年(昭和62年)6月の長期間に渡って保存修理工事が行われていますが、以来、約30年以上が経過し、耐震補強を含めた大規模な保存修理工事を実施することになったとのことです。

歴史的建造物が建ち並ぶ北運河地区の中でも、ひときわ重厚で威厳を放つ、この旧日本郵船小樽支店。何はともあれ、業者が決まったので、保存修理が行われて、また、見学できるようになるのを楽しみにしたいと思います。

小樽市 :重要文化財旧日本郵船(株)小樽支店

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国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店が保存修理工事のため2018年11月4日(日)から長期休館になります

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ニュースより/小樽市の2019年度(令和元年度)の観光入込客数は699万1,800人〜新型コロナの影響で7年ぶりの700万人割れ

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観光の街・小樽は現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光客の姿もパタリとなくなり、とても厳しい状況が続いていますが、先日6月2日、小樽市から2019年度(令和元年度)の観光入込客数の発表がありました。

毎年、小樽にはどのくらいの数の観光客の方々が訪れてくれているのかというのは、地域ブログを書いている私も気になるところです。
※参考ニュース:2020年6月3日付北海道新聞朝刊経済欄

※小樽市からの発表は、小樽市HP内の「小樽市 :令和元年度【全期】小樽市観光入込客数の概要」に掲載されています。


発表によると、小樽市の2019年度(令和元年度)の観光入込客数は、699万1,800人で対前年度比82万2,400人減の89.5%となり、7年ぶりに700万人を下回ったとのことです。

これ、もちろん、新型コロナウイルス感染拡大の影響があって、2月が対前年度比29万5,900人減の63.7%、3月は43万100人減の29.0%と大幅に落ち込んでます。

実は、昨年11月に発表のあった、2019年度(令和元年度)上期(4月~9月)の観光入込客数は396万9,700人で、前年度に比べて1万4,800人増(100.4%)だったんですよね。
※こちらの記事をどうぞ:ニュースより/小樽の令和元年度上期の観光客数は396万9,700人。対前年度比1万4,800人増(100.4%)

やむを得ない状況とはいえ、2月、3月で、一気に落ち込んでしまいましたね。

道外・道内客数は、その他にも下期のしゃこ祭中止や雪あかりの路の期間短縮などの影響もあって、全期で道外客数300万2,200人(対前年度比94.6%)、道内客数398万9,600人(同85.9%)と、ともに減少しています。

外国人宿泊客数は、上期は好調だったのですが、あまりにも新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きくて、対前年度比86.4%の20万830人で8年ぶりの減少となってます。中では、日韓関係悪化の影響により韓国が対前年度比47.0%と大きく減少してます。

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ということで、小樽市の2019年度(令和元年度)の観光入込客数についてでしたが、今は本当に厳しく大変な時ですね。

以前のようにたくさんの観光客の姿を見られる日が、少しでも早く戻ってくることを願ってます。

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ニュースより/小樽市の2018年度(平成30年度)観光入込客数は781万4,200人で対前年度比24万7,400人減も宿泊客が増加
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2020年6月11日 (木)

小樽市総合博物館運河館で開催中のトピック展「蜃気楼の美術工芸品〜高島おばけの時代背景〜」を見てきました【期間延長】

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小樽市総合博物館は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う度重なる臨時休館の延長を経て、6月1日(月)から再開しています。

先日、その再開した小樽市総合博物館の運河館へ行ってきたのですが、現在、運河館ではトピック展「蜃気楼の美術工芸品〜高島おばけの時代背景〜」が開催中です。

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開催期間は、2020年4月2日(木)〜9月10日(木)までです。

もともと7月30日までだったのですが、ここまでほとんど休館期間とかぶってしまったので、会期を延長して開催してくれているんですよね。

ただし、開館時間はやはり当面の間、午前10時〜午後4時に短縮しています(ギャラリートークは中止になってます)。

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展示は第一展示室の途中にあるウインドウ内で開催されています。

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このトピック展では、“蜃気楼がおめでたい図柄として親しまれていた江戸期以降の美術工芸品とその時代背景を紹介します。”(ポスターより)ということで、蜃気楼が描かれた、江戸期・明治期の絵皿、お椀、掛軸、お盆、根付、浮世絵などを展示しています

※参照:小樽市総合博物館Facebookページのトピック展の案内「小樽市総合博物館 - 投稿」より。

そうそう、蜃気楼というのは、おばけのような大きな蛤の「蜃」が「気」を吐き出し、高い建物である「楼」を作り出すという、古代中国の伝承が語源となっているんですってね。

なので、展示の美術工芸品の図柄も、大きな蛤の「蜃」が吐き出した「気」の中に「楼閣」が描かれているものが多いんですね。

※このことは、博物館Facebookページにて紹介されていました。

ということで、小樽市総合博物館運河館で開催中のトピック展「蜃気楼の美術工芸品〜高島おばけの時代背景〜」についてでしたが、この運河館のトピック展は、館内の一角でスペースはそれほど大きくはない展示なのですが、毎回、興味深い展示を開催してるんですよね。

興味のある方は、見に行ってみてはいかかでしょうか。

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【入館料・休館日について】
※見学には入館料が必要です。
運河館の入館料は、一般300円、高校生・市内在住の70歳以上の方150円、中学生以下無料。
その他、本館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「小樽市 :小樽市総合博物館」で確認してください。
※運河館は無休です。

