
少し前なんですが、11月3日(日・文化の日)に小樽観光プロジェクト「小樽観光ガイドツアー」というイベントが開催されたので、参加してきました。
小樽観光プロジェクトは小樽商工会議所青年部によるもので、観光客へのおもてなし、市民には観光地「小樽」の再認識と郷土愛の醸成を目的にしているとのことで、昨年に続いて開催されました。
そのプロジェクトの一環で開催されたのが、おたる案内人ボランティアガイドの会によるこの小樽観光ガイドツアーで、私は昨年は参加できなかったので、今回が初の参加でした。
(集合会場は運河プラザ)

小樽観光ガイドツアーについて

小樽観光ガイドツアー参加者には、小樽の歴史的建造物やおたる案内人のおすすめ観光コースを掲載して、英語も併記されて刷新された、小樽商工会議所青年部による小樽観光ガイドブックが配布されました。

小樽観光ガイドツアーもそのガイドブックに掲載された、北運河を含む小樽運河、旧手宮線、そして色内大通り周辺の歴史的建造物を中心に巡るコースを元に回ったのですが、今回は、日本遺産、北前船にもスポットを当てた案内になってました。
ちなみに、この小樽観光ガイドツアーは事前申し込みを受け付けていたのですが、当日参加もOKとのことで、私は当日参加でした。
当日は運河プラザ三番庫ギャラリーで13:00から受付で、13:30~14:00にはおたる案内人ボランティアガイドの会・阿部英一氏による、今回回るコースや日本遺産についてなど、小樽についての知識を深める講演会があり、その後にガイドツアーへ出発となりました。

当日の参加者はなんと100名を超えていたようで、ガイドツアーは各班10名ほどの10班に分かれて、1〜2名のガイドの方とともに運河プラザを出発。途中休憩を挟み、およそ3時間弱、詳しい解説と共にたっぷりと見学してきましたよ。
※参照:小樽観光プロジェクト開催のご案内 – 小樽商工会議所青年部
小樽観光ガイドツアーの様子
では、ざっとですが、小樽観光ガイドツアーの様子として、いくつかの歴史的建造物などをピックアップして掲載しますね。
ツアーの10班は半分づつ、北運河・旧手宮線方面と、色内大通りの銀行などの歴史的建造物方面に分かれて出発し、私の班は後者でまず色内大通りに向かいました。
(旧安田銀行小樽支店)

各歴史的建造物の詳細はここでは省きますが、改めてこの辺りは見所いっぱい、見ごたえたっぷりなんですよね。
(旧第四十七銀行小樽支店)

(旧塚本商店(旧(株)丸市 後藤商店))

(旧小樽商工会議所)

(旧越中屋ホテル)

(旧三井銀行小樽支店)

(旧三菱銀行小樽支店)

(旧北海道拓殖銀行小樽支店)

それにしても、大勢の参加者が被らないように、各班の案内人が上手にガイドをしていたのが印象的で、お見事でした。
今回のツアーの目玉ともいえるのが、普段立ち入ることのできない小樽指定歴史的建造物の旧第一銀行小樽支店(現 (株)トップジェント・ファッション・コア)に入って見学できるというものでした。
(旧第一銀行小樽支店)

現在は、紳士服の縫製加工を行なっている(株)トップジェント・ファッション・コアの会社となっていて、2階の防犯のための回廊や、1階金庫室を見学できました。
建物内の写真撮影は商品以外はOKとのことだったので、お言葉に甘えて掲載させていただきますね。
(2階の回廊の様子)


内部の2階吹き抜けの状態は、もとのままだそうで、そのまま使われているというのが、素晴らしくて生々しくて、とても印象的でした。
本当に、これは貴重なものを見せていただきました。関係者の皆様、どうもありがとうございました。
そこから観光客で賑わう運河に出て、一旦、運河プラザに戻って休憩です。


(運河プラザで一旦休憩)

そして、後半はまずは北運河へ。
(旧小樽倉庫)

(旧大家倉庫)

(旧北海製罐倉庫(株)第3倉庫)


(旧渋澤倉庫)


(旧右近倉庫)

北運河周辺の倉庫群を見つつ、運河公園の国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店へ(現在修理工事のため長期休館中)。

ここから旧手宮線の散策路を旧手宮線関連の案内と共に戻っていきます。

途中、色内大通りに入って、歴史的建造物の旧早川支店(現「vivre sa vie + mi-yyu」)などを見学しつつ運河プラザに戻って、ガイドツアーは終了です。
(田中酒造店)

(旧早川支店)

もちろん、他にも色々な建物などをガイドしていただきましたが、そのうちのいくつかを掲載しました。
おわりに
(運河プラザに戻り、挨拶があって解散となりました)

時間としては、本当にたっぷりと3時間近くのガイドツアーだったのですが、案内人の方も話がとてもスムースで、知識もさすがで、年号や人名なども含めて、よく覚えてられるな〜と、感心しきりで、長い時間も全然気になりませんでした。
帰りには、お土産までもらってしまって、参加無料なのにすいません。

そうそう、小樽観光プロジェクトの一環で、小樽駅前からの中央通りの旧手宮線から運河プラザまでを、白色のLED電球で装飾するイルミネーション「運河へつづく白い路」も、この日から実施されています。
ということで、小樽観光プロジェクト「小樽観光ガイドツアー」の様子でしたが、まだまだ知らないこともたくさんあり、知っている内容でも再確認、再認識、再勉強となった充実したガイドツアーでした。
来年もあったら参加しようかな。
※参照:小樽観光プロジェクト開催のご案内 – 小樽商工会議所青年部
※参考ニュース
・おたる案内人ガイドツアー 小樽観光プロジェクト
・小樽観光プロジェクト開催 商工会議所青年部
・2019年11月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
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