朝里の線路沿いの住宅地をつなぐ「いなりの坂」
10月上旬に、朝里地区をあちこち巡ってきて、その様子をブログにも数記事掲載しました(朝里関連の記事はカテゴリー朝里地区にまとめてます)。
実は、その際にまだ掲載しきれていない話題があって、ちょっと時期がずれて雪の季節になってしまいましたが、遅ればせながら掲載しますね。
そのうちの1つが坂の話題です(写真は10月4日撮影)。
朝里の「いなりの坂」
国道5号線の朝里十字街からJR朝里駅に向かう際、海岸沿いの駅に向かって高台から坂道を下って行くのですが、その途中で左に下る別の細い坂道があります。今回はその坂道についてです。
この細い坂道には「いなりの坂」という名前が付いています。
いなり坂の下の方は階段になっている坂道で、その先で周辺が住宅地の線路沿いの道に出ます。ちなみに、そのすぐ横には「朝里学校教育発祥の地」の碑が建つちどり公園があります。
実はこの日は、このいなりの坂を下から上ったのですが、階段は結構急です。
(坂を見上げたところ)
(階段の下から)
坂の名前の由来については、小樽HP内の「おたる坂まち散歩 第16話 いなりの坂(前編) (いなりのさか)」に書かれていますので、引用させていただきます。
坂の名は、昔、この坂の上の曲がり角に稲荷神社があったことに由来します。稲荷神社は、大正の初めに新光2丁目の朝里神社へ移転遷座したため、その由来を知る人も少なくなってしまいました。現在、神社の跡には朝里小学校町田外也(まちだそとや)校長の頌徳碑(しょうとくひ)が建っています。
小樽市 :おたる坂まち散歩 第16話 いなりの坂(前編) (いなりのさか)
ということで、なるほど、実際にすぐ上に稲荷神社があったのですね。
現在のその場所、朝里駅に下っていく大きな道路の下り始めの曲がり角に建つ、故町田先生頌徳碑については、こちらの記事で紹介してます。
→朝里駅から坂を上ったところに建つ、長く朝里小学校校長を務めた故町田先生頌徳碑
(いなりの坂から大きな道路に出て上を見たところ。この先の曲がり角に碑が建っている)
(こちらは、大きな道路の朝里駅方面)
ところで、冒頭にもあった「いなりの坂」の看板ですが、以前、新聞記事(2013年5月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄)で紹介されたことがあって、これはNPO法人小樽・朝里のまちづくりの会が設置したもので、それ以前の2006年に設置した看板もあったそうですが、それがなくなってしまったために、新たに設置したものだそうです。
当時の新聞記事によると。冬期間は外して保管しているそうですが、現在もなのかな?
ということで、今回は朝里の「いなりの坂」についてでしたが、いなりの坂を下った周辺の住民にとっては、高台の先の国道方面へ買い物などに行くのに、朝里駅からの坂道まで戻ってから上るのは大変なので、このいなりの坂は大事な生活道路なんですね。
(すぐ目の前が朝里の海)
※参照
・小樽市 :おたる坂まち散歩 第16話 いなりの坂(前編) (いなりのさか)
・小樽市 :おたる坂まち散歩 第17話 いなりの坂(後編)
※ちょっと古い記事ですが、下記も参照してます。
・2013年5月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・2014年2月25日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 小樽の坂」カテゴリの記事
- JR朝里駅から朝里・新光地区の市街地へと上る坂道(2018.11.29)
- 朝里の線路沿いの住宅地をつなぐ「いなりの坂」(2018.11.29)
- 入船町から住ノ江町の高台へと上る急な階段は106段(2018.10.02)
- 長橋5丁目にある勾配20%の急坂。ここは長橋の地獄坂!?(2018.07.14)
- 三本木急坂と坂の途中の歴史的建造物(2013.03.12)
「 朝里地区」カテゴリの記事
- 国道5号線と道道1号線の朝里十字街(朝里川温泉入口)から(2018.11.30)
- JR朝里駅から朝里・新光地区の市街地へと上る坂道(2018.11.29)
- 朝里の線路沿いの住宅地をつなぐ「いなりの坂」(2018.11.29)
- 朝里駅から坂を上ったところに建つ、長く朝里小学校校長を務めた故町田先生頌徳碑(2018.10.25)
- 朝里1丁目の「ちどり公園」(児童公園No.41)と公園内に建つ「朝里学校教育発祥の地」の碑(2018.10.25)
コメント