小樽市総合博物館 - ホーム(Facebookページ)
小樽市 :小樽市総合博物館(小樽市のサイト内)

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※参考:小樽市総合博物館運河館トピック展「蜃気楼の美術工芸品〜高島おばけの時代背景〜」9/10まで会期延長 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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2020年6月10日 (水)

市立小樽美術館で開催中の企画展「Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>谷口能隆写真展」を見に行ってきました【期間延長】

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新型コロナウイルス感染拡大に伴い休館中だった市立小樽美術館は、6月2日(火)から、開館時間を当面の間、午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)に短縮して再開しています。

現在、美術館では、企画展「Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>谷口能隆写真展」が開催中ということで、再開後に見に行ってきました。

開催期間は、2020年3月21日(土)~7月12日(日)で、長く休館期間と被ってしまった期間(もともと5月17日まで)を延長して開催してくれています。

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展示はタイトルにあるように、十間坂を中心とした、手宮地区の写真展となっています。

※あっ、すいません。もちろん展示写真の掲載はありません。

十間坂に関しては、私もブログで取り上げたことがある、なんとも気になる坂で、この企画展も楽しみにしていたのですが、タイミングを逃して休館になってしまい、気になっていたのですが、期間を延長していただいたので、見に行くことができました。

十間坂は上り切ったところは山になっていて(荒巻山)、その向こうは稲穂町から続く小樽の中心街。かつてはここに道路が作られる計画が何度も検討されるも見送られてきたという歴史があるんですよね。

手宮地区という地域と、そんな十間坂にまつわる歴史にも注目するこの写真展、かなり興味深く見させてもらいました。

そうそう、休館中で、展示を見ることができなかった間、作品を知ってもらうためにと、写真家・谷口能隆先さんへのインタビュー記事が、小樽市のFacebookページに投稿されました。

生い立ち、写真に関わることになったきっかけ、これまでの写真作品の変遷、十間坂の作品についてなど、5月13日〜15日の3回にわたって投稿されています。
Otaru City,Hokkaido - 投稿(インタビュー1)
Otaru City,Hokkaido - 投稿(インタビュー2)
Otaru City,Hokkaido - 投稿(インタビュー3)

※プロフィール(パンフレットより)
谷口 能隆(たにぐち よしたか)
1958年 岩見沢市に生まれる
1980年 写塾 下高井戸(故 小森孝之氏主宰)塾生
1982年 中央大学経済学部国際経済学科卒業
2016年 フリーランスフォトグラファー
札幌市在住

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ということで、市立小樽美術館で開催中の企画展「Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>谷口能隆写真展」についてでした。

※同時開催として、平成30年度に受贈した作品の一部を展示する「新収蔵品展」が開催されています。

【休館日・入館料について】
休館日:基本月曜日・祝日の翌日(ただし土・日の場合は休まず振替)
入館料は、一般300円、高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
団体料金、文学館共通観覧料など詳しくはこちらを:小樽市 :市立小樽美術館

小樽市 :市立小樽美術館
市立小樽美術館協力会

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※参考:市立小樽美術館…企画展Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>谷口能隆写真展7/12まで会期延長 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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【再開情報】市立小樽美術館・文学館も6月2日から開館時間を短縮して再開〜企画展は期間延長
手宮の十間坂を上る
手宮の十間坂

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2020年6月 9日 (火)

小樽市総合博物館本館・運河館は6月1日から開館時間を短縮して再開してます〜企画展は期間延長

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6月に入って、新型コロナウイルス感染拡大に伴って休館していた、小樽市内の各施設が再開しています。

小樽市総合博物館本館・運河館も、度重なる臨時休館の延長を経て、6月1日(月)から再開していますね。

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開館時間を短縮して再開〜「注文の多い博物館」ポスター

開館時間は他の施設同様、当面の間、午前10時〜午後4時に短縮しています(通常は午前9時半〜午後5時でした)。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染予防対策は引き続き求められているので、マスクを着用や客同士の距離の確保、極力発声や会話を控える、設置されている消毒用アルコールでの手指の消毒、などの協力をお願いしています。

実は小樽市総合博物館では、これらのお願いを記載した、「注文の多い博物館」と題したポスターを作っているのですが、これがなかなかユニークで、ネットなどでも随分と話題になってますね。

※小樽市総合博物館Facebookページ(「注文の多い博物館」のポスター)より。

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蒸気機関車アイアンホース号について

また、博物館での展示・体験の一部も休止していますが(展示車両の内部公開やデジタルプラネタリウム投影、科学展示室の公開など)、気になるのは、本館の蒸気機関車アイアンホース号ですね。

アイアンホース号は、博物館再開に合わせて、乗客を乗せずに、走行の様子、連結作業、転車台での方向転換などの様子を見学してもらうという形で再開したのですが、6月7日にボイラーの安全装置に不具合が発生したため、修理完了まで当面運休となってしまったとのことです。

※参照:総合博物館本館「アイアイホース号」当面の間運休のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

