ニュースより/小樽の忍路漁港で2月27日朝にニシンの群来(くき)が確認されたそうです【追記あり】
※追記:冒頭の写真は前日の26日にもあったという、忍路の群来の様子です(写真は忍路の漁業関係者の読者さん提供。文末にも追記あり)
小樽の忍路漁港で2020年2月27日(木)朝、ニシンの群来(くき)が確認されたそうです。
「群来」は、産卵期を迎えた雌ニシンが、大群で沿岸に押し寄せて産卵し、それに合わせて来た雄ニシンの精子によって、海面が乳白色に染まる現象のことですね。
群来は前もって分かることではなく、残念ながら、私はまだ実際に見たことはないんですが(なのですいません、写真がありません)、ツイッターなどでその報告を目にして、翌日の2020年2月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されました。
ニュースによると、今年は1月下旬に余市・石狩で群来が確認され、小樽でも2月上旬に塩谷と忍路で確認されています。
一時期は全く獲れなくなった小樽のニシンですが、関係者による稚魚の放流などの努力によって、小樽沿岸にニシンが戻ってきて、近年は、この群来が確認されています。そして、そのおかげで、新鮮で安い小樽産のニシンが、再び食卓に上るようになったんですよね。
小樽のニシン漁は1月10日に解禁になって、漁期は3月25日(水)までです。
今年は漁が好調とのことで、地元産のニシンがお店にたくさん並んでいるので、もうしばらく新鮮なニシンが味わえますね(って、私はまだ食べてないんですよね。早く食べないと!!)
※個人ではなかなかタイミングよく群来の写真は撮れないので、以下は小樽のおさかな普及推進委員会のFacebookページからです(埋め込み機能使用)。
こちらは北海道新聞のツイッターから。
ニシン群来 漁港白く 小樽・忍路https://t.co/vBNc1OyGh1
— 北海道新聞 (@doshinweb) February 28, 2020
群来により白い泡が浮かぶ忍路港の海面 pic.twitter.com/VrYZYtVXqB
※すいません、自分で見に行くことができなかったので、SNSでの報告を紹介させていただいてます。
※参考ニュース
・2020年2月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・忍路湾でニシンの群来! 今シーズン初観測
・2020年1月15日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽沿岸ニシン漁解禁1月10日から)
※2月上旬の群来については、小樽市総合博物館のFacebookページで報告がありました。確認したのは塩谷トンネル付近で、2月2日15時ころだそうです。
※余市の群来については、北海道新聞にて掲載されました。
・2020.1.31北海道新聞朝刊小樽・後志欄(余市に群来)
追記 2020.3.4
ニュースでは27日朝に群来があったとのことですが、前日の26日にも忍路で群来が、朝から夕方まであったそうで、忍路の漁業関係者の読者さんから写真を提供していただきました。
冒頭の写真もそうですが、見事な写真ですね。どうもありがとうございます。
新鮮な小樽産のニシンが味わえるのは、嬉しいですね。
【関連記事】
※昨年の記事です。
・祝津漁港にて群来が見られたそうです(2019年3月11日)
・ニュースより/今年も小樽の沿岸にニシンの群来(くき)がやってきた(2019年2月20日のニュース)
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コメント
小梅様。鰊群来、この現象が確認されると、今年も鰊が激減せずに姿を現すのだな、と安堵しますよね。一時期は殆ど来ることが無かったのですから。話は変わりますが、小樽もコロナウィルス拡大の影響が深刻ですね。WHO が世界的パンデミックを宣言するのも、時間の問題でしょう。道内での感染者が増大しているので、現状では北海道に対する危険視が増幅し、国内全体のコロナウィルス騒動が沈静化しても、暫くは尾を引きそうですね。ステロイド系喘息吸入薬が効果ある、との報道がなされていますが、個人的には安易にこれを用いて、ウィルスに耐性が出来る事を非常に懸念します。東京での爆発的な感染者数の確認と増大も回避出来そうになく、都心に出るのが恐いですね。今後もこの種の未知のウィルスによる感染は、十分、あり得るので、私達は厄介で困難な時代を生きて行かねばなりませんよね。首都直下や南海トラフ巨大地震も、この先待ち受けていますので、まさしく国難と言っても過言ではないのが現状です。
投稿: 多摩HT | 2020年3月 3日 (火) 22時12分
多摩HTさん、こんばんは。
今年も群来が来てくれて、嬉しいです。これが当たり前になってくれるといいですね。
新型コロナウイルスの影響は、ここ小樽も大きいです。
北海道の感染者は増え続けていて、いったい、いつになった落ち着いてくれるのか…
東京は人が多いので、感染者数が増え出すと、さらに怖いですね。
いったいこれからどうなってしまうのか。ますはこの新型コロナウイルスの1日でも早い終息を願うばかりです。
投稿: 小梅太郎 | 2020年3月 5日 (木) 03時22分