〜小樽市「地域型」日本遺産応援〜緊急シンポジウムに参加してきました(12月17日開催)
先日12月17日(火)に、運河プラザ三番庫で開催された、「〜小樽市「地域型」日本遺産応援〜緊急シンポジウム」に参加してきました。主催は一般社団法人北海道中小企業家同友会 しりべし・小樽支部です。
小樽市が認定を目指している「地域型」日本遺産についての緊急シンポジウムということで、18:30〜20:30で開催されたのですが、当日は会場に約140人が集まったそうです(参照:2019年12月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄)。
ところで、この日本遺産については、正直、なんというか漠然としが分かってないのですが、小樽市のHP内に日本遺産についてのページがあるので、まず、日本遺産についてを引用させていただきます。
日本遺産は平成27年度からスタートした取組で、地域の歴史的魅力や特色を通じて文化・伝統を語る「ストーリー」を文化庁が認定し、地域の活性化に生かそうとするものです。本市においても、点在する歴史的価値の高い文化財の活用を通じた地域の活性化のため、日本遺産の認定を目指しています。
小樽市 :日本遺産の認定に向けて
ということで、そのストーリー作りがポイントとなるようです。
で、この日本遺産には、複数の市町村にまたがってストーリーが展開するシリアル型と、単一の市町村でストーリーが完結する地域型の2つがあります。
小樽市では、すでに「北前船」と「炭鉄港」という2つでシリアル型の認定を受けているのですが、現在、小樽市単独の地域型での認定を目指していて、今回のはそのためのシンポジウムなんですね。
さらに、もともと文化庁はこの日本遺産を100件ほどにする予定で、現在は残り17件という状況なんですね。で、その締め切りが来年(2020年)1月中旬ということで、全国からたくさんの申請がありそうで、そう言った意味でも“緊急”シンポジウムなんですね。
シンポジウム自体は、迫市長の挨拶の後、石井伸和氏(NPO法人歴史文化研究所副代表理事)、石川直章氏(小樽市総合博物館館長)、駒木定正氏(北海道職業能力開発大学校特別顧問)それぞれの基調講演がありました。
石井伸和氏は「目に見えない日本遺産」ということで、昔から現在に至るまで、小樽の発展を支えた民間の力について。
石川直章氏は「小樽の地域型日本遺産の必要性」ということで、日本遺産認定のための現在の小樽の状況や地域型がどれだけ必要かについて。
駒木定正氏は「小樽の地域型日本遺産の内容」ということで、日銀通りと色内大通りの交差点周辺に集中する歴史的建造物の銀行建築がいかに貴重かなどについて。
といった、とても内容の濃い本当に勉強になる講演でした。
ということで、小樽市「地域型」日本遺産応援 緊急シンポジウムについてでしたが、残された時間はわずかですが、なんとか認定を受けられるといいですね。
いや〜、日本遺産については、個人的にもっと早くから勉強して、このブログでも小樽市の地域型日本遺産の認定を応援できればよかったです。
実際、なかなか一般市民には、どのようなストーリーが構築されていくのか、分かりにくいところがあるのも正直なところなんですが、認定に向けては市民の認知と盛り上がりも必要でしょうからね。
※小樽市のFacebookページより。
※参考:~小樽市「地域型」日本遺産応援~緊急シンポジウム | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【関連記事】
・小樽中央市場で第6回「顔顔市(ガンガンバザール)」開催中(10/15〜19)〜市場内で開催の日本遺産認定記念特別講演についても
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