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2020年2月 5日 (水)

ニュースより/妙見市場を3月末で閉鎖することを建物を所有する小樽市が正式決定

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妙見市場を3月末で閉鎖することを、建物を所有する小樽市が正式決定したというニュースが、2020年2月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

いよいよ決まってしまいましたね。

建物を所有する市が、今年(2020年)の春に妙見市場を閉鎖する見通しというニュースが新聞で流れたのが、昨年(2019年)10月9日付のことでした。

それは、ついにきてしまったか…、という感じのニュースで、このブログでも取り上げたのですが(→ニュースより/妙見市場が老朽化と店舗数減少で来年(2020年)にも閉鎖される見通し)、その後、現在、入居する店舗の移転先なども決まったようですね。

今回のニュースによると、現在営業しているのは5店ということで、干物「高松商店」と惣菜「伊藤惣菜店」は廃業とのことで、「横田鮮魚店」は寿司屋通りに、産直店「妙見CSAショップ」は市役所下に4月めどに新規開店、帆布バッグ「ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー」は小樽駅周辺に5月移転予定とのことです。

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於古発川(おこばちがわ)の上に建つ、カマボコ型の外観が特徴の妙見市場の現在の建物は、1964年に建てられたものということで、建物の老朽化もかなり進み、川の上での建て替えは河川法の規定により困難とみられていて、維持費も負担になっていたとのこと。

当初はA・B・C棟と3棟あって100店が軒を連ねたとか。それも、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで営業してるんですよね。

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う〜ん、私は市場にはよく行くのですが、妙見市場にはどうだったかというと、すいません、たまにしか利用してなかったので、あまり言えませんが、やっぱり小樽から市場がまたなくなるのは、なんとも寂しいです。

“また”というのは、小樽の市場は、2017年の入船市場、2018年の手宮市場に続いての閉鎖なんですよね。厳しい状況が続いています。

妙見市場が閉鎖すると、小樽市場連合会参加の市場は、南樽市場、新南樽市場、三角市場、中央卸市場、中央市場、鱗友朝市の6店舗になってしまいますね。

閉鎖後の妙見市場の建物は、来年(2021年)3月までに解体する方針ということで、来年春には、この川の上に建つとても珍しい市場が小樽から姿を消すのですね。

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コメント

小梅様。最後の妙見市場C棟の閉鎖解体のニュース、来るべき時が来た、という感じですね。以前、この話題のブログにコメントしましたが、稲穂小学校低学年の時には、よく母、姉と一緒に妙見市場には、足を運びました。A~Cの各棟には、両側に目一杯とお店が並び、利用するお客さんも大勢で、それはそれは賑やかでした。三角市場や新南樽市場が、観光客向けの市場とすると、地元民の市場は、どの市場になるのでしょうかね。全国的に複合型ショッピングモールの台頭た浸潤、定着と共に、従来型の市場が衰退するという構図が見られる訳ですが、妙見市場の場合も、同様の文脈の中に位置づけられる部分があるのでは、と思います。妙見市場からの帰り、路傍の家々に灯りが灯り出し、薄暗くなった空の向こうに、沈んだばかりの太陽の橙色の光が見えるー幼い頃の、秋の小樽のひとこまが、眼を瞑ると甦って来ます。

投稿: 多摩HT | 2020年2月 5日 (水) 22時29分

小梅さんいつも楽しみに拝見させて頂いております。
自分も小さい頃いつも母親に付いて買い物に来ていた記憶があります。
その母親も年末に旅立ってしまいました。
おっしゃる通り何年市場が減っていくのは悲しいですね。
なるべく本州企業のスーパーではなく地元のお店で買い物をしようと思います。
ではでは小梅さん。応援してますのでガンバって下さいませ。

