
少し前のことなんですが、塩谷神社の例大祭が、7月13日(土)・14日(日)の両日に行われました。
小樽はお祭りがとても多くて、6月から7月中旬にかけては、毎週のようにどこかの神社でお祭りが行われているものの、行ったことのないお祭りもたくさんあるんですよね。
で、その中でも以前から気になっていた塩谷神社の例大祭に、今回、初めて行ってきたんです。行ったのは本祭の14日の午後です。
塩谷神社の例大祭の様子〜塩谷海岸近くに屋台が
ちなみに、塩谷神社は国道5号線沿いのちょうどバス停「塩谷」前に位置するのですが、お祭りということで、境内にはのぼりや提灯が掲げられています。

ただ、いわゆる露店などは境内には出ていませんでした。


そうそう、今回はお祭りの様子ということで、塩谷神社の詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
・鎮守の森に囲まれた塩谷神社に行ってきました〜新しくなった第二鳥居と小樽市指定の保全樹林
国道近くの朱色の鳥居とくぐると、その先に第二鳥居が建ってますが、老朽化により5年前(2014年)に撤去されていた第二鳥居は、今年(2019年)6月27日に再建されたんですよね。


参道は坂道になっていて、周囲は木々に覆われていますが、ここ塩谷神社周辺に広がるこの雑木林は、小樽市の保全樹林に指定されているんですよね(参照:小樽市 :保存樹木等の指定 一覧)。



そして、こちらが坂道の参道の奥に建つ塩谷神社の社殿です。例大祭ということで、飾られてますね。

こじんまりとしてますが、とても趣があります。

お参りをしてから、参道を下って神社前の国道を渡り、塩谷の住宅街を抜けて塩谷海岸方面に向かいました。
すると、海岸岸近くの一角に人が集まっていて、数店舗の屋台が出ていました。


なるほど、ここで地元の方々がお祭りを楽しんでいるのかな?
塩谷神社例大祭の松前奴(やっこ)
さて、塩谷神社の例大祭では、明治初期から神輿渡御行列の花形として伝承されている、松前奴(やっこ)という行列があって、今も行われているんですよね。
実は、塩谷神社の例大祭が以前から気になっていたというのは、それも見てみたいと思っていたんです。
ただ、それはどのようなもので、どのように行われているのか、何時にどのあたりにいるのかなど、当日の様子が全く分からなかったので、神社をお参り後、とりあえず塩谷の海岸方面に向かったというわけです。
で、なんと、たまたま遭遇しました!!

塩谷海岸沿いの、先ほどの屋台のあったところの道路手前で待機をしている行列に出くわして、しばらくすると行列が歩き出し、その様子を少しだけ見ることができました。
(しばらくして、行列が歩き出しました)

松前奴は、“ヤーキタリ”(「奴か来た」という意味だそうです)の掛け声とともに、先端に房のついた約4メートルの棒を振り、ゆったりと練り歩くのが特徴とのこと。
松前奴は本来は成人26名で編成するものの、近年は担い手不足のために、市内の中高生らで構成して実施されているそうです。
(今回も市内の中高生らによって行われているとのこと)
(先頭のトラックには神輿が)
そういうこともあって、平成30年11月には「塩谷松前奴保存会」を発足して、松前奴の担い手の育成や伝承に取り組んでいるそうですよ。
どのように町内を練り歩いているのかや、行列の振る舞いの意味など、詳しいことは全然知らないのですが、何はともあれ、初めて塩谷神社例大祭の松前奴を見ることができました。


伝統あるものですから、せっかくですので、公的に紹介するものが何かあるといいですね。
※参照ニュース
・2019年7月13日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・2018年11月22日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・2018年11月29日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(保存会が設立総会)
※古いニュースから
・2014年7月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
※公式かどうかは分からないのですが、塩谷神社のサイトがあり、そちらでも詳しく紹介されていました。
・鹽谷神社 例大祭松前奴
おわりに
ということで、塩谷神社の例大祭の様子でしたが、以前から気になっていた松前奴を少しだけですが、見ることができました。
塩谷神社の例大祭は、松前奴をはじめとして、地元の方々に受け継がれてきた、まさに地元の神社のお祭りと、いった風情ですね。
※参考:小樽市 :お祭り日程
※鹽谷神社 鹽谷神社について
【関連記事】
※地域の神社の例大祭には、様々な祭事があるのですね。
・忍路神社の例大祭〜船に乗って海を渡る神輿の様子
※塩谷関連の記事は、カテゴリー「塩谷地区」にまとめてます。
※サイト「おたるくらし」には、塩谷関連で次のような記事を寄稿してます。
・塩谷神社の鎮守の森 | ここかしこが慕わしいまち
・塩谷の歴史的建造物「徳源寺」 | ここかしこが慕わしいまち
・塩谷駅に向かう停車場の坂 | ここかしこが慕わしいまち
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