私は6月5日に本館に行って、走行中のアイアンホース号を見ることができたのですが、早く修理ができるといいですね。

こちらが、見に行った時の様子です。

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客車ではなくカブース(車掌車)のみを連結して運行していたでの、これもまた、普段とがちょっと違う姿らしいです。

企画展は期間を延長して開催

博物館では、本館・運河館それぞれで、いつも企画展示が行われているのですが、開催期間のほとんどが休館にかぶってしまった企画展を、それぞれ期間を延長して開催してくれています。

まず、本館の企画展「歴史と自然が根付く場所わたしたちが見たなえぼ公園」が、令和2年4月11日(土)〜8月16日(日)までで開催中(もともと7月5日までだったのを期間延長)。

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長橋なえぼ公園の歴史と貴重な自然環境を過去の調査研究事例などをもとに紹介しています。
※詳細はこちら:小樽市 :本館企画展

運河館のトピック展「蜃気楼の美術工芸品〜高島おばけの時代背景〜」は、令和2年4月2日(木)〜9月10日(木)までで開催中(もともと7月30日までだったのを期間延長)。

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蜃気楼がおめでたい図柄として親しまれていた、江戸期以降の美術工芸品とその時代背景を紹介しています。
※詳細はこちら:小樽市 :運河館トピック展

おわりに

ということで、アイアンホース号の不具合は気になりますが、ようやく再開した小樽市総合博物館本館・運河館、まだ通常通りとはいきませんが、まずは展示を見られるようになってよかったですね。

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【入館料について】
本館:一般400円(冬期300円)、高校生・市内在住の70歳以上の方200円(冬期150円)
運河館:一般300円、高校生・市内在住の70歳以上の方150円
※中学生以下無料
※本館、運河館共通入館料:一般500円、高校生・市内在住の70歳以上の方250円(二日間有効)
※団体割引などその他詳細は、小樽市HP内の小樽市 :小樽市総合博物館で確認してください。

【通常の休館日について】
本館:火曜日(祝日の場合は翌日)
運河館:無休

※4月29日から公開予定だった、本館近くの手宮洞窟保存館は密閉空間なので、当面臨時休館とのことです。

小樽市総合博物館 - ホーム(Facebookページ)
小樽市 :小樽市総合博物館(市のサイト内)

※参考
小樽市総合博物館 本館・運河館(6/1から再開) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽観光 営業再開施設の情報|キタル、オタル。|小樽を楽しむ時間を育てるための超発信型小樽ファンサイト
各観光施設 再開のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】

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2020年6月 8日 (月)

奥沢水源地の水すだれを正面に見ることのできる水管橋が一般開放中(2020年は11月3日まで)

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奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を正面に見ることのできる水管橋が、今年も一般開放されています。

令和2年(2020年)の奥沢水源地の水管橋の一般開放日時は次の通りです。

開放期間:令和2年4月25日(土)〜11月3日(火・祝)まで
開放時間:午前10時から午後4時まで
※現地の天候状況などによって、一般開放を中止として、水管橋が閉鎖されている場合があるとのことです。
※参照:小樽市 :令和2年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

ということで、今年も見に行ってきました(毎年行って毎年投稿しているので、毎年同じような内容なんですが、今年も書きますね)。

(こちらが奥沢水源地の水管橋)
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まず、奥沢水源地の場所ですが、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入って、ひたすら道なりに進んで、天神十字街も超えた先にあります。

道道697号天神南小樽停車場線がそこまで続いているのですが、そこから道路は細くなって右に曲がりながら上り坂になっています。

その曲がり角正面の広場が駐車場にもなっていて、右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板があるので、そこに入っていくと、正面に水管橋が見えてきます。

(駐車場)
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(右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板)
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(まっすぐ先に水管橋)
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水管橋の右手に、目的の水すだれがあって、下を勝納川が流れているわけです。

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※バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので、ちょっと不便なんですよね(徒歩10〜15分ほど)。

そして、こちらが、おなじみの水すだれの眺めです。
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近くで見ると、思った以上に流れが急で、かなり音も大きく、“迫力がある”といってもいいかもしれません。

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ただ、木々の間から少しカーブしながら流れ落ちてくるその眺めは、とても美しい景観なんですよね。

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この水すだれは、正式には階段式溢流路(いつりゅうろ)というのですが、小樽市HPに説明が記載されているので、いつものように引用させていただきます。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。
 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。
 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。
 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。
 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。
 先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。
小樽市 :令和2年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

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(現地の案内板と右が土木学会選奨土木遺産のプレート)

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1914年(大正3年)完成という歴史ある奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうありません。

現在は、かつて奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)を遠くに見ることができます。

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市民の水がめとしての役割は終えていますが、今もここは奥沢水源地という名称で水すだれも残されていて、観光資源としての活用方法も模索中のようです。

先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っているんですよね(立ち入り禁止です)

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今後もこの水すだれをこうやって見ることができて、さらには、その歴史的価値をも伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。

(ちなみに、こちらは下流側の眺めです)
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と、毎年、同じような記事と締めの言葉を書いていますが、以上、今年も一般開放された水管橋に行って見てきた、水すだれの様子でした。


※Twitterに投稿した短い動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

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2020年6月 7日 (日)

