跨線橋も渋く小さな駅舎が可愛い無人駅の「塩谷駅」の様子(補足として塩谷地区について)
先日、JR塩谷駅に行ってきました。
塩谷駅は、小さな駅舎がある無人駅です。
普段、塩谷方面に行くには、ほとんどの方はバスが車で行くと思うのですが、私もそうで、塩谷駅に降り立ったのは、いつ以来だろう(あれ?ひょっとして初めてだったかも…)。
塩谷駅の様子
塩谷駅は、JR小樽駅の隣駅で、小樽駅からは函館本線の余市・倶知安方面普通列車で乗車時間10分、片道220円です。
小樽〜塩谷〜蘭島〜余市という駅の順番ですね。
さて、塩谷駅ですが、ホームは上りと下りが別々で、小樽方面(下り)に駅舎があります。
上りと下りのホームは跨線橋で繋がってます。
いや〜、この跨線橋がなんとも渋い。
小樽駅から塩谷駅に到着すると、この跨線橋を通って駅舎側に渡ります。
※ちなみに、小樽駅で買った切符は、列車を降りる時に運転士に渡しました。乗った列車はワンマン列車といって、乗降時に進行方向一番前のドアだけが開いて、そこから降りるんですね(危うく降り損ねるとこでした)。
(跨線橋の上から見た小樽駅方面。窓がちょっと汚れてます)
(蘭島・余市方面)
無人駅で改札口とかはないので、駅舎を通らずも、その辺から駅の外に出ることになります。
こちらが駅舎内です。
無人駅なので、駅舎内はガランとしていて、券売機などもありません。
塩谷駅 - Wikipediaによると、塩谷駅は1903年(明治36年)に開業している古い駅で、現在の可愛い駅舎は、1989年(平成元年)に建てられた、比較的新しいものです。
駅の境目が分かりませんが、駅を出ると、目の前を最上町から山の間を通ってくる北海道道956号小樽環状線が走っています。
ところで、この日私が乗車した2両編成の列車の座席は、ほぼ埋まっていて、学生さんらしき乗客中心に結構な混雑だったのですが、塩谷駅に降り立ったのは、私と1組の観光客(この方たちは塩谷駅で撮影をしていました)のみだったので、乗客はその先の蘭島、余市に向かったようです。
そもそも塩谷地区といえば、多くの方が砂浜の綺麗な塩谷海岸を思い浮かべると思うのですが、ここ塩谷駅は海から随分と内陸部に入ったところにあります。
塩谷の海は国道5号線からすぐですし、塩谷方面に行くには車はもちろん、国道を通る路線バスがたくさん走っているので、そちらが便利です。列車は上り下りともに1時間に1本あるかないかですしね。
車が普及する前は、街に出るのに塩谷の多くの方が塩谷駅を利用していたとのことですが、現在は塩谷の方々もあまり利用してないでしょうね。
駅としてはちょっと寂しい状況です。
塩谷という地区について
補足として塩谷という地区についてですが、塩谷には海水浴場でお馴染みの塩谷海岸があって、塩谷漁港もあり漁業も行われてますが、山側では畑や果樹園が広がり、農業も盛んな地区です。
かつて一帯は塩谷村で、小樽市と合併したのが昭和33年(1958年)4月と、それほど昔のことではありません。
現在の塩谷は国道を挟んで海側の1丁目に山側の2丁目、そこからさらに山側に3、4、5丁目とかなり広範囲にわたってます。
ちなみに、道道956号小樽環状線を最上町から上って行くと、左に天狗山に入って行く道路(市道天狗山観光線)があって、その先に北照高校の野球場があるのですが、なんとここからすでに住所は塩谷になるんですよね。
おわりに
最近は塩谷海岸でのシーカヤック体験や青の洞窟ツアーが人気だったり、個人的には小樽の冬のイベント・雪あかりの路での塩谷会場の様子が好きで、ここ数年見に行っているのですが、それでもやっぱり塩谷方面にはあまり行く機会がないですよね。
ましてや今回の塩谷駅となると、なおさら行く機会はないかもしれませんね。
それでも、塩谷地区は歴史のある地区ですし、なかなか興味深いスポットもあるので、それらを少しずつでも紹介できればと思ってます(ということで、カテゴリー「塩谷地区」を設定しました)。
※参考
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
・小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
・塩谷村 (北海道) - Wikipedia
・塩谷駅 - Wikipedia
【関連記事】
・可愛い駅舎の蘭島駅の様子〜かつては海水浴客で大混雑した駅ですね
・小樽雪あかりの路19/「伊藤整ゆかりの地」塩谷会場の雪あかりの路
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コメント
塩谷を取り上げて下さり(人''▽`)ありがとう☆ございます。
昔はNHK朝ドラで【旅路】の舞台でもありました。遠くへ嫁いだ亡姉が懐かしく見ていて子供達に『母さんの産れたところ』と話して聞かせていたそうです。 私は現在の郵便局付近ですが…塩谷地区全部が学校一緒だったので 都会の方に不思議がられる位に仲良しこよしで絆は深いですo(*^▽^*)o
若かりし頃は毎年 丸山に登っていました
小梅太郎さんも是非 熊が出ないといいんだけど…
投稿: 梅ヶ枝の梅子 | 2017年9月21日 (木) 21時49分
梅ヶ枝の梅子さん、こんばんは。
確か、梅ヶ枝の梅子さんは塩谷出身でしたよね。
NHK朝ドラの「旅路」ですか!知りませんでした、塩谷が舞台になったそのようなドラマもあったのですね。
梅子さんは、郵便局付近ですか。塩谷地区は結びつき、絆がが強そうですね!
丸山に毎年登っていたんですか!
丸山はちょっと気になっていて、登ってみたいという気持ちはあるのですが、いかんせん体力不足と、確かに熊は怖いです…
投稿: 小梅太郎 | 2017年9月22日 (金) 02時17分