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2018年3月31日 (土)

勾配19%の旧色内小学校前の急な坂道を上って、勾配20%の急な浄応寺の坂を下る

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小樽駅前の国道5号線を長橋・手宮方面に向かうと、稲北十字街と呼ばれる大きな交差点があり、ここを左折すれば国道の長橋方面、右折すると手宮方面に向かうメインの通りになるのですが、まっすぐ先には急な坂道が続いています。

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この急な道は手宮方面へ抜ける坂道なんですが、先日(3月22日)、久しぶりにここを歩いて手宮方面へ向かいました。

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ここの坂道の途中に勾配を表す標識が立っていて、19%の表示です。

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ちなみに、有名な船見坂の上の方の標識で勾配15%ですから、それより急ということですね。

坂の途中には、さきほどからの写真にも写っている、壁面に青色を基調にした絵が描かれた建物が目に止まりますが、この建物は平成28年3月末で閉校した旧色内小学校の建物です。

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坂道を上ってて旧色内小学校前までいくと、まだ、建物がどうなるのかは決まってないのでしょうかね、道路沿いの門には鎖が繋がれていて、建物に貼られたベニヤ板がなんとも寂しさを感じさせます。

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振り返ってみると、こんな感じです。
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小樽の学校は高いところに建っていることが多いですが、ここ色内小学校もかなり急な坂道の途中に建っていたんですね。

(旧色内小学校前の坂道の上から振り返ったところ)
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この旧色内小学校前の急な坂道を上りきると、道路はやや右に曲がりつつ、今度は旧な下り坂になります。住所はここから石山町になります。

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ところで、この坂の上の左手には、平成14年(2002年)に閉校した、円形校舎が特徴的な旧石山中学校への入口があるのですが、現在は立ち入り禁止になってます。

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今となっては貴重なその円形校舎が残っているうちに、写真とかを撮らせてもらいたいので、見学ツアーとかしてくれないでしょうかね。

さて、話を坂道に戻しますが、この下り坂も相当急で、ここにも勾配を表す標識が立っているのですが、なんと20%の表示です。

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この急な坂道は「浄応寺の坂」と呼ばれています。

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(途中から振り返ると、かなり急ですよね)
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坂を下っていくと、左手に坂の名前の由来にもなっている「浄応寺」があります。

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浄応寺の境内に入ると、急な坂道の途中に建っていたにもかかわらず、広い敷地に立派な本堂が建っています。

現在の本堂は、初代の本堂が大火で焼失した後、大正11年(1922年)に再建されたものだそうです。

(この日はまだ雪が積もってました)
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(急な坂道の途中ながら境内は結構広いです)
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この浄応寺の坂沿いは、とても立派な石垣で囲まれているのですが、この石垣によって境内の敷地が確保されているんですね。

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(石垣は本当に立派です)
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さて、また坂に戻りますが、今下りてきた浄応寺の坂を振り返るとこんな感じです。

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ここを上るのは本当に大変そうですよね。ただ、今回は下ってきたのですが、これだけ急だと下るのも怖いくらいです。

そうそう、この浄応寺の坂を下ったところの交差点を左に曲がったところに、懐かしさを感じさせる趣ある建物が残ってます。

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銭湯「日の出湯」の建物ですが、ここはもう数年前に廃業しているんですよね(閉店した年度などの詳細は不明でした)。

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で、浄応寺の坂を下りきりました。

(振り返って見たところ)
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ということで、勾配19%の旧色内小学校前の急な坂道を上って、勾配20%の急な浄応寺の坂を下ってきたわけですが、ここはかなり急な坂道ながら、山で隔てられている稲穂町側の市街地と手宮地区をつなぐ抜け道として、結構車の通りも多い道です。


※参考
小樽市 :おたる坂まち散歩 第14話 浄応寺の坂(前編) (じょうおうじのさか)
小樽市 :おたる坂まち散歩 第15話 浄応寺の坂(後編)

【関連記事】
※浄応寺には災害にまつわる話が残されているのですが、それについてはこちらの記事でどうぞ。
稲穂町から手宮方面へと浄応寺の坂を下る

※今回の坂に関連する過去に書いたその他の記事。
市街地の稲穂町から手宮方面へ抜ける「色内小学校前の坂」
(次の2つの記事はセットです)
手宮の浄応寺の坂を上って、色内小学校前の坂を下りてきた〜「浄応寺の坂」編
手宮の浄応寺の坂を上って、色内小学校前の坂を下りてきた〜「色内小学校前の坂」編

※その他の関連記事
稲北十字街の稲穂歩道橋と旧色内小学校制作の可愛い絵
市立小樽文学館にて開催中の企画展「小樽・坂道物語展」を見に行ってきました(9月6日まで)
「日の出湯」の建物が変わらず趣があって目に止まります


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