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2020年1月24日 (金)

再び「文化庁メディア芸術祭小樽展」に行ってきました〜今回は各会場の様子も(1/26まで)

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2020年1月11日(土)から、市内4会場で開催されている文化庁メディア芸術祭小樽展も、期間は26日(日)までということで、もう終盤です。

メディア芸術祭といっても、実はいまひとつ内容がピンときてないのですが、とりあえず初日に見に行ってみたところ、よく分からなくても、なんだかとても興味深くて面白かったんです。なので、その後、また見に行きました。

ちなみに、このイベントは、文化庁がアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル(チラシより)ということで、1997年から毎年開催されていて、今年は小樽での開催となったんですね(今年は長崎でも開催)。

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市内4会場の場所と内容ざっくり記すと次の通りです。

小樽市産業会館【展示】
アート、エンターテインメント、アニメーションの様々な企画を展示。メディア芸術から広がる今を体感。

市立小樽文学館【展示】
第21回・第22回マンガ部門受賞・入選作品を展示。

運河プラザ三番庫【展示】
アートとサイエンスが織りなす作品を展示。

小樽市民センター・マリンホール【上映】
1月24日(金)・25(土)に長編アニメーション上映。
※整理券が必要(期間中に産業会館内で配布。数に限りあり)。

※イベント詳細はこちら:文化庁メディア芸術祭小樽展

で、再度見に行った際に聞いたところ、会場内は写真撮影可とのことだったので、今回は展示3会場の様子もお伝えしますね。

産業会館会場

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産業会館会場は2階で、歩道橋側から直接入ることができます(産業会館が開いているときは、1階から階段でいけます)。ちょっと開催中の案内が少ないかもしれないですね。時間は11:00~18:00までです。

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会場では、クリプトン・フューチャー・メディア『SNOW MIKU』(初音ミク)、関和亮氏『サカナクション「アルクアラウンド」』。受賞作アニメーションの解説展示などなど、他にもいろんな体験展示もあったりします。

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個々のアート作品に関しては、私の下手な説明よりは、やっぱり実際に目にしてもらわないと、伝わらなと思うんですが、ただ、それでもちょっと紹介すると、中でも私が興味深くて面白かったのが、近森基氏の「KAGE-table」という作品です。

白く明るいライトに照らされたテーブルに並ぶ色とりどりの円錐形のオブジェ。何が起こるのかは、見ただけでは分からないのですが、この円錐のオブジェに触れると…

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それまで普通に止まっていた影がニョキニョキっと伸びて花が咲いたり、また、別の円錐に触れると、影がモソモソっと虫に変わって動き出したり、さらには、飛行機が飛び出したり。

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この影はコンピュータ制御のCG映像とのことで、第1回文化庁メディア芸術祭デジタルアート(インタラクティブ)部門大賞を受賞した「KAGE」シリーズの最新版だそうです。

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※参照:2020年1月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

なんともユーモアがあって、興味を引かれ、ついつい円錐全部を触ってみたくなりますね。あっ、そうか、難しいのはさておき、きっと、そうやって楽しむのがいいのでしょうね。

その他、これも面白かった、同氏の「In The Woods」という作品。

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市立小樽文学館会場

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市立小樽文学館では、マンガ家の瀧波ユカリさんと詩人の三角みづ紀さんが、小樽に滞在して公開制作もしていた『漫画 × 詩 Narrative Live』の成果展示をしています。

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う〜ん、そもそも“ナラティブ”ってどういうことなの?“物語”と表現されてますが、そのニュアンスまではやっぱり分かりません…。が、お二人が滞在中の体験などを織り込んで、ここで公開制作をして生み出した作品は、読んでいて面白い!!(これをライブで制作したということ!?)。

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ちにみに、文学館は奥の展示室は有料なんですが、この芸術祭のスペースまでであれば、無料で見ることができるそうです。

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第21回・第22回マンガ部門受賞入選作品の読書ゾーンもありました。

※参考:文化庁メディア芸術祭 小樽展…市立小樽文学館会場その2 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

運河プラザ三番庫会場

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運河プラザに入って、左奥の三番庫が会場になっていて、扉を開けると暗い会場内に作品が展示されています。時間は11:00~18:00まで。

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展示作品は、手前左に児玉幸子さんの4作品が展示されているのですが、音に反応して動くというこちらの作品『コミュニケーションの泉』が面白いですね。

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そして、こちらの作品『モルフォタワー(Morpho Tower)』もじ〜っと見入ってしまいます。

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右側に展示されていたのが、後藤映則氏の『CROSSING #03』という作品。光が歩く人に見えるんですよね。不思議で面白いです。

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そして、奥の大きな画面に映し出されているは、チームラボの作品『百年海図巻 アニメーションのジオラマ』。

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2009年に発表したオリジナル作品は、なんと「上映時間100年」!?
海面が現実の予測と同じペースで少しずつ上昇し、やがて画面全体を覆い尽くすという気候変動問題にも警笛を鳴らした超大作とのことで、今回はこれを10分間の短縮版にして上映しているそうです。

※参照:2020年1月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

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動く波を見はじめたら、映像に引き込まれて、一周するまで見ずにはいられません。

おわりに

ということで、メディア芸術祭小樽展の展示3会場の様子でしたが、メディア・アートってなんなのか、漠然としていてやっぱり詳しいことは分からないのですが、なにも知識がなくても、作品を目にして、体験して、そこで引き込まれるように、面白いと感じるものがあれば、きっとそれでいいのでしょうね。

上記3会場は入場無料です。開催は1月26日(日)までなので、なんとなく気になっている方は、とりあえず会場に行ってみて、体感してみるといいかもしれませんね。

【関連記事】
文化庁メディア芸術祭小樽展が1/11開幕。よく分からないけどますば産業会館と運河プラザの展示に行ってみたら、なんだかこれは面白い!!(1/26まで)

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コメント

とてもおもしろそうで、興味深い展示ばかりですね。CGに詳しいともっとおもしろいのでしょうね。

投稿: ムサママ | 2020年1月24日 (金) 21時20分

小梅様。興味深い企画展示内容ですね‼言わば、「体験」することで「体感」するサブカルチャー展なのですね。小樽の他には長崎会場もあるということで、偶然の一致かもしれませんが、坂と海の街である両都市が選ばれたのでしょうか。歴史は違いますが、小樽も長崎や鎌倉など、坂と海を共有した都市と、積極的に交流したり、映画やドラマのロケを誘致したりして、映像文化の舞台都市を打ち出しても良いかと思います。産業会館、まだ機能していたんですね。子供の頃、産業会館は、スーパーで色んな食材やお菓子、販売して、活況を呈していました。他にも衣料店や書店なども入っていて、利用客も大勢で、とても賑やかでしたよ🎵

投稿: 多摩HT | 2020年1月24日 (金) 22時15分

ムサママさん、こんばんは。
本当に、とても興味深くて面白い展示の数々です。
確かに、きっと詳しい方にとっては、さらにもっと興味深い展示なのでしょうね。


多摩HTさん、こんばんは。
本当に、見るだけでなくて、体験して体感する、といった展示が多くて、とても興味深いイベントです。
確かに、共に坂と海のある街での開催になっているのですね。
産業会館は、実は2階は普段はほとんど使われていなくて、1階も店舗は少なくなり、かなり寂しい状況です。
昔は大勢の利用客で賑わっていたんですよね。

投稿: 小梅太郎 | 2020年1月25日 (土) 02時24分

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