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2019年6月25日 (火)

小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が夏季公開中です。2019年度は9月1日まで

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2019年度の今年も、小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)夏季公開中です。

今年の公開期間は6月1日(土)〜9月1日(日)までで、公開時間は9:00〜17:30までです。ただし、期間中、催事がいくつか予定されていて、夜間に催事が行われている場合は、その催事終了時間までとなります。

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小樽市能楽堂見学は、公開期間中は基本無料ですが、有料催事がある日は、その時間帯は有料となります。

現在、有料催事としては、7月14日(日)に「小樽後志民謡連合会 民謡の夕べ 」が予定されているようです。詳しくは、こちらを参考に。
小樽市公会堂

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旧岡崎家能舞台と呼ばれる小樽市能楽堂は、小樽市指定歴史的建造物でもあって、小樽公園の北側の市民会館の近くに建つ、同じく小樽市指定歴史的建造物の小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)に隣接して建っています。

(公会堂)
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公会堂の外からは、能舞台は見ることができず、公会堂に入ってすぐ左に下への階段があるので、そこを下りて行くと、その先に能舞台があります(能舞台には上がれません)。

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旧岡崎家能舞台は、大正15年(1926年)建築ということで、毎年のことなのですが、小樽市HP内に建物概要が記載されているので引用させてもらいます。

荒物雑貨商として財をなした岡崎謙が、大正15年、入船町の自宅中庭に建てたもので、後に市に寄贈され、昭和36年、公会堂隣接の現在地に移されました。
檜の舞台をはじめ、要所には佐渡産神代杉(じんだいすぎ)が用いられ、格式にのっとった能舞台で東北以北唯一のものといわれています。
鏡板の老松、唐獅子、若竹は狩野派17代秉信(もちのぶ)が描いたものです。
大正15年1月舞台開きを皮切りに、芸道研さんのため中央から再三家元を招いて能楽を開催したといわれます。
小樽市 :旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台

※小樽市能楽堂については、小樽市の公会堂のサイト内にも説明が記載されています。
小樽市公会堂 [能楽堂について]

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公会堂自体が、もともとは現在の市民会館の場所に建っていて、昭和35年(1960年)に市民会館の建設に伴い、現在地に移築されたのですが、それに伴って、昭和36年に能舞台がここに移されたんですよね。

以前伺った話では、この能舞台を移築する際に、後ろの控え室(楽屋)がない状態で移築されてしまい、その点で正式な能楽堂とは呼べないそうで、そういう意味で“能舞台”ということになるそうです。

現在もこの能舞台は、実際に能や狂言に利用されています。

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見学自体は気軽にできるので、夏季公開の期間中に歴史ある小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)を見に行ってみてはいかがでしょうか。

※参考ニュース:小樽市能楽堂で夏季の一般公開 民謡の夕べや能面展も - 小樽経済新聞

【関連記事】
※昨年の小樽市能楽堂見学時の記事です。
小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が2018年度の今年も夏季公開中です(9月9日まで)

※過去の公会堂に関する記事です。
小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)と紅葉


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コメント

小梅太郎様。竜宮神社、公会堂そして能楽堂、いずれも懐かしく拝見致しました。有り難うございます‼竜宮神社は富岡の実家からも近く、どんど焼きなどの際に足を運びました。公会堂と能楽堂も、一般公開の時には、毎年とは行きませんでしたが、訪問して、御能の演目を観賞したものです。東京の大学の友人や、知り合いの欧米人を案内した事もあります。皆「いいですねぇ❗」との感想を洩らしておりました。公会堂から紅葉橋を下がって緑町の最上町線に出て、そこから商大通りを少し下って、藤幼稚園に至る道に入り、カトリック富岡教会を拝見する散歩コースも懐かしく思い出しました。

投稿: 多摩HT | 2019年6月25日 (火) 19時27分

多摩HTさん、こんばんは。
龍宮神社に公会堂、そして能楽堂と、懐かしんでもらえて、よかったです。
公会堂と能楽堂に、欧米人の方も案内したことがあるのですね!!こういう歴史を感じさせる建物の趣は、皆さん共通に感じてもらえるのですね。
紅葉橋の坂からカトリック富岡教会へ。いいですね!
私も今度行ってこようかな!!

投稿: 小梅太郎 | 2019年6月27日 (木) 02時42分

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