小樽市指定歴史的建造物「旧寿原邸」の久しぶりの一般公開がいよいよ始まってます。6月6日~10月10日の土・日・祝日

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水天宮近くに建つ、小樽市指定歴史的建造物の旧寿原邸(すはらてい)の一般公開が、いよいよ始まりましたね。

一般公開に際して、色々と紹介することはあるのですが、この旧寿原邸が一般公開されるのは、老朽化の問題で2013年(平成25年)に非公開になって以来なので、7年ぶりのことなんですよね。

旧寿原邸の一般公開について

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旧寿原邸は、大正元年(1912年)に雑穀商で財をなした(小豆将軍といわれた)高橋直治が建て、その後、小樽を代表する実業家寿原家の邸宅となった建物なのですが、あっ、まずは旧寿原邸の一般公開の案内が先ですね。

旧寿原邸の一般公開の期間は、6月6日(土)~10月10日(土)の土・日・祝日で、時間は10:00~16:00まで。入場料は無料で、予約不要です。

そうそう、写真撮影OKで、SNSの発信も歓迎のようですね(個人的には、市内の歴史的建造物はどしどしSNS発信を推進して、その素晴らしさをみんなに知ってもらえればと思っているので、この対応は嬉しいです)。

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現在はやはりコロナ状況を鑑みて、マスク着用をお願いしていて(館内にはマスクの用意はないとのことです)、団体(4人以上)見学には時差を設ける場合があるとのことです。

NPO法人小樽民家再生プロジェクトが推進

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個人的にも待ちに待った旧寿原邸の一般公開なんですが、先に少し触れましたが、歴史的建造物の旧寿原邸は、久しく非公開だったんですよね。

老朽化の問題で2013年(平成25年)に非公開になり、その後、2017年(平成29年)に改修工事が行われて、再活用のニュースが流れたんです。

現在、小樽市からNPO法人小樽民家再生プロジェクトが委託を受けて、事業としてここ旧寿原邸の利活用を推進しているんですね。

で、同プロジェクト中心に冬囲いの撤去や草取り、大掃除を経て、実は4月下旬には開館予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い開館予定を延期していて、いよいよ今回の一般公開となったわけです。

※こういう記事も書きました:あれ?小樽市指定歴史的建造物の旧寿原邸が一般公開の準備ができているの!?(公開日程は検討中)

期間中には、旧寿原邸内で様々なイベントも予定されています(有料あり)。

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旧寿原邸 一般開放&イベントのごあんない | NPO法人 小樽民家再生プロジェクト

旧寿原邸の建物について

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ここ旧寿原邸は大正元年(1912年)建築で、小樽市の歴史的建造物に指定されているのですが、小樽市HP内に建物概要が記載されているので、引用させていただきます。

この建物は、小樽を代表する実業家寿原家の邸宅です。
創建者は、「小豆将軍」として著名な雑穀商高橋直治とされています。
水天宮の北側、急な傾斜地に建てられ、主屋から上手に2つの接客棟を連ねています。
庭園は、斜面を三段に地割りし、上段には和室に面して池を配した日本庭園があり、中段には洋間に六角雪見灯籠を配し、下段では小樽港を見下ろすことができます。
小樽市 :旧寿原邸

傾斜地に3つの建物(一番下が大きな母屋で、上2棟が接客棟)が階段で繋がれているのですが、これがまた本当に素敵な建物なんですよね。

以前公開されていた時にも何度か訪れて、このブログでもその様子を掲載したことがあるのですが、もちろん、今回も撮影OKということでたくさん写真を撮ってきたのですが、その様子は長くなるので、また別の機会ということで。

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旧寿原邸の見学の様子

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見学にあたっては、まず玄関を入って左に受付があります。

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先に書きましたが、入場は無料で、予約不要。期間は6月6日(土)~10月10日(土)の土・日・祝日で、時間は10:00~16:00までです。

受付のさらに先に石蔵があるのですが、そこは旧寿原邸ミュージアムとして、旧寿原邸についてのパネル展示があります。

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高橋直治についてや寿原一族について、さらにはNPO法人小樽民家再生プロジェクトについてなどの説明もされていて、とても勉強になるので、まずはその石蔵のパネル展示を見るのかいいかもしれませんね。

そして、ゆっくり邸内を見学します。写真を数枚掲載しますね。

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(一つ目の階段を上った洋間)
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(さらに階段を上った一番上の広い和室)
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最初の受付のところは、ギフトショップ「小豆」になっていて、小樽ゆかりの様々なグッズも販売されていて、これもなかなか興味深くて楽しい商品が並んでました。

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(小樽の変遷を双六風に描いた「小樽盛業史雙六擬記」)
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受付の前には休憩できる部屋があって、飲み物も買えるようですよ。

そうそう、駐車場が旧堺小学校校庭に確保されているので、車でも大丈夫です。駐車場から個人的にお気に入りの東雲町の坂を上って旧寿原邸へと向かうことになります。

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(個人的にお気に入りの東雲町の坂)
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おわりに

ということで、いよいよ再開した小樽市指定歴史的建造物「旧寿原邸」の一般公開です。

趣ある貴重な旧寿原邸の内部を見に訪れてみてはいかがでしょうか。

※参考
7年ぶり一般開放へ 旧寿原邸(小樽ジャーナル)
「旧寿原邸」一般公開&イベントのご案内(6/6~10/10) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※参照サイト
旧寿原邸 一般開放&イベントのごあんない | NPO法人 小樽民家再生プロジェクト

