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2017年8月15日 (火)

小樽市中央下水終末処理場の敷地内の一角に設置されるオブジェ「フライングシャーク」

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小樽運河の海側を走る道路の旭橋から、ちょっと北側(手宮寄り)に小樽市中央下水終末処理場があるのですが、この敷地内の道路側の一角に、なにやらイルカのような銀色のオブジェが設置されてるんですよね。

北海製罐小樽工場の事務所棟の入り口の通りを挟んで向かいで、色内埠頭公園に入っていく道路との角に設置されてます。

(北側からみたところ。右が北海製罐で左が中央下水終末処理場)
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実はこのオブジェにはフライングシャークという名前がついていて、ドイツの世界的工業デザイナーのルイジ・コラーニによる作品なんですね。

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鮫と飛行機をイメージしてデザインされたものということで、なるほど、これはシャーク(鮫)だったんですね。

ルイジ・コラーニについて、詳しくは知らないのですが、なぜ、このような巨匠の作品が小樽にあるのかというと、ルイジ・コラーニは昭和59年(1984年)に開催された小樽博覧会において、会場の主建築のデザインを手がけたほか、彼の作品を展示するコーナーも設けられ、それらの作品のうちの1つが、このフライングシャークだったんですね(参考:小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス))。

この小樽博覧会については、開催されたのが私が小樽を離れている時期で、残念ながらその様子は全く知らないんですが、勝納埠頭を主会場に開催された博覧会です。

どのような経緯で、このフライングシャークがここ中央下水終末処理場に設置されることになったかは分からないのですが、ここにこのフライングシャークが設置されているというのは、ほとんど知られてないかもしれませんね。

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しかも、オブジェ前には案内板が設置されているようなんですが、確か施設の入り口には関係者以外立入禁止と書いてあったと思うので、近くで見ることができないみたい…

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人知れず展示されているというのは、ちょっともったいないですね。

ちなみに、このフライングシャークは、雪のある季節は室内にて保管しているとのことなので、見られるのは春から秋にかけてです(設置期間の詳細は分かりません)。

最後に、小樽市HP内の水道局「小樽市 :「おたる水道100年のあゆみ」の発刊について」にリンクが貼られている下水道編に、このフライングシャークについての記載があったので、引用させていただきます。

昭和59年(1984年)の小樽博覧会に展示されていたルイジ・コラーニ氏設計の噴水モニュメント「フライングシャーク」が中央下水終末処理場の噴水池に設置されています。
ルイジ・コラーニ氏はドイツの国際的な工業デザイナーで「曲線の魔術師」と言われます。「フライングシャーク」は、サメと飛行機をイメージしてデザインされています。
毎年、冬期間に取り外し屋内に保管しますが、春には中央下水終末処理場のシンボル的存在として噴水池に戻ってきます。下水道のイメージアップの一役を担っています。
下水道編(PDF 1570.0KB)(gesuidouhen.pdf)

※参考:ルイジ・コラーニ - Wikipedia
※小樽の出版・編集制作プロダクション・ウィルダネスさんのブログに記載がありました。
あの巨匠の作品が小樽に!! 〜ルイジ・コラーニのオブジェ〜 : ときどきの記 by 小樽の出版社“ウィルダネス”


(こちらが中央下水終末処理場の建物)
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