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2018年5月23日 (水)

小樽市指定歴史的建造物「旧遠藤又兵衛邸」が今年(2018年)も期間限定で一般公開中(5月28日まで)

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富岡町にある小樽市指定歴史的建造物の「旧遠藤又兵衛邸」が、今年(2018年度)も一般公開されています。

今年の公開期間は2018年5月20日(日)~5月27日(日)まで。
公開時間は10:00~15:00までと、終了時間がちょっと早いので注意です。無料開放です。

旧遠藤又兵衛邸は、現在は立正佼成会小樽教会の所有で、毎年、この時期に一般公開してくれるんですよね。

場所は、小樽警察署前の坂をもうちょっと上った右手に建っていて、道路沿いの長く続く立派な塀と立派な門が目に止まります。

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旧遠藤又兵衛邸について

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この建物は、明治35年(1902年)建築の海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅で、小樽市の歴史的建造物に指定されているほか、平成7年には小樽市都市景観賞も受賞しています。

小樽市のHP内に建物概要の記載があるので、いつものように引用させていただきます。

この建物は、海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅でした。 邸宅は、小樽港を望む高台にあり、木造瓦葺き下見板張りの武家屋敷を思わせる豪壮なつくりで、和風を基調としながらも玄関脇の応接間に大きな三面のベイウィンドウを付けた和洋折衷住宅です。 また、重厚な門・塀には鷹などの飾り瓦が付き、全体的に良く調和のとれた建物といえます。 平成7年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧遠藤又兵衛邸

和洋折衷ということで、まずは和風の立派な門をくぐると、玄関脇の三面の窓がついて張り出た、白い下見板張りの洋室(応接間)が目に止まりますね。

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美しい庭園に囲まれたその豪邸は、「小樽御殿」の名で知られる邸宅だったそうで、遠藤又兵衛の財力を使って、本州から木材を取り寄せ、釘を使わずに3年の歳月をかけて作られた和洋折衷の大豪邸だったとのことです。

ただし、現在残っているのは、かつての建物のうちの正面部分のみになっています。

以前はさらに裏に広間や蔵があったそうで、建物内に入ると模型が展示されているので、それで当時の様子を伺うことができます。

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毎年、見学時にこの邸宅と遠藤又兵衛について書かれた資料をいただけるのですが、今年はそのパンフレットが新しくなり、表記も日本語・英語・中国語で書かれてます。

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あっ?スタンプがあったんだ。押し忘れた…

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では、旧遠藤又兵衛邸の建物内部の様子を掲載していきますね。


旧遠藤又兵衛邸の建物内部

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この応接間が、外観が印象的だった洋室部分。
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以上が建物内部の様子でした。

それと、玄関左手は小ホールになっていて、今回はそこで教会の写真や資料を展示しています。

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おわりに

ということで、一般公開中の歴史的建造物「旧遠藤又兵衛邸」の様子でした。興味のある方は、見学に行ってみてはいかがでしょうか。

一般公開は5月27日(日)までで、時間が15時までと早いので注意です。

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※参考ニュース
旧遠藤又兵衛邸 無料公開始まる (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)
「旧遠藤又兵衛邸」一般公開…(5/20~5/27)   | 北海道小樽市の観光情報サイト「おたるぽーたる」:小樽観光協会

【関連記事】
※昨年の一般公開時の記事です。
今年も小樽市指定歴史的建造物の「旧遠藤又兵衛邸」が一般公開中です(5月28日まで)


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コメント

小梅太郎様こんばんは。

私は有名無名問わず歴史的建造物が好きです。
旧遠藤又兵衛邸は小樽市民の運動や立正佼成会の好意で一部が残っていますが、無名の歴史的建造物が次々取り壊されている最近の小樽市はまずい方向に流れているような気がします。
本日、小樽市民会館のそばにある(あった)旧三馬ゴム社宅が破壊されているのを偶然見かけました。昭和初期の建築だったそうです。最近すぐ隣の空き地に陸屋根の四角い家が新築されていて嫌な予感がしていましたが的中してしまいました。
さなだ薬局のすぐそばにあった、縦長窓で下見板張りの見るからに古い建物も今日気が付くと無くなっていました。
昨年には龍徳寺の近くにあった大正時代の住宅が破壊され、現在はどこにでもあるようなRC造のアパートが建っています。もう例を挙げるときりがないぐらいの状態です。
小樽市民の皆様にぜひ考えていただきたいのは、その建物に魅力があるかどうかという点です。例えば、旧秋山弁護士事務所の建物とその跡地に建てられたローソン、どちらが建築として優れ、市の景観に貢献しているのか。
古民家の買い手を探してくれる小樽民家再生プロジェクトなどの団体もありますので、破壊する前に別の道を模索していただきたいです。

投稿: タシロ | 2018年5月26日 (土) 20時33分

タシロさん、こんばんは。
確かに、小樽には名も知れない歴史ある建物がたくさんあるものの、いつの間にか取り壊されてなくなっている、という建物は少なくないですね。
なんと、旧三馬ゴム社宅が取り壊されているのは知りませんでした(最近、近くを通ったのに気づかなかった…)。
さなだ薬局近くの建物は分からないのですが、龍徳寺の通り向かいの邸宅が取り壊されているのを見たときは驚きました。
旧秋山弁護士事務所の建物の取り壊しも、ブログでも取り上げましたが驚きました。
個人所有の古い建物は、維持するのも大変でしょうから、小樽市全体としての取り組みが必要なのかもしれませんね。

投稿: 小梅太郎 | 2018年5月27日 (日) 02時43分

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