冬のちょっとした風景〜雪の北運河を歩く
小樽運河は北側(手宮側)の竜宮橋を越えると、運河の幅が40mと昔のままで、北運河と呼ばれています。
先日、その北運河を歩いてきました。
ということで、今回の“冬のちょっとした風景”シリーズは、雪の北運河の風景です(写真は2019年1月23日撮影)。
小樽運河といえば、小樽観光の象徴のようなスポットで、浅草橋から中央橋の区間はいつもたくさんの観光客で賑わっていますが、中央橋から北側(手宮側)に進むと、急に人影もまばらになり、ひっそりと静かになるんですよね。
ただ、その落ち着いて静かな雰囲気に、ファンも多いようですし、私も好きで時々散策してるんです。
雪の北運河を歩く
さて、中央橋から北側に運河の散策路を歩き出すと、それまでの賑わいがなかったかのように静かになります。
(中央橋から北側を見たところ)
それでも、最近はまばらながら、散策する観光客の姿を以前より見かけるようになったかな。
港に出る水路に架かる月見橋です。
次の橋は竜宮橋ですが、ここの交差点手前の臨港線を挟んだ向こう側に建つひときわ大きな倉庫は、歴史的建造物の旧大家倉庫ですね。
(竜宮橋から南側を見たところ。向こうに観光客で賑わう中央橋)
そして、竜宮橋の先の運河右手には、なんとも独特の存在感を見せる、北海製罐小樽工場の第3倉庫です。
この先の運河右手には、北海製罐の工場などの建物群が運河の端まで続いていますが、第3倉庫のほか、事務所、工場、旧第2倉庫が旧北海製罐倉庫(株)の施設群として、小樽市の歴史的建造物に指定されています。
※北海製罐株式会社小樽工場(旧北海製罐倉庫)の歴史的建造物4棟について(事務所・工場・旧第2倉庫・第3倉庫)
北海製罐の第3倉庫を過ぎたところには、港に出る水路に架かる旭橋が見えます。
この先で、運河の幅が昔のままの40mとなり、いわゆる北運河エリアですが、この辺りには、船がたくさん係留されているんですよね。
(振り返って見たところ)
次の橋は北浜橋ですが、その左横には、歴史的建造物の旧渋澤倉庫(現小樽GOLDSTONE)が建っています。
北浜橋から南側(札幌側)。天狗山が綺麗に見えますね。
北浜橋から北側(手宮側)の運河の端。
運河の端に向かいます。
端に到着手前で振り返ったところ。
運河終点左手は運河公園です。
奥に見えるのは、国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店です。
そして、北運河の端に到着です。
(運河の北の端から見たところ)
ちなみに、運河の端の先には、歴史的建造物の石造倉庫、手前から旧増田倉庫、旧広海倉庫、旧右近倉庫の3棟が並んで建ち、当時の倉庫群の様子をうかがわせています。
※詳しくはこちら:北運河の端に続く歴史的建造物の3つの石造倉庫、旧増田倉庫・旧広海倉庫・旧右近倉庫
ということで、今回の“冬のちょっとした風景”は、雪の北運河の様子でした。
【関連記事】
・「小樽運河を端から端まで歩いてみる」の写真掲載〜勝手にタイアップ記事
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コメント
昨日、NHK「新日本紀行」で50年前の小樽運河の特集が放映されました。学生1年目の時で懐かしく観てました。
光陰矢の如し。
投稿: 通りすがりの者 | 2022年2月 7日 (月) 10時29分
通りすがりの者さん、こんばんは。
あ〜!その番組、見たかったです!!
いや〜、50年前の小樽運河ですか。
今とはまるで違う運河ですが、今となっては、その時の運河の映像は貴重ですよね。
投稿: 小梅太郎 | 2022年2月 8日 (火) 03時50分