古い駅舎がとても趣あるJR南小樽駅の様子〜この古いけど味わい深い駅舎は今後どうなるのかな
小樽市民のほとんどが「南樽駅(なんたるえき)」と親しみを込めて呼ぶJR南小樽駅。
先日、この南樽駅で下車した際に、久しぶりにホームからの写真を撮ってきました。
現在の駅舎は昭和33年(1958年)に移転改築したものとのことで、見るからにもとにかく古いのですが、その佇まいはなんとも味わい深いんですよね。
特に改札をホームをつなぐ跨線橋が渋くて、この雰囲気が好きという方も多いですよね。
ただし、実際にはエレベーターなどの設備がないので、ホームに降りるには階段しかなく、ちょっと不便ではあるんです。
実は現在、近くの病院なども含む南樽駅周辺のバリアフリー化が検討されていて、ここ南樽駅にはエレベーター、自動ドア、視覚障害者誘導用のブロック、多機能トイレなどの設置が盛り込まれた、「南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想」というものも策定されています
※詳しくは小樽市HP内のこちら。
・小樽市 :南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想
現在のところ、この基本構想の目標年次は、平成38年度(概ね10年以内)ということです。
もちろん、駅が使いやすくなるのはとてもいいことで嬉しいことですが、それとは別に、この趣ある駅舎がどう変わるのかな、ということが気になるというのも正直なところです。
南樽駅については、このブログでも何度か紹介してますが、この界隈はかつて繊維問屋が集まり、とても賑わっていた地区で、現在も周辺には古い建物が残っていたりもします。
そして、元々ここが初代の小樽駅だったということで、駅名の変遷については、駅前に立つ案内板に次のように書かれてます。
明治13年(1880年)11月 開運停車場(開運町駅)
明治14年(1881年) 住吉停車場(住吉駅)
明治33年(1900年)6月 小樽駅
大正9年(1920年)7月 南小樽駅
ということで、この歴史を感じさせてくれる南樽駅の駅舎も、いつかは変わってしまうのでしょうね。
変わるのなら、利用しやすい素敵な駅になるといいですね。
南樽駅の駅舎を上から眺める量徳橋からの写真がなかったので、以前の写真から掲載します。
(2013年11月撮影)
(2015年7月撮影)
【関連記事】
・ニュースより/南樽駅に2020年までにエレベーターを設置!JR南小樽駅周辺地区のバリアフリー化素案が公表
・南小樽駅のホームから〜古いホームが味わい深い、通称「南樽駅(なんたるえき)」
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コメント
昭和33年ですか、私が真栄に居て潮見台小へ通っていた時代ですから、そりゃ古いですね。乗降客はそんなに多くは無かったでしょうが、潮陵高へ通う生徒さんなどが使っていましたね。
投稿: ccp | 2017年9月10日 (日) 08時49分
ccpさん、こんばんは。
なるほど、南樽駅の現在の駅舎が移転改築した昭和33年(1958年)は、ccpさんにとっては、そのような時代でしたか。
その頃は、もうそんなに利用者は多くはなかったのですね。
けど、その時から駅舎は変わってないというのも、なかなか歴史がありますよね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年9月11日 (月) 02時05分
利用客は少ないでしょうが、思い出を持っている方は多いと思いますねえ。
投稿: ccp | 2017年9月11日 (月) 16時54分
ccpさん、こんばんは。
この駅には、多くの方の色々な思い出が詰まっていそうですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年9月11日 (月) 23時25分