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2020年5月16日 (土)

「第75回招魂祭」が今年も5月15日に小樽公園の顕誠塔前広場で開催されました

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第75回招魂祭」が、今年(2020年)も5月15日(金)に小樽公園の顕誠塔前広場で開催されました。

以前は、5月14日・15日の2日間の日程でしたが、2016年からは15日の本祭1日のみの開催になってます。
式典は午前11時からでした。

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会場となっている広場に建つ「顕誠塔」については、広場前に詳しい内容の案内板があるのですが、当ブログの過去記事でまとめた内容を引用しますね。

1923年(大正12年)5月に建立されたもので、戦前は「昭忠碑」と呼ばれて戦没者を慰霊していたのが、戦後は軍事色を取り除き、郷土小樽市に貢献のあった人々を合祀することとしたそうです。招魂祭は、顕誠塔のできた翌1924年から始まっているそうです。
小樽で一番早いお祭り「招魂祭」と小樽公園の八重桜

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小樽で一番早いお祭りとして知られている招魂祭は、郷土の発展に尽くして亡くなった合祀者を慰霊するお祭りでなんですね。

ただし、お祭りといっても、数年前からお祭りならではの露店は出なくなり、お祭り色は薄くなって、行事色の強いものとなっています。

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現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市内のイベントなどは軒並み中止になっていて、この招魂祭もどうなるのかな、と思っていたのですが、無事開催されましたね。

上述のように現在は露店が出ないので人が集まることもなく、会場には関係者以外の一般の来場者はポツポツと数人といった具合でしたからね。

(露店は出てません)
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小樽は例年、5月末から6月、そして7月中旬にかけて、お祭り(神社の例大祭)が毎週のように行われるお祭りの季節になるのですが、普通は露店の混雑や神輿などがあるので、開催はどうなるのでしょうかね…

小樽市のHP内に、市内のお祭り(例大祭)の日程が掲載されていますが、う〜ん、例年のようなお祭りの形は、今年は厳しいのでしょうね。
小樽市 :お祭り日程

しばらくは、市内のお祭りがどうなるのか、気にしておこうと思います。

そうそう、毎年のことながら、顕誠塔前広場に向かう坂道は八重桜の並木道になっていて、この招魂祭とちょうど時期が合うんですよね(まだちょっと早くて、これから満開になるみたい)。

(下から)
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(上から)
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ということで、小樽のお祭りで最初に開催される、小樽公園での第75回招魂祭についてでした。

そういえば、招魂祭の時は雨が降るとよく言われているのですが、この日は降りませんでしたね。

《追記 2020.5.17》
今年の招魂祭は、例年100名近く出席するところ、関係者約20名と出席者を少なくするなど、規模を縮小して執り行われたとのことで、雅楽演奏や奉納吟も取りやめたそうです。
※参照ニュース
第75回招魂祭 新コロナで縮小挙行(小樽ジャーナル)
・2020年5月17日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
小樽で一番早いお祭り「第74回招魂祭」が、今年も5月15日に小樽公園の顕誠塔前広場で開催されました

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コメント

小梅様。招魂祭、御写真からも寂しい感じが伝わって来ました。勿論、小樽に寄与した先人の御霊を顕彰する為の宗教行事なので、賑やかである必要もないのですが。それでも厳粛と言うよりは、侘しいと言う雰囲気の方が勝っている印象を受けました。それはさて措き、会場の広場、昔と殆ど変わっていない事に驚き増した。稲穂小2~3年の頃は、年一回のペースでこの広場へ遠足や写生会で来ました。また西陵中1年の時には、一人で絵を描きにも来ました。顕誠塔向かって左手側には、当事、木造で赤いトタン屋根の旧東山中があり、その校舎を描く為でした。20代半ばの草刈正雄さんが、新装のCMスチールの撮影を、旧東山中の校舎を背景にグラウンドで行われ、テレビで放映されたのですよ‼そう言えば招魂祭では露天が市役所近くの旧道場辺りからずらーっと並び、白熱灯の灯りが沿道を鮮やかにライトアップしていた事を、しっかり記憶しています。賑やかで人出も大勢でした。八重桜一枚目の御写真、左隅にはロータリーの杜に続く脇道が写りこんでいましたね。 コロナ騒動はどこ吹く風、今日も顕誠塔広場、ロータリーの杜は、これまでと同じように、静謐な姿で時の流れの中に佇んでいるのでしょうね。

