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2018年5月28日 (月)

小樽市役所の庭の奥に建つ胸像は市庁舎建設時に多額の寄付をした土肥太吉

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小樽市役所の正門横の庭の奥に胸像が建っています。

近づいてみると、この胸像の前の部分には「土肥太吉翁」と表記されています。

この土肥太吉(どいたきち)という方は、ここ小樽市役所前に胸像が建っているくらいですから、もちろん、小樽市役所と深いかかわりのある人物です。

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その前に、ここ小樽市役所の建物についてですが、実はこのとても重厚な市庁舎本館は、建てられたのが昭和8年(1933年)と古く、小樽市の歴史的建造物にも指定されている建物なんですよね。

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建物正面の柱や上部の彫刻などの外観のほか、内部も階段などが味わい深く、ステンドグラスが飾られていて、とても趣があります。

で、この市庁舎の建設にあたり、当時の金額で、総工費約26万円のうち、なんと10万円を寄付したのが、先ほどの胸像になっている、小樽の有力者の土肥太吉という方なんですね。

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ただ、すいません。手元にある書籍などでは、土肥太吉という人物について詳しく記載されているものがなく、それについては今後の課題にしたいと思います。

ちなみに、胸像の後ろに書かれている内容をなんとか読んでみると、生まれは越前で明治20年に小樽に移住して成功したようです。市庁舎建築に10万円を寄付したのは昭和5年のことで、同年享年78歳にして亡くなっているようです(碑文の署名は、昭和7年8月小樽市長木田川奎彦となっています)。

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昔の文章が今ひとつ分かりにくかったので、氏の経歴について間違っていたらご指摘ください。

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(この画像は加工してます。クリックすると拡大します)


ということで、小樽市役所に建つ、土肥太吉の胸像についてでした。

せっかくですから、ぜひ、公に土肥太吉という方がどのような人物だったかというのを、もっと広く紹介されるようになるといいですね。


※ちなみに、小樽市役所の土肥太吉の胸像の手前には、小樽区長も務めた渡辺兵四郎の石碑「渡邊翁碑」が建っています。

(胸像は小樽市役所正門向かって左側奥。この写真は2018年4月撮影)
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※参考
小樽市 :小樽市庁舎
気分は古代ヨーロッパ?歴史を感じる小樽市庁舎 | 北海道Likers
土肥太吉翁の像 - 小樽図鑑(樽タルビュー)

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