ニュースより/小樽海上技術学校が海上技術短期大学校に転換しての存続が正式決定
国が廃止を検討していた桜町にある国立小樽海上技術学校は、その後に高校相当の同校を海上技術短期大学校に転換して存続させる方向で調整している、というニュースがありましたが、今回、それが正式に決定したということです。
※参照ニュース
・2019年4月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・存続決定!小樽海上技術学校が短期大学校へ (小樽ジャーナル)
校舎については、以前から提案のあった、2020年3月で閉校する小樽商業高に移転するとのことで、ニュースによると、2021年4月に航海科に特化した2年制の短大として開校するとのことです。
1976年(昭和51年)に建てられ、老朽化した現校舎の耐震化は困難で、建て替えに数十億円かかるために廃止が検討されたようですが、もともと入学希望者が減少しているというわけではなく、小樽市ほか、地元関係者が存続の要望を続けていたんですよね。
現在の小樽海上技術学校は、2020年度の生徒募集は行わず、今春入学した1年生が卒業後に閉校するそうです。
短大の移転に向けて、小樽商業高校の校舎の改修工事も行われますが、小樽市では、短大として使用されない校舎の一部に、市の関連施設を併設する考えもあるようです。
ちなみに、小樽商業高は、小樽工業高と合併して、2018年春から小樽未来創造高校として小樽工業高の校舎で新たに出発していて、小樽商業高は在校生が卒業する2020年3月で閉校します。
現在の小樽海上技術学校についてですが、船舶の乗組員といった、国内の海上輸送に従事する人材を育成するために設置されている、北海道では唯一の学校で、中学卒業生を対象とし、修業年数は3年。卒業すると高校卒業と同等の資格が得られるそうです。
全国的には、海上技術学校は4校あって、その中で小樽海上技術学校が最も古く、創立は1939年(昭和14年。小樽海員養成所として開校)です(※参照:沿革 | 独立行政法人 海技教育機構)。
その他、海上技術短期大学校(3校)、海技大学校(1校)が設置されています(※参照:トップ | 独立行政法人 海技教育機構)。
【関連記事】
・ニュースより/廃止が検討されていた小樽海上技術学校は短大に転換して存続へ
・ニュースより/国立小樽海上技術学校が校舎の老朽化により国が廃止を検討
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コメント
こんばんは。存続が決定して嬉しいです。今度は短大化なんですね。港町小樽出身の船員さんたちが増えるといいですね。
投稿: ムサママ | 2019年4月23日 (火) 21時23分
小梅太郎様、お久し振りです。昨日の東京は夏日で、結構、暑い一日でした。小樽商業が、工業と合併したとは知りませんでした。商業高校界隈は散歩コースの一つで、商業高校の正門辺りから見えるって市民会館の佇まいや、最上町行き中央バスの走る通りなど、地味ですけど、何となく好きな風景の一つなのです。小樽を離れたので、その界隈の頻繁には散歩出来なくなりましたが、帰省した際には、時間を作ってもう一度、商業高校の辺りを訪ねてみたいです🎵
投稿: 多摩HT | 2019年4月23日 (火) 22時13分
ムサママさん、こんばんは。
短大として存続することが決まって、良かったですよね!!
港町小樽に海上技術学校って合ってますしね。
(重複コメント削除しました)
多摩HTさん、こんばんは。
そちらは、もうかなり暑いのでしょうね。
そうなんです。商業と工業がすでに合併してまして、新しい学校の校舎になった工業はもう閉校していて、商業は現校舎の在校生が卒業する2020年3月で閉校します。
商業高校前の地獄坂や、最上町行きのバスの緑第二大通りとかは、静かな街並みが続く地域で、散歩にも良さそうですね。あっ、坂は大変ですが(汗)
投稿: 小梅太郎 | 2019年4月24日 (水) 01時58分