※関連ニュース:2020年5月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(冬囲い撤去作業)

【関連記事】
竣工100周年記念「旧寿原邸ガーデンフェスタ」
小樽市指定歴史的建造物の旧寿原邸の邸内と庭園

小樽市指定歴史的建造物の旧寿原邸の一般開放をしばらく休止するそうです
ニュースより/歴史的建造物の旧寿原邸の老朽化に伴う修繕費用は約1億円超との報告
ニュースより/小樽市が歴史的建造物の旧寿原邸を拠点にした移住促進事業を計画〜旧寿原邸を「お試し移住」できる簡易宿泊施設に
歴史的建造物の旧寿原邸の屋根が改修工事中でした
趣きある東雲町の坂にも桜が咲いてました

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2020年6月 6日 (土)

小樽市内の中央バスが6月1日より暦通りの運行に(平日の土日祝ダイヤ運行を終了)〜ただし、平日ダイヤを一部減便しているので注意です

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小樽市内を走る中央バスは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、4月25日から平日も土曜・日曜・祝日ダイヤで運行していたのですが(一部路線を除く)、6月1日(月)より停留所掲載時刻で暦通りに運行しています。

ただし、ここで注意なんですが、どうやら一部路線で平日ダイヤを一部減便しているそうです。停留所に掲載している時刻表も6月1日付になっています。

これ、以前の時刻表の記憶で停留所に行ってみたら、その便が減便対象で運休していた、ってこともありそうなので、注意した方がいいですね。

一度、バス停の時刻表を確認しておいた方がいいかもしれませんね。

中央バスのサイトの以下のページ(pdf)の3ページ目に、小樽管内の各路線の運休便時刻が掲載されているので、参考まで。
小樽地区・札幌地区における平日及び土曜日の『日曜・祝日ダイヤ運行』の終了 (暦通りの運行)及び平日ダイヤの一部減便等について(pdf)

おたる散策バスは、引き続き全便運休とのことです。

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もう1つ注意といえば、ここしばらく、バスを乗ってなかったという方も結構いるかと思うのですが、中央バスの小樽市内均一区間のバス料金は、4月1日より220円から240円に値上げしているので(小人110円→120円)、こちらも、久しぶりにバスに乗る方は注意ですね。

北海道中央バス

※中央バスの新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対応について。
新型コロナウイルス感染症に関するバスの運行状況・その他対応について

【関連記事】
【注意】小樽市内を走る中央バスは平日も土・日・祝ダイヤで運行。4月25日(土)〜5月6日(水)(予定)まで
そうだった、4月1日から中央バスの小樽市内均一区間のバス料金が240円に値上げしたんだった!!

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2020年6月 5日 (金)

ニュースより/例年の小樽は6月から本格的なお祭りの季節ですが、今年の例大祭はほとんどが神事のみで神輿や露店は中止

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※写真は昨年の住吉神社の例大祭から。

毎年、6月に入ると小樽はお祭りの季節で、毎週、どこかの神社で賑やかにお祭りが行われているといった状況になるのですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために様子が変わりますね。

ほとんどの例大祭で、神輿渡御や露店、催し物が中止になるようです。

2020年5月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄や小樽ジャーナルの記事「新型コロナで祭りも自粛!神輿やイベント中止に」にて報道されていたのですが、この状況ではやむを得ないですかね。残念ですが。

もちろん、神社の例大祭ですから、社殿で神事は行われるとのことですが、例年のような境内での、いわゆる“お祭り”の風景は見られないということですね。

(昨年の住吉神社例大祭の百貫神輿渡御の様子)
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小樽市内の6月からのお祭りは、6月6日(土)・7日(日)の潮見ヶ岡神社、張碓稲荷神社、厩神社の例大祭以降、7月中旬まで、本当に毎週のように続くんですよね。

小樽の三大祭りと呼ばれたりもする水天宮・龍宮神社・住吉神社の例大祭は、水天宮が6月14日(日)〜16日(火)、龍宮神社が6月20日(土)〜22日(月)、住吉神社が7月14日(火)〜16日(木)となっていますが、やはり神輿渡御や露店はなく神事のみとのことです。

※小樽の主なお祭り(例大祭)の日程は、小樽市のHPに記載されてますので、参考にどうぞ。
小樽市 :お祭り日程

※住吉神社の今年の例大祭については、公式サイトに記載されています。
令和二年住吉神社例大祭 of 小樽総鎮守「住吉神社」公式サイト

ということで、今年は神輿や露店といった祭りの風景は見ることができず、静かな初夏を迎えることになります。やむを得ないとはいえ、やはり寂しいですね。

参拝は通常通りできるそうなので、参拝にだけでも行ってこようかな。

住吉神社ホーム of 小樽総鎮守「住吉神社」公式サイト
龍宮神社公式ウェブサイト

【関連記事】
※昨年の小樽三大祭りの様子です。
小樽総鎮守・住吉神社の例大祭(小樽まつり)に15日に行ってきました。百貫神輿の様子もちょっとだけ(2019年度)
小樽住吉神社例大祭の百貫神輿の様子をちょっとだけ(2019年)【動画あり】
小樽はお祭りの季節!!〜龍宮神社のお祭り(例大祭)に行ってきました(2019年度)〜神輿の宮入は今年もすごい熱気
先日行われた龍宮神社例大祭の神輿宮入の様子をちょっとだけ(2019年)【動画】
小樽はお祭りの季節!!〜水天宮のお祭り(例大祭)に行ってきました〜鳳輦の様子も(2019年度)

