高島橋〜もとは大正時代から架かっていたという風情ある橋【於古発川を下る】
昨年秋に、於古発(おこばち)川を上流部の最上町から終点となる運河まで、小樽市内のどこを流れているのか、主に橋をたどって歩き、サブタイトルを【於古発川を下る】としてシリーズ化してます。
前回投稿が妙見橋〜ここから再び於古発川が顔を出す、片側が暗渠の橋【於古発川を下る】で、今回はその次の橋となる「高島橋」の様子です。
※写真撮影が雪の降る前の11月上旬のものもあり、現在と風景が違うのでご了承願います。
風情のある高島橋の様子
寿司屋通りで暗渠になっていた於古発川は、前回の妙見橋から再び顔を出して、そこからまっすぐと海(小樽運河)に向かって流れていくのですが、次に架かっているのが「高島橋」です。
この辺りは、於古発川は妙見川とも呼ばれてますね。
さて、この高島橋ですが、橋の表示を見ると、もともとは大正11年8月に架けられた橋で、昭和60年8月に修復されたものとのことです。
そして、かな表示では“たかしまは志”と表示されてます。
見るからになんとも風情のある橋で、街灯もなんだかレトロな雰囲気です。
ところで、ここを流れる於古発川は、その昔、南側(南樽側)のオタルナイ場所と、北側(手宮側)のタカシマ(高島)場所の境界だったそうです(“場所”とは、江戸時代に蝦夷地を治めた松前藩が、交易地域として定めた区域のこと。参照:書籍「小樽散歩案内」(発行:有限会社ウィルダネス))。
そんな話を聞くと、この高島橋もより味わい深く見えてきますね。
この辺りは、川沿いに柳の木があったり歩道が整備されていたりして、実はとてもいい雰囲気なんですよね。
上の写真で見える、高島橋の次にある橋について、車も通れる橋なのですが、橋の表示などは見当たらず、おそらく名前はないのかな。
ということで、今回はもとは大正時代から架かっていたという風情ある高島橋の様子でしたが、【於古発川を下る】シリーズもだいぶ後半まできていますね。
於古発川は、ここからさらにまっすぐに小樽運河へと向かって流れていきますが、次回は次に架かる、多くの観光客が渡っている「堺橋」の様子です。
【おまけ】
2020年2月28日撮影の冬の様子です。
※高島橋については、過去にこのような詳しい記事も書いています。
・於古発川(妙見川)に架かる「高島橋」〜元は大正時代に架けられた橋
※於古発川は河川の種類としては、市が指定して管理する「準用河川」になります(二級河川は都道府県知事、一級河川は国)。
※シリーズ【於古発川を下る】 の記事は、カテゴリー「於古発川(おこばちがわ)」にまとめてます。
【関連記事】
・於古発川(おこばちがわ)再び
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