投稿: 多摩HT | 2020年5月16日 (土) 05時26分

何度も済みません。「驚き増した」→「驚きました」、「旧道場」→「弓道場」のタッチミスでした。スマホでの入力後に全文を確認しているのですが、乱視が強く見落としが茶飯事となっているようです。

投稿: 多摩HT | 2020年5月16日 (土) 05時31分

小梅様、おはようございます。
招魂祭、年々寂しくなりますが、今年はことさらですね。
ただ、桜の花だけは咲きそろって小樽で最初のお祭りをいろどっていますね。きれいなお写真、楽しませていただきました。

多摩HT様、先日はご親切な神戸案内、ありがとうございました。すぐにでも出かけたいところですが、しばらくは地図と時刻表の旅でがまんです。
招魂祭の思い出、私にもなつかしいお祭りです。明治生まれの祖父に連れられ 丘の上までお参りに、そのあと たくさん並んだ露店のうちから薄荷パイプなど買ってもらい、ぶらぶら歩いて家まで帰ったものです。
そのころは 公園の入り口近くに小さな動物園があり、熊のおりもあったと思います。
多摩HT様のコメントで、忘れかけた思い出が次々と蘇ります。ありがとうございました。

投稿: よいよい | 2020年5月16日 (土) 11時23分

多摩HTさん、こんにちは。
もともと、最近はお祭りという感じはなくなっていたのですが、今年は確かに寂しい感じが強かったかも…
顕誠塔前広場、昔と変わってないのですね。
小樽公園は、遠足や写生会にいい場所ですね。
公園すぐ近くに旧東山中、ありましたね。
草刈正雄さんが、新装のCMなんてのがあったのですか!?知りませんでした。
昔の招魂祭は、本当にお祭りとして賑やかだったのですね(私はそこまで出店があったのは、記憶にないもので…)。
そうですね、世は新型コロナウイルスで大変な状況ですが、公園内のロータリーの杜などは、いつものように静かな時間が流れてました。


よいよいさん、こんにちは。
招魂祭、今年は特に寂しく感じますね。
招魂祭には、色々と懐かしい思い出があるのですね。
桜は変わらず、今年も綺麗に咲いていました。
(多摩HTさんの神戸案内のコメント、読んでもらってよかった!!)

投稿: 小梅太郎 | 2020年5月16日 (土) 12時23分

よいよい様。御礼の御言葉、恐縮の限りです。よいよいさんと、招魂祭にまつわる想いでを「共有」出来ております事を、嬉しく思います。私も小学校低学年の頃には、両親そして姉と共に露店を覗き、金魚すくいをしたり、亀を買って貰ったりして、親子四人市役所前の坂を下って帰宅した事を、思い出しました。よいよいさんが記されている、小樽公園正門入り口の広場に、何種類かの動物の檻が合ったら事も、はっきり覚えています。また今の藤棚のちかくには小型の、敢えて申し上げると、公園内の旧子供の国に敷設されていた観覧車もあり、小学校入学前に叔母に連れられて、その観覧車に乗った記憶もあります。どなたかの一文が切っ掛けとなり、昔のあれやこれやが記憶の底から沸き上がってくるのは、何とも言えず心地良いものですね‼プルーストの『失われた時を求めて』の展開方法のようで、不思議な気がします。北海道はコロナ第2波のようですので、よいよいさん、小梅さん、どうか御自愛なさって下さいませ。私今日も朝から個人研究室に籠って、あれこれ仕事に追われています。

投稿: 多摩HT | 2020年5月16日 (土) 13時35分

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