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2017年8月 8日 (火)

桜町の「長昌寺の坂」と夫婦銀杏

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坂の街・小樽の中で、桜町も坂の多い地域ですが、国道5号線から桜町本通りに入ってすぐ右側に長昌寺(ちょうしょうじ)というお寺が建っていて、ここから平磯公園のある平磯岬の高台へと上って行く坂道があります。

ここは長昌寺の坂とも呼ばれる坂道です。

(桜町通りの長昌寺の看板から入っていきます)
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(この坂道が「長昌寺の坂」)
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この坂道に関しては、小樽市HP内広報おたる連載「おたる坂まち散歩」の「第12話 長昌寺の坂(ちょうしょうじのさか)」に記載がありました。

小樽港を、その南端で守るかのようにそそり立つ平磯岬。その札幌側斜面に位置するのが長昌寺の坂です。平磯岬は、安政3(1856)年、この岬を通過した松浦武四郎(まつうらたけしろう)が『西蝦夷日誌(にしえぞにっし)』の中で「岩岬。大難所。風波の時通り難し」と書くほどの交通の難所でした。そのため人々は、長昌寺の坂を上り、平磯岬の峠を越えてまちに向かったそうです。
 坂を上ると、長昌寺の夫婦銀杏がまず目に留まります。長昌寺は、開基が文久年間(1860年代)という歴史のある寺院で、この夫婦銀杏は北海道の記念保護樹になっています。
小樽市 :おたる坂まち散歩 第12話 長昌寺の坂(ちょうしょうじのさか)

坂道に入って、少し歩いたところに、通りを挟んで2本立っているのが、引用文中にある夫婦銀杏ですね。

(ここから少し歩きます)
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(この両脇の木が夫婦銀杏)
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この夫婦銀杏は北海道の記念保護樹木になっているということで、お寺側の銀杏のところには「夫婦銀杏記念保護樹木」という看板が設置されていました。

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看板には“樹齢120年余りと推定…”と書かれてますが、それはきっとこの看板ができた時の樹齢ですよね。ならばこの看板はいつ建てられたものだろう?記念保護樹木の指定が昭和47年3月25日指定と書かれているので、その時だろうか…

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それと、長昌寺はとても歴史のあるお寺のようで、看板には“〜文久2年(1862年)に創建された小樽市最古のお寺である長昌寺〜”と書かれているのが目に止まりますね(ただ、小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)によると、本願寺別院、量徳寺などは、これより古い安政年間の創立とされているそうです)。

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さて、もちろん、この日は長昌寺の坂を上ってきたのですが、ここからさらに上って行くと、坂はかなり急になっていきます。

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結構、大変です。そして、結構長く続きます。

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昔はこの坂を越えて街に向かったとは、なかなか大変だったでしょうね。

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(途中で振り返ったところ。なかなかいい眺め)
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(この日は道路が工事中でした。結構上まで住宅があります)
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上りきった先には平磯岬の高台の上に建つ銀鱗荘や平磯公園へとつながっています。

(右に曲がると銀鱗荘。左に曲がると平磯公園)
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ということで、上までは結構大変でしたが、今回は桜町の「長昌寺の坂」を歩いてきました。

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