※例大祭関連の記事はカテゴリー「小樽のお祭り」にまとめてます。

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2020年6月 4日 (木)

【再開情報】市立小樽美術館・文学館も6月2日から開館時間を短縮して再開〜企画展は期間延長

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新型コロナウイルス感染拡大に伴って休館していた、小樽市内の各施設が6月に入って再開しています。

そんな中、市立小樽美術館・文学館は、6月1日が月曜日でもともと休館日だったので、6月2日(火)から再開していますね(美術館と文学館は同じ建物内です)。

開館時間は当面の間、午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)に短縮しています(通常は午前9時半〜午後5時でした)。

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緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染予防対策は引き続き求められているので、再開してもマスクを着用や客同士の距離の確保(2m程度)、極力発声や会話を控える、などの協力が呼びかけられています。

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また、研修室、ミーティングルーム、文学館のカフェなどが利用制限されているようです。

美術館と文学館の企画展については、長い休館によってほとんど開催できなかったのですが、期間を延長して開催してくれています。

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例えば、美術館の2階企画展示室での企画展「Dead End-「十間坂」<手宮地区−小樽>谷口能隆写真展(同時開催:新収蔵展」)が、2020年3月21日(土)~7月12日(日)の期間で開催中(もともと5月17日までだったのを期間延長)。

文学館では、企画展「異端と正統 装幀画家・村上芳正の華麗な世界」が2020年3月20日(金・祝)~6月21(日)の期間で開催中(もともと4月19日までだったのを期間延長)。

といった感じになっています。

ということで、市立小樽美術館・文学館の再開情報でしたが、制限はあるものの展示を見られるようになったのはよかったですね。

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※それぞれの入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
美術館と文学館の共通入館券一般500円・高校生・市内高齢者(70歳以上)250円。
その他、団体料金など、詳しくはこちら。
小樽市 :市立小樽美術館
小樽市 :市立小樽文学館
※休館日は基本毎週月曜日、祝日の翌日(ただし土・日の場合は休まず振替となります)。

市立小樽美術館協力会
ようこそ小樽文學舎へ

※関連ニュース:2020年6月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】

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【再開情報】市立小樽図書館も6月2日から一部サービスを再開〜開館時間は短縮。利用できないサービスもあるので注意です

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新型コロナウイルス感染拡大防止のために休業中だった小樽市内の各施設も、緊急事態宣言解除を受けて再開しています。

そんな中、市立小樽図書館も6月2日(火)から一部サービスを再開しています(1日は月曜日でもともと休館日でした)。

開館時間は当面の間、午前10時〜午後5時に短縮してます。
※休館日は変わらず、基本毎週月曜日(月曜日が祝日の時は開館)、月末最終金曜日となってます。

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緊急事態宣言が解除されたとはいえ、感染予防対策は引き続き求められているので、再開もまだまだ制限付きとなっていて、図書館についても、再開は一部となっています。

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閲覧席、学習室、休憩コーナーの利用ができないほか、雑誌の最新号・新聞の閲覧、AVコーナー、新聞DVDやマクロフイルムなどの閲覧、調査研究といったサービスが利用できません。

混雑によっては、必要に応じて入館制限もするとのことで、滞在時間20分の協力をお願いしているようですね。

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床(地面)には、混雑時のためか、動線の指示表示もありました。

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掲示板にも書かれていたのですが、平日は午前中、土・日・祝日は終日混雑が予想されるとのことです。

ということで、市立小樽図書館の再開情報でしたが、図書館の再開は待っていた市民も多かったのでしょうね。私が訪れた時も、多くの来館者の方がいました。

ホーム - 市立小樽図書館

※関連ニュース:2020年6月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

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※参考:小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

【関連記事】
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】

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2020年6月 3日 (水)

フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年5月号(Vol.54)〜今号はエッセイ風に小樽の坂の楽しみ方について

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ちょっと投稿が遅れてしまったのですが、いつもの宣伝です。

私・小梅太郎が連載を持たせてもらっている、フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」(編集発行:株式会社K2)の2020年5月号(Vol.54)が発行されてます。

小樽チャンネルマガジンでは、“歩く”シリーズで連載をもたせてもらっているのですが、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあったので、いつもと趣向を変えて、エッセイ風な内容にしました。

タイトルは「小樽を歩く〜小梅太郎の小樽の坂の楽しみ方〜」です。

坂の街・小樽の街歩きとなると、もちろん、坂は避けられないわけですが、せっかくなら小樽ならではの坂道を楽しんで歩きたい、ということで、私・小梅太郎なりの小樽の坂の楽しみ方を、見開き2ページで書いてみました。

普段はブログでも、あまりエッセイ風の投稿はしないので、こういう記事はちょっと珍しいかもしれません。

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と、ちょっと珍しさをアピールしたところで、気になる方は、ぜひ、小樽チャンネルマガジン2020年5月号(Vol.54)を読んでみて、楽しんでもらえたらと思います。

