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2019年4月28日 (日)

【踏切のある風景】銭函の御膳水踏切【銭函特集】

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国道5号線で銭函地区に入り銭函市街地も過ぎると、国道337号線との分岐の手前の信号機のある交差点に、「御膳水」という標識が掲げられています。近くには、JR北海道バスの「御膳水」というバス停もあります。

さらに、この交差点を曲がってすぐに線路の踏切があって、その踏切には「御膳水踏切」という名前がついてるんです。

ということで、当ブログおなじみの“踏切のある風景”シリーズです。
踏切って名前が付いているんですよね。

銭函の御膳水踏切

御膳水という名称については後述するとして、まずは踏切のある風景を。

この周辺には、包装資材の総合メーカーの極東高分子の工場などの建物群があって、車の通りは多いようです。

こちらは、国道5号線から入ってきて目にする踏切の風景。

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このずっと先は銭函の海になります。

一旦踏切を渡って、振り返ってみたところ。

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まだ周囲の山には雪が残ってました(写真は全て4月20日撮影)。

「御膳水踏切」の名前がついてます。

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小樽駅方面です。
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こちらは札幌方面。
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ということで、今回の“踏切のある風景”は、銭函の御膳水踏切の風景でした。

※踏切のある風景の記事は、カテゴリー「踏切・線路のある風景」にまとめています。

銭函の御膳水について

ところで、この周辺の色々な名称になっている“御膳水”についてですが、これは、近くの国道5号線沿い(小樽市街地方面)の歩道脇に、御膳水宮(ごぜんすいぐう)という、御膳水の石碑や小さな井戸のような祠があるんですよね。

(御膳水交差点)
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案内板もあります。
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このブログでも、以前にこちらの記事「銭函の国道5号線沿いにひっそりとある「御膳水宮」」で詳しく書いてますが、ここでもちょっと説明しますね。

御膳水といえば、雪解け後の手宮公園下の崖に現れる、季節限定の「御膳水の滝」というのが知られていますが、こちらの御膳水も同様の由来で、明治14年8月に明治天皇が小樽に上陸したことに関わります。

明治天皇は小樽上陸後、手宮駅から御召列車で札幌に向かう途中、この地の「煤田開採係出張所」に立ち寄り、当地の沢水を飲んだ、といわれているのですが…

実は、実際は天皇の小樽への上陸が遅れたため、列車で手宮から札幌に向かう際に、銭函には立ち寄ってないそうで、実は明治天皇はここの水は飲んでなくて、後日、有栖川左大臣が天皇に代わって視察を行い、有栖川宮がここ銭函で水を飲んだとか(参考:書籍「小樽散歩案内」発行:有限会社ウィルダネス)。

ちなみに、現在はここから水は湧いてないようです。

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ここは目につくような場所ではないの、あまり知られてないかもしれませんが、こんなスポットもあるんですよね。

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※御膳水宮の右横には、別の昭和26年(1951年)5月に建てられた、長谷部虎杖子の句碑が建っています。参照:19 長谷部虎杖子句碑小樽商工会議所ホームページ内)

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※参考:御膳水宮 - Wikipedia

【関連記事】
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