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2018年12月12日 (水)

ニュースより/廃止が検討されていた小樽海上技術学校は短大に転換して存続へ

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※写真は2017年9月撮影


そういえば、昨年、桜町にある国立小樽海上技術学校が、校舎の老朽化により耐震化が困難であることなどから、国が廃止を検討しているというニュースがありました(その時の記事がこちら:ニュースより/国立小樽海上技術学校が校舎の老朽化により国が廃止を検討)。

小樽海上技術学校の現校舎は1976年(昭和51年)に建てられたもので、建て替えには数十億円かかるために、国が廃止を検討しているということだったんですよね。

で、その後の状況について、少し前ですが、2018年11月21日付北海道新聞朝刊総合欄と22日付小樽・後志欄に掲載されていたので、ここでも書き留めておきます。


ニュースによると、所管する国土交通省が、高校相当の同校を海上技術短大に転換して存続させる方向で調整しているそうで、2021年春の開校を目指しているとのことです。それによって、小樽海上技術学校は、早ければ来春の入学者を最後に生徒募集を停止することになります。

そこで気になるのが校舎なんですが、2020年3月で閉校する小樽商業高を代替校舎として活用する構想を提案していて、小樽市が樽商の校舎を道から購入し、運営する海技教育機構が借りる形で短大を開校させる方針とのことです。

(小樽商業高校 2017年3月撮影)
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小樽商業高は、小樽工業高と合併して、2018年春から小樽未来創造高校として小樽工業高の校舎で新たに出発していて、小樽商業高は在校生が卒業する2020年3月で閉校するんですよね。


ちなみに、この小樽海上技術学校ですが、船舶の乗組員といった、国内の海上輸送に従事する人材を育成するために設置されている、北海道では唯一の学校で、中学卒業生を対象としていて、修業年数は3年。卒業すると高校卒業と同等の資格が得られるそうです。

全国的には、海上技術学校は4校あって、その中で小樽海上技術学校が最も古く、創立は1939年(昭和14年。小樽海員養成所として開校)です(※参照:沿革 | 独立行政法人 海技教育機構)。その他、海上技術短期大学校(3校)、海技大学校(1校)が設置されています。

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ということで、小樽海上技術学校については、もともと入学希望者が減ったわけではなく、廃止の検討は財政上の理由だったため、存続の要望を続けていた地元関係者らはホッとしていることでしょうね。

※学校サイト:トップ | 独立行政法人 海技教育機構

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コメント

懐かしいです。存続されるようで嬉しいです。息子と何回も学校見学に行って、実習船にも乗せていただきました。生徒さんたちはビシッとしていて、とてもかっこよかったです。

投稿: ムサママ | 2018年12月13日 (木) 22時01分

ムサママさん、こんばんは。
そうだ!息子さんはそうでしたね。
この小樽海上技術学校にも、何回も見学に行ったのですね。
目標を持った生徒さんたちは、みんなしっかりしてるのでしょうね。
まずは、存続の方向ということで、良かったですね。

投稿: 小梅太郎 | 2018年12月14日 (金) 01時46分

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