ニュースより/ニトリが小樽の高級旅館の銀鱗荘を取得
先日、家具・インテリア製造小売り最大手のニトリが、小樽の平磯岬の高台に建つ高級温泉旅館の銀鱗荘を取得したというニュースがありました。
※参照ニュース
・北海道新聞朝刊総合欄(2018年8月14日付)/小樽・後志欄(8月15日付)
・銀鱗荘をニトリが買収!宿泊施設運営に乗り出す (小樽ジャーナル)
ニュースによると、8月20日から子会社のニトリパブリック(札幌)が運営するということで、ニトリHDが宿泊業を手掛けるのは初めてとのことです。銀鱗荘は、1985年から東京の観光レジャー開発業者が所有・運営していたんですね。
小樽市指定歴史的建造物にも指定されている銀鱗荘は、鰊漁で財を成した猪俣安之丞の邸宅として、元々は余市町に明治33年(1900年)に建てられた鰊御殿で、昭和13年(1938年)に当時進められていた東小樽(現在の桜町一帯)で宅地計画の一環として、現在地に移築されたそうです。
ちなみに、猪俣邸を買い取ったのが北海ホテルで、移築は北海ホテルの創業20周年記念事業だったそうで、翌昭和14年に料亭旅館の銀鱗荘として開業してます。
※詳しくはこちらの記事をぞうぞ:平磯岬の高台に建つ豪華な銀鱗荘は歴史的建造物の旧猪俣邸
ニュースによると、従業員約40人の雇用は引き継がれ、旅館の高級路線も継承するそうで、さらに、日帰り温泉や建物の一般公開など多くの人が利用できるサービスも検討するということです。
ニトリといえば、小樽の歴史的建造物4棟からなる複合的な芸術空間「小樽芸術村」も開業していて、今回の銀鱗荘とのサービスの連携も考えているそうです。
銀鱗荘は高級旅館ゆえに、小樽市指定歴史的建造物ながら小樽市民が訪れる機会がほとんどないので、宿泊できなくても、なんとか市民にもこの歴史ある建物に触れる機会ができるといいですね(宿泊料金は、2名1室利用1泊夕朝食付で、1名3万4710円から…)。
※参考:小樽市 :旧猪俣邸
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コメント
最近は、中国資本による小樽市内の施設買収が相次いでいました。旧越中屋ホテル、和光荘とも中国資本だそうです。銀鱗荘は日本企業(東名観光開発株式会社)所有でしたが、地元の企業であるニトリが買い取ってくれたのはかなり嬉しいです。問題は旧小樽商工会議所ですね、小樽商工会議所に見捨てられ、買い手もつかぬまま朽ち果ててゆくのは悲しいです。以前テレビで旧小樽商工会議所の修理には億単位のお金がかかると言っていたのを聞いたことがあります。先日、旧小樽商工会議所の隣の空き地にWBFリゾートがホテルを建てるというニュースがありましたが、出来ればホテル新築よりもあの建物を救ってほしいです。
投稿: ジロ | 2018年8月24日 (金) 22時32分
ジロさん、こんばんは。
確かに、最近は中国資本がたくさん入ってきているようですね。
その中で、ここにきてニトリが歴史的建造物の取得を勧めてくれてますね。
旧小樽商工会議所の建物は気になります。
素敵な建物なんですが、そんなに費用がかかるんですか!?やっぱり簡単な話ではないですね。
隣に空き地が確保されてますが、ホテルが建つんですか!?確かに、歴史的建造物をなんとかしてもらいたいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2018年8月26日 (日) 03時35分