旧手宮線散策路の手宮側終点の様子
旧手宮線の線路跡といえば、観光客が線路の上を散歩したり記念撮影をしたりといった観光スポットになっていて、夏の小樽がらす市や、冬の小樽雪あかりの路の会場としても活用されています。
ちょっと前までは寿司屋通り〜日銀通り〜中央通り間の散策路のみが整備されていたのですが、2013年に中央通りから北側の手宮方面へ向かっての整備工事が始まり、2016年10月末に手宮側の小樽市総合博物館までの整備が完了したんですよね。
なので現在は、寿司屋通りから小樽市総合博物館までの全長約1.6kmの散策路が整備されています。
私も最近は、手宮方面を巡る時には、この旧手宮線線の散策路をよく歩いてます。
で、そういえば、このブログで、整備完了した後の、手宮側終点の端っこの様子を掲載していなかったので、改めて紹介しておこうと思います。
ここが端っこですね。※写真は2017年9月26日撮影
ちなみに、旧手宮線は単線(戦前は複線だったそう)で、この前までは線路にそって歩道が整備されているのですが、ここの終点付近にくると、現在は小樽市総合博物館の敷地となっている旧手宮駅に向かって線路が分岐していて、このあたりの幅は一気に広くなっています。
(小樽市総合博物館方面を見たところ)
(振り返ってここまで続く散策路を見たところ)
モニュメントがありますが、これは蒸気機関車の車輪かな。
ここを横切る道路までが旧手宮線の散策路になるわけですが、この道路にも線路は続いていて、道路を渡った先の柵で仕切られた小樽市総合博物館まで、線路は今もつながっているわけですね。
ちなみに、この右手にあるのがマックスバリュ手宮店とツルハドラッグ小樽手宮店で、道路を海側に行くと、すぐに鱗友朝市があります、
ということで、旧手宮線散策路の手宮側終点の様子でした。
この散策路が、観光客が手宮方面へと足を延ばすきっかけになってもらいたいところですが、この散策路は歩くとやっぱり結構長くて、途中に立ち寄ったり休憩できるスポットがないのがちょっと寂しいんですよね(ベンチはあるんですけどね…)。
手宮側まで来ると、国の重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店があって、海側に行くと昔ながらの面影を残す北運河や倉庫群もあるので、個人的にはいい散策路だとは思うのですがね。
※旧手宮線は幌内鉄道の一部として、1880年(明治13年)に道内で初めて建設された鉄道で、手宮線と呼ばれるのは南小樽駅から旧手宮駅の区間で、全線廃止になったのは1985年(昭和60年)です。
※参考
・吹雪の中開通祝う! 旧手宮線散策路完成 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)
・2017年4月22日付北海道新聞夕刊
【関連記事】
・旧手宮線の遊歩道整備はあと一区間を残すのみ〜最後の区間の工事の様子
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コメント
そうですね。
ここは、整備されてからよく散歩しますよ。でも、地元の人が多いかなぁ~。観光客はここまで来ないみたいですね。気持ち良いのにねぇ~。
因みに、記念の桜の木が植えて有りますが、パン屋のギャバさんも寄付しておられますよ。この前ギャバの奥さんと話しましたよ。
投稿: John 1940 | 2017年11月 4日 (土) 13時41分
John 1940さん、こんばんは。
John 1940さんも、よくここを散歩されるんですね。
確かに、歩いてる人は地元の人が多いのかな…
散策路としては、本当にいいところなんですけどね。
ギャバさんの桜の木もあるのですね。
これから何年か、桜の木が育ってくるのを見るのも楽しみですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年11月 5日 (日) 02時20分