【小樽雪あかりの路21】旧衣斐(いび)質店前の雪あかりの路。ここはまさに“伊藤整ゆかりの道”
2月17日(日)で10日間の日程を終えた「小樽雪あかりの路21」。
今年もたくさんの方が小樽に訪れて、雪の夜に優しく揺れるロウソクの明かりを楽しんでくれたようです。
期間中は、私もいくつかの会場に行って、その様子をブログでお届けしていましたが、まだ紹介できていない会場の写真も結構あるので、もうしばらくは雪あかりの路の投稿を続けようと思います。
今回は、公式ガイドブックに掲載されていない非公式の会場ながら、ここ数年開催が続き、隠れた雪あかりの路スポットとしても知られる、伊藤整ゆかりの道・旧衣斐(いび)質店前の通りの雪あかりの路です。
公式ガイドブックには掲載されてないので、開催日程が(そもそも開催するかも)分からなかったのですが、昨年に続いて関係者の方から開催日程の連絡をいただき、今年は9日(土)・10日(日)の開催ということで、9日に見に行きました。関係者の方、連絡どうもありがとうございました。
場所は、静屋通りとアーケードの都通りの間の通りです。電気館ビルの裏手にあたる、ホルモン焼き屋「春香園」のある通りですね。
(奥に都通り。手前右に入っていく)
通りに入っていくと、とても静かでなんだか懐かしい感じのする雰囲気の通りに、ロウソクの明かりが揺れています。
少し進むと、そこにとても古い木造の建物が建っているのですが、ここが旧衣斐質店の建物で、この建物が伊藤整とゆかりがあるんですね。
(右の建物)
会場にはパネルも設置されているのですが、ここ旧衣斐質店には伊藤整の親友の川崎昇という人が下宿していたそうで、伊藤整は頻繁にここに来ていたそうです。
さらには、イベント名の「小樽雪あかりの路」は、伊藤整の詩集「雪明りの路」にちなんでつけられた名前ですが、当初考えていた詩集名は「雪明りの道」で、これを川崎昇に相談して「雪明りの路」とした、というエピソードが伊藤整の自伝小説「若い詩人の肖像」に書かれているそうです。
なので、この通りはまさに“伊藤整ゆかりの道”で、小樽雪あかりの路にふさわしい路ともいえますね。
(通りの奥から振り返って見たところ)
ということで、今年も見に行くことができた、伊藤整ゆかりの道・旧衣斐質店前の雪あかりの路の様子でした。
※小樽雪あかりの路の公式サイト:小樽雪あかりの路
【関連記事】
・小樽ゆかりの文学者・伊藤整と関わりのある建物「旧衣斐質店」【追記あり】
・静屋仲通りに一箇所空き地が!場所は旧衣斐質店の横
※昨年の様子です。
・【小樽雪あかりの路20】まさに“伊藤整ゆかりの道”旧衣斐(いび)質店前の雪あかりの路
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コメント
小梅太郎さんこんにちは
私は今年も塩谷会場におじゃましまして 甘酒をごちそうになってきましたが 帰りにここにも寄りました。にぎやかな通りではありませんが 明かりが心にしみるような素敵な場所ですよね。
投稿: kちゃん | 2019年2月19日 (火) 16時37分
kちゃんさん、こんばんは。
今年も塩谷会場に行かれたのですね!!
実は私も今年も塩谷会場に行って、その様子を先ほど投稿しました!!
私も甘酒をごちそうになりました。美味しかったですね。
そして、ここ旧衣斐質店前にも行かれたのですね。
ここは本当に、街中ながら別空間のようななんとも静かで素敵な灯りですよね。
投稿: 小梅太郎 | 2019年2月20日 (水) 02時11分