小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が2018年度の今年も夏季公開中です(9月9日まで)
2018年度の今年も、小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が夏季公開中です。
期間は5月27日(日)〜9月9日(日)までで、基本の公開時間は9:00〜17:30ですが、夜間に催事が行われている場合は、その催事終了時間までとなります。
小樽市能楽堂見学は、公開期間中は基本無料です(残り期間の夜間に有料催事が数回予定されています)。
※能楽堂の催事については、こちらを参考に。
・小樽市能楽堂夏季公開 | 北海道小樽市の観光情報サイト「おたるぽーたる」:小樽観光協会
・小樽市公会堂
旧岡崎家能舞台と呼ばれるこの小樽市能楽堂は、小樽市指定歴史的建造物でもあって、小樽公園の北側の市民会館のすぐ近くに建つ、そちらも小樽市指定歴史的建造物の小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)に隣接して建っているんですよね。
(行った日は車が正面に止まっていたので…)
(過去の写真から)
ただ、正面の公会堂から、奥に建つ能楽堂は見ることできません。
公会堂の正面玄関から入って、すぐ左の階段を下って行くと、その先に能舞台があります(能舞台には上がれません)。
大正15年(1926年)建築の旧岡崎家能舞台について、小樽市HP内に建物概要が記載されているので引用させてもらいます。
荒物雑貨商として財をなした岡崎謙が、大正15年、入船町の自宅中庭に建てたもので、後に市に寄贈され、昭和36年、公会堂隣接の現在地に移されました。 檜の舞台をはじめ、要所には佐渡産神代杉(じんだいすぎ)が用いられ、格式にのっとった能舞台で東北以北唯一のものといわれています。 鏡板の老松、唐獅子、若竹は狩野派17代秉信(もちのぶ)が描いたものです。 大正15年1月舞台開きを皮切りに、芸道研さんのため中央から再三家元を招いて能楽を開催したといわれます。
小樽市 :旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台
伺った話では、この能舞台を移築する際に、後ろの控え室(楽屋)がない状態で移築されてしまい、その点で正式な能楽堂とは呼べないそうで、そういう意味で“能舞台”ということになるそうです。
現在、この能舞台は実際に能や狂言に利用されています。
ということで、夏季公開中の歴史駅建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)ですが、建物としても、とても歴史を感じさせてくれるものなので、気になった方は、この一般公開の期間中に見に行ってみてはいかがでしょうか。
※小樽市能楽堂については、小樽市の公会堂のサイト内にも説明が記載されています。
・小樽市公会堂 [能楽堂について]
【関連記事】
※昨年の小樽市能楽堂見学時の記事です。
・今年も夏季公開中の指定歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)に行ってきました(9月18日まで)
※過去の公会堂に関する記事です。
・小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)と紅葉
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