【小樽雪あかりの路20】まさに“伊藤整ゆかりの道”旧衣斐(いび)質店前の雪あかりの路
小樽の冬の風物詩「小樽雪あかりの路20」が開催中ですね。
期間中は小樽市内のあちこちでロウソクの灯りが優しく小樽の街を照らします。
さて、今回見に行ってきて紹介するのは、伊藤整ゆかりの道・旧衣斐(いび)質店前の通りの雪あかりの路です。
場所は、静屋通りとアーケードの都通りの間の通りで、電気館ビルの裏手にあたる、ホルモン焼き屋「春香園」のある通りです。
ここは公式ガイドブックには掲載されてないんですよね。
つまり、公式のあかりの路会場ではないので開催期間が分からなかったのですが、実は関係者の方から、コメントで今年の開催は10日(土)・11日(日)の2日間と教えていただいたので、10日に見に行ってきました。情報ありがとうございます。
なので、予定が変更していなければ、ここの雪あかりは残念ながらもう終了していると思います。
さて、タイトルに“伊藤整ゆかりの道”とありますが、この通りに建つ古い木造の建物が、旧衣斐(いび)質店で、ここが伊藤整とゆかりがあるんですね。
(通りの奥から見たところ)
(暗いですが、左の建物が旧衣斐質店)
途中に旧衣斐質店についてや、伊藤整とのゆかりについてのパネルが設置されていて、そこにも書かれているのですが、まず、旧衣斐質店には伊藤整の親友の川崎昇という人が下宿していたそうで、伊藤整は頻繁にここに来ていたそうです。
で、何より、イベントの名称「小樽雪あかりの路」は、伊藤整の詩集「雪明りの路」にちなんでつけられた名前ですが、当初考えていた詩集名は「雪明りの道」で、これを川崎昇に相談して「雪明りの路」とした、というエピソードが伊藤整の自伝小説「若い詩人の肖像」に書かれているそうです。
伊藤整に、そしてイベントに、思いっきりゆかりがあって、小樽雪あかりの路にふさわしい路ともいえますね。
ここ伊藤整ゆかりの道の雪あかりの路は、確か3年前から開催していると思うのですが(おそらく今回で4回目)、もともと細い静かな通りなので、ここにロウソクが灯ると、なんとも味わい深い光景を見せてくれます。
ということで、今年も見に行くことができた、伊藤整ゆかりの道・旧衣斐(いび)質店前の雪あかりの路の様子でした。
「小樽雪あかりの路20」の開催期間は2月9日(金)〜18日(日)で、ロウソクが灯る時間は、基本午後5時〜9時までです。
会場によって開催期間が違うので、行ってみたい会場がある場合はガイドブックで日程を確認したほうがいいですね。
※小樽雪あかりの路の公式サイト:小樽雪あかりの路
【関連記事】
・小樽ゆかりの文学者・伊藤整と関わりのある建物「旧衣斐質店」【追記あり】
・静屋仲通りに一箇所空き地が!場所は旧衣斐質店の横
※昨年の旧衣斐質店前の雪あかりの路の記事
・小樽雪あかりの路19/「伊藤整ゆかりの道」旧衣斐(いび)質店前の雪あかりの路
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