投稿: 小樽市民 | 2020年2月 6日 (木) 10時44分

多摩HTさん、こんばんは。
ついにきてしまいました。妙見市場の閉鎖、そして、その後の解体のニュース。
そうだ、多摩HTさんは、妙見市場が3棟に目一杯お店が並んで賑わっていた頃をご存知なんですよね。
市内の市場では、今は南樽市場がとても賑わっていて、観光客も来ますが、地元民もたくさんき買い物にきていて、私もよく行ってます。
街中の中央市場は、地元民が多いかもしれませんね。
そんな中、妙見市場は近年のスーパーなど進出と対面販売への敬遠、店主側の高齢化などの影響があったのでしょうかね。
思い出深い妙見市場が完全になくなってしまうのは、やはり寂しいですよね。


小樽市民さん、こんばんは。
いつも読んでいただき、どうもありがとうございます。
小樽市民さんも、妙見市場が思い出深い場所なのですね。
ここ数年、市場の閉鎖が続いて、ちょっと悲しいですよね。
私も同じものを買うなら、なるべく地元のお店で買おうと思います。
市場も文化と考えると、市民としても応援したいですね。
私にも応援ありがとうございます!頑張ります!!

投稿: 小梅太郎 | 2020年2月 7日 (金) 03時25分

お久しぶりです。
先月末で父が小樽を離れた為、片付けや手続きに今日わたしだけですが小樽に行きました。
帰りに妙見市場によりお惣菜を買ってきました。
手作りの心がホッコリする味です。
もっと早く行っておくべきでした。反省…

投稿: 桃 | 2020年2月 7日 (金) 22時54分

桃さん、こんばんは。
妙見市場に寄られたのですね。
市場のお惣菜って、なんか美味しんですよね。
私も今更ながら、もっと行って買い物をするんだったと、反省と後悔をしています…

投稿: 小梅太郎 | 2020年2月 8日 (土) 01時51分

小梅太郎様
ほんとうに惜しいことです。何せ勤務先のそばだったので20代から通っていました。その頃は確か3棟あって賑やか。靴や洋服を売る店もありました。その頃からお世話になっている高松商店の紅鮭は昨年も口のおごった親戚のお歳暮に送り、満足してもらえました。先日買った一串に7枚くらいついていた宗八ガレイはとてもおいしかったです。市場は小樽の財産だと思います。

投稿: 猫の事務所 | 2020年2月 8日 (土) 17時46分

また、一つ在りし昔の思い出が滅していく。
45年前の学生の頃、緑町のアパートから
散歩がてら晩飯の材料を買いに行ったものだ。

投稿: 通りすがりの者 | 2020年2月 8日 (土) 18時41分

本当に残念です。
小樽に行くたびに、伯母が高松商店の品物をお土産に見繕ってもたせてくれます。
いつも美味しくいただいていました。
小梅太郎さんもお店のあるうちに是非ご賞味の機会があればと思います。
今度小樽に帰った時には建物が無くなって景色が変わっているかもしれませんね。

投稿: EKO | 2020年2月 8日 (土) 21時44分

猫の事務所さん、こんばんは。
本当に惜しいですよね。
そうでしたか。勤務先のそばで、3棟あって賑わっていたころから通っていたのですね。
高松商店はその頃からのお付き合いですか!!
高松商店の紅鮭、美味しそう!!
そうですよね。市場は小樽の財産ですよね。閉鎖のニュースは寂しいですね。


通りすがりの者さん。こんばんは。
そうでしたか、妙見市場は思い出のある市場でしたか。
市場って、今よりずっと身近な存在だったのですね。
そういう場所はなくなっていくのは、とても寂しいですね。


EKOさん、こんばんは。
EKOさんにとっては、今も馴染みの市場なのですね。
高松商店の品をお土産に!!高松商店というと、干物などですかね。
ぜひ、買いに行って食べてみようと思います!!
建物がなくなってしまうと、ほんと、景色はガラリと変わってしまうのでしょうね。

投稿: 小梅太郎 | 2020年2月 9日 (日) 04時28分

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