とはいえ、現在、新型コロナウイルス感染予防のため、飲食店などの個別の配本は行ってないそうで、フリーペーパーが入手しにくくなっています。

小樽チャンネルマガジンは、小樽チャンネルのサイトで電子版を読むことができるので、フリーペーパーの入手が難しい場合は、そちらを利用していただければと思います。パソコン、スマホから、全バックナンバーを読むことができます。
※電子版はこちらから:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル


ところで、今号についてですが、実は連載中の「小樽れっけん」が実に興味深くて面白いんです。

小樽商科大学の高野宏康先生による「小樽れっけん」は、小樽の歴史的建造物について、毎回、詳しい調査をもとに書かれている記事で、私もいつもとても参考にさせてもらっています。

で、今回の建物は徳源寺龍神堂なんですが、塩谷の徳源寺は、本堂が小樽市指定歴史的建造物で、その本堂の横に龍神堂が併置されています。

実は、2020年5月25日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されていたのですが、ここ徳源寺龍神堂で市内最古を含む船絵馬2枚が見つかった他、福井県・足羽山産の笏谷(しゃくだに)石で作られた、狛犬・三十三観音も見つかったそうで、北前船の遺産として、これらはかなり貴重な発見とのことんなんですね。

今号では、そのことを龍神堂の特徴等とともに紹介していて、とても興味深い内容となっていますので、そちらもぜひ、読んでいただけたらと思います。

ということで、「小樽チャンネルマガジン」2020年5月号(Vol.54)の宣伝でした。

小樽チャンネル-小樽の観光・グルメ・生活情報を毎日更新!-

【関連記事】
フリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2020年4月号(Vol.53)〜連載中の歩くシリーズは「北運河を歩く」です
小樽商大による冊子「小樽れっけん 小樽の歴史的建造物ものがたり」がとても詳しく興味深い!!

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2020年6月 2日 (火)

【再開情報】小樽天狗山ロープウエイは6月5日(金)から夏期営業開始(当面の間は金・土・日曜のみ)

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小樽天狗山も新型コロナウイルス感染拡大よる緊急事態宣言を受けて、ロープウエイと山頂の全施設が休業となっていたんですが、緊急事態宣言解除もあり、6月5日(金)から夏期営業開始するとのことです。

もともと天狗山ロープウエは冬期営業が終わって4月24日まで整備期間で運休だったのですが、そのまま夏期営業の開始を延期している状態だったんですよね。

ただし、6月5日(金)からの営業にあたっては、まだまだ条件付きになっているようです。

・営業日:当面の間、金曜~日曜日のみの営業。
・ロープウエイ運行時間:当面の間、11時~20時(上り終便19時48分)
※状況を見て段階的に通常営業に移行するとのことです。

山頂施設は、山頂TENGUU CAFÉ(てんぐー カフェ)を除く(但し、テイクアウトメニュ―は販売)全施設が営業。
※TENGUU CAFÉは6月中旬に営業開始予定。  
※シマリス公園内への入場は、感染防止を考慮し当面の間中止。

また、感染拡大防止のために来場者の検温とマスク着用をお願いするとのことです。

※参照:【公式】小樽天狗山ロープウェイ(【重要】6月5日(金)から夏期営業開始のお知らせ)
※参考:【公式】小樽天狗山ロープウェイ(【重要】新型コロナウイルス感染防止の対応について)

そうそう、天狗山山頂へ向かう観光道路(市道天狗山観光線)も5月1日から車両通行止規制が行われていたのですが、こちらも6月1日(月)午前9時をもって解除されたとのことです。
※参照:小樽市 :道路・河川の用地管理

まだ、制限はありますが、ようやく天狗山へも行けるようになりましたね。

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小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 - ホーム(Facebookページ)
【公式】小樽天狗山ロープウェイ/スキー場|北海道三大夜景

※関連ニュース:2020年5月30日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
今は近くて遠い天狗山〜ロープウエイ・山頂の全施設は休業中(5月21日現在)

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【再開情報】運河プラザ(5月26日から)をはじめとした観光案内所が営業を再開しています

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新型コロナウイルス感染拡大防止のために休業中だった小樽市内の各施設も、緊急事態宣言解除を受けて徐々に再開していますね。

そんな中、運河プラザをはじめとした観光案内所が営業を再開しています。

運河プラザ:5月26日(火)再開。9:00~18:00
※観光物産プラザは10:00~18:00
小樽駅観光案内所:5月26日(火)再開。9:00~18:00
※手荷物預かりサービスは6月1日(月)から再開
浅草橋観光案内所:6月1日(月)再開。9:00~18:00

各観光案内所は、4月20日(月)から休業となっていたのですが(途中で休業を延長)、ようやく再開ですね。

観光の街・小樽で、観光案内所が休業してるというのは、やはり非常事態といえましたからね。

もちろん、パタっといなくなってしまった観光客の姿は、まだ戻っていません。それでも、先日、堺町通りや小樽運河方面に行ってみたのですが、ほとんど人影さえも見られなかった通りに、少しですが、のんびりと歩く人たちの姿を見ることができました。

