ニュースより/道内人口2045年には138万人減で約400万人に、小樽は半減で衝撃の6万人。高齢化も進行
小樽の急激な人口減少のニュースは、このブログでも時々掲載していますが、先日、さらに、衝撃的とも言える内容のニュースがありました。
国立社会保障・人口問題研究所が3月30日に発表した、2045年までの全国の地域別将来推計人口に関するニュースによると、北海道内の人口は、国勢調査が行われた2015年と比べ、138万人(25.6%)減の約400万人になる見通しだそうです。
ニュースは、2018年3月31日付北海道新聞朝刊1面・総合欄・小樽・後志欄にて大きく扱われていました。全国に関する発表だったので、各地域でそれぞれ地元のニュースとして目にした方も多いのではないでしょうか。
※その他関連ニュース:2045年の道内人口401万人、30年間で4分の1減少 :日本経済新聞
※参照:日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)|国立社会保障・人口問題研究所
ニュースによると、全道179市町村すべてで減少し、約半数の85市町村で人口が半分以下になるそうで、道内で減少率が最も高いのが歌志内市の77.3%で(全国でも2番目)、2015年に3,585人だった人口が、30年後に813人になってしまうとか。
減少率が10%未満に止まるのは、千歳市(6.3%減)、ニセコ町(7.3%減)、札幌市(7.5%)、上川管内東神楽町(8.3%減)の4市町だけとのことです。同じ後志管内のニセコ町は、近年、リゾート地での雇用増や企業の進出などが見込まれるために、減少率が抑えられてますね。
ここで気になるのが、地元・小樽についてですね。ここ数年の急な人口減少はいつも話題になってますが、やはりというか、かなり衝撃的なな内容でした。
小樽市の比較対象の2015年の人口は12万1,924人だったのが(2018年2月末時点の住民基本台帳では11万8,475人)、2045年には50.4%減の6万424人という衝撃の結果となっています。
う〜ん、6万人まで減ってしまうのか…
そして、もう一つ今回のニュースで大きな問題として扱われていたのが、総人口に占める65歳以上の割合=高齢化率の問題です。
小樽も高齢化の話題は常に取り上げられていますが、今回の発表によると、2015年で37.2%の小樽の高齢化率が、2045年には道内主要10市で最大の52.1%となる見通しと、厳しい状況が浮き彫りになっています。2人に1人が高齢者ですか。
ちなみに、北海道全体では2045年には高齢化率42.8%で、小樽市を含めて全道の80市町村が、人口の半数以上が65歳以上の「限界集落」になるそうです。
この人口減少と高齢化の問題については、ニュースがあるたびに本当に毎度寂しくなってしまうんですが、今回のニュースは特に衝撃が大きかったです。
人口減少対策はなかなか難しいものがあるのでしょうが、この流れが避けられないものならば、せめて高齢者にとって優しく住みやすい街になってくれるといいですね。私もそのうち高齢者ですし。
※参考
・国立社会保障・人口問題研究所
・小樽市 :小樽市の人口(平成30年)
【関連記事】
・ニュースより/小樽市の人口減少が止まらない。今度は北見市に抜かれて道内9位に(2018年2月末現在)
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