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2019年5月 1日 (水)

奥沢水源地の水すだれを正面に眺める水管橋が一般開放中(令和元年は11月4日まで)

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今年も奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を間近に見ることのできる水管橋が一般開放されています。

毎年のことですが、4月30日(火)に行ってきたので、今年もお知らせを兼ねて紹介しますね。

令和元年度の奥沢水源地水管橋の一般開放期間について

水すだれを正面から見たおなじみの写真は、水管橋の上から撮ったものなんですよね。なので、この水管橋の一般開放時に見に行くと、この光景を眺めることができるというわけです。

令和元年度(平成31年度)の奥沢水源地水管橋の一般開放日時は次の通りです。
(お〜“令和”って始めて打った!! 笑)
開放期間:平成31年4月27日(土)~令和元年11月4日(月)まで
開放時間:午前10時~午後4時まで
現地の天候状況などによって、一般開放を中止として、水管橋が閉鎖されている場合があるとのことです。

※小樽市のHP内に一般開放のお知らせが掲載されています。
小樽市 :平成31年度(令和元年度)奥沢水源地水管橋の一般開放について

ちなみに、奥沢水源地は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに天神十字街も超えて進んだ先にあります。

道路はそこから右に曲がりながら上り坂になっているのですが、その曲がり角正面が駐車場になっています。

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駐車場の奥は、今年は雪投げ場になっていたようですね。

道路を右に曲がってすぐ左に「←奥沢水源地」の看板があるので、そこに入っていくと、正面に水管橋が見えてきます。

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水管橋の右手に水すだれがあります。

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そうそう、バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので、ちょっと不便なんですよね(徒歩10〜15分ほど)。

奥沢水源地の水管橋から水すだれの眺める

で、こちらが水管橋からの水すだれの眺めです。

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近くで見ると、結構幅が広くて音も大きく、この時期は雪解けで水量も多くて迫力あります。

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それでも。上から木々の間を階段状に落ちてくるその様子は、美しいともいえる景観です。

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(こちらは下流側の眺めです)
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水すだれ(階段式溢流路)と奥沢ダムについて

この水すだれは正式には階段式溢流路(いつりゅうろ)というのですが、小樽市HPに説明が記載されています。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。
 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。
 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。
 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。
 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。
 先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。
小樽市 :平成31年度(令和元年度)奥沢水源地水管橋の一般開放について

(現地には案内板もあります。右は土木学会選奨土木遺産のプレート)
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奥沢ダムは、1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあるダムでしたが、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうないんですよね。

奥にはかつて奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます。ただ、近づくことはできません。

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おわりに

ということで、今もここは奥沢水源地という名称ですが、市民の水がめとしての役割は終えていて、現在は水すだれを中心とした奥沢水源地の観光資源としての活用方法を模索中とのことで、先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

(奥沢浄水場の施設)
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今後もこの水すだれを見学できて、さらには、その歴史的価値を伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。

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※毎年、水すだれを見に行き、毎年同じような記事を書いているのですが、結構お気に入りのスポットなんですよね。奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。


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