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まだまだ、感染予防の取り組みの継続などが求められる状況で、時間はかかるかもしれませんが、少しずつ、日常が取り戻せているのかな。

おっ!運河プラザ前のぶん公もマスクをしてますね。
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※参照サイト
各観光施設 再開のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【更新】小樽観光 営業再開施設の情報|キタル、オタル。|小樽を楽しむ時間を育てるための超発信型小樽ファンサイト

※参考
・2020年5月26日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

【関連記事】
小樽市内の主な公共施設や観光施設も4月20日から一斉休館〜追いきれませんが状況を書き留めておきます(4月21日現在)【延期のため追記:5月6日現在】
運河プラザ前の消防犬ぶん公コレクション2016【追記あり】

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2020年6月 1日 (月)

小樽公園のツツジと藤棚の様子〜とても綺麗に咲いていました(2020年5月29日の様子)

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先日、天気の良い日に、小樽公園に行ってきました。

お目当ては、この時期に見ごろになる、ツツジの花です。

小樽公園は、小樽市の花でもあるツツジの見どころとしてもよく知られてますが、この時期は、オレンジ色のツツジを中心に広い園内のあちこちにツツジが咲いているんですよね。

こちらは見晴台の花園グラウンド側の斜面のツツジ。

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見晴台からは相変わらずいい眺め。ツツジも鮮やかです。

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(こちらは見晴台のツツジ)
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こちらは公園海側の斜面のツツジ。

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海側の斜面下には、ちょっとした庭園が整備された広場があります。

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そこに、もうひとつのお目当ての藤棚がひとつあるんですよね。

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この時期は、ツツジと一緒に、その藤の花も楽しむことができます。

小樽には、あまり藤の花を楽しめる場所がないかと思うのですが、ここ小樽公園の藤棚の花はとても綺麗で、楽しみにしている方も多いのではないでしょうかね。

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ちなみに、ここの藤棚は数年前に一度倒壊してしまい、修理されたんですよね。なので、現在の藤棚は新しいものです。

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ということで、小樽公園のツツジと藤棚の様子でしたが、ここ数日、小樽は天気も良く(5月30日は27.5℃(13:49)で、ちょっと暑すぎるくらいでしたが…)、公園内をのんびり散歩するのにも、いい時期ですね。

そうそう、閉鎖されていた小樽公園(見晴台)の駐車場は、同じく閉鎖されていた手宮公園、長橋なえぼ公園、平磯公園と一緒に、5月26日(火)から再開されています。
小樽市 :新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う施設等の臨時休業・再開等について

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【関連記事】
※昨年の様子です。
小樽公園の藤棚が綺麗に咲いてました。ツツジもすっかり見頃です(2019年5月24日の様子)

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ん?ベーカリーショップクリハラと平野パンが業務提携!?【追記あり】

市内のベーカリーショップクリハラクリハラベーカリー)の店頭に、このようなポスターが貼っていました。

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ベーカリーショップクリハラは
平野パンに変わります

ん?どういうことだ!?

まだ、詳細は分からないのですが、平野パンのサイトにお知らせがあって、どうやら、平野パンはクリハラとが業務提携をしたようです。
平野パンとベーカリーショップクリハラ | | 平野パン|創業70年、小樽の老舗パン屋

※ベーカリーショップクリハラはクリハラベーカリーと呼ばれる(表記される)ことも多いようですね。

お知らせには、詳細は書かれてないのですが、う〜ん、店名は「平野パン」に変わるということなのかな?

ちなみに、上記のポスターは、駅前の第一ビル店に貼られていたポスターで、日程は6月3日(水)からということで、5月31日〜6月2日までは改装のため休業となっていて、長崎屋店も同じポスターが貼られてました。

ただ、入船十字街のクリハラベーカリー本店のポスターは、次のようなものでした。

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ベーカリーショップクリハラは平野パンと技術・商品協力をします

と書かれていて、お店は6月1日(月)からということで、5月31日だけが準備のため休業のようですね。

あれ?ということは、こちらは店名は変わらないのかな?

(入船十字街の本店)
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あれ?あと南樽市場と新南樽市場にもクリハラベーカリーが入ってましたよね!?ただ、すいません、そちらは未確認なんですが、お店は変わるのかな?

ベーカリーショップクリハラ(クリハラベーカリー)という名称がどうなるのか、平野パンの各店の様子も気になりますが、ちょっと未確認事項が多くて申し訳ありません。

週明けから、各お店の様子は分かると思うので、私も確認しようと思いますが、まずはこういう情報があるということで、投稿しました。

《追記 2022.6.25》 
クリハラベーカリーとして小樽市民にはお馴染みのベーカリーショップクリハラは閉店し、2022年6月13日に札幌地裁小樽支部から破産手続き開始決定を受けています。
※記事はこちら:ニュースより/閉店していたクリハラベーカリーが破産手続き開始決定

【関連記事】
新しいパン屋さんが奥沢町にできてる!!平野パン奥沢店が10月6日にオープンしてます
国道5号線沿いに新しいパン屋さん「平野パン花園店」がオープン!!ここはもとシェルブール。平野パンは奥沢店・長橋店に続き3店舗目
長崎屋小樽店地下1階の「クリハラベーカリー」の店舗が同じ通路のちょっと